彦四郎の中国生活

中国滞在記

福建師範大学倉山校区(キャンパス)①―福建師範大学という大学―

2015-11-20 09:18:28 | 滞在記

 福建師範大学には4つのキャンパスがあるが、その中心キャンパスは、福州市内にある「旗山校区(新キャンパス)」と「倉山校区(旧キャンパス)」である。旗山キャンパスは広大だが、倉山キャンパスはそれに比べてそれほど広大ではない。しかし、かなり広い。このキャンパスには現在、文学部や外国語学部、経済学部、地理学部、国際学部などの学部がある。

 福建師範大学は百年の歴史を持ち、1907年に清のラスト・エンペラーの師匠にあたる陳宝琛が創立。現在、27の学部と多くの大学院(修士・博士課程)をもつ総合大学である。学生数は約2万5千人(内:院生が約3000人、海外からの留学生も多い。) 約2500ある中国の大学でのランキングは100位以内に入る名門大学の一つらしい。福建省内92大学中では3位(1位厦門<アモイ>大学、2位福州大学)、で いわゆるエリート大学の一つになっている。

 倉山キャンパスには、歴史的な建物が多く残っている。国際学部やさまざまな研究所のある「勝利楼・和平楼・民主楼」の建物などは荘厳な感じすらする。

 和平楼を道路から見る。西洋と中国が合わさった、見事な建築物だと思う。

 和平楼から道路をはさんで、「留学生」たちの宿舎会館がある。17の国から来ているという留学生はどれだけいるのだろうか。かなりの数になるようだ。ちなみに日本人留学生は10人ほどいるらしい。

 和平楼・勝利楼・民主楼などの建物群の近くに、古くからある教職員寮の建物があった。また、昔の学生寮に使っていたような建物もある。「福建師範大学武装学院(学部)」の運動場が見えた。市内中心部方面に落ちる夕焼けが美しい。この「武装学部」というのは、いったいどんな学部なのだろうか。



コメントを投稿