京都府長岡京市浄土谷の柳谷観音楊谷寺で29日、歳末恒例の餅つきが行われた。僧侶や檀家の子どもら約40人が力いっぱい餅をついたり、形を整えたりして、正月に備えた。
庫裏(くり)と呼ばれる寺の生活スペースでは、かまどで蒸したもち米(約90キロ)を次々と臼に運び入れ、僧侶や子どもが「よいしょ、よいしょ」の掛け声に合わせてきねを振るった。
つき上がった餅は女性たちが丸めて形を整え、子どもたちがうちわで冷ましてから保管場所に運んだ。休憩中には、きな粉や大根おろしなどを付けておいしく味わった。
餅つきは毎年12月29日に開催。31日に本堂などに供え、1月5日から参拝客らに振る舞う予定。
【 2014年12月30日 10時46分 】