嵐ファン聖地詣で、住民困惑も 京都・松本神社、絵馬が人気

2017-10-31 20:46:02 | 賞 prize
 アイドルグループ「嵐」の松本潤さんの誕生日に合わせ、城陽市観光協会が売り出した松本神社(京都府城陽市奈島)の絵馬の販売数が、2カ月で3千枚を超えた。驚いた観光協会は、要望を受けて新商品も計画する。一方、ファンの「聖地詣で」に周辺住民からは戸惑いの声も出ている。

 嵐のメンバー5人の姓と同じ名の神社は全国各地にあり、コンサートチケットの当選祈願で、「嵐神社巡り」をするファンが多い。

 松本神社も、松本さんと同じ名であることから注目を浴びた。常駐の神職がいない小さな社で、観光協会が8月30日に神社で絵馬を売り出したところ、約700枚が売れた。ネット販売も好調で、保存用を含め複数買う人もおり、谷知江事務局次長は「最初の1週間は販売や発送の対応でドタバタだった」とうれしい悲鳴を上げる。

 関西の聖地の中ではこれまで松本神社だけが授与品がなく、「やっと5枚そろった。もっといろいろ作って」と求めるファンもいる。観光協会は、大野智さんと同名で同じく「聖地」の大野神社(滋賀県栗東市)に連絡して商品化の助言を受け、年明けには携帯ストラップの販売を予定する。

 松本神社の絵馬掛け台には現在、約140枚が結ばれている。だがファンの熱い思いとは裏腹に、近所の男性は「そもそも神社の由来とは関係ないので…」と困惑気味だ。前の道路は車がすれ違うのがやっとの細さで、向かいに住む男性(45)は「ファンは必ず神社の正面写真を撮る。道に出て車にひかれそうになったり、家の敷地に入ったりする人もいる。気をつけてほしい」と話す。

 絵馬は市観光協会のホームページで販売している。問い合わせは協会0774(56)4029。

【 2017年10月31日 09時46分 】

天王山の竹でハートの町PR 京都・大山崎

2017-10-31 20:43:15 | 木 plants
 京都府大山崎町の町商工会女性部が、天王山に生えている竹を活用し、町の形から着想を得たハート形のモニュメントづくりに取り組んでいる。地元の大山崎竹林ボランティアと龍谷大の学生らも制作に協力。町制施行50周年に合わせ、11月中に妙喜庵(同町大山崎)前の茶畑に設置される予定。

 同会女性部が、記念の節目を迎える町の盛り上げに一役買おうと発案した。町の形と似ているハート形とし、竹材活用も目指す。

 モニュメントは、高さ約1・7メートル、幅約1・6メートルで、竹で作った鳥居の下にハート形の竹をつり下げる。訪れた人に楽しんでもらえるよう、ハートの枠内から顔を出して写真撮影できるようにする。

 10月上旬から大山崎竹林ボランティアが制作を開始。同町の特産品開発に協力する同大学の学生らもこのほど、同ボランティアのメンバーから指導を受け、使用するクロチクを天王山で伐採した。モニュメントのキャッチコピー「叶わせてみせようその想い ハートの町大山崎」は学生の案を基に女性部が作った。

 龍谷大3年の宮腰美子さん(20)=京都市東山区=は「竹を実際に触ったのは初めてで、改めて大山崎の魅力を確認した。若い人が訪れてくれるPRポイントになれば」と話していた。

【 2017年10月31日 11時23分 】

江戸時代の「八幡道標」一冊に 京都・紹介本発行

2017-10-31 20:36:31 | 歴 history
 京都府の八幡市民らでつくる「八幡の歴史を探究する会」は、江戸時代に建てられた八幡と近隣の道標を紹介する「『石清水八まん宮道』に誘う道標群-江戸時代の八幡道標」を発行した。市内や旧街道沿いなどの石碑76基から「石清水八幡宮を中心とする文化圏」の一端を明らかにしている。

 八幡市や京都市、長岡京市、大山崎町、大阪府枚方市などにある石碑を、2年がかりで調査した。

 「八はた」の文字を指さす地蔵が彫られた道標(八幡市美濃山)や、「左 やわた八幡宮 往来安全」と彫られた道標(京都市南区)、石橋の橋脚になった道標(枚方市)などを、写真と地図に碑文の説明も加えて掲載している。

 調査代表の谷村勉さん(70)と事務局長の高田昌史さん(73)は「石碑は、かけがえのない歴史遺産。保護につなげ、後世に引き継ぎたい」と話している。

 A5判96ページ。900円。28、29日に市文化センター(八幡市八幡)である市民文化祭でも販売。問い合わせは高田さん090(2011)7503。

【 2017年10月30日 19時50分 】

拳四朗選手も「城陽」アピール 京都、市の動画第2弾

2017-10-31 20:32:55 | 士 cerebrity
 京都府城陽市の多彩な魅力を楽しく知ってもらおうと、市がPR動画の第2弾を作製した。市民ら約500人が出演し、オリジナル曲に合わせて軽快に踊りながら、まちの特産品や名所を紹介している。

 2月に製作した第1弾のアクセス数が約9千回と好評だったことを受け、今回も市民団体「城陽スマイル」が手がけた。「お茶の京都」ターゲットイヤーにちなんで、4分半の動画はお茶がテーマ。創作した「JOY・DANCE」(ジョイ・ダンス)にも、茶わんを持つ動作や、「茶茶・茶」と小気味よい手拍子を取り入れた。

 “親切ごり押し”のご当地ヒーロー「ゴリゴリ戦隊・五里ンジャー」が文化パルク城陽の茶室やイチジク畑、金銀糸工場などを訪れて市民らと共演する。プロボクシング世界王者の拳四朗選手や、女子プロ野球育成球団「レイア」の選手も登場している。

 城陽スマイルの阿部智昭会長(41)は「いろんな人とのつながりを大切にして作った。みんなで城陽を盛り上げていければ」と話している。動画は市ホームページなどで視聴できる。

【 2017年10月30日 09時40分 】

障害者と住民楽しく交流 京都・向日の施設

2017-10-31 20:28:44 | 賞 prize
 障害者施設の利用者と住民が交流する「ひまわりフェスタ2017」が28日、京都府向日市上植野町の乙訓ひまわり園で開かれた。ステージ発表や施設製品の販売などがあり、多数の来場者でにぎわった。

 フェスタは2000年11月1日の施設の開設日に合わせた記念イベントで、05年から毎年開き今回が13回目。

 この日は利用者5人の開会宣言で開幕した。大山崎町在住のプロのギタリストわたなべゆうさんが演奏を披露し、プロの演劇グループ「乙訓戦国つつじ」の2人が明智光秀と娘の細川玉子を演じて来場者を魅了した。利用者約20人とスタッフらがアイドルグループV6の曲「WAになっておどろう」を歌い踊った。

 また、パンなどの施設製品の販売や模擬店には地域住民らの長い列ができた。近くに住む小林達三さん(77)は「普段もパンを買いに来ますが、このようなイベントもしてくれて毎年楽しみにしている。今日は雨でしたが工夫した催しで楽しかった」と話した。

【 2017年10月29日 10時40分 】

長岡京発掘に生涯、中山さん宅に住民集う 京都で改装

2017-10-31 20:24:02 | 民 people
 長岡京の発掘に生涯をささげた故中山修一さんが生前に暮らした居宅(京都府長岡京市久貝3丁目)の耐震工事とリフォームが、このほど完了した。すぐ隣に立つ中山修一記念館館長で長男の忠彦さん(73)が地域住民の集う場にしてもらおうと実施し、11月から活用を始める。関係者は「老若男女が気軽に集まり、交流を深める場所を目指したい」と話す。

 中山さんの居宅は木造2階建ての本屋と土蔵、納屋の3棟。妻が亡くなった4年前から空き家になっていた。生家の一部は市が整備し、2002年に記念館として開館。今年は開館15周年の節目だ。地域に住民向けの交流の場が少ないことなどもあり、忠彦さんは改修工事を機に家族ゆかりの居宅を地域の人たちに利活用してもらうことにした。

 工事完了後の居宅は「みんなのお家」と名付けた。地域住民約10人でつくるプロジェクトが今後の使い方など詳細を検討しており、オープニングセレモニーを11月26日に行う。当面の利用状況などを勘案しながら来年4月以降の本格的な利用開始を目指すという。

 代表の山田博子さん(53)は「いろんな用途があるので、多くの人に出入りしてもらいたい」、忠彦さんは「世代間で交流できる場所になれば」と話している。

【 2017年10月28日 17時10分 】

生産者「品質向上努め」 京都・石清水八幡宮で献茶祭

2017-10-31 20:21:05 | 祭 carnival
 茶の収穫に感謝する「秋季献茶祭」が27日、京都府八幡市八幡の石清水八幡宮で行われた。京滋や奈良の茶生産農家約30人が参列し、茶業振興を願った。

 「石清水八幡宮献茶講」が毎年開いており、講発足70周年の今年は煎茶や玉露、かぶせ茶、てん茶の計約280点が奉納された。本殿で田中朋清権宮司が祝詞を上げ、生産者らが神妙な面持ちで玉串をささげた。

 奉納茶品評会の褒賞式もあり、審査長の大谷優さん(71)=八幡市=が今年の出来栄えを報告した。かぶせ茶で最優秀の辻井副さん(68)=宇治田原町=は「品質の高いお茶を作るよう一層努力したい」と謝辞を述べた。

【 2017年10月28日 11時17分 】

夜の町歩き、光で多彩演出 京都・長岡京

2017-10-31 20:15:14 | イベント
 壁面に映像投影するプロジェクションマッピングなど多彩な光の演出で、京都府長岡京市内の町歩きへといざなう初めてのイベントが27日、始まる。新旧入り交じる京都の玄関口をテーマに、市の呼び掛けに応じて協力する店舗や商店街が、府内産食材を使ったメニューや和のデザインの店内装飾など、独自企画で来訪者を迎える。

 「KYOTO RETRO MODERN」(キョウト レトロ モダン)。同市在住の映像作家吉光清隆さん(39)をコンセプトディレクターに、市内3カ所で光のスポットを設置する。

 市役所(同市開田1丁目)に隣接する壁面(幅約18メートル)に着物姿の女性や花柄、街角の風景写真のコラージュを映し出し、中開田公園(同市長岡1丁目)では、竹で囲んだ霧立ちこめる空間をオーロラ状の光が彩る。バンビオ広場公園(同市神足2丁目)では和柄を投影。来場者も被写体となって撮影できる仕掛けを用意する。

 各スポットに近接する商店街が、竹燈籠の設置や軽食販売のブース出展などで雰囲気の盛り上げに一役買う。飲食店や理容店などの協力店舗では、イベントのコンセプトを踏襲して和傘に明かりをともす店内装飾を施したり、府内産食材を用いた料理や地酒を用意したりと集客を目指す。

 11月2日まで。協力店舗の配置やライトアップの場所を記した地図付き冊子を市役所などで配布する。問い合わせは市商工観光課(955)9515。

【 2017年10月27日 11時00分 】

「十七烈士」自決直前の様子も 京都・大山崎に案内板

2017-10-31 20:11:51 | 歴 history
 禁門の変で敗走し、京都・天王山で自決した真木和泉守ら「十七烈士」を説明する案内板が、天王山中腹にある十七烈士の墓の近くに建てられた。禁門の変が起こった背景や、十七烈士が時代に与えた影響などを分かりやすく説明しており、関係者は「地域の歴史を知ってもらえれば」と期待している。

 福岡県久留米市にある水天宮の宮司だった和泉守ら17人は、長州勢として幕府軍と戦い敗走、天王山で自決した。大山崎町の団体「天王山勤皇十七烈士顕彰会」が22日の慰霊祭に合わせ、老朽化した案内板を新しくした。

 案内板(高さ約2メートル)はステンレス製で縦、横各約80センチメートル。風雨よけの屋根も取り付けた。記載内容も変更した。「禁門の変と大山崎(天王山の十七烈士)」と大書きし、幕末の勤王志士たちの動きなどを紹介。真木和泉守の肖像画(水天宮蔵)や、禁門の変を伝える幕末の瓦版(京都市歴史資料館蔵)、天王山で自決する直前の十七烈士の様子を描いた掛け軸(宝積寺蔵)もカラーで掲載した。

 今後、十七烈士の墓を通って山頂に向かう山道を記した標識も現場に設置する予定で、同会事務局長の中田貞之さん(70)=同町大山崎=は「せっかく墓の前まで来ても、誰の墓だろうと通り過ぎる人が多かった。これをきっかけに十七烈士の歴史を知ってもらえれば」と話している。

【 2017年10月26日 13時07分 】

京都・山城の茶業史や景観紹介 資料館で特別展

2017-10-31 20:08:11 | 会 party
 山城地域の茶園景観と茶業の歴史をテーマにした特別展「茶どころ南山城―茶園景観と歴史」が、木津川市山城町の府立山城郷土資料館で開かれている。800年にわたって発展し、受け継がれてきた山城の茶園と茶業を、写真や歴史資料計105点を並べて紹介する。

 茶園は、日本遺産「日本茶800年の歴史散歩」の構成文化財にもなっている。緩やかに茶園が広がる南山城村や、斜面に展開する和束町など、地域ごとの茶園の特色を写真を示して解説する。

 不景気により茶商の値下げ要請に応える江戸時代の農家の文書や、江戸末期ごろに現在の宇治田原町から神戸港を経て米国へ茶を輸出していたことを伝える「売込帳」のほか、茶農家の親方が腕の良い焙炉(ほいろ)師に贈った「茶製一流」と記すのぼりもある。

 入館料が必要。12月3日まで。月曜休館。10月14日と11月18、25日いずれも午後1時半から同館学芸員や大学教授らが茶にまつわる講演を行う。

【 2017年10月25日 16時00分 】

懐かしの昭和バー好評 京都・大山崎の老人センター

2017-10-31 20:02:58 | 護 help
 京都府大山崎町円明寺の町老人福祉センター長寿苑で4月から月に1回、ロビーにスクリーンを設置して懐かしの映画を鑑賞してもらう「昭和浪漫バー」が好評を博している。男性を対象に西部劇や時代劇を上映してきたが、女性も楽しめる作品を選んでほしいとの要望が出たため、ジャンルの幅を広げている。

 男性を中心に社交の機会を持ってもらおうと、毎月最終週の男湯開放日の午後1~3時に町社会福祉協議会が開いている。有料でコーヒーや菓子のサービスもあり、先月からはノンアルコールビールも用意している。ロビーにソファを並べ、毎回20人ほどがゆっくりくつろぎながら名作を楽しんでいる。

 8月までは男性向けの作品を上映してきたが、女性の利用客から「私たちも一緒に見られる映画にしてほしい」との声があった。そのため、先月はグレゴリー・ペックとオードリー・ヘプバーン出演の「ローマの休日」(1953年)を流した。

 鑑賞した20人ほどの半数は女性で、坂口敏子さん(88)は「若い頃に『ヘプバーンカット』という短い髪形がはやった。映画を見て懐かしく感じ、感動した」と、興奮気味に振り返った。

【 2017年10月25日 10時29分 】

日本遺産の景観「浜茶」も冠水 台風影響で京都・山城

2017-10-31 19:57:58 | 災 disaster
 超大型の台風21号は京都・山城地域にも激しい風雨をもたらし、各地で道路の寸断や農地の冠水など、被害が相次いだ。

 国道163号が笠置町などで22日午後10時ごろから通行止めとなり、23日午前8時半ごろに解除された。木津川、井手、宇治田原、笠置、和束、南山城の各市町村では土砂崩れや倒木、落石による通行止めが相次いだ。

 宇治市莵道でも23日午前3時ごろ、昨年9月に大雨で土砂崩れが起きた市道で、鉄製の防護柵ごと斜面が崩れた。三室戸寺に近く、復旧の見通しは立っていない。

 木津川市加茂町の海住山寺では参道の一部が崩れた。通行は可能で、注意を呼び掛けている。

 民家の被害も相次いだ。木津川市加茂町大野で1棟が床上浸水した。同市木津で10棟、和束町石寺で1棟が床下浸水した。また井手町田村新田で23日午前2時半ごろから約80世帯が一時停電した。

 木津川沿いでは茶畑が冠水した。茶園の覆いにたまったごみや、茶葉に付いた泥の処理が課題になりそうだ。

 八幡市の河川敷に広がる「浜茶」の茶園約15ヘクタールが増水で漬かった。高級てん茶の生産地として知られ、景観が「日本遺産」に指定されている。都々城(つづき)茶生産組合事務局(JA京都やましろ)によると、施肥や防除作業をしていた最中で、影響を調べている。城陽市でも川沿いの茶畑約20ヘクタールが冠水した。

 各地でビニールハウスの被害や、刈り取り前の稲の倒伏も相次いだ。キュウリ栽培のハウスが破損し、応急処置していた久御山町の男性(60)は「事前に補強していたが予想以上に風が強かった。ただでさえ雨続きで育ちが悪く、野菜の値段が上がるのでは」とこぼした。

 観光施設にも影響が出た。淀川河川公園(京都府・大阪府)は、背割堤地区(八幡市八幡)を含む全地区が22日昼前から臨時閉園した。再開の見通しは未定という。

 笠置町隅田の温浴施設「わかさぎ温泉 笠置いこいの館」は、近くを流れる白砂川の増水で駐車場が冠水し、23日は臨時休業した。

【 2017年10月24日 12時21分 】

市役所新庁舎どうする?市民が議論 京都・長岡京市

2017-10-31 19:53:05 | 政 governing
 京都府長岡京市はこのほど、2020年度着工を目指す市役所の建て替えについて、市民の声を集めるワークショップを初開催した。市側は新庁舎に産業文化会館と保健センターの両機能を移転する検討案を示し、公募に応じた市民らが現状の課題や新庁舎への注文について意見を交わした。

 市は、4月に示した基本構想で新庁舎の規模や配置を定めた。市民の利便性向上や公共施設再編を狙いに、22年度以降の開始が見込まれる2期工事で産業文化会館の機能を持たせた庁舎を建設。6月の市議会一般質問で市側は、保健センターも機能移転する方針を打ち出している。

 市役所であったワークショップは、本年度中に策定する基本計画に市民の意見を反映させる目的。地域団体のメンバーや自治会関係者、会社員ら計19人が参加した。

 参加者は現庁舎に関し、三つに分散して階段が多く、バリアフリー化が行き届いていないことなど、問題点を挙げた上で「困った時にすぐ行ける」「全ての人にとって居場所になる」と新庁舎のコンセプトを提案した。

 総合的な相談窓口の充実や最上階でのレストラン営業、パブリックスペースで憩いの場の設置を望む声が上がり、新庁舎への機能移転について「駐車場は確保されるのか」「どこまで人を引きつけられるのか」などの指摘があった。

 ワークショップは11月19日にも開催し、新庁舎に求める機能について具体例を交えて話し合う。問い合わせは市公共施設再編推進室(955)9680。

【 2017年10月24日 11時42分 】

守り続けた茶道施設、重文に 京都・宇治の松殿山荘

2017-10-31 19:49:02 | 歴 history
 京都府宇治市で守り続けられてきた茶道の研修施設が重要文化財になる見通しとなった。国の文化審議会がこのほど、木幡南山の「松殿山荘」を重文に指定するよう答申した。茶のまちの関係者に喜びが広がった。

 松殿山荘は、茶道家の高谷恒太郎(1851~1933年)が、周囲に広がる茶園の景観を気に入って土地を購入して建てた。12棟もの建物群と広大な敷地を子孫が代々守り続けてきた。

 現在は、所有する「松殿山荘茶道会」の代表理事で高谷のひ孫にあたる平岡己津夫さん(69)が管理し、毎年春と秋に2日間ずつ、一般公開している。

 完成当時の状態をとどめようと努めるが、維持には労力も費用もかかる。アライグマなどが柱に爪痕を付け、イノシシは庭園を掘り返す。白アリのせいで倒壊寸前だった建物は全解体して修復した。「雨漏りに気を付けるように」との父の言葉を守り、雨が降れば建物や外の水はけを確認して回る。

 平岡さんは「修理に支援が必要な時期にきていた。祖母や父が頑張って維持してきたことが報われた。これで未来に残せる」と喜ぶ。

 山本正市長は「お茶に縁のある松殿山荘の重文指定は、宇治のブランド力の向上や宇治の魅力を再発見する良い機会になる」とコメントした。

 一方、大勢の人が訪れると建物が傷む原因になることや「本当に見たいという人に訪れてほしい」との思いから、平岡さんは公開の拡大には慎重だ。市は「私有物なので、所有者と相談して支援を検討したい」としている。

【 2017年10月23日 11時55分 】

なつかしの風景、動画や写真で 京都・八幡市がHP公開

2017-10-23 11:53:52 | 歴 history
 京都府八幡市は、市制施行40周年(11月1日)を記念して制作した動画「今昔メモリアル写真・ビデオメッセージ」(14分)を市ホームページで公開している。

 かつて木津川にあった水泳場や渡し舟「岩田の渡し」、男山団地の建設など、懐かしい写真で八幡の歴史を振り返る。石清水八幡宮の神職へのインタビューや、男山団地の再生に取り組む団体の紹介のほか、市民や堀口文昭市長のメッセージも収録している。

【 2017年10月22日 17時00分 】

八幡市市制施行40周年記念今昔メモリアル写真・ビデオメッセージ