彦四郎の中国生活

中国滞在記

日本への一時帰国の目的の一つは、大学在学中に学生が留学(短期・中期)できる大学を探すこと

2017-04-28 06:37:58 | 滞在記

◆前回のブログで、「櫻は3月上旬から5月上旬までの1ケ月間---」とありましたが、「櫻は4月上旬から5月上旬までの1ケ月間----」の間違いでした。訂正いたします。

 今回の日本一時帰国の目的の一つの中に、「閩江大学の学生が在学中(3回生時・4回生時)に 日本の大学に短期(2週間〜1カ月間)又は中期(4カ月間〜6カ月間) 留学できる大学を探すための問い合わせ」をすることがあった。日本語学科主任の何琴先生からの依頼であった。2018年9月に、「福建省重点大学」の認可を受けるために現在、 大学で さまざまな取り組みが行われている。学部の新設、大学院の新設、施設の増大、研究組織の拡充、博物館の新設などのための建物(33棟)の増設も始まってきた。さまざまなプロジェクトも始まり、日本語学科のプロジェクト計画の一つが 日本への「大学在学中の留学」の実施がある。今後5〜6年間をかけてこれらが具体化されるかと思われる。

 日本滞在の期間は実質1週間ほどしかなかったので、関西の有名私立大学4校(立命館・同志社・関西・関西学院)のうち、自宅から割と近い3校(立命館・同志社・関西)の国際課を直接訪問し、問い合わせをすることとした。

 4月19日(水)、京都市内の立命館大学衣笠キャンパスの国際課に行き、担当者に会い話を聞く。その結果、「①夏と冬の2回の短期セミナーを実施しています。②前期(4月上旬〜)と後期(9月下旬〜)に留学生を受け入れています」との回答があり、パンフレットなどを受け取る。この①と②は大学間の協定がなくても応募できるという海外の学生の留学制度。

 大学構内には、「白川静 没後十年企画4/22」や「外国人留学生 日本就職ガイダンス4/26・27、5/8」などの立て看板があった。

  立命館大学を後にして、同志社大学烏丸キャンパスに向かう。国際課に行き担当者から海外からの留学制度について話を聞く。「①は実施をしていなく、②に関しては 現在 大学間の協定がない大学の学生を受け入れる体制にはなっていません」とのことだった。大学院生については、申請があれば 協定関係がなくても 海外大学の大学院生の留学受け入れはしているとのこと。(※審査はされる)

 翌日の4月20日(木)に、関西大学千里山キャンパスにある国際課に問い合わせをする。「①は夏に3週間実施している(協定関係のない大学からの学生も受け入れている)が、②は協定関係がある海外大学の学生以外の留学生受け入れしてしていない」とのことだった。

 中国に戻り、今回の問い合わせ結果を日本語学科主任や外国語学部国際交流科科長に報告をし、今後のプロジェクト企画の参考としてもらうことになる。

◆2017年の夏休み期間、閩江大学日本語学科3回生 10人あまりが 7月上旬より 日本の大学で実施される「夏季 短期セミナー」に参加することになっている。神戸松蔭女子学院大学に5人(2週間)、そして今年より関西大学に6人(3週間)の予定で来日をする。

 ◆世界の大学評価を毎年している調査機関は 有名なものとしては10機関あまりがある。(「THE世界大学評価」「QS世界大学評価」「トムソン・ロイター世界大学評価」「CWU世界大学評価」など)  この中で最も有名で世界的な権威があるとされる世界大学評価機関が「THE世界大学評価」(Times  Higher  Education)である。これは、イギリスの「タイムズ紙(新聞社)」が2004年から始めた調査機関の世界大学ランキング評価。現在は新聞社から独立した調査機関となっている。世界にある約1万8千の大学のうち、980大学(全体の約5%)が発表される。この5%の大学に入って入れば、優れた大学という評価がされている。

 昨年度から、世界の主要国内の大学評価ランキングも開始した。昨年度実施発表はアメリカ(USA)。そして今年度は、日本の150大学が2017年3月下旬に発表された。評価基準は、「❶教育内容❷論文引用❸研究❹国際性」の4観点となっている。

 その発表結果によると、1、東京大学 2、東北大学 3、京都大学 4、名古屋大学 5、東京工業大学 6、大阪大学 7、九州大学 8、北海道大学 9、筑波大学 10、早稲田大学 11、慶応大学 12、広島大学 13、神戸大学 14、一橋大学 15、国際基督教大学 16、千葉大学 17、長岡技術科学大学 18、上智大学 19、金沢大学 20、国際教養大学 21、岡山大学 22、立命館大学 23、会津大学 24、立命館アジア太平洋大学 25、首都大学東京--------

  26以降50以内順位での、関西の他の主要大学では 35、同志社大学 40、関西学院大学 47、大阪市立大学などとなっていた。また、関東の他の主要大学での50位以内としては、27、東京外国語大学 32、東京理科大学 33、横浜国立大学 34、明治大学 50、青山学院大学 などとなっていた。

 

 

 

 

 

 

 


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