今放送しているテレビドラマでは、『下剋上受験』(阿部サダヲ主演)と『就活家族』(三浦友和主演)が面白い。日本に帰国していた期間、録画をしながら毎回見ていた。特に、『就活家族』は、就活の話を身につまされる思いもしながら視聴している。三浦友和さんは、学年は1つ上だが、私と同じ年に生まれている。1974年に『伊豆の踊子』に山口百恵の相手役としてデビュー、その翌年の75年『絶唱』、76年に『春琴抄』、80年に『古都』に山口百恵とともに主演している。また、「赤い疑惑シリーズ」のテレビドラマに70年代後半より これも山口百恵とともに出演してきた。80年に、山口百恵と三浦友和は結婚した。
―三浦友和― 1952年1月生まれ、山梨県塩山市出身。父は巡査(警察官)。小学3年の時、東京に転居。都立「日野高校」の同級生に「忌野清志郎」がいる。忌野の「才能のない奴は大学に行け!」という言葉に衝撃を受け、自分も音楽で食べていけるんじゃないかと勘違いしてしまい、当時 大学進学率97%の進学校にいたにもかかわらず、大学受験をせず、人生が変わってしまったと三浦は語っている。―
中国の1980年代前半、中国の人々は 男性は山口百恵を熱烈に恋し、女性は 高倉健に憧れた。今の40代後半から60才前半の年齢層の人たちである。この当時、男も女も高倉健にかぶれ、男は高倉健のように無口を装い、女は無口な男に憧れたといわれている。おしゃべりな男は もてなかった中国の一時代だったようだ。
三浦友和さんは、50代以降 いろいろなドラマや映画に出演し、若い時とまた違った魅力をもち活躍を続けている。同年代としても励まされる。
さて、話は変わるが、2月19日(日)、露店市で映画『絶唱』の小冊子を見つけて買った日。露店市を後にして、市内の中心地にある「カルフール」というフランス系のスーパーマーケットに行き、桃やパイナップルの缶詰を大量に買って、バスでアパートの近くに帰る。アパートの近くの小さな公園の机(ベンチ)に、中国将棋やオセロやマージャンが常設されている。若い女子学生たちが麻雀やオセロをして楽しんでいた。
アパートの建物がある棟の下の共同ゴミ箱には、布団や毛布が棄てられ、そこが暖かいので 五匹の野良犬の子犬たちが、遊びながら過ごしていた。中国は野良犬天国で そこら中に 犬が自由に徘徊している。私は、中国に来る2013年までは犬がとても苦手というか怖かったのだが、今は 慣れてきてしまって 犬が足元を通り過ぎても全然気にしなくなってしまった。