地震被災地に台風、屋根のシート破れる 京都南部

2018-08-09 14:30:11 | 災 disaster

 29日午前に近畿を通過した強い台風12号の影響で、京都府山城地域では倒木による道路の通行止めが相次いだ。6月の大阪府北部地震で民家に多くの被害が出た八幡市では、屋根を覆うブルーシートが破れたり剥がれたりして住民が対応に追われた。

 地震の爪痕が残る八幡市の八幡地区。会社員(59)宅では屋根に掛けていたシートが破れ、29日朝から、家族らが掛け替え作業に汗を流した。「地震で少しずれていた瓦が、今回の風で大きくずれた。雨漏りがして、2階の部屋や廊下は水浸しです」と話した。

 城陽市富野の木津川堤防では13メートルある市の「名木・古木」のエノキが縦に裂け、半分が倒れた。同市平川の平井神社でも倒木があり、一時、市道をふさいだ。

 府道大津南郷宇治線は倒木で、宇治田原町高尾から滋賀県境までが通行止め。木津川の増水で、八幡市と久御山町を結ぶ上津屋橋(流れ橋)、笠置町の潜没橋、精華町内の堤防沿いの自転車道の一部も通れなくなった。28日夜から29日朝にかけて京田辺市で6世帯12人に避難勧告が出された。木津川市の24世帯39人をはじめ山城地域で計145人が避難所の公共施設などに一時、身を寄せた。

【 2018年07月30日 09時31分 】

 



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