彦四郎の中国生活

中国滞在記

久しぶりの露店市—ドラゴンボートに乗る人たち

2018-10-01 15:50:43 | 滞在記

 9月22日(土)から24日(月)まで、中国は3連休となった。9月24日(月)は中国の祝日(中秋節)、この日は月餅を食べながら中秋の満月を眺める日。3日間も休みがあると日本ではいろいろと行くところや人と会ったりもして楽しみな連休となるが、中国での私の生活では暇を持て余して、一層の孤独感も募る。外に出ればまだまだ真夏日、ポツンと、一人、アパートで過ごすことも多い。

 ずっとアパートにいると精神的にもよくないので、23日(土)は、大学の授業準備などに一区切りついたところで、久しぶりに市内の「露店市」に行くことにした。アパート近くの橋の下では、団地の人たちが大勢、社交ダンスをして楽しんでいた。40才代から60才の人たちだ。バス停に向かう途中の陸橋にはハイビスカスが咲き、10月1日からの「国慶節(1週間の祝日)」に向けて、色とりどりの旗が立てられていた。

   バスに乗って15分くらいで露店市が毎週末の土日に開かれている場所近くに到着。ハイビスカスの花がまだきれいに咲いている。犬や鳥(主に鳩)や猫が売り買いされている場所に行く。狭い籠に動物たちが詰め込まれ、買い手がついたらビニールポリ袋に入れられて売られていた。

 鳩は中国では食用で、市内のいたる店で売られている。犬は食べるために買う人と飼うために買う人がいる。猫を買う人はどうするのだろうか?と学生たちに聞いてみたことがある。猫は食べないよと言っていた。大きなカジュマルの木が、大きく広がる枝と何十本もの根を垂らしている。市内には、このようなカジュマルは多い。

 この露店市のそばの川に、6月の端午節でパレードがされるドラゴンボート(龍舟)に人が集まっていた。龍舟への試乗体験会なのだろうか、女性達も舟に乗り込み、櫂を持って舟をこぎ始めた。

 露店市が開かれているエリアに行った。たくさんの露店とたくさんの人で埋まっていた。モップを持って歩き売りをしているおばあさんなど、さまざまな売り手の人と客で、活気ある雑踏、中国人の生きるためのエネルギーが発散している場所でもある。ここでは、「建盞天目茶碗」などもたくさん売られていて、この5年間、目利きをしながら、「手ごろな値段でいいもの」を探したりもしてきた。

 露店市を後にして、バスに乗り市内中心部にあるフランス系スーパーマーケット「カルフール」に行き、毎朝食べるパンにつけるジャムなどを買いに行った。

 

 

 

 


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