(以下、デーリー東北新聞社から転載)
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外国人へ“やさしい日本語”ネット教材開発(2014/03/12 16:07)
災害時、外国人に正確な情報を分かりやすく提供する「やさしい日本語」の研究を進めている弘前大学人文学部社会言語学研究室は11日、「やさしい日本語」の基礎文法が学べるインターネット教材を公開した。
「やさしい日本語」では、小学2~3年生で習う程度の漢字や言葉を使い、普通より分かりやすく表現している。
教材では、アニメーションを見ながら、▽簡潔な短文で表現する▽二重否定の表現は避ける▽時間表記を統一する―などの表現方法が学べる。
日本で一般的に使われている「ライフライン」や「ダイヤル」は、原語と意味や発音が異なるため使わないといった注意点についても理解できる。
同研究室が2013年12月と14年1月に、仙台市内の日本語学校に通う外国人85人を対象に、災害時に市町村で使う日本語と「やさしい日本語」のどちらが理解できたかを調査。「やさしい日本語」の理解度は普通の日本語表現の約1・4倍だったという。
青森県内に14年1月末時点で、住民登録している外国人は2001人もいる。同研究室の佐藤和之教授は「やさしい日本語のルールを理解し、うまく活用すれば、外国人の皆さんも復興の力になってくれるはずだ」と話している。
「やさしい日本語~基礎文法編~」は、検索エンジンに「弘前大学 やさしい日本語」と入力すると閲覧できる。(松倉宏樹)
※詳しくは本紙紙面をご覧ください。有料携帯サイトにも掲載しています。
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外国人へ“やさしい日本語”ネット教材開発(2014/03/12 16:07)
災害時、外国人に正確な情報を分かりやすく提供する「やさしい日本語」の研究を進めている弘前大学人文学部社会言語学研究室は11日、「やさしい日本語」の基礎文法が学べるインターネット教材を公開した。
「やさしい日本語」では、小学2~3年生で習う程度の漢字や言葉を使い、普通より分かりやすく表現している。
教材では、アニメーションを見ながら、▽簡潔な短文で表現する▽二重否定の表現は避ける▽時間表記を統一する―などの表現方法が学べる。
日本で一般的に使われている「ライフライン」や「ダイヤル」は、原語と意味や発音が異なるため使わないといった注意点についても理解できる。
同研究室が2013年12月と14年1月に、仙台市内の日本語学校に通う外国人85人を対象に、災害時に市町村で使う日本語と「やさしい日本語」のどちらが理解できたかを調査。「やさしい日本語」の理解度は普通の日本語表現の約1・4倍だったという。
青森県内に14年1月末時点で、住民登録している外国人は2001人もいる。同研究室の佐藤和之教授は「やさしい日本語のルールを理解し、うまく活用すれば、外国人の皆さんも復興の力になってくれるはずだ」と話している。
「やさしい日本語~基礎文法編~」は、検索エンジンに「弘前大学 やさしい日本語」と入力すると閲覧できる。(松倉宏樹)
※詳しくは本紙紙面をご覧ください。有料携帯サイトにも掲載しています。