彦四郎の中国生活

中国滞在記

今日、中国の福州に戻ります―中国:遼寧省「大連」のこと

2017-02-11 07:55:41 | 滞在記

 2月9日(木)、前日の8日に日本に帰国した亀田さん(遼寧師範大学教員)と京都市内で会った。遼寧師範大学がある遼寧省の大連は、中国東北部(旧満州)の都市の中では、最も日本企業が多い街である。かなりたくさんの日本人が住んでいるらしい。半年ぶりの再会となるかと思うが、積もる話に あっという間に2時間が過ぎた。

  遼寧省は冬は寒さがとても厳しいので、大学の冬休みは 中国南部の大学より長いようだ。

 亀田さんが、「ちょっとした土産です。」と渡してくれた雑誌(マガジン)。なんとこれは、大連に住む日本人向けに作られた雑誌だった。毎月発行されている月刊誌のようで、2016年11月号と12月号の2冊だった。日本人にとって必要な、さまざまな情報(※例えば、「日本人向け病院」「街のイベント」「サークル紹介」「求人広告情報」「日本に帰国した場合の就職斡旋情報」「日本料理店やクラブ情報」「春節時の日本人イベント紹介」「県人会情報」「日本の各大学の同窓会情報」などなど--)

 まあ、私が住む福州は日本人が180人くらいだが、日本人がかなり多く住む「大連」「北京」「上海」「天津」あたりでは、日本人が生活するには いろいろな日本人向けの場所があり 羨ましく思ったな。一度、今年度中に「大連」に行ってみたくなった。

 この日の夕方、四条大橋のたもとで、立命館大学大学院に留学している林さん・李君と待ち合わせをした。先斗町にある店に入って食事をした。この店には 懐かしい階段があった。明治・大正・昭和の3時代のレトロ雰囲気満載の店だった。値段も手ごろ。

 先斗町で食事後、近くの木屋町の高瀬川沿いにある居酒屋「おかめ」に行く。李君が、歌い始めたのは中国語の歌だった。私が「ええ!この店、中国の歌もあるんだな!!」と驚いていたら、この店の女将さんか「へえ!!中国語で歌ったお客さんは、この店は30年やってますけど 初めてですわ!!」と京都府の丹後弁で話していた。林さんも歌を歌った。

 学生たちと9時半ごろ「さようなら」をして、酒の後に食べたくなってしまう「一銭洋食」(祇園)の店に立ち寄った。ここもレトロ雰囲気満載だ。和装女性の蝋人形がなんともいえない雰囲気の店でもある。

 2月10日(金)、中国へ送る荷物の準備等。夕方に、自宅近くの水田に行く。寒い寒風の中、夕日が美しい。水田の道端にある地蔵に、家族や友だち、親しい人たち そして私の 今年1年の平安・幸福をお願いする。亡くなった父母・祖父母にも ここで祈る。

 日本に帰国して1か月あまりの滞在だった。あっという間に時が過ぎてしまった。会いたい人や行きたい場所なども いろいろあったのが心残りだが---。

 2月11日(土)の今日、中国に戻ります。14日(月)から大学の後期(2学期)が始まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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