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2006-10-11 12:39:59 | Sports:football
 Jリーグ.忙しくてまともに見たのはG大阪と磐田の一戦のみ.

 正直なところG大阪には厳しい試合だろう,という予想だった.というのも磐田は気付けば上位に顔を出してくるほど調子を上げていた.監督が変わって以降もしばらくもたついたものの,最近ようやく機能しだし調子を上げてきていた.

 基本的に今のJリーグは「走れれば強い」というのがある.最近磐田はその走れるチームの仲間入りをしてきた.その「走れる」の中でより効果的,より個人能力の高いチームが上位に顔を出してきている.
 磐田はまだ監督の掲げる「強かった頃の磐田の流れるようなパスワーク」というのはあまり見当たらないが,それでも運動量が増えてきて見ごたえのあるサッカーをしだしたのは間違いない.福西がいない理由は知らない(怪我?)が,それも1つの良い要因になっているのだと思う.とりあえずサイドの太田の運動量が半端でなく,そこに強力なFW前田が絡む.この2人はいつ代表に呼ばれても不思議でないパフォーマンスを見せていると思う.そして監督交代後出てきた才能上田.そして中盤のダイナモファブリシオ.彼らの個人の力で完成していないシステムを補っている.
 一体前監督は何をしていたのか・・・.

 しかし試合はG大阪ペース.開始直後から圧倒的に支配した,と思ったら失点.背の低いDFの裏で決められた.あの背の低いDFはやはり抜けが多い.その後もG大阪はペースを握るがどうも前線が機能しない.とにかくマグノアウベスのパフォーマンスが悪い.一人でもがいている感じでチームにフィットしていない.そんなときに上田の見事なシュート.勝たなければならないG大阪にはこれが全てだった.

 この日はG大阪はいつもより運動量が少なかった.ボールに対するプレッシングも甘く,相手を自由にさせる時間が多かった.特にいつも安定したプレーをする橋本が悪く,ついでに明神もあまり効果的に仕事が出来ていなかった.このあたりが苦しんだ要因だろう.


 あと,ちょっとだけ見た浦和と千葉の試合.まぁ退場で試合は終わった.小野がいない浦和は運動量豊富で10人で耐え切れるものではないのは明らかだった.ただ千葉はそれでも10人でその後試合を押していた時間もあったのだからさすがだ.11人だったら・・・.PK与えるならイエローにして欲しかった.
 しかし浦和が走るチームになるのだけは勘弁して欲しい.どう考えても勝ってしまう.小野のスタメン復帰に期待しよう.


 そして好ゲームが期待された甲府と広島.同タイプのチームなので佐藤,ウェズレイ,柏木,青山,駒野,服部,森崎とタレントの揃っている広島が優位か?と思った.しかし結果は一人の抜けた才能をもつ甲府の勝ち.分からないものだ.試合はフィニッシュでお互いもたつくような印象があった試合だった.ホームアドバンテージというものがここにはあるのかもしれない.グラウンド幅が狭いとか.


 ちなみに天皇杯の横浜FCとバ神戸.横浜はちょっと面子が酷かった.J2でレギュラーの取れない選手,というのが試合に出ていた.対する神戸には昨年J1で優勝したチームの森岡がいる(ちょっとビックリ).そこに和多田も加わり,あとは各人がモチベーション高く走る.J2の控えでは試合を決める能力は無かった.
 J2上位が結構負けたところを見ると「昇格に全力」ということだったのだろうか?


 J4がJ2を負かす.これぞ天皇杯.勝ったチームの地元が盛り上がっただろう,と思ったけど神戸と静岡と企業じゃあ駄目か.栃木は盛り上がったかな?ロッソや岐阜が勝ってればまた面白かったのだが.

 ちなみに水島はボロ負け.ファジアーノなんて出ても無いし地域リーグでも負け.JFL狙うどころか出ることさえ厳しいかな・・・.まぁ優勝争いはきわどい方が経験になる,という前向きな捉え方で・・・.なんて言うけど今年JFLに絶対行かないと.とにかく速く上がりたい理由は「サッカーが盛んになる前に」=「NPBがなくなる前に」ということ.他の自治体がたくさんJを目指し始めたら,岡山みたいな土地だと可能性が低すぎるし.

 あと3年NPBが現状の規模で続くとは思えない.3年後にJ2はチームの目標.厳しいな.