一休寺納豆、暑さでうま味凝縮 京都、住職らが仕込み

2018-08-09 14:33:00 | 創 creation

 一休禅師が室町時代に製法を広めたとされる「一休寺納豆」の仕込み作業が、京都府京田辺市薪の酬恩庵一休寺で行われている。木おけに漬けた大豆を、夏の日差しに当てて乾燥させ、田辺宗一住職(69)らが連日、かいでかき混ぜている。

 一休寺納豆は、みそのような濃い風味や塩味が特徴で、酒のつまみや隠し味としても使われている。今年は17日に仕込みを始めた。蒸した大豆に、はったい粉、こうじ菌を混ぜて蔵で発酵させ、計330キロを木おけに移した。来年春まで天日干ししながらかき混ぜ、さらに1年間熟成させる。

 田辺住職は「今年は梅雨が早く明け、暑すぎるぐらいなので、発酵が進んで、いいものができそう」と話している。境内などで販売している。同寺0774(62)0193。

【 2018年07月31日 09時50分 】



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