彦四郎の中国生活

中国滞在記

故郷の友人たちと3カ月半ぶりに自宅外での酒を飲む―杜若(カキツバタ)やアジサイの季節の近江八幡の八幡堀

2020-07-10 03:07:37 | 滞在記

 6月13日(土)の午後、京都から故郷の福井県南越前町に向かう。新型コロナウイルスの感染拡大問題のこともあり、一人暮らしの母のようすを毎月見に行っている。琵琶湖西岸の坂本城址に立ち寄った。一昔前、雨不足で琵琶湖の水位がとても下がった時に、坂本城の石垣が湖岸で発見された。そのことを6月上旬のテレビ番組で報道していた。この日、けっこう激しい雨が降り風もあったので、湖面が波立ち、湖底の石垣ははっきりとは見えなかったが、石垣のように並ぶ大きな石の列を観ることはできた。

 坂本城の本丸・二の丸推定地の近くに「明智塚」と書かれた場所があった。坂本城が落城した際、明智光秀の家族や一族たちの多くもこの城で命を落とした。それらの人々の遺骸の一部を当時の地元の人々が葬って弔った塚のようだ。アジサイの花が雨に打たれて咲いていた。ドラマ「麒麟がくる」放映で注目が集まり始めた坂本城のあった地区の国道161号線(湖西道路)の歩道には明智家の家紋である桔梗(ききょう)が描かれていた。

 雨の中の湖西道路を福井県に向かう。滋賀・福井の県境の山中峠を下ると昔からの交通の要衝"疋田"。いくつもの街道がここに集まる。古城・疋田城址に立ち寄る。ここもアジサイの花が雨の中で咲いていた。

 故郷・南越前町の越前海岸に着くころ、雨雲の切れ端から夕日が少し見え始めていた。

 自宅に立ち寄った後、友人の松本雄一君の家「渓流荘」にて、同じく友人の山本隆徳君も合流して3人で夕方に集まった。新型コロナウイルス感染拡大にともなう自粛要請や緊急事態制限が続く中、自宅以外で酒を飲むことは2月下旬以降はなかった。3カ月半ぶりの自宅外でのお酒だった。河野川の渓流沿いにあるアジサイはまだ色付いていなかった。猟師の雄一が獲った鹿や猪や熊の肉を食べる。この夜、ここの囲炉裏の横で一晩眠って朝自宅に戻った。

 14日(日)、この日も福井県は激しい雨。京都への帰路、滋賀県の湖北地方に入ると雨は小康状態に。湖東の琵琶湖沿いの道を行く。途中、彦根城に立ち寄る。いつ来ても見事な城郭だった。何箇所かのヴォーリズの建築を見るために豊郷町の旧豊郷小学校や近江八幡に立ち寄った。

 近江八幡の八幡堀(はちまんぼり)のアジサイが美しい。

 また、菖蒲(しょうぶ)や杜若(かきつばた)や菖蒲(あやめ)の花が美しい。

 


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