通所介護施設「いずみの家」閉鎖へ 京都・長岡京で開設11年

2014-10-31 06:37:49 | 護 help

 子育てに悩む親や高齢者介護の相談に乗るNPO法人「ほっとスペースゆう」が運営する高齢者通所介護事業所「いずみの家」(京都府長岡京市天神2丁目) が10月末で閉所される。利用者や住民が11年間地域の憩いの場だった同施設との別れを惜しんでいる。同NPOの工藤充子理事長(72)は11月に利用者 の人生や培った方法をつづった本を出す予定で「経験を形として残し、高齢者が住み慣れた場所で過ごせるよう手助けしたい」と話している。
 同施設は高齢者と子どもがいきいきと過ごせる場を提供しようと、2003年に同市調子で活動を開始。利用増とサービス強化のため08年に現在地に移転した。借り上げていた民家との契約が切れ、代替地が確保できないため活動休止を決めた。
 退職した保健師や保育士、栄養士など専門職出身者を中心にマンツーマンに近いサービスを実現し、1日8~9人の利用に対応している。病状や体調に応じた 料理を提供するなど通常のデイサービスよりきめ細かい介護を行う。工藤理事長は「本人がしたいことを尊重する。一人一人が『家主』だ」と話す。
 25日には利用者10人を招いてお別れ会を開き、音楽に合わせて歌ったり、楽器を鳴らすなどして最後のひとときを過ごした。利用者や職員の中には時折涙 を見せる人もいた。7年間利用している石井正吉さん(101)=長岡京市梅が丘=は「まるで家にいるみたいだった。もっと続けてほしい」と漏らした。近く で認知症治療を行う医師野々下靖子さん(79)は「地域で一番質のいい介護をしていた場所で本当に残念だ」と話していた。

最終更新:10月30日(木)10時9分


西国街道のにぎわいを今に 五辻で「常夜灯まつり」 京都・向日

2014-10-30 07:29:33 | イベント

 京都府向日市の向日区と住民有志でつくる五辻まちづくりネットワークは11月1日午後2時から、西国街道沿いにあり、かつて乙訓のにぎわいの中心地だった同市向日町の五辻(いつつじ)交差点にある五辻ポケットパークで、「五辻常夜灯まつり」を開催する。

 五辻周辺はかつて石造りの常夜灯が2基あった。多くの商店が軒を連ね、市内外から人が集まるなどして栄えた。これらの歴史を伝えると同時に地域の活性化へつなげようと、催しを企画した。

  ポケットパークは府道改良に伴って府と向日市が2012年に整備した。江戸時代に建立された常夜灯は、1960年代後半に他の場所に移設されていた。整備 に合わせて地元の人たちが同年10月に、柳谷観音(長岡京市)境内の山中にあった1基を再び元の場所付近に復活させた。

 まつりでは、勝山中吹奏楽部や地元出身のフォークシンガーによる演奏が披露される。近くの駐車場では、先着150人に無料でうどんを振る舞う。

 ポケットパークでは月1回、地域の住民が清掃活動をしている。散歩や買い物の人らが、ベンチで休憩する姿が見られるなど親しまれている。同ネットワークの小山清一会長(72)は「向日町のシンボルとして、人が集い、憩える場所になってほしい」と話す。

 雨天中止。問い合わせは向日コミセンTEL075(932)1826。

【 2014年10月29日 11時38分 】


長岡京の特養施設に手作りツリー 大阪成蹊大生ら設置

2014-10-30 07:26:04 | 創 creation

 大阪成蹊大芸術学部(大阪市)の学生らが7日、京都府長岡京市天神2丁目の特別養護老人ホーム「天神の杜(もり)」で、お年寄りに手作りのクリスマスツリーをプレゼントした。毎年の恒例行事となっており、学生らは設置作業に取り組んだ。

 芸術を活用する精神療法「芸術療法」の一環として、同大学芸術学部が市内にあった当時の2004年に始まった。現在キャンパスは移転したが、交流は続いている。

 学生や教員、ボランティアの15人が参加した。2階中庭にある木を木枠で囲み、高さ約4メートルのツリー型にした。続いて、三角形のフレームをヒノキの葉で覆って、学生らが作ったサンタクロースやトナカイ、雪だるまなどを豪華に飾り付けるなどして完成させた。

 ツリーは屋内から見ることができ、施設内は一足早いクリスマスムードに包まれていた。

【 2013年12月08日 11時06分 】


地域密着型特養ホーム16年度開設 京都・大山崎町、旧庁舎跡に

2014-10-30 07:23:37 | 護 help

l 京都府大山崎町は、町役場旧庁舎跡地(同町大山崎)に誘致を予定している地域密着型特別養護老人ホームについて、2016年度に開設する方針を決めた。11月中旬から応募を受け付け、来年2月に選定する。

 旧庁舎跡地は大山崎小のすぐ近くにあり、敷地面積約1500平方メートル。町は1億5143万3千円以上の価格での売却を予定している。

 町によると、町内唯一の特別養護老人ホーム「洛和ヴィラ大山崎」への入所を希望する町民は50人を超える。高齢化が進む中、住み慣れた地域で生活し続けてもらおうと、町民が優先的に入所できる「地域密着型」を誘致することにした。

 施設は29床で▽ユニット型でショートステイ併設が望ましい▽ユニットごとに職員を固定配置▽認知症グループホームなどの併設が可能▽職員は可能な限り地元雇用▽災害時に福祉避難所として利用できるスペースを確保-などの条件がある。

 府内に主たる事務所を置く社会福祉法人が対象。11月12日から12月19日までの間に応募書類の提出を受け付ける。来年1月中旬にプレゼンテーションを行い、町幹部らでつくる選定委員会が2月中旬に事業者を決定する。

【 2014年10月28日 09時46分 】v


京都・長岡中、創立60年で記念式典 ガンバ宇佐美の出身校

2014-10-30 07:20:58 | 式 celemony

 創立60周年を迎えた長岡中の記念式典が25日、京都府長岡京市天神4丁目の同中で開かれた。生徒や教職員、卒業生、保護者らが節目を祝い、地域に誇れる学校づくりに取り組むことを誓った。

 長岡中は1955年4月に開校し、卒業生は1万6224人。サッカーJ1のガンバ大阪で活躍する宇佐美貴史選手、ロンドン五輪の競泳女子に出場した高橋美帆選手らも同中を学びやとした。

 式典には在校生をはじめ、行政や議会、自治会などの関係者が出席した。

 盛永俊弘校長は式辞で「子どもたちを座標軸にして希望を育む学校にしていきたい」と述べた。御嶽山噴火の犠牲となった伊藤浩二教諭を悼み、「新たに前進していくことが、生徒思いで長中の発展を願っていた伊藤先生のご遺志に報いることになる」と話した。

 生徒会長の大前世鎭君(15)=3年=はあいさつ運動や地域清掃などの取り組みを紹介し、「長中の伝統を守り、長中生としての誇りを持ってより良い学校にしていきたい」と生徒代表の言葉を述べた。

【 2014年10月26日 10時07分 】


京都・恵解山古墳史跡公園がオープン 復元埴輪も展示

2014-10-27 09:45:39 | 歴 history

 京都府乙訓地域で最大の前方後円墳「恵解山(いげのやま)古墳」(長岡京市勝竜寺・久貝2丁目)が26日、史跡公園として開園した。現地で式典が開かれ、関係者が新たな憩いの場の誕生を祝った。

 古墳時代中期(5世紀前半)に造られた同古墳は、全長約128メートル。刀や剣など鉄製武器類約700点が出土した。1981年に国の史跡指定を受け、武器類は99年に府指定有形文化財となった。

 市教育委員会と市は基本構想と基本計画を策定後、2011~14年度に保存・整備工事を実施した。

  式典には市や府、文化庁などの関係者が出席。小田豊市長は式辞で「多くの市民に憩いの場、くつろぎの場として活用してもらうことを願う」と述べ、周辺の勝 竜寺城公園、中山修一記念館、国登録有形文化財の中野家住宅といった歴史・文化施設をつなぐ拠点となるよう期待を寄せた。

 式典後、公園は一般に開放された。市民が続々と墳丘を登り、再現された埴輪(はにわ)を見学したり、NPO法人「長岡京市ふるさとガイドの会」から同古墳の特徴を聞いたりした。

 地元・勝竜寺自治会会長の奈佐保さん(68)は「きれいな公園になって良かった。多くの人が集い、親しまれる場所になってほしい」と話していた。

【 2014年10月27日 09時27分 】


全国少年フェンシング開幕 京都・大山崎で最後の大会

2014-10-27 09:39:00 | 会 party

 第27回全国少年フェンシング大会のフルーレ団体戦が25日、京都府大山崎町円明寺の町体育館で始まった。国の助成金打ち切りに伴い同町での開催は今大会が最後で、全国から集った少年剣士たちが真剣勝負を繰り広げた。

 大山崎町は2005年から国の「スポーツ拠点づくり推進事業助成金」を受け、ロンドン五輪銀メダリストの太田雄貴選手らも出場した小中学生の全国大会を継承する形で「全国少年フェンシング大会」を開いてきた。

 だが、助成金の期間は10年間で、今後は運営費などの捻出が困難になることから、今年で終了する。

 今大会には21都府県から学校のフェンシング部や地域クラブなど96チーム約330人が参加し、小学1~3年と同4~6年、中学の男女別で競技を実施。地元からは大山崎中や京都フューチャーフェンシングクラブなどが出場した。

 初日はリーグ戦を行い、選手たちは細かくステップを踏んで相手との間合いを詰め、鋭い突きを繰り出した。得点が入ると保護者らから大きな拍手が送られ、ガッツポーズしたり、雄たけびを上げたりする選手もいた。

 大会は26日もあり、トーナメント戦で優勝チームを決める。

【 2014年10月26日 09時15分 】


姉妹都市職員が実地研修 京都・長岡京で伊豆の国市

2014-10-27 09:35:36 | 政 governing

 京都府長岡京市の姉妹都市となっている静岡県伊豆の国市の職員3人が、人事交流で長岡京市役所に着任し、実地研修を積んでいる。福祉や土木、教育関係の現場で同市の取り組みを学んだり、情報交換したりしている。

 両市の人事交流は2011年度から開始。今年は20~24日までの日程で、伊豆の国市から健康づくり課の加藤茜さん(36)、建設課の前田明秀さん(32)、社会教育課から渡邉直樹さん(39)が着任した。長岡京市も職員3人を派遣している。

 保健師の加藤さんは福祉分野の研修を受け、23日は市立保健センター(同市今里)で開かれた両親教室に参加した。妊婦ら約20人と一緒に歯科衛生士による虫歯予防の話を聞き、歯垢チェックのための水とコップを配る業務などを行った。

 加藤さんは「参考になる事業のやり方を伊豆の国市の職員にも伝え、今後も長岡京市の方と交流を続けていきたい」と話した。

 前田さんと渡邉さんも阪急西山天王山駅を視察したり、長岡第七小グラウンドの芝生化について理解を深めたりした。

 3人は24日午前の研修を受けた後、伊豆の国市へ帰任する予定。

【 2014年10月24日 11時58分 】


恵解山古墳憩いの場に 京都・長岡京、史跡公園26日開園

2014-10-23 11:17:23 | 歴 history

 京都・乙訓地域最大の前方後円墳「恵解山(いげのやま)古墳」(長岡京市勝竜寺・久貝2丁目)の保存・整備事業が完了し、市民らの新たな憩いの場 となる史跡公園として開園する。周辺の勝竜寺城公園や中山修一記念館など歴史・文化遺産をつなぎ、市南部の新スポットとしても期待がかかる。「歴史とみど り 人の集う 史跡公園」をキャッチコピーに事業を進めてきた市教育委員会と市は26日、開園を記念する式典やイベントを開く。

■乙訓最大の前方後円墳「造り出し」や葺き石復元

 恵解山古墳は全長が約128メートル、後円部の直径と前方部の幅は約78メートルで、古墳時代中期(5世紀前半)に造られたとされる。

 大きな特徴は、1980年の調査で見つかった副葬品埋葬施設に納められていた鉄製武器類だ。刀や剣、やり、弓矢の鏃(やじり)など700点超が掘り出された。多量の鉄製武器が出土するのは全国的にも珍しいという。

 被葬者は不明だが、貴重な鉄が一緒に埋葬されていたことから、市教委生涯学習課は「中央政権とつながりが強く、5世紀前半頃に桂川以西の乙訓全域を支配した首長の墓と考えられる」とする。

 同古墳からは貴人の場所を示す日傘を表した蓋(きぬがさ)形をはじめ水鳥形や家形、朝顔形、円筒など各種埴輪(はにわ)が見つかった。古墳の東西側には葬送儀礼を行う「造り出し」もあった。

 また、戦国時代の鉄砲玉や堀の遺構なども発見されており、1582年の山崎の合戦で明智光秀軍が陣を構えたとされている。

  同古墳は1981年、国の史跡指定(面積約1万9500平方メートル)を受けた。99年には鉄製武器など出土品が府指定有形文化財に指定された。市などは 81年度から22年間をかけて用地を買収。2003年度に基本構想、06年度に基本計画を作り、11~14年度に保存・整備工事を実施してきた。

 工事では前方部の前面や西側の造り出しなどを再現し、埴輪列や葺(ふ)き石を復元した。埴輪は手作りで、黒班や表面のはけ目など様相が一本一本異なるという。80分の1サイズの古墳模型も置いた。保存・整備の関係費は約4億500万円。

 記念式典は午前10時から。長岡第八小と長岡第三中の児童生徒が演舞、演奏を披露して開園を祝う。正午~午後3時のイベントは、クイズラリーのほか古代衣装を着た記念撮影会、ペーパークラフトの刀や粘土の埴輪を作る体験会もある。

 市教委生涯学習課は「市民や観光客に長岡京市と乙訓の歴史を知ってもらい、やすらげる場にしたい」としている。

【 2014年10月23日 08時58分 】


最後の十七烈士招魂祭 京都・離宮八幡宮、禁門の変150年

2014-10-23 11:15:39 | 歴 history

 幕末の「禁門の変」(1864年)で敗走し、天王山で自決した真木和泉守ら「十七烈士」をしのぶ招魂祭が21日、京都府大山崎町大山崎の離宮八幡宮であった。禁門の変150年の節目で、主催する奉賛会が本年度限りで休会を決めているため、最後の開催となった。

 福岡県久留米市にある水天宮の宮司だった和泉守ら17人は、長州勢として幕府軍と戦い敗走、天王山で自決した。

 招魂祭は当初、天王山山中にある十七烈士の墓前で毎年開いてきたが、会員の高齢化により2009年からは離宮八幡宮に場所を移した。今月19日には水天宮関係者による墓前祭が復活した。

 奉賛会休会前最後の招魂祭となった21日は、会員ら約20人が出席。宮司が祝詞を読み上げた後、出席者一人一人が玉串をささげた。栢野治夫会長(84)は「歴史ある神事をやめるのは本当に残念。墓前祭は今後も続くよう期待したい」と話していた。

【 2014年10月22日 15時50分 】


姉妹都市30年交流深める 京都・向日市とサラトガ市

2014-10-23 11:13:30 | 政 governing

 京都府向日市は21日、米カリフォルニア州サラトガ市との姉妹都市盟約締結30周年を記念した式典を同市寺戸町の市民会館で開いた。両市からの参加者はスピーチに際して互いに相手国の言語であいさつするなど終始親密な雰囲気のなかで交流を深めた。

 向日市出身の建築家・故安井清さんがサラトガ市の日本庭園「箱根ガーデン」の改修に携わったことをきっかけに1984年に両市は姉妹都市盟約に調印した。

  式典では久嶋務市長が身ぶりを交えて「長岡京遷都1230年と同時に30周年を迎えてうれしい。今後も関係を深めたい」と英語で感謝の念を伝え、参加者か ら拍手を受けた。一方、サラトガのアン・ウォルトンスミス市長代理は姉妹都市盟約が結ばれるまでの経緯を振り返り「こんなに長く続くのは特別だ」と感慨深 げにあいさつした。記念品として羽子板と写真立てを交換した。その後、参加者は近くの向日神社や朝堂院公園を観光した。

【 2014年10月22日 09時21分 】


新加盟33店舗、マップ刷新 京都向日市激辛商店街

2014-10-23 11:10:43 | 商 trading

 京都向日市激辛商店街は、17日に全面オープンした大型複合商業施設「イオンモール京都桂川」(向日市・京都市南区)に入る専門店など33店舗が新たに加盟したことを受け、紹介マップをリニューアルした。イオンモールと地域の店舗を巡ってもらうスタンプラリーも始めた。

 マップは、「洋食・エスニック」「和食」「ラーメン・うどん・そば」などの分野別にして計68店の場所を示し、各店のお勧め商品の写真と説明文を掲載している。

 また、飲食だけではなく、向日市の魅力を知ってもらおうと、向日神社や大極殿公園、朝堂院公園など市内の観光スポットを写真付きで紹介している。

 スタンプラリーでは、地域の店舗とイオンモール内の加盟店で、それぞれ3店ずつ激辛メニューを食べた人にキャラクター「ゆるからっきー」のぬいぐるみをプレゼントする。

 客の回遊性を高め、お互いがにぎわうきっかけづくりにしたい考えだ。ぬいぐるみは限定千個で、期間は12月31日まで。

 マップとスタンプラリーのカードはイオンモールや各店舗などで配布している。

 激辛商店街事務局は「新たに加盟したイオンモールの店舗と一緒に、刺激し合いながら発展していきたい」としている。

【 2014年10月21日 09時31分 】


若き手腕に期待 京都・大山崎町長に山本さん

2014-10-23 11:09:37 | 政 governing

 有権者は41歳の若い候補者に未来を託した。19日に投開票された大山崎町長選。「心のふれあう町民の会」が推す前町議会議長の山本圭一氏 (41)=自民、公明、民主、連合京都推薦=が、前町議の堀内康吉氏(64)=共産推薦=と環境団体代表の竹内碩氏(72)を振り切り、初当選を果たし た。「共産町政に二度と戻さない」を合言葉に組織力を発揮し、自民推薦候補として12年ぶりの勝利をもぎ取った。町議選では自民公認・推薦の4人全員が当 選し、最大会派となった。

 山本さんの選挙事務所に当確の一報が伝わると、支持者らの歓喜の輪が広がった。山本さんは「国や府、近隣市と一緒に山積する課題に立ち向かいたい」と熱っぽく語った。

 2期務めた町議時代は、苦しみの連続だった。自民党の推薦を受けて初当選したが、町長選は共産党の推薦候補が勝利し、素直に喜べなかった。政治のどろどろした世界に嫌気がさし、辞めたいと思ったことも何度かあった。

 そんな折、自民会派から町長選の候補者を出そうという話になり、山本さんに白羽の矢が立った。だが、立候補が決まった後も不安がつきまとった。議会に対する愛着と、町長になることへの重圧があった。

 背中を押してくれたのは、妻の衣里さん(42)の一言だった。「高校の時、いつか町長になるって言ってたね」。告示前、自宅でそう言われ、ふと初心を思い出した。「爽やかで、人を思いやる政治家になりたい」。迷いは消えた。

 「誰とでも本音で対話したい」と常々語る。周囲からは「人を信用し過ぎ」「頼りない」との声も漏れるが、「大山崎町を良くするため、町民の心を一つにする」。強い決意で新しい町政を見据えている。

【 2014年10月20日 10時50分 】


認知症高齢者、地域で守る 京都・長岡京市が12月に訓練

2014-10-17 10:06:55 | 護 help

 京都府長岡京市は、認知症対策として12月4日に市内で実施する「徘徊模擬訓練」の参加者を募集している。高齢化の進展で認知症高齢者が増加する中、訓練の前後に研修会も開いて認知症への理解を深めてもらう。

 国の推計では、65歳以上の認知症高齢者は約462万人(2012年時点)で、高齢者の4人に1人が認知症かその予備軍とされる。認知症高齢者の増加に伴い、徘徊・行方不明も増えており、社会問題となっている。

  今回の訓練は午後1時半~3時、市中心部の文化センター通りから長岡公園にかけて行う。認知症高齢者が行方不明になったとの想定で、参加者は氏名や身体的 特徴などを記した「情報シート」を参考に捜索を体験する。徘徊者を見つけて声を掛ける際には「驚かせない」「急がせない」「自尊心を傷つけない」が大切な ことも学び、訓練後に市立中央公民館で意見交換する。

 また、11月27日午後1時半~3時半に市立中央公民館、12月13日午前10時半~午後3時半にはバンビオ1番館で研修会を開き、訓練を振り返ったり、講演を聞いたりする予定。

 参加対象は訓練と事前の研修に参加できる市民。先着30人を受け付ける。雨天決行。申し込みは市高齢介護課TEL075(955)9713へ。

【 2014年10月17日 09時45分 】


オルゴール心和ませ 京都・大山崎で18日に演奏会

2014-10-17 10:04:47 | 会 party

 趣向を凝らした手作りオルゴールのコンサートが18日、京都府大山崎町円明寺の「手織りつづれ工房 河野」で開かれる。心を和ませる美しい音色に 加え、バラを模したステンドグラスや木材でかたどったメルヘンチックな絵で装飾されたオルゴール箱も展示される予定で、目も楽しませてくれそうだ。

 オルゴール箱は、木工作家の清水明さん(65)=長岡京市井ノ内=ら2人が製作。オルゴールの魅力を広く知ってもらいたいと、「つづれ坂コンサート」と題し、初めて「河野」で開催する。

 30代から趣味で木工製作に励んでいた清水さんは、約10年前にオルゴールに関心を持ち、これまでに30台以上を手掛けてきた。機械は長野県諏訪市にある専門の会社から購入しているが、箱は機械の特性や曲の内容によって材質や大きさを工夫しているという。

 当日は午後2時から、ジュピターやノクターン、宵待草など9曲を演奏する。共鳴箱と呼ばれる箱を台として使うことで、一味違った音色を堪能できるという。オルゴール箱に人や木を模した造形物を載せた2人の共作も展示される。

 清水さんは「ゆったりとした空間で、心を落ち着かせて楽しんでほしい」と話している。事前申し込みが必要。クッキーと飲み物付き300円。申し込みは河野茂さん携帯電話090(8886)9833。

【 2014年10月16日 09時10分 】