彦四郎の中国生活

中国滞在記

今日・明日・明後日、1年間の広島大学留学に3回生の学生たち11人が旅立つ

2018-09-27 21:57:54 | 滞在記

 9月11日(火)の午後の5・6時間目の授業が終了した5分後の3時45分に、この1年間(2017年9月末から2018年8月末まで) 広島大学iに留学していた2人の学生(新4回生)と、新たにこの9月末から1年間 広島大学に留学する学生たち11人に 教室に集まってもらった。9月下旬に日本に行く予定なので、来日まであと2週間ほどに迫った日だった。

 広島大学東広島キャンパスは、丘陵地を拓いてつくられた広大な新しいキャンパスだが、秋になると紅葉が美しくなるようだ。

 まず私の方から20分間程、作成したパワーポイントを使って、「広島の街のこと、交通のこと、生活のこと」など、今年の8月に広島に行った時のことなども紹介しながら説明した。次に、前年度に1年間の留学生活を送った先輩たちにそれぞれ留学体験について話してもらった。その後、いろいろな質疑応答時間。全体で45分間の集まりとなった。

 この日は、広島大学への11人の他に、神戸松蔭女学院大学に1年間留学する学生1人も参加していた。合計12人だが、この中の4〜5人は、とても優秀な学生。この優秀な学生が、1年間いなくなるのは、いままで授業を熱心に受講していた中心となり信頼できるたち学生だっただけに、閩江大学日本語学科3回生の授業を行う場合、教員側としてはちょっと辛いところもある。

 大型台風24号が現在、日本列島に進路を取り始め、9月30日には九州南部に上陸し、四国・本州を縦断しそう。留学生たちは、ほぼ全員が、それぞれの中国国内の空港から、今日・明日・明後日(27日・28日・29日)中に日本の各空港(関空・神戸・福岡・中部など)に向かう。ちょうど、台風の進路が幸いし、9月中旬に立命館大学大学院入学のために日本に行った沈さんの時のような欠航の苦労はないだろうと思われる。

 昨日の26日、プロ野球セリーグ、広島カープが3年連続のリーグ優勝を果たした。本拠地での試合での優勝決定に広島の街は歓喜に包まれたようだ。広島カープは「市民球団」として、原爆投下の悲劇からまもない戦後につくられた。他の球団にはない「市民がつくり、市民に愛され続けた球団」がカープだ。1984年以来、「日本一」(クライマックスシリーズ)になったことがないので、「日本一」に向けて、この10月は広島の街の人々の心は しばらくは熱く燃えるだろう。

 この街に留学生たちは行くこととなる。中国では「野球のやの字もない」国柄。私のいままでの5年間の中国生活で、草野球はおろが、キャッチボールをしているような光景さえ、一度も見たことがない。(※アメリカ・日本・台湾・韓国以外の世界の国々の現実はこんなもんだろうか。サッカーのように世界に愛されるスポーツではないようだ。)

 赤い野球ユニフォーム姿の人々が広島市民球場のそばにある「JR広島駅」を埋め尽くす光景に、留学生たちはどんな印象を受けるだろうか。中国人はとても赤が好きなのだが。

 

 

 

 

 


コメントを投稿