「居場所づくり」で意見交換 長岡京で交流会

2013-07-31 14:09:51 | 会 party
 京都府長岡京市社会福祉協議会は、ふれあいサロン交流会を30日に長岡京市中央公民館(同市天神)で初めて催した。市民が主体となった高齢者や子育て世代などの居場所づくりについて意見を交わしたり、情報を交換した。

 地域住民のサロン活動は、幅広い人たちが自由に交流できる場として、福祉や防災、街づくり、子育てなどの面から重要性が高まっている。同市社協は、2011年度から「ふれあいサロン活動」支援事業を始め、本年度は15団体が登録している。

 この日は「みんな違ってみんないい 私たちの居場所はこんなところ」をテーマに、4団体の運営に携わる代表者や世話人が活動を発表した。

 元医院の診察室を無償で借りて11年目になる「サロンむらい」は、参加者もボランティアも高齢化するなか、「お互いさまという気持ちで無理せずに楽しむことが長続きするひけつでは」と話し、赤根自治会館の「あかねサロン」は茶会や食事会、パソコン、パッチワークなど多彩な集まりを紹介した。

 子育て支援NPO法人が母体となる「ベビーroom」は「初めての子育てで戸惑う母親もいるなか、互いの子の成長を喜び合い、つながりを深める場はますます必要です」と語り、自宅を高齢者に開放している「サロン華」は、配食活動について「しんどくても出会いや喜びは大きい」と思いを伝えた。

 参加した12団体、約20人の人たちはグループワークで「みんなが楽しめるゲームの種類は?」「途中で参加した人が、うまく溶け込むには?」など疑問やアイデアを出し合ったり情報を交換した。

 長岡京市社協は本年度、こうしたサロン活動を紹介したマップを製作し、配布をめざしている。

【 2013年07月31日 11時41分 】


大山崎から全国小学生ソフト出場 初戦突破へ猛練習

2013-07-31 14:08:01 | 習 learn
 京都府大山崎町の小学生ソフトボールチーム「大山崎ジークバード」が、8月3日から福島市で開催される第27回全日本小学生男子ソフトボール大会(日本ソフトボール協会主催)に京都府代表として出場する。子どもたちは初戦突破を目指して、猛練習に取り組んでいる。

 チームは小学1~6年の17人で、試合への出場に人数制限はあるが女子選手も3人が所属している。日曜日の午後を中心に、同町円明寺の第二大山崎小グラウンドで練習している。

 全国への切符は、4月に宇治市であった京都府小学生春季ソフトボール大会に優勝して手に入れた。全国大会は8月3~6日に福島市で開かれ、トーナメント形式で48チームが参加する。大山崎ジークバードは千葉県の松戸JSLグリーンレイズと対戦する。

 監督の坂上雅彦さん(40)は「打で勝っていけるチームで、守りも女子選手2人による投手の2枚看板が売り。全員の力で勝ち取ってほしい」と話す。

 全国への挑戦は3回目だが、まだ勝利はないという。キャプテンの第二大山崎小6年井上勢那君(11)と副キャプテンの同6年小梶実祝さん(11)は「まずは一勝を目指したい」と意気込んでいる。

【 2013年07月31日 11時34分 】


「緑の教室」で住民夕涼み 向陽小が環境教育で設置

2013-07-31 14:05:56 | 習 learn
 京都府向日市向日町の向陽小で環境教育や猛暑対策の一環として初めて設置した「緑の教室」では、植物の葉が少しずつ成長し、竹の床なども整えられた。夕涼み行事に合わせて地元の人たちに披露され、2学期には学校行事でも活用する。

 同小は昨年度、節電が社会的な問題となるなかでPTAを中心に「クール化計画」と銘打って「緑のカーテン」やミストシャワーを設置。地元産や天然素材を活用したカーテンは環境省主催の全国フォトコンテストでアイデア部門の最優秀賞に選ばれた。本年度は5月にゴーヤーの種・苗を阪急東向日駅前で市民に配布したりミストシャワーを設置した。

 新たに取り組んでいる緑の教室は、地元産の竹や天然素材のひもを組見合わせた骨材で外枠をテント状に建てた。壁面や屋根をゴーヤーやアサガオ、ヘチマなどつる性植物による緑のカーテンで覆うよう、苗を植えた。1学期の終盤には竹材の専門家の指導を仰いで児童と保護者が竹材を組み合わせて床作りにも取り組み、住宅メーカースタッフによる出前講座で、「街と緑」をテーマに学んだ。

 現在は植物が全体を覆うまでには至っていないが、このほどPTAが催した夕涼み行事ではスダレを掲げ、浴衣姿の児童たちが地域の人たちや教諭を出迎えた。そばでミストシャワーが水を噴霧するなか、床に座った人たちは「涼しい風が通るね」と心地よさを味わっていた。

 緑の教室がじゅうぶんに成長した2学期には、運動会の練習などでの休憩場所などに活用することを予定している。

【 2013年07月26日 11時45分 】


皿回し、お手玉…サーカス体験 長岡京

2013-07-29 14:13:56 | 習 learn
 京都府長岡京市のNPO法人「おとくにパオ」が中心になって、人形劇公演の事前イベント「パオフェスタ2013 みんなのサーカス村をつくろう!」を28日、同市天神の市中央公民館で催した。

 同NPOは、長岡京記念文化事業団などと共催で10月27日午後2時、人形劇団むすび座の「ピノキオ」を、府長岡京記念文化会館で催す。

 この日の催しは、劇中で重要な舞台となるサーカスの場をテーマに開催した。

 皿回しやお手玉、パントマイムなどの体験コーナーや色とりどりの衣装の製作コーナー、サーカスやピノキオに関する本の展示コーナーなどが設けられた。子どもたちはサーカスやピノキオの世界に、ひとあし早く触れて楽しんでいた。

 人形劇団むすび座「ピノキオ」公演の前売りチケットは、府長岡京記念文化会館で発売している。子ども(3歳~中学生)2千円、大人2500円、親子ペア4千円。

【 2013年07月29日 11時05分 】

竹の輪ゴム鉄砲や糸引きトンボ 長岡京でおもちゃ作り教室

2013-07-29 14:11:58 | 創 creation
 竹のからくりおもちゃを作る「ふれあい竹細工教室」が27日、京都府長岡京市神足2丁目の市立神足ふれあい町家で開かれた。親子連れらが、地元西山産の竹を使った昔懐かしいおもちゃを作って遊んだ。

 ゲームに慣れた子どもや若い親たちに、先人の知恵が詰まった手作りおもちゃの魅力を伝えようと毎年催している。この日は2回に分けて開催し、計約20人が参加した。

 講師は、30年以上にわたり江戸時代の竹製からくりおもちゃの復元に取り組んでいる中村敏男さん(84)=同市緑が丘=が務めた。

 参加者は、中村さんが用意した材料を組み立てて、輪ゴムを飛ばす鉄砲やでんでん太鼓、糸引きトンボなどを作っていった。子どもたちは完成したおもちゃで遊び、楽しそうな笑顔をみせていた。

【 2013年07月28日 10時42分 】

向日巡回バス導入「中長期に検討」 公共交通委、市長に提言書

2013-07-27 17:35:28 | 創 creation
京都府向日市地域公共交通検討委員会(会長・宇野伸宏京都大大学院准教授)は24日、公共交通の短期的・中長期的な取り組みを示した提言書を久嶋務市長に提出した。巡回バス導入は短期的には見送り、中長期的課題として検討を続けるとした。「(仮称)向日市地域公共交通会議」の新設も提案した。

 提言では鉄道駅や公共施設への移動手段確保のニーズが高まっているとする一方、巡回バスやコミュニティーバスは赤字運営でも撤退が難しく、自治体の継続的な財政負担が必要となると指摘した。路線バスについては、短期的には既存路線の再編で対応し、老人福祉センター送迎バスの活用と路線バス導入を中長期的に検討すべきとした。

 提言を実現するため、新たに設置を提案した市地域公共交通会議では、地域の実情に応じた適切な運行サービス▽地域公共交通の利用促進▽市の地域公共交通のあり方-などを協議・調整する場とし、課題解決や具体内容の決定を行うとした。

 検討委は、巡回バス運行を求めた請願が市議会で2回採択されたことを受け、2011年に設置。学識経験者や市民、バス事業者、行政の担当者が計5回の会議を重ねた。

【 2013年07月25日 11時05分 】

高齢者の福祉充実へ連携を 向日で民生委員とケアマネが会議

2013-07-24 12:50:45 | 護 help
 民生児童委員とケアマネジャー(介護支援専門員)が意見交換する会議が23日、京都府向日市寺戸町の市福祉会館で開かれた。高齢者福祉の充実に向けて互いの役割を理解し合い、連携強化の大切さを確認した。

 地域の高齢者支援に携わる人たちが顔の見える関係を構築できるようにと、市民生児童委員連絡協議会と市中地域包括支援センターが企画した。民生児童委員やケアマネジャー、市職員ら約100人が参加した。

 会議ではまず、民生児童委員から地域包括支援センターと一緒に独居高齢者を支援した事例報告があった。

 高齢者は当初、「人と関わりたくない」と介護サービスを拒否していたが、こまめに訪問や安否確認を続けることで関係を築き、現在では高齢者はヘルパーの介護を受けながら近所住民らに見守られて生活していることが紹介された。

 続いて参加者はグループに分かれ、「把握していた緊急連絡先に電話したら不通で、家族と連絡を取るのに時間がかかった」「世話になるのが嫌という高齢者もいる」「担当ケアマネジャーが分かれば連携しやすい」などと意見を出し合った。

 市民児協の佐生啓会長は「今後も民生児童委員とケアマネジャーが交流する取り組みを行っていきたい」と話した。

【 2013年07月24日 11時12分 】

「打ち水って涼しいね」 長岡京で催し、園児ら効果実感

2013-07-24 12:48:58 | 水 water
 打ち水で涼を取る「アゼリアエコクール大作戦」が22日、京都府長岡京市開田の市役所前や同市神足のバンビオ広場などで行われた。参加者が雨水タンクなどにためた水を路面にまき、暑さをやわらげる効果を実感していた。

 今年で5回目を迎えた。地球温暖化防止や水資源の活用に理解を深めてもらおうと、同市の市民団体「長岡京市環境の都づくり会議」と長岡中央商店街振興組合が毎年夏に催している。

 市役所前には市の雨水タンクや噴水の水を入れたバケツが用意された。小田豊市長や主催団体の関係者、近くの開田保育所の園児らが合図とともにひしゃくですくい、水を打った。地面の温度を測ると38度から30度に下がっていた。

 開田保育所に通う廣田優真君(6)=神足=は「水をまくのは楽しい。涼しくなったと思う」と感想を話した。

【 2013年07月23日 11時00分 】

「ナス名人」、若手農家に技伝授 長岡京で講座

2013-07-24 12:47:18 | 習 learn
 京都府の乙訓特産のナスの栽培技術向上をめざして、JA京都中央(長岡京市開田)は今シーズンに初めて「ナス塾」を開講している。「ナス名人」の実地指導を受け、若手農家が熱心に学んでいる。

 ナス部会に加入して5年以内の組合員農家を対象に第1回を6月に開催した。収穫期に入った今月半ばに2回目として、同市井ノ内の畑で枝や葉の剪定(せんてい)方法などの講習を開いた。

 講師の山本進さん(73)=向日市寺戸町=は京都府「農の匠」に認定され、これまで品評会で数多くの受賞歴がある。青年時代からV字型の支柱や千両2号品種の導入など先駆的な試みを続けてきた。

 松井健吾さん(36)の畑に山本さんやJA職員、向日、長岡京両市や京都市西京区大原野の農家9人が集まった。松井さんはナスの栽培を初めて3年目で今年は前年より50本ほど多い400本近くを栽培しているという。「手間と費用はかかるが、ナスは秋までの長い期間収穫できるのが魅力です」と話す。山本さんは松井さんの畑で、芯の摘み方などを実技指導し、「ていねいに手入れされている」と評価した。参加した農家は「葉をはらう量の加減が難しい」など熱心に質問していた。

【 2013年07月22日 12時00分 】


人形劇や音楽に笑顔 大山崎町サマースクール

2013-07-24 12:45:42 | 習 learn
 障害のある子どもたちが夏休みを一緒に過ごす「大山崎町サマースクール」が20日、京都府大山崎町円明寺の町中央公民館で始まり、子どもたちが人形劇や音楽などを楽しんだ。

 向日が丘支援学校(長岡京市)と大山崎町の3小中学校のPTAや教員らでつくる実行委が毎年この時期に催しており、35回目になる。

 初日は子どもや保護者ら約120人が参加した。開校式やテーマソング「よびごえが聞こえたら」合唱の後、京都市のNPO法人「むむのこ」が、昔の洗濯を題材にした紙人形劇を披露。参加者は劇を見ながら、洗濯板で洗うしぐさや石けんの泡が舞う様子などを表現した踊りを歌に合わせて楽しんだ。

 また、手袋を使った人形劇や光る影絵、バイオリン演奏も上演され、子どもらがうれしそうに笑顔を浮かべていた。

 サマースクールは計4日間開かれ、今後はプール遊びやボウリング、交通科学博物館(大阪市)の見学などを行う予定。

【 2013年07月21日 11時36分 】

人形劇や音楽に笑顔 大山崎町サマースクール

2013-07-21 16:05:11 | 護 help
 障害のある子どもたちが夏休みを一緒に過ごす「大山崎町サマースクール」が20日、京都府大山崎町円明寺の町中央公民館で始まり、子どもたちが人形劇や音楽などを楽しんだ。

 向日が丘支援学校(長岡京市)と大山崎町の3小中学校のPTAや教員らでつくる実行委が毎年この時期に催しており、35回目になる。

 初日は子どもや保護者ら約120人が参加した。開校式やテーマソング「よびごえが聞こえたら」合唱の後、京都市のNPO法人「むむのこ」が、昔の洗濯を題材にした紙人形劇を披露。参加者は劇を見ながら、洗濯板で洗うしぐさや石けんの泡が舞う様子などを表現した踊りを歌に合わせて楽しんだ。

 また、手袋を使った人形劇や光る影絵、バイオリン演奏も上演され、子どもらがうれしそうに笑顔を浮かべていた。

 サマースクールは計4日間開かれ、今後はプール遊びやボウリング、交通科学博物館(大阪市)の見学などを行う予定。

【 2013年07月21日 11時36分 】


親子で星空を楽しもう 向日市天文館、20周年で催事

2013-07-21 16:02:10 | 会 party
 開館20周年を迎えた向日市天文館(京都府向日市向日町)は8月、親子で天文の世界に親しんでもらう企画を展開する。子ども向けの天文教室やコンサート、天体観望会を開催し、夏休みに合わせて平日やお盆にもプラネタリウムを特別投影する。

 天文教室は7~9日の午前11時~正午に開く。小学4年以上の児童と保護者が対象で、子どもだけの参加も可能。星座早見板の使い方や天体の探し方をプラネタリウムを利用して学ぶ。定員は各日先着10人。

 10日にはコンサートと天体観望会を開催。コンサートは午後4~5時で、沖縄の楽器・三線の生演奏と当日の星空の解説を行う。定員80人。申込書に必要事項を記し、今月26日必着で申し込む。

 観望会は「夏の星座と大三角」をテーマに午後7~9時に開く。定員40人で、中学生以下は保護者の同伴が必要。申し込みは今月31日(必着)まで。

 夏休み期間中の水・木・金曜日は、プラネタリウムの投影回数を増やす。各曜日とも午後1時15分、午後2時半、午後4時を開始時刻に3番組を投影。お盆の14~16日には午前にも投影し、計5番組を楽しんでもらう。大人200円、小中学生100円、幼児無料。

 問い合わせは向日市天文館TEL075(935)3800へ。

【 2013年07月19日 11時16分 】

園児、折り鶴に願い込め 広島「原爆の子の像」に

2013-07-20 18:01:40 | 式 celemony
 向日市民の代表が広島の「原爆の子の像」にささげる「平和の折り鶴」の手渡し式が17日、四つの市立保育所であった。園児が心を込めて作り上げた折り鶴と平和への願いを久嶋務市長に託した。

 市立保育所では平和の大切さを知ってもらうため園児らが毎年折り鶴を作っている。今年は4保育所で計5200羽が集まった。

 第6保育所(上植野町)の園児147人は青や緑、黄色などの折り鶴千羽を作った。同保育所を訪れた久嶋市長に、年長組の園児が「平和を願い折り鶴を作りました。広島へ届けてください」と折り鶴を手渡した。

 久嶋市長は「一生懸命折ってくれてありがとう」とお礼を述べ、他の保育所も回って折り鶴を受け取った。

 平和の折り鶴は、平和祈念式に合わせて8月5~6日に広島市を訪問する向日市の親子が届ける。昨年は過去最多の約4万3千羽を原爆の子の像にささげた。

 市によると今年は17日までに、園児の折り鶴を含め市民から約2万3千羽が寄せられているという。31日まで折り鶴を募っている。問い合わせは市役所代表TEL(931)1111から市民参画課へ。

【 2013年07月18日 11時06分 】

南極の気象や氷床学ぶ 向日市の児童、氷溶かして観察

2013-07-17 13:48:38 | 水 water
 京都府向日市寺戸町の第6向陽小で16日、出前講座「南極を知ろう」が開かれた。4年生55人が、元日本南極地域観測隊員から南極の気象や氷床などについて学んだ。

 環境学習の一環で、京都大大学院人間・環境学研究科の石川尚人教授を講師に招いた。石川教授は第35次越冬隊(1993年11月~95年3月)をはじめ、第42次と第46次夏隊の隊員として南極を訪れている。

 児童は、石川教授から南極大陸は広さが日本の約33倍あり、地球の氷の約90%、淡水の約80%を有するという説明を受け、ペンギンやオーロラの映像に「かわいい」「きれい」と歓声を上げた。

 南極で採取された氷に触れ、氷を水で溶かしてパチパチと音が鳴る様子を観察。南極の氷は、降り積もった雪が空気と一緒に押しつぶされてできており、氷の空気から昔の環境を知ることができることを学んだ。

 また、観測隊は氷のほか岩石やオーロラ、海水、気象などの調査・研究を行うことも紹介され、児童は極寒の地での活動を興味深げに聞いていた。

【 2013年07月17日 11時28分 】

乙訓小学生駅伝、11月30日号砲 ライブ映像配信へ

2013-07-17 13:44:26 | 習 learn
 11月30日に催される本年度の乙訓地方小学生駅伝(乙訓ふるさと駅伝)大会で、レース展開のライブ映像を、新たにインターネットを通じ配信することを、主催団体が決めた。沿道や自宅にいながらパソコンやスマートフォンで観戦、応援できる。

 乙訓2市1町を縦断するコースで、2市1町の全小学校が出場児童を選抜し、練習を重ねて大会に臨む。幅広い世代の人たちが地元児童の活躍を期待し、乙訓の秋の風物詩的なイベントとして定着している。コース沿いの長岡第五小付近や長岡天満宮鳥居前、文化センター通り、向日市民体育館周辺などでは横断幕などを掲げて多くの人が声援を送る。

 これまでレースの様子はゴール地点の向日市民体育館そばに設置したテント内のモニター1カ所で、スタート時と先導車からの先頭集団の撮影、ゴールの3ポイントの動画を表示していた。

 このため狭いテントはモニターを見る人たちであふれた。スタートで応援した人は、ゴールへ公共交通やマイカーを用いても移動が間に合わなかった。中継点からゴールへ自転車でめざす観客が多いため、交通安全面でも危険が伴っていた。このほど開かれた大会委員会の総会で、ライブ中継のインターネット配信の導入を決めた。

 コースの中継地2カ所も定点撮影地に加え、配信時に表示する画像を随時切り替える。中下位グループで順位が入れ替わったり先頭集団に迫るなど刻々と変わるレース全体の展開をわかりやすく伝える。表彰式や各校の紹介映像も流す。ゴール付近でのモニター映像は、より多くの人が見みやすいような方法を検討する。

 乙訓地方小学生駅伝大会は、教育関係者やPTA、青年会議所、ボランティアなどが運営を担う。9・19キロの6区間を各小学校の男女ランナーが走る。

【 2013年07月16日 12時00分 】