12月4日、青山の根津美術館へ行った。
特別展「江戸の茶の湯」を楽しみにしていた。
だいぶ前に読んだ本2冊「利休遺偈」(井ノ部康之)と「豪快茶人伝」(火坂雅志)を
新たに読み返し、「江戸の茶の湯」に想像を膨らませていた。
特に、印象に残ったのは、表千家七代如心斎と不白の師弟関係。
その展示物から、二人の強い絆が伺われる。
そして、「利休遺偈」を巡って、江戸中期の豪商 冬木屋(店の屋号)主人
上田小平次、喜平次などとの書簡のやり取り。
小説の世界は、作家の創造物だが、その元になった史実を、自分の目で
確かめることができた。
又、不白さんの一行書、なかなか良い。(「無心雲自閑」など)
俳人でもありました。
というわけで、楽しい美術鑑賞でした。