アジサイ5千株鮮やか 柳谷観音でまつり

2013-06-30 15:53:30 | 木 plants
 アジサイの名所として知られる長岡京市浄土谷の柳谷観音楊谷寺で29日、「第13回長岡京あじさいまつり」が始まった。参拝者は鮮やかな花を咲かせるアジサイをめで、コンサートや特産品の買い物を楽しんだ。

 まつりは同寺と市、市観光協会でつくる実行委が主催した。同寺のアジサイは、1996年に市観光協会の設立25周年を記念して「あじさいのみち」として整備され、現在では27種類約5千株に上っている。

 境内には見ごろを迎えたアジサイを楽しもうと、朝からたくさんの人が訪れた。参道に並ぶ色とりどりのアジサイを見て回り、写真撮影を楽しんだ。

 また、特産品や飲食物の販売、NHK大河ドラマの誘致ブースなども設けられ、終日にぎわった。同市ゆかりのキャラクター「お玉ちゃん」と「しろんちゃん」が登場し、参拝者を喜ばせていた。

 阿弥陀堂では、音楽演奏や長岡京音頭の披露があり、寺宝庫では寺が所蔵する「洛中洛外図屏風(びょうぶ)」と「雲龍図屏風」が初公開された。

 まつりは30日まで。午前10時~午後3時半。無料。

【 2013年06月30日 10時30分 】

イオンモール起工式 キリンビール京都工場跡地

2013-06-30 15:49:50 | 商 trading
 京都府向日市寺戸町と京都市南区にまたがるキリンビール京都工場跡地に建設される大型複合商業施設「(仮称)イオンモール京都桂川」の起工式が27日、現地で営まれた。来年10月の開業に向け、関係者が工事の安全を祈願した。

 流通大手イオンの開発運営子会社イオンモール(千葉市)や向日市、地元自治会、京都商工会議所、建設会社などの関係者約70人が出席した。

 松尾神社の神職が祝詞を奏上した後、イオンモールの岡崎双一社長がすきを、建設会社の幹部がくわを盛り砂に入れた。出席者が工事の無事を願い、着工を祝った。

 イオンモール京都桂川が建設される敷地は約9万2千平方メートル。施設は地上3階(一部4階)・地下1階で、スーパー「イオン」や飲食店、シネマコンプレックス、スポーツジムなどが入居する。店舗面積は約5万3千平方メートルと府内のイオングループ店舗で最大級になる予定。

【 2013年06月28日 10時40分 】

乙訓の教育力向上へ 長岡京で府PTA指導者研修会

2013-06-27 17:38:58 | 習 learn
 京都府PTA指導者研修会が22日、長岡京市天神の市立中央公民館で開かれた。乙訓地域にある小中学校のPTA役員や教員ら約280人が集い、PTAの役割や活動のあり方を考えた。

 家庭と学校、地域社会の教育力向上を図ろうと、府教委と乙訓PTA連絡協議会が毎年度に催している。

 研修会では、向日市の西ノ岡中図書館支援ボランティアが本の修理や整理など普段の活動を紹介した後、本に興味を持ってもらうため生徒らに披露している「お話コンサート」を発表。宮沢賢治原作の「注文の多い料理店」をピアノやフルートの演奏と読み聞かせ、人形劇を融合させて公演し、大きな拍手が送られた。

 また、大山崎町の第二大山崎小PTAは、就学前の子を持つ保護者向けの「親のための応援塾」を説明。学用品展示会の様子を寸劇を交えて紹介した。長岡京市の長岡第四中学校支援地域本部は、地域の学習ボランティアと連携した生徒への英語学習支援について発表した。

 研修会と同時に非行防止フォーラムも開かれ、府警少年課の警察官が思春期の子どもを取り巻く現状などを説明した。

【 2013年06月23日 10時20分 】

老朽化20施設の再編提言 長岡京市が指針

2013-06-27 17:36:34 | 政 governing
 長岡京市は、公共施設の老朽化対策にかかわる基本指針を策定した。本年度で築後35年を迎える20施設の建て替えに130億円超かかると試算。厳しさを増す財政や人口減少も踏まえ、施設の複合化や再編でコストを低減するべきとしている。

 同市は人口が急増した1960~70年代に整備した公共施設が多く、老朽化も目立ち始めている。このため庁内に公共施設検討会議を設置し、対策の方向性を示す「公共施設マネジメント基本指針」の策定を進めてきた。

 指針によると、築後35年に及ぶ20施設の延床面積は市役所庁舎や老人福祉センター「竹寿苑」、小中学校、保育所などで6万8千平方メートルに上る。仮にすべてを更新する場合、概算の総費用は136億7千万円となる。

 健全な財政運営のためにも、公共施設の整備費や維持管理費を抑える必要性に言及。新たなサービスに対応した増床があり得る一方で、施設の複合化や再編でバランスを取り、全体として床面積が増えないようにする。

 既存施設の寿命を伸ばすための点検を行うほか、施設を建て替える場合は維持管理や修繕のコストがかからない手法を選ぶこととした。市役所庁舎は市民サービスの維持や災害対策の側面からも重要なため、建て替えを検討する。施設の管理運営における民間の活用にも進めるとした。

 今後、市は本年度中に個別の公共施設を診断するカルテを作成し、建て替えの優先度や必要性について判断する。

【 2013年06月27日 09時26分 】

所蔵資料データベース化 向日市文化資料館が構築

2013-06-27 17:34:36 | 歴 history
 向日市文化資料館(京都府向日市寺戸町)は、所蔵する資料のデータベースシステムを構築した。利用者が必要とする資料をより探しやすくし、将来的には自宅や学校からも資料の検索ができるようにする予定だ。

■表紙や写真で検索

 昨年度の常設展リニューアル事業の一環として実施した。

 同資料館は歴史的・文化的な資料を1万点以上所蔵しているという。これまで目録を作って記録してきたが、資料の内容が分かりにくい面があった。研究者や学生、市民らにデータベースで資料の表紙や内容の写真を見てもらうことで探している資料かを確認できるようにした。

 カテゴリーを「所蔵資料(の写真)」「所蔵写真」「向日市・乙訓を描いた水彩」に分類。「昭和の向日町」や「大正・昭和の天皇即位大礼関係資料」などを収録し、資料名や年代、寄贈者名などを添えた。デジタルデータ化が終わった資料約600~800点が検索でき、今後も随時更新していく。

 また、現在は同資料館に備え付けのパソコンからの利用に限られているが、同資料館は来年度にホームページ(HP)開設を計画しており、学校や自宅でもHPからデータベースシステムにアクセスできるようにしたいという。

 来館した児童がデータベースで資料検索する姿も見られるといい、市文化資料館は「歴史や文化に興味を持ってもらえれば」としている。

【 2013年06月26日 09時02分 】

多彩事業で魅力発信 向日市天文館、7月で20周年

2013-06-27 17:32:15 | 習 learn
 京都府の向日市天文館(向日町)が7月に開館20周年を迎える。プラネタリウムや天体観測室、星見台などを備え、宇宙や星空について学べる身近な施設として市民に親しまれてきた。同館では節目の年を記念し、名誉館長の講演会や公募絵画のプラネタリウムでの投影など多彩な事業を展開し、天体の魅力発信に力を入れる。

 天文館は1993年7月に開館した。当時の環境庁から「スターウオッチング星空の街」に選ばれたことを受け、市が「ふるさと創生事業」を活用して建設した。

 昨年度の市制40年を機にプラネタリウムの投影機を開館以来の光学式から、パソコン操作で動画を映し出すデジタル式に更新した。京都産業大教授で同大学神山天文台長の河北秀世さんを名誉館長に招き、10月にリニューアルオープンした。

 記念事業では、過去に日本惑星科学会の最優秀研究者賞などを受賞している河北名誉館長の講演会「彗星と私たち」を7月6日午後1時半~3時に開く。定員は先着80人。当日午後1時15分と午後2時半のプラネタリウム投影は中止する。

 また、「天体・宇宙への夢、YUME」と銘打って絵画を7月3日~8月31日(必着)に募集する。A4の紙の中央に直径20センチの円を記した上で、その中に宇宙や天体をテーマにした絵を描く。作品は10月2日~12月26日に天文館で展示。11月ごろにはプラネタリウムの機器を使った絵画投影会も開く。応募は1人1点。抽選で3人に望遠鏡、5人に組み立て天球儀を贈る。

 他にも、歴代のプラネタリウム番組のポスターを9月末までロビー展示し、7月3~7日に無料投影を行う。7月からは新番組「流れ星をおいかけて」を導入する予定。

 講演会の申し込みや絵画の問い合わせなどは向日市天文館TEL(935)3800へ。

【 2013年06月25日 11時02分 】

アジサイ雨にほほ笑む 長岡京、柳谷観音で「まつり」

2013-06-27 17:29:54 | 水 water
 空梅雨から次第に恵みの雨が降るようになるなか、京都府長岡京市浄土谷の柳谷観音楊谷寺で、アジサイが相次いで開花している。29、30の両日には境内や参道で第13回あじさいまつりが催される。

 同寺の境内は4500株のアジサイが栽培され、名所として親しまれている。先週までは開花が少なかった。

 花の数が増えた23日午前はときおり小雨がぱらつく曇り空の下、多くの参拝者やハイキングの人たちが訪れた。薄紫や淡い桃色の花びらにカメラのレンズを向けたり写生し、水辺の樹木でモリアオガエルの卵を観察する姿が目立った。

 市観光協会や市、寺の実行委員会による6月恒例のあじさいまつりは午前10時~午後3時半に開催。いけばな展や茶席、アジサイの苗、特産品の販売のほかヨーヨー釣りコーナーや飲食の屋台を設ける。

 このほか、長岡京音頭の披露やジャズライブ、北開田太鼓や津軽三味線のコンサートが催される。JR長岡京駅前・文化センターを結ぶシャトルバスも運行する(片道大人200円、小人100円)。

 参道で長年使われていなかった旧茶屋の建物を市内のNPO法人が寺から借り、同寺の縁日に合わせて17日に「茶家 西の風」を始めた。29、30の両日も営業し、食事や飲み物を提供する。

【 2013年06月24日 11時10分 】


投影1万回を達成 向日市天文館 観覧の向陽幼稚園児祝う

2013-06-22 15:00:21 | 創 creation
 向日市天文館(京都府向日町)のプラネタリウムの投影回数が21日、1万回に達した。記念の観覧者となった向陽幼稚園(寺戸町)の園児たちに記念品や認定証が贈られた。

 市天文館は1993年7月に開館し、20周年を迎える。プラネタリウムは昨年のリニューアルで番組を改編、現在は子どもから大人まで楽しめる5番組を投影している。

 この日は団体予約をしていた向陽幼稚園の園児約80人が来館した。園児の代表3人が久嶋務市長らと一緒にくす玉を割って節目を祝い、市長から園児たちに記念の折り紙が手渡された。久嶋市長は「1万回目のプラネタリウムを観たことは良い記念になります。来てくれてありがとう」とあいさつした。

 園児たちは子ども向け番組「たいようくんとおつきちゃん」を観覧し、天文の世界を楽しんでいた。

【 2013年06月22日 08時41分 】

都市計画税案を否決 大山崎町会、反対8賛成2

2013-06-22 14:58:30 | 政 governing
 大山崎町議会6月定例会の最終本会議が19日に開かれ、町が2014年度からの導入を目指して提案した都市計画税条例案を、反対8、賛成2、退席1の賛成少数で否決した。「公約にはなかった」「民意が得られていない」などの意見が多数を占めた。江下伝明町長は「同税は町づくりに必要不可欠。時期をみて再度の提案をしたい」との意向を示した。

 採決では大山崎クラブ、共産、維新、のぞみの各会派が反対した。公明は「住民に理解されておらず、十分な時間をかけて再度、議論と審議すべき」と退席し、民主フォーラムのみが賛成した。

 その前の討論で、反対する議員が「新たな負担を求めるなら住民合意が大前提。使途がインフラ整備限定で、不要な大型開発を促進する」(共産)、「公約に一切なかった。町長の言動には実働が伴っていない」(大山崎クラブ)と批判した。

 また、「どうしても導入したいのなら民意を問え」と出直し町長選、町議選を迫る議員もいた。

 賛成した民主フォーラムの議員は、導入には使途の明確化が前提と言及し、町長が議会で雨水排水と水道施設の整備に充てると明言したことを評価して、「安全安心のインフラ整備は必要」とした。

 同条例案をめぐっては、12日の総務産業委員会で共産とのぞみの2人が反対し、大山崎クラブと民主フォーラム、公明の計3人は態度を留保していた。

 江下町長は「議会の理解を得られなかったのは残念で、説明が足りなかったと反省している。議員には丁寧な説明を続け、時期を判断してもう一度チャレンジしたい」と話した。

【 2013年06月20日 09時59分 】

育児、地域で支え10年 向日市のファミサポ

2013-06-22 14:56:57 | 護 help
 子育てを地域で応援する「向日市ファミリーサポートセンター(ファミサポ)」が開設から10年となった。保育支援を受けたい人(依頼会員)とサポートしたい人(援助会員)を結ぶ橋渡し役を務め、地域の中で支え合う子育ての実現に取り組んできた。昨年度は利用件数が初めて千件を超えた。

 ファミサポは2003年3月、京都府向日市寺戸町の保健センター内に開所した。

 依頼会員の対象は市内在住・在勤で生後2カ月からおおむね10歳までの子を持つ人で、援助会員は子育てを手伝いたい市民が担う。両方の会員になることもできる。利用料は1時間あたり月曜~金曜の午前7時~午後8時が700円、土日曜・祝日・午後8時以降は800円。兄弟姉妹の場合、2人目からは半額になる。

 設立当初の会員数は依頼98人、援助83人、両方4人だったが、昨年度末には依頼400人、援助134人、両方28人まで増加した。利用件数も年間148件から同1117件と大幅に伸び、つながりの輪が広がっている。

 利用の理由は「保護者等の短時間・臨時的就労」「学童保育の迎え」「保育所・幼稚園の迎えと帰宅後の預かり」などが多くを占めるといい、依頼会員からは「地域に支えられ子育てができ幸せ」「子どもの機嫌が悪い時も上手に接してくれる」と好評だ。

 一方、ファミサポは会員の交流会開催や年2回の情報誌発行のほか、援助会員を志望する市民向けに「子育てサポーター養成講座」も催している。

 今月10日の講座では、元市立保育所長で援助会員でもある山室睦美さん(76)=寺戸町=が「子どもの発達とかかわり方 乳児編」をテーマに、自身が子どもを預かった経験などを語り、約20人が聞き入った。

 核家族化や近所付き合いの希薄化が進む中で、過剰な育児情報に戸惑い、不安や心配を抱える保護者は多い。ファミサポの真継由美子所長は「まず話を聞き、教えるより待つという姿勢を大切にして信頼関係を築いていきたい」と話し、山室さんは「お母さんから相談してもらえるようなサポーターになってほしい」と期待する。

 開設以来、事故はなく、今後も職員がこまめなフォローを心掛け、依頼と援助会員相互に負担がかからないような仲介を目指す。市子育て支援課は「10年間無事に続けられたことは大きな成果。依頼会員の人が援助会員にもなってくれる仕組みづくりも考えたい」としている。依頼会員の登録はいつでも可能。問い合わせは向日市ファミリーサポートセンターTEL075(932)7831。

【 2013年06月19日 10時19分 】

馬術で全国大会へ、激励受け抱負 向陽小の松島さん

2013-06-21 19:12:38 | 士 cerebrity
 今夏に開かれる「第37回全日本ジュニア障害馬術大会」に出場する向陽小6年の松島更紗さん(12)=京都府向日市向日町=が17日、寺戸町の市役所を訪れた。久嶋務市長に意気込みを語り、市が新たに作った「未来のアスリート激励ワッペン」を受け取った。

 松島さんは4年生の頃に乗馬を始め、昨年の西日本障害飛越馬術大会のアマチュアオープンの部で優勝した。週2回、兵庫県加古川市の乗馬クラブで練習を重ね、日本馬術連盟の「B級ライダー」資格を取得している。

 今回の大会は8月1~4日に山梨県馬術競技場で開かれ、松島さんは全国の高校3年生以下の選手が競うチルドレンライダー障害飛越競技やフレンドシップ競技に出場する。

 一方、松島さんが昨年の優勝報告の際に提案したのを機に、市はユニホームに付けるワッペン(縦4センチ、横10センチ)を作製した。市民の花ヒマワリや「頑張る 君を応援」というメッセージなどをスカイブルーで印字し、全国大会の出場選手に贈る。

 久嶋市長からワッペンを手渡された松島さんは「練習の成果を発揮し、(愛馬の)クリフ48と心を一つにして良い結果が出せるよう頑張りたい」と力強く話していた。


ホタルの光跡にうっとり 長岡京 観賞の夕べに多くの市民

2013-06-16 09:49:39 | 水 water
 京都府長岡京市の住民グループの主催する「ホタル観賞の夕べ」が14、15日の夜、長岡京市奥海印寺の小泉川上流で開かれた。宵闇に光跡を描いて飛ぶホタルに、訪れた大勢の市民が見とれた。

 ゲンジボタルの飼育や河川環境づくりに取り組んでいる住民団体「長岡京市ゲンジボタルを育てる会」と市が毎年開いている。

 会場の西代橋一帯には竹製の灯籠が並び、幻想的な雰囲気を醸し出した。14日は周囲が暗くなった午後8時ごろから光点がぽつぽつとともり始め、子どもたちが「いたいた」「光った」とはしゃぎながら熱心に見入った。

 抹茶やホタルまんじゅうの販売もあり、市民らが涼みながらくつろいでいた。

【 2013年06月16日 08時47分 】

柳谷観音門前で縁日や祭り 高齢者らが茶屋で接待

2013-06-16 09:46:25 | 祭 carnival
 長岡京市浄土谷の柳谷観音(楊谷寺)門前にある旧茶屋で、同市のNPO法人が寺の縁日にあたる今月17日とあじさい祭りの29日と30日に飲み物や食事を提供する。大勢の参拝者で茶屋や旅館がにぎわった往事の姿の一端をよみがえらせ、心地よいひとときを過ごせる場をめざす。

 高齢者の生きがい活動をめざす「いきいきネット」が寺から建物を借り、「茶屋 西の風」を設ける。17日は午前8時半~午後1時半、茶と和菓子、コーヒーと洋菓子のほか手作りの料理も有料で提供する。29、30日は時間を延ばすことを検討している。NPOの小泉瑠美子さん(66)=大山崎町大山崎=は「いっしょに楽しくおしゃべりできる時間を過ごせるような、サロン的な場にしたい」と話す。

 「いきいきネット」代表理事の山田和美さん(68)=長岡京市久貝=は「元気な高齢者が地域社会で積極的に役割を果たし、居場所づくりをめざす一環として、茶屋を営業したい」と話す。

 柳谷観音は近畿一円から幅広い講組織などの信徒団体が寺の護持に尽力した。門前に並んだ店は飲食や休憩する参拝者でにぎわった。

 同寺の日下俊英副住職(44)によると、10~20年ほど前までは茶屋などがにぎわっていたが、3年ほど前に最後の店が閉じたという。17日は本尊を開帳する縁日として今でも多くの参拝者が訪れるが、飲食をする店がなかったという。

 「門前に以前のにぎわいが戻り、参拝のみなさんにもゆっくり過ごせてもらえることを歓迎します」と話している。

【 2013年06月15日 11時10分 】

向陽高と第5向陽小、交流深め教育効果アップ

2013-06-15 10:16:12 | 創 creation
 京都府向日市上植野町にある向陽高と第5向陽小が交流を深めている。13日には生徒が児童の下校時に見守り活動を実施。同高教員が習字を指導する取り組みも予定している。立地の近さを生かした「小・高」連携で教育効果を高め、ともに地域に開かれ、親しまれる学校を目指す。

 向陽高と5向小はほぼ隣接している。これまでも同高の吹奏楽部や書道部が、同小で演奏を披露したり、書を指導したりしてきた。

 見守り活動は本年度で5年目。13日はラクビー部員約20人が4カ所に分かれて通学路に立ち、「さよなら」「バイバイ」と声を掛けながら、児童が安全安心に下校できるよう見守った。

 3年の内田達也君(17)は「笑顔と元気なあいさつを心掛けた」と話し、児童たちも「お兄さん」とのふれあいを楽しむ様子を見せた。見守りは今後も実施し、年間10回ほどを計画している。

 一方、14日と18日には同高芸術科(書道)の教員が、4年生を対象にした出前授業を行う。教員が児童に習字を教えるのは初めての試みといい、市が夏に催す「平和書道展」に応募する作品を指導する予定だ。

 両校は他にも、夏休みの宿題支援や科学教室、教員の交流・研修など連携の取り組みを検討しており、向陽高は「役立てることがあれば積極的に行い、地域に開かれた学校にしたい」、5向小も「『小・高』で互いの良さを生かした取り組みをし、財産として共有できれば」としている。

【 2013年06月14日 11時23分 】

エゴマの種植えを体験 大山崎小で児童ら

2013-06-15 10:14:26 | 木 plants
 京都府大山崎町の大山崎小で12日、4年の児童約90人がエゴマの種植えをした。児童が水やりや草引きをして育て、秋に収穫する。

 町が中世にエゴマを原料とする灯明油の独占販売で栄えたことなどを学ぼうと、大山崎小と町教育委員会が初めて企画した。

 はじめに住民グループ「えごまクラブ」の永田正明会長(77)が「今のエゴマは食べるものだが、昔は搾った油を明かりに使っていた」と話し、歴史やエゴマの生育方法について説明した。

 続いて、児童はポットに土を詰めて種植えに取り組んだ。手のひらから一粒ずつをつかんで、丁寧に土に埋めていった。

 今後は、成長を見て町役場横の畑に植え替える。収穫したエゴマは、えごまクラブが復元させた搾油機で実から油を搾って明かりをともすなど、活用を予定している。

【 2013年06月13日 10時12分 】