彦四郎の中国生活

中国滞在記

福州は春の季節となっていた―中国に戻ってのこの一週間、「冬・春・初夏」の気温―

2017-02-19 20:07:56 | 滞在記

 2月11日(土)、中国に旅立つ日の昼食に「天婦羅」を作ってくれた。フキノトウやタラの芽などの春の山菜の天婦羅とサンマを焼いてくれていた。そして、2月3日の節分の日用に買ってくれていた「豆撒き」を一週間遅れだが、「鬼は外、福は内」をして、空港行バス乗り場まで送ってもらう。バス乗り場は、粉雪が吹雪いていた。

 関西国際空港は、春節期間の日本旅行を終えて中国に帰国する人たちの長蛇の列ができていた。午後7時30分発の「厦門(アモイ)航空・福州行」に搭乗。

 3時間15分ほどで福州の空港に到着した。現地時間は午後9時45分(日本時間午後10時45分)。空港には亜熱帯植物のジオラマが展示されていた。10時半頃福州市内行きの空港バスに乗車、1時間ほどで市内に到着。アパートのある団地の入り口には、元宵節の赤い提灯が飾られていた。結局、アパートには、翌日12日(日)の午前0時半に着くこととなった。5時間ほど眠り、朝、NHKニュースを見ていたら中国の「元宵節(小正月)」のニュースが流れていた。11日は 中国の春節を締めくくる「小正月」だったのだ。朝から「爆竹」のバンバンバンバンという音が部屋からもよく聞こえていた。

 小正月の12日、中国の福州はまだ冬の気温だった。朝は4度くらいと寒い。日中も12度くらいの気温だった。。

 いよいよ2月13日(月)から、大学の後期(2学期)が始まった。授業は全学的に14日(火)から始まることとなっていた。このため、12日・13日には大学の研究室に行き授業準備に いろいろと頭を使う。まだ寒さは残っていたが、季節的には 福州は春が始まっていた。13日頃から、朝はストーブが必要なほど寒いが、日中は15度以上の気温となってきた。大学内のブーゲンビリアが この季節でも ピンク色に咲いている。

 大学構内の植物は、「春」を告げる花々が咲き始めていた。コブシの白や紫の花、レンゲの花、スミレの花、そして桃の花も開花し始めていた。この時期でもハイビスカスの花が少し咲き残っている。

 ツツジの花も咲いている。スイートピーの花が咲き、菜の花も5分咲きといったところだろうか。日本の京都と比べると季節が1か月間ほど 早く訪れているようだ。

 13日(月)の夕方、大学の北門のバス停付近には、遠い故郷から大学に戻って来た学生たちの姿がたくさん見られた。14日(火)から授業が始まった。2月16日(木)と17日(金)は、日中に気温が急上昇し、初夏のような気温で27度まで上がったので、女子学生たちの日傘がたくさん見られた。中国に戻ってのこの一週間、「冬・春・初夏」の気温が目まぐるしく変化した。ずっと熱があり、体もだるく、体調がすぐれない一週間だったが、ようやく18日(土)になって熱が下がって平熱となった。とても長く長く長く感じた、そして疲れもあった一週間だった。