長岡第七小の留守家庭児童会、長岡福祉会に委託へ

2012-12-29 11:40:12 | 護 help
京都府長岡京市教育委員会は、来年4月から民間委託に移行する長岡第七小(今里)の留守家庭児童会について、委託先を社会福祉法人「長岡福祉会」(奥海印寺)に内定した。年明けに正式契約を結ぶ。

 委託先の選定は、事業者の提案内容を比較する「プロポーザル方式」で行った。長岡福祉会のほか、学童保育の受託実績がある東京都の会社2社と市内で無認可保育施設を運営する会社が応募した。

 長岡福祉会は長七小の敷地内で今里保育園を運営し、小学校とのスムーズな連携が期待できることや現場経験のある保育士を配置できる点などが評価され、最高点を得た。

 長岡福祉会は市内で今里保育園など3保育園を運営している。

【 2012年12月29日 10時44分 】

柳の輪飾り付け正月飾り 長岡京、児童向け教室

2012-12-29 11:37:24 | 習 learn
正月飾り作りに挑戦する児童たち(長岡京市天神・市立中央公民館) 若々しい緑の松と赤いセンリョウが竹の器を彩り、迎春ムードを醸し出す。

 京都府長岡京市の小学生を対象にしたいけばな教室が27日、同市天神の市立中央公民館で開かれ、子どもたちが正月飾りに挑戦した。

 指導者の資格を持つ滝川泰子さん(70)=下海印寺=ら女性グループが月1度開いている。

 この日は年内最後の教室で児童18人が参加。枝若松やカーネーションなどを飾り付け、銀を塗った柳の枝を輪の形にしてあしらった。長岡第五小4年の濱野航成君(10)=奥海印寺=は「柳を輪にするのが難しかったけど、うまくできた。うちの玄関に飾りたい」と話していた。

【 2012年12月28日 10時57分 】

向日市天文館、客足好調 番組改編・土日開館が奏功

2012-12-29 11:32:14 | 習 learn
向日市天文館のプラネタリウムで投影されている「宇宙はノンストップ」。子どもから大人まで楽しめる内容になっている(向日市向日町)10月にリニューアルオープンした向日市天文館(京都府向日市向日町)の客足が順調に伸びている。一新したプラネタリウム投影機での番組改編や土・日曜の開館日増加が奏功しているようだ。年内最後の開館日となる26日には、冬休みに合わせ、5種類の番組をすべて投影する特別企画を予定している。

 同館は、市が事業見直しで2006年に「休止・廃止の方向で検討」として以降、予算が縮小し、配置される職員数や投影回数が1993年7月の開館当初と比べて減った。長年同じ内容を投影してきたためリピーターも少なく来館者も減るという悪循環に陥っていた。

 近年の週末は毎月第2土・日曜のみ開館し、平日は幼稚園や保育園などの団体予約に限って受け付けていた。

 本年度、市制40周年を機に、投影機を開館以来使っていた光学式から、パソコン操作で動画を映し出せるデジタル式に替えた。それに伴い番組数も子どもから大人まで楽しめる5種類に増やした。

 また、新装オープンした10月から毎週土・日曜(祝日が重なった場合は除く)を開館した。土・日曜は5つの番組すべてを観覧できるようにし、水・木曜にも一般来館者向けの投影を行っている。

 その結果、10月1カ月間のプラネタリウム観覧者は一般・団体合わせ450人となり、前年同月比420人増加した。11月もさらに観覧者は増えて749人が星空の世界を楽しんだ。

 特に、週末に訪れる家族連れなどが増えているといい、団体をのぞく一般観覧者数は10月が383人(前年同月21人)、11月は290人(同77人)と大幅に伸びた。

 今月は冬休みに入る児童や生徒に足を運んでもらうため、平日の26日のプラネタリウムを土・日曜と同じ形式にする。「たいようくんとおつきちゃん」「月のふしぎ」など5番組すべてを投影し、子どもらに宇宙に親しんでもらう。投影開始は午前10時、同11時15分、午後1時15分、同3時、同4時15分。小学生以上は有料。

 市天文館は「今後は天体観望会の内容を充実させたり、学校の教材として活用できることをPRするなど、より多くの人に来てもらえる企画を考えていきたい」としている。

 1階フロアには、長年活躍した光学式の旧投影機が展示され、過去の観覧体験を懐かしむように眺める人の姿もみられる。

【 2012年12月25日 11時37分 】

門松カード在庫で終了 大山崎町、残り3000枚、希望者に配布

2012-12-22 12:02:49 | 創 creation
 門松の代わりとして正月に玄関前などに飾る紙製の「門松カード」を町民に配っていた大山崎町は「需要がなくなった」として昨年から全戸配布と新規の製作をやめ、窓口で希望者だけに渡すようにした。在庫が尽きれば長年続いてきたこの風習を終えるという。

 町によると、門松カードは森林保護の機運が高まった昭和30、40年代ごろ、門松用として松が伐採されるのを防ごうと全国的に取り組まれたという。

 乙訓地域の自治体では現在、大山崎町だけが町民に配布しており、記録はないが数十年間は続いてきた。向日市の上植野区など地域単位で行っているところもある。

 同町のカードはA4判。左右に「賀正」の文字と初日の出を背景にした門松が描かれており、切り取って使う。広報誌の12月号に折り込んで全戸配布していたが、ほとんど使われていないのが分かった。

 町経済環境課は「門松の風習自体が廃れたのと、正月飾りが多様化したことが原因ではないか」としている。

 カードが必要という町民もいるため、昨年から同課の窓口に置き、取りに来てもらうことにした。在庫は約3千枚あり、なくなるまで毎年12月に窓口配布を続ける。昨年は約20枚を配った。

 同町は「時代の流れなのでしょうか。引き継いできた風習がなくなってしまうのはさみしい」としている。

【 2012年12月22日 10時56分 】

乙訓彩る華やか電飾 光るトンネル、竹灯ろうほんのり

2012-12-22 12:00:49 | 木 plants
 寒さが強まる中、冬を彩る「イルミネーション」が乙訓地域の駅前や公園などで行われ、道行く人に温かみを感じさせている。各地のイルミネーションを巡った。

 ◇…長岡京市では、JR長岡京駅前のバンビオ広場公園で約9万個の発光ダイオード(LED)電球を用いたイルミネーションが行われている。

 高さ9メートルのドイツトウヒなどを彩り、青や緑、黄、赤の4色に輝く人工ツリーも。アーチ状の「光のトンネル」、神足小児童が作った電飾も設置した。1月14日まで日没~午後11時にともす。

 ◇…向日市では、JR向日町駅前と阪急東向日駅前、両駅間にある深田川橋公園で「竹とあかりの祭典」を実施。モミの木の代わりに市特産の竹をクリスマスツリーにした。

 深田川橋公園の電飾は2年ぶりで、ツリーに青や白色に輝くLED電球を取り付けた。雪の結晶の形をした飾りも輝く。25日まで。午後5~11時。

 ◇…大山崎町では、JR山崎駅と阪急大山崎駅前で「大山崎オーキッドイルミネーション」を開催。竹灯ろう約60本と約3万個のLED電球で駅周辺を彩っている。

 竹は大山崎竹林ボランティアが提供。竹灯ろうには山崎幼稚園(大阪府島本町)の園児が描いた絵を貼った。1月14日まで。午後5時半~午前1時。

 ◇…島本町では、JR島本駅と阪急水無瀬駅前で実施。JRと阪急を結ぶ通称「楠公道路」では、約600メートルにわたり街路樹にLED電球を飾り、華やかな年末の夜を演出している。1月15日まで。午後5時~午前1時。

【 2012年12月21日 08時35分 】

被災女性ら共同でパッチワークキルト 長岡京で展示

2012-12-22 11:57:07 | 創 creation
 東日本大震災で被災した岩手県釜石市の女性たちの手がけたパッチワークキルトが、京都府長岡京市友岡の自立支援施設「乙訓もも」で展示されている。仮設住宅で暮らす仲間約10人が共同で作りあげた作品で、見る人に作り手のぬくもりを伝えている。

 釜石市は震災に伴う津波で市街地が甚大な被害を受け、現在も約5800人が仮設住宅で暮らしている。

 現地ではカトリック系の災害支援団体が支援活動を展開。仮設住宅の談話室でパッチワークキルトの教室も開いており、キルトセラピストの長尾玲子さん(53)=大阪府茨木市=が指導している。長尾さんは乙訓ももでもキルト教室を開いていることから、今回の企画に結びついた。

 展示しているのは幅、高さとも1メートルを超す大型の作品4点。色とりどりの模様のパッチワークを縫い付けてあるほか、花々や果物などをデザインした編み物も飾り付けてあり、やさしく、温かい雰囲気を醸し出している。

 長尾さんは「キルト作品を一緒に作るうちに被災者の間に会話が生まれ、みんな仲間だという気持ちがどんどん強まっていった。素晴らしい作品がそろった」と話している。

 展示は24日まで。22、23日は土日のため休み。

【 2012年12月20日 09時16分 】

開設半年、ご近所カフェ定着 向日の福祉法人が運営

2012-12-20 05:48:26 | 護 help
 京都府向日市鶏冠井町にある「地域交流ルーム きずなCAFE(カフェ)」が地域住民のつながりを深める場として定着しつつある。カフェ開始から半年がたち、利用者数は徐々に増加。周辺に喫茶店が少ない中、気軽に立ち寄って談笑したり、落ち着いた時間を過ごせると好評だ。12日には「ご近所クリスマスパーティー」が開かれ、地元の人たちがデザートや音楽の生演奏を楽しんだ。

 社会福祉法人の物集女福祉会(物集女町)が洛西医院の駐車場奥に開設。カフェは6月から始め、毎月第2・第4水曜の午後1~3時に開店する。本格的な入れ方を学んだ職員によるコーヒーを1杯100円で提供し、ケーキセット(350円)もある。ケアマネジャーがいるため介護相談にも応じる。

 当初は1日1~2人の利用だったが常連が増え、最近では4~5人が訪れるようになり、多い日は10人近くの人でにぎわうことも。ボランティアをしている市民が活動後に利用したり、待ち合わせの場所に使う人もいるという。

 初めてのクリスマスパーティーには地元の高齢者を中心に約30人が参加した。参加者はチョコケーキやパンナコッタ、洋梨のコンポートなどのデザート、コーヒーを味わいながら会話に花を咲かせ、宇治市の吹奏楽グループ「みんなのブラス」が奏でる「ジングルベル」「聖者の行進」といった曲を楽しんだ。

 年の瀬の26日には餅つき会が開かれる予定。物集女福祉会の今西文子理事は「お年寄りの外に出るきっかけとなり、自然なふれあいが楽しめる場所になれば」と話している。

【 2012年12月19日 11時32分 】

維新比例1位、乙訓に突風 衆院選京都3区の得票分析

2012-12-20 05:39:12 | 政 governing
 自民新人の宮崎謙介氏が、民主現職泉健太氏との大激戦を制した衆院選京都3区のうち乙訓地域の投票動向を振り返ると、初登場の維新が比例で1位に躍り出た。「維新ショック」ともいえる衝撃が既存政党の関係者に走った。

 2市1町選管がそれぞれ集計した比例票の合算を、政党ごとにみると-。

 計1万9449票の維新が、2市1町すべてで1位を占めた。選挙区を制した自民も比例では前回から1割弱減らし、2位の1万7827票だった。前回は独走状態のように1位だった民主は1万1606票と、3分の1にまで落ち込んだ。

 乙訓では厚い支持層を誇る共産は8536票と3割近く減らした。熱心な支持者に支えられる公明も5479票と前回より1割強減った。社民の1059票は前回の3分の1にとどまる。

 「三極」の一角で2回目の選挙となったみんなは5146票と約4割伸ばし、初登場の未来は4042票だった。

 選挙区をみると、3区全体で競り負けた民主の泉氏が乙訓では2万3128票を獲得。長岡京市と大山崎町で1位となり、自民宮崎氏の2万2540票をわずかに上回った。維新山内氏は1万6398票と、共産石村氏1万775票より上位だった。

 選挙区の投票率は戦後3番目の低さとなった京都府内全体の58・27%(前回より9・93ポイント減)と同様、乙訓も低落した。向日市は59・60%(同10・27減)、長岡京市62・37%(同同9・56減)、大山崎町66・68%(同8・34減)だった。

 比例・選挙区の動きを乙訓でみる限り、「乙訓の有権者はもともと風任せ」とあいまいな見方では説明がつかない。準備期間も短くほとんど活動基盤と実績を持たない勢力が、長い月日とエネルギー、人を費やし「顔」の見える距離で地域をくまなく歩いて築いてきた既存の各政党の票を、瞬時にさらったかっこうだ。有権者が示した総体としての意志は、政党のあり方や選挙の手法、民主主義の姿へと重い問題を投げかける。

【 2012年12月18日 11時04分 】

朝市来場、感謝の気モチ 大山崎「年忘れ餅つき市」

2012-12-20 05:36:12 | 商 trading
> ぺたん、ぺたんとテンポ良く餅をつく音が広場に響く。たくさんの人が列をつくり、おいしそうにきな粉餅を頰張った。

 15日朝、大山崎町いきいき朝市の特別市「年忘れ餅つき市」が京都府大山崎町円明寺の脇山広場で開かれた。

 朝市は町内の農家でつくる実行委員会が主催している。新鮮な野菜を安価で購入できるため、いつもにぎわっている。

 餅つきは日ごろの感謝の気持ちにと、毎年12月に開催している。今回は古代米12キロを用意した。

 実行委員が手際よく餅をついていき、きな粉をまぶして無料で振る舞った。買い込んだハクサイやダイコンなどの野菜を手にした客たちが、つきたての温かい餅を受け取っていた。

【 2012年12月16日 11時13分 】

ポスト国文祭盛り上げよう 1月27日フェスタ

2012-12-16 01:53:25 | 祭 carnival
 昨秋の「国民文化祭・京都2011」で盛り上がった文化振興の機運をつなぐ「ポスト国文祭」の催しが、府内各地で展開されている。乙訓地域でも来年1月27日に「文化交流フェスタin乙訓」が開かれる。3市町で繰り広げられた音楽や剪画(せんが)、茶は住民に広く浸透しつつあり、まちを盛り上げる「文化力」の高まりが期待されている。

■剪画、第9、茶会多彩に

 ◇…「自分なりに、ゆっくりと切って」。11月29日に向日市の寺戸コミュニティセンターであった干支(えと)剪画教室。講師を務めた剪画作家の大月透さん(78)=同市寺戸町=が参加した市民に呼び掛けた。

 この日の参加者数はは定員15人に対し23人。申し込みが多く寄せられ増員した。主催した市は「市民の間で人気が出てきている」(市民参画課)と手応えを感じている様子だ。

 国文祭前から剪画普及を行ってきた市は、今年も市民展を開き、学校の授業にも導入した。子どもからお年寄りまで手軽に楽しめる剪画について大月さんは「地味だがファンが確実に増えている。継続力や集中力が身に付き、子どもの心の成長にもいい」と話す。

 ◇…国文祭でオーケストラの祭典を開催した長岡京市は、「音楽のまち」定着へ力を注ぐ。同市は文化交流フェスタの会場になっており、市民合唱団150人が「第9」コンサートに向けて9月から練習を重ねている。

 団員の5割以上を長岡京市民が占め、仕事を終えて練習に駆けつけた会社員の浅井賢史さん(39)=同市長法寺=は「人生で一度は第9をうたいたかった。音楽は文化の結晶という面もあり、音楽のあふれるまちはいいですね」と笑顔を見せる。取り組みは近隣にも広がり、大阪府島本町の久下萬真さん(75)は「初心者で難しいが、他の団員のみなさんと一緒に行う雰囲気が良く、合唱の醍醐味を感じている」。

 ◇…茶をテーマにした大山崎町では、住民有志5人が茶道サークル「友あそび」を5月に設立、主に町内の行事で茶会を催している。子ども対象教室も開くなど裾野拡大に努め、代表の福冨和夫さん(82)は「茶の魅力をたくさんの人に広げて、文化として町に根付かせていきたい」と意気込む。

 国文祭では来場者数や経済効果が注目されたが、今後は住民自らが文化に親しみ、継続して活動できる環境づくりが大切になる。府山城広域振興局の小林裕明副局長(乙訓調整監)は「行政としても高まった文化的機運の流れを止めないようにし、フェスタを住民が積極的に文化活動に参加するきっかけにしたい」と話している。

【 2012年12月15日 09時08分 】

エゴマの光再び 大山崎で搾油機を住民ら復元

2012-12-16 01:49:16 | 創 creation
 中世にエゴマを原料とする灯明油の独占販売で栄えた京都府大山崎町の住民グループ「えごまクラブ」が、大山崎で考案されて当時にエゴマの油搾りに使われていた道具を2分の1サイズで復元させた。15日には同町大山崎の離宮八幡宮でお披露目をして、エゴマの実を搾った油で灯明をともす。

 道具は「長木(ながき)式搾油機」。油座の本拠地だった離宮八幡宮に残る古文書「製油(せいゆ)濫觴(らんしょう)」に描かれていた搾油機の図を参考に、数多くの伝統建築を手がけてきた「安井杢工務店」(向日市)の協力を得て復元した。

 木材で作られており、ろくろを回して縄を締めて搾油部分に圧力を加える仕組みになっている。実物のほぼ2分の1で、全長290センチ、高さ108センチ、幅75センチ。

   ◇   ◇ 

 9月から3回にわたって復元のワークショップを開催し、メンバーや町内の子どもら約20人が参加した。安井杢工務店の職人の指導を受けながら、木材を切ったり、かんなで削るなどして部品を作って組み立てた。

 11月18日には完成した搾油機で試験的にエゴマの実を搾った。1滴の油が落ちてくるごとに参加者から大きな歓声が上がっていた。ベテラン職人の一人は「自分たちが携わった仕事を、目の前で子どもさんといっしょに喜び合う機会はめったにない。やったかいがあった」と感慨深そうに話す。

 副代表の津田定豊さん(45)は「先人の知恵と歴史が詰まっている。多くの人の目に触れる機会を作り、大山崎の歴史を感じてほしい」と話している。

   ◇   ◇ 

 15日は「エゴマフェスタ2012」を開き、午後2時から今年に収穫したエゴマの実を搾る。午後4時半から初搾りの油で灯明をともす。

 午前11時~午後0時半にエゴマ入り揚げ菓子やエゴマ茶などの販売があり、午前11時~午後2時には、搾油機のミニチュア(参加費千円)と箸(参加費200円)を作る木工ワークショップがある。

【 2012年12月14日 11時42分 】

ナンテンきりり、門松できた 長岡京で児童ら製作

2012-12-16 01:47:16 | 創 creation
 鮮やかな青竹と松葉に、きりりと真っ赤なナンテンの実が新年の華やぎを添える。京都府長岡京市今里の長岡第三小で12日、児童が門松を作った。

 子どもの安全な居場所を提供するため、地元の人たちが放課後に運営する「すくすく教室」の一環で催された。毎週水曜日に地域内外の人たちが講師役となって、工作や茶道、算数などを児童に教えたり、季節に応じてイモやタケノコ掘りを行っている。

 この日はパソコンで年賀状やクリスマスカードを製作したほか、門松作りのために運営委員会代表の能勢善剛さん(70)が地元で伐採した竹を用意した。

 児童はノコギリの持ち方や力の入れ具合を教わりながら竹を鋭角に切りそろえた。見栄えがいいように3本を固定してから、葉の向きやナンテンの飾り付け具合に工夫を凝らして仕上げていった。

【 2012年12月13日 11時31分 】

楽しく信じ合い学びや140年 長岡京の長法寺小

2012-12-16 01:44:49 | 歴 history
 乙訓地域で最も古い小学校である長法寺小(京都府長岡京市長法寺)が今年で創立140年を迎えた。地元住民の強い熱意もあり、明治政府による学制の公布よりも1カ月早く開校。楽しく信じ合って生きる「楽信」を合言葉に歩んできた。18日には住民を招いて記念集会を開き、節目を祝う。

 同小は1872年7月、長法寺、粟生など8村が共同で開設した。地元住民が開校資金を集め、校庭を整備する際の労力も提供したと伝わる。開校したころに視察した槇村正直府知事により「楽信館」と名付けられた。

 校長室には今も、開校当時から昭和40年代まで予鈴代わりに使った「楽信の鐘」(直径30センチ、高さ25センチ)が残る。貴重な遺産を後世に伝えようと、地元住民が1986年に記念の塔を贈り、今も児童の姿を見守っている。

 送り出した卒業生は記録の残る明治20(1887)年以降で8959人。児童会本部会長の田中陽生君(12)=光風台=は「歴史ある小学校に通えることは誇り」と胸を張る。

 記念集会では、卒業生で地元在住の佐藤兼司さん(68)=長法寺=が、学校の歴史や在校時の思い出をテーマに講演する。6年生児童が楽信の鐘を題材に制作した映像作品も上映する。ソメイヨシノ10本を校庭に植樹する。

 岡村一浩校長は「開校に協力した住民の熱い思いを胸に刻み、新しいページを開いていきたい」と話している。

【 2012年12月13日 10時56分 】

秋見送る、紅の落ち葉 長岡京の光明寺

2012-12-08 15:19:13 | 木 plants
 足早に過ぎ去っていく秋を見送るかのように、鮮やかな紅のじゅうたんが参道に敷き詰められた。

 紅葉の名所で知られる京都府長岡京市粟生の光明寺で、散り落ちたモミジの葉が御影堂へと続く石段を彩り、参拝客の目を楽しませている。

 4日は幼稚園児たちが境内を訪れ、モミジ拾いにいそしむ姿が見られた。参拝客もカメラを向け、落葉が織りなす光景をファインダーに収めていた。

 主婦の佐々木鈴さん(46)=同市長岡=は「色とりどりの落葉が美しい。毎年撮影に来ています」と話した。

 同寺の特別入山は9日まで。紅葉はすでにピークを過ぎており、今週末で見納めとなりそうだ。

【 2012年12月05日 10時03分 】

Xマスや新春向け寄せ植え、彩りに工夫 向日で講座

2012-12-08 15:16:55 | 創 creation
 クリスマスから新春に飾る寄せ植えを楽しむ講座が5日、京都府向日市寺戸町の寺戸公民館で開かれ、市民が彩り鮮やかで季節感のある花を鉢に植えた。

 寒い季節に花と緑で心を和ませてもらおうと、同公民館が主催した。物集女町で園芸店を営む中山加奈子さん(36)を講師に招き、35人が参加した。

 参加者は、メーンの花を鉢の真ん中に植え、背の高い植物を後ろ側に配置するなど植え方の基本を中山さんから学んだ。続いて、クリスマスツリーに見立てたクレストや正月用の葉ボタン、メーンとなるガーデンシクラメンを植え付け、ビオラやジュリアンなど寒さに強い花を置いた。

 黄や赤、緑、紫といった色とりどりの草花を組み合わせた寄せ植えに、参加者は「きれいにできた」と笑顔を見せていた。

【 2012年12月06日 11時26分 】