空を飛ぶ不思議わかった! 京都・向日で理科教室

2016-07-31 19:28:38 | 習 learn
 小学生に理科の楽しさを知ってもらう「ふしぎ発見!理科教室」が30日、京都府向日市寺戸町の市文化資料館で開かれた。子どもたちが模型飛行機を作って飛距離を競い、空を飛ぶ原理を学んだ。

 市教育委員会と市中央公民館が、京都技術士会の協力を得て開催。市内の小学4~6年生19人が参加した。

 子どもたちはまず、木材の胴体に厚紙を切って作った思い思いの翼を取り付けて飛ばしてみた。ほとんどがうまく飛ばず、講師を務めた同会の千田琢さんが主翼や尾翼の役割について説明し、水平尾翼を大きめに作ってみることなど、遠くへ飛ばすためのこつを教えた。

 助言に従って翼を作り直し、飛ばしてみると、部屋の端から端まで飛行する作品もあり、児童たちは驚いていた。

 千田さんは「きょう作った物と本物の飛行機が飛ぶ原理は基本的に同じ。空港で飛行機を見る機会があったらじっくり観察して」と呼び掛けた。第6向陽小4年の清水遥翔君(9)は「遠くへ飛ばす理屈が分かり面白かった。家でも作りたい」と話した。

【 2016年07月31日 12時02分 】

交流施設が舞台、親子の居場所を映画に 京都・長岡京

2016-07-31 19:26:44 | 護 help
 赤ちゃんから高齢者までが集う交流施設「あったかふれあいセンター」(京都府長岡京市天神2丁目)の子どもたちの様子や、利用する保護者の思いなどを収めたドキュメンタリー映画がこのほど制作された。孤独感を抱える母親や、それを支える同センターの職員らの思いが映像でつづられている。

■8月4日に上映会

 ドキュメンタリー映画「もう一つの家」(約20分)を制作したのは、広告などを手がけるクリエーティブディレクターの広瀬之宏さん(64)=南丹市八木町。同センターを運営するNPO法人「ほっとスペースゆう」の工藤充子理事長(74)と会合で出会い、活動内容や工藤理事長の思いを聞き、映像を通して子育ての苦労や母親の悩み、親子の居場所の必要性を広く紹介しようと企画、制作した。

 長岡京市が建設し、昨春オープンした同センターは、毎週木曜日にベテラン保育士が常駐し、親子連れが多く訪れる。映画は今年3月3日に撮影され、同センターで保育士らと散歩に出掛けて遊ぶ様子や、子どもたちを見守る高齢者が収められている。

 また、引っ越してきて知り合いがいない中、子育てに不安を感じた経験や、夫が仕事で家にいないため母子家庭のような状態で育児をしなければならない困難さを語る母親たちのインタビューも交えている。

 工藤理事長は「映画を通じて子育ての現状を知ってもらい、子育て世代の居場所づくりを地域住民が自ら作っていくことの大切さを感じてほしい」としている。

 8月4日午前11時から上映会を同センター(駐車場なし)で開く。申し込みは1日までに同センターTEL兼ファクス(963)5555へ。

【 2016年07月30日 17時00分 】

五輪夢見てスマッシュ 京都・長岡京で全国小学生バド開幕

2016-07-31 19:24:30 | イベント
 若葉カップ全国小学生バドミントン大会が29日、京都府長岡京市の西山公園体育館で開幕した。開会式で選手たちは堂々と行進し、予選リーグで熱戦を繰り広げた。

 日本バドミントン協会、市などが主催し、32回目。40都道府県から約千人が出場する。リオ五輪バドミントン日本代表選手9人のうち7人は同大会出場経験者。

 式では北から順に各チームが市マーチングバンドスポーツ少年団の演奏で行進。市バドミントンスポーツ少年団男子チーム主将の衣川真生君(11)=第2向陽小6年=と女子チーム主将の笠谷沙織さん(11)=長法寺小6年=が選手宣誓をした後、予選リーグを開始した。選手らは仲間や保護者らの声援を受け、懸命にシャトルを追いかけた。鋭いスマッシュが決まると歓声が上がった。大会は1日まで。

【 2016年07月30日 11時00分 】

児童ら議会を体験、市議と対話も 京都・長岡京市で親子ツアー

2016-07-31 19:22:22 | 政 governing
 議会の仕組みや議員の仕事について学ぶ「親子議場体験ツアー」が28日、京都府長岡京市開田1丁目の市議会議事堂で開かれた。小学4~6年生と保護者が、模擬の本会議を体験し、市の将来などについて市議と話し合った。

 子どもたちに議会を身近に感じてもらおうと、1月に続いて2回目の開催となり、20人が参加した。

 親子たちは、議場で議会の仕組みや役割について学んだ。その後、児童が小学校建て替え工事を議題として本会議に挑戦。議員や市長などの役になり、提案説明や賛成討論、採決などを体験した。

 市議との対話では子どもから「議会は最長で何時間開かれたことがあるか」と質問され、市議が「夜の12時近くまで本会議が開かれたこともある」と回答。まちづくりの議論では児童が奥海印寺地区に公園が増えていることを指摘し、市議が「高速道路の高架下の空間を有効活用しているから」と答えた。

 本会議で市長役を務めた長法寺小5年の吉田耀(ひかり)さん(11)は「思ったより難しかった。議会の仕組みがよく分かり、面白かった」と話した。

【 2016年07月29日 10時54分 】

中学校給食、中小の親子方式で先行実施 京都・長岡京市

2016-07-31 19:18:44 | 政 governing
 京都府長岡京市は26日、2018年中に開始を目指す中学校給食について、長岡第二中と長岡第十小の親子方式で先行実施する方針を明らかにした。長岡第四中は近隣に調理できる小学校がないため校内で調理する自校方式とする。配膳方式は4校とも食缶方式とする方向で進める。

 26日夜に市役所で開かれた総合教育会議で提示された。長岡中は長岡第六小で、長岡第三中は長岡第八小でそれぞれ給食を作ってもらい、提供を受ける。

 実施時期は18年中に長岡第二中でスタートした後、19年1月に長岡第四中、19年4月に長岡第三中、19年度内に長岡中で始める予定。ただ小学校の給食室増改築には府の建築審査会の許可などが必要で、実施が遅れる可能性もある。

 配膳方式は当初、ご飯やおかずをそれぞれふた付きの食器に盛る弁当箱型方式を検討していた。だが、大容量の容器に料理を入れて教室で各生徒に分配する食缶方式でも、工夫次第で学校運営への影響を抑えられると判断した。

 中小路健吾市長は「敷地や建築規制、学校現場への影響など問題があるが、教委と市長部局が議論し最善の案だと考えている」と述べた。出席した市PTA連絡協議会役員や中学校長からは「実施できる中学校から、早く実施してほしい」「学校現場の細かな意見を聞く機会を設けて欲しい」といった意見が出された。

【 2016年07月28日 12時06分 】

「健康づくり」サンガが伝授 京都・向日でお年寄りが運動

2016-07-31 19:16:40 | 護 help
 サッカーJ2京都サンガFCの「健康アカデミー」が26日、京都府の向日市民体育館(同市森本町)で開かれた。お年寄りらが体を動かすゲームを通して、健康づくりについて考えた。

 健康アカデミーは、京都サンガFCが社会貢献の一環として府内各地で開催している。今回は、京都市久世地域包括支援センターとの共催で実施した。

 「サンガつながり隊」コーチの福中善久さんが講師を務め、向日市や京都市の25人が参加した。参加者は2人一組で、両手をつないだまま体を回転させるゲームや手押し相撲などに挑戦し、体のバランスやストレッチの大切さを学んだ。

 福中さんは「運動を通してなら初対面の人とも気軽に笑い合うことができる。それが健康づくりにつながる」と話していた。

【 2016年07月27日 11時46分 】

音楽と食を楽しむ夏の夕べ 京都・長岡京で「カフェ」始まる

2016-07-31 19:14:21 | イベント
 音楽と軽食で夏の夕べを楽しく過ごす「サマーナイト・カフェ」が、今年も京都府長岡京市神足2丁目のバンビオ広場公園で始まった。今年で10回の節目を迎え、夏の風物詩と定着した。29日と8月5日の午後6~8時半にも開かれる。

 JR長岡京駅前の「バンビオ」テナントなどでつくる市バンビオ広場公園等にぎわい創出事業実行委員会が主催する。ライブには、ギターの弾き語りやアフリカンゴスペル、アコーディオン、軽音楽などに取り組む個人・団体が、日替わりで出演する。22日には、女性の市民らが大正琴の美しい音色を披露して開幕。会社帰りの人たちが、軽食やビールを楽しみながら耳を傾けていた。

 オープンカフェ形式の会場には、テーブルやいすが並べられ、軽食やビール、ワイン、かき氷などの屋台も出店する。

 8月5日には、11月に開かれる長岡京ガラシャ祭の時代行列配役募集のPRとして、衣装の展示も行う。雨天中止。ライブの観覧は無料。問い合わせは同実行委事務局TEL(951)4300。

【 2016年07月26日 11時18分 】

「長岡宮は京都・向日市に」半数しか知りませんでした

2016-07-31 18:28:12 | 歴 history
 乙訓地域に10年間存在した古代の都・長岡京。その中心である長岡宮は現在の向日市に位置していたが、市名から長岡京市にあったと誤解している人は多い。京都新聞社が向日市や近隣の住民50人にアンケートを実施したところ、長岡宮がある市を正解した人は5割強にとどまり、若い世代ほど正解率が低かった。市が重視する「歴史を生かしたまちづくり」を実現するには、さらなる広報の工夫と発信力強化が欠かせない。

■「長岡京市」と誤答、PR強化は不可欠

 アンケートは市内の駅周辺や住宅街で実施。長岡京の認知度や長岡京の中心地・長岡宮の理解度-などを選択方式で聞いた。

 この結果、「長岡京を知っているか」の問いには82%(41人)が「知っている」と回答したが、「長岡京の中心地がどこにあるか」の正解率は54%(27人)にとどまった。

 年齢別でみると、10~30代は72%が「長岡京を知っている」と答えたものの、都の中心地に関する設問は正解率28%と低く、「長岡京市」と誤答する人が半数を超えた。一方、60代以上は88%が「長岡京を知っている」と答え、都の中心地に関する設問の正解率も77%と高かった。

 回答した50人の居住地は向日市34人、長岡京市3人のほか、京都市や大阪府吹田市など乙訓外が13人だった。向日市在住者では長岡京の認知度は88%と高かったが、都の中心を「長岡京市」と答えた人が23%おり、「わからない」も8%いた。

 乙訓外の在住者は38%が「長岡京」の存在を知らず、長岡宮の場所を答えられた人は3割にとどまった。

 向日市は歴史まちづくり法に基づく国の計画認定(歴まち認定)を受け、「長岡宮のあるまち」のPRを強化。長岡京時代の衣装に身を包んだモデル女性のポスター「むこう、むこう」を市内の主要駅やバスの車体などに掲示したり、「歴まちPRロゴマーク」のピンバッジを販売したりしている。今後も「向日市検定」の実施などで歴史への理解を深めてもらいたい考えだ。

 一方、アンケート結果からうかがえるように市外へのPRはまだまだ。市は「駐車場の整備などまずは観光客を受け入れる体制を整えてから」と説明している。

 市北部地域を中心とした若い新住民へのPRは市への愛着を高め、定住促進にもつながる。向日市の歴史を内外に広めるための取り組みが求められている。

【 2016年07月24日 14時55分 】


流しそうめん冷た~い 子どもの森フェスタ

2016-07-24 10:12:59 | イベント
 自然の中で子どもたちが特産の竹に親しむ「子どもの森フェスタIN2016」が22日、京都府長岡京市長法寺の西山公園子どもの森で開かれた。市内の小学生が、竹を使った工作やそうめん流しなどを満喫した。

 市緑の協会が主催し、3回目。小学3~6年生15人が参加した。地元農家らでつくる「長筍(ちょうじゅん)会」のメンバーから、竹林の管理方法について説明を聞いた後、子どもたちはのこぎりで竹を切り、器や箸を作った。また地面に並べた竹を、筒を転がして倒す竹ボウリングや竹筒の水鉄砲などを楽しんだ。

 昼には、自作の器でそうめんを味わった。竹筒にバームクーヘンを付けて炭火で焼く調理も体験した。

 長岡第五小5年の宮島啓太君(10)は「暑かったけど、のこぎりを使って(器などを)うまく作れ、楽しかった」と話した。

【 2016年07月23日 09時58分 】

夏休み特別授業、工作や料理に挑戦 京都・長岡京の児童

2016-07-24 10:10:46 | 習 learn
 地域住民や企業関係者らを招いた特別授業が21日、京都府長岡京市神足3丁目の神足小で開かれた。児童約400人が、学年ごとに工作や調理などに取り組んだ。

 毎年、夏休み初日に行っており、参加を希望する児童が集まった。3年生は、日立マクセル(大山崎町)の社員から電池の仕組みなどを教わり、オリジナル電池作りに取り組んだ。5年生は、地域住民らの指導でカレーライスを調理したほか、だしの取り方やうま味について学習した。

 6年生は陸上に挑戦。乙訓高陸上部員の手ほどきを受け、猛暑に負けず短距離走やハードル走などを楽しんでいた。このほか、1年生は手遊びや工作、2年生はろうそく作り、4年生はエネルギーと環境を学んだ。

 この日は、府乙訓教育局の主催で2市1町の地域コーディネーターや安全管理員らが授業を視察した。約30人が教室やグラウンドを回った後、意見交換などで学校支援のあり方について考えた。

【 2016年07月22日 11時11分 】

パネル見て、交通安全心がけて 京都・長岡中美術部が制作

2016-07-24 10:07:31 | 創 creation
 夏の交通事故防止府民運動のスタートを翌日に控えた20日、長岡中(京都府長岡京市天神4丁目)の美術部員が制作した交通安全広報パネルを市に贈った。市役所でお披露目式が行われ、庁舎前の広報板に掲示された。

 パネルは縦約80センチ、横約180センチ。部員15人が5月から絵筆をふるってきた。人とネコやリスなどが信号機の横で手を上げており、「交通ルールを守ろう!」「信号無視は危険だよ」とのメッセージが添えられている。

 部長の3年杉野花音さん(14)は「パネルを見た人が交通事故に気をつけてくれれば」と、期待を込めた。

 市では交通安全への機運を高めるため、市内4中学校が年4回の事故防止運動に合わせ、持ち回りで広報パネルを作っている。

【 2016年07月21日 10時37分 】

ネタは新鮮!? 回る防犯PR皿 京都・向日町署が実施

2016-07-24 10:04:35 | 政 governing
 京都府向日市上植野町の回転ずし店の回転レーンに特殊詐欺や交通事故防止を訴えるPR皿が19日、お目見えした。向日町署が老若男女の集まる場所で効果的にアピールしようと店側の協力を得て実現した。京都府警初の試みという。

 店は「喜楽 京都一文橋店」で、PR皿は計9種類ある。皿の上には、振り込め詐欺警戒への呼び掛けや夜間事故防止用の反射材着用などを記したパネルが乗り、マグロやエビなど本物のすし皿の間に置かれている。すしを選ぶ間に文言に見入る客もいるという。紙屋英明店長(26)は「幅広い客層が来るので少しでも犯罪防止につながれば」と話した。

 同署生活安全課は「管内の犯罪情勢に応じて『ネタ』となる啓発内容を変えていく」としている。警察のPR皿は当面の間、続ける予定という。

【 2016年07月20日 10時10分 】

親子向け和室開放が火曜日も 京都・長岡京の「きりしま苑」

2016-07-24 10:02:55 | 護 help
 京都府長岡京市東神足2丁目の市地域福祉センターきりしま苑は、毎週月曜の2階和室の親子向け開放を、今月から火曜にも行っている。来月から月に1度、ボランティアを招いて遊びやマッサージなどの子育て教室も開く。

 きりしま苑の和室は15畳あり、有効活用するために2010年度から開放を始めた。当初は月に1度だったが、開放日増加の要望が出たため、13年度から毎週月曜に変更した。

 市内在住の3歳までの子どもと保護者が対象で、開放時間は午前9時半~午後4時。乳幼児向けのおもちゃや絵本、ぬいぐるみがあり、冷暖房も完備され季節を問わず快適に過ごせる。部屋の中で飲食もできる。

 また、施設は市社会福祉協議会のデイサービスや入浴などの事業で訪れる高齢者が多い。同苑は、開放日を増やすことで保護者がお年寄りから育児のヒントをもらうなど世代間交流も期待している。

 2歳6カ月の女児を連れて訪れた同市馬場の木﨑淳子さんは「広くて家にないおもちゃもあり、子どもが喜んで遊んでくれる。火曜日も開放してもらえるのはありがたい」と話す。

 開放日増に伴い、きりしま苑は来月から、毎月第1火曜日の午前10時半~11時に「子育てミニ教室」を開く。来月は「スマホで簡単。ワンポイントフォト講座」で毎回、ボランティアが子育てに役立つ技を教えてくれる。問い合わせは同苑TEL(956)0294。

【 2016年07月19日 11時15分 】

くらしのなかの戦争、郵便や写真で 京都・向日市文化資料館

2016-07-24 10:00:14 | 歴 history
 「くらしのなかの戦争展」が、京都府向日市寺戸町の市文化資料館ラウンジで開かれている。戦地から家族宛てに出された軍事郵便や写真など、市民から寄贈された資料が並んでおり、訪れた人たちが熱心に見つめている。

 同展は、身近な生活や人々に大きな影響を与えた戦争を振り返り、平和について考えてもらおうと、1994年からほぼ毎夏開催している。今回はパネル10点と資料25点を展示している。

 同市鶏冠井町の上田家から寄贈されたのは、中国大陸で戦病死した兄清一さんと、フィリピン・レイテ島で亡くなった弟勇さんの遺品。サイドカー付きのオートバイにまたがる清一さんの写真や、戦友との楽しげな様子や運動会などの写真を集めた清一さん手作りの戦線アルバムが紹介されている。また、東京の陸軍工科学校で学んだ勇さんが、戦地から出した手紙には、故郷の向日町を懐かしみ、妹ら家族を気遣う様子がうかがえる。

 8月28日まで。無料。同7日午後2時からは、学芸員による日曜談話会「手紙で読み解く戦争」(入場無料)も開く。

【 2016年07月18日 10時44分 】

反戦平和へ誓い、高校生が討論 京都・長岡京でフォーラム

2016-07-24 09:57:02 | 会 party
 乙訓地域であった唯一の空襲「神足空襲」を伝える「平和を考える市民フォーラム」が16日、京都府長岡京市天神4丁目の市立中央公民館であった。地元高校生による平和討論が初めて行われたほか、追悼碑への献花、戦時の生活を体験するコーナーなどがあり、市民が反戦平和を誓った。

■献花、すいとん試食も

 1945年7月19日、米軍機の機銃掃射によって新神足村(現・長岡京市東神足)で死者1人が出た。市は89年に同日を「平和の日」に制定し、毎年この時期に同フォーラムを開催している。

 フォーラムでは来場者が戦没者たちへ黙とうをささげ、中小路健吾市長があいさつした。この後、乙訓高と立命館高の生徒6人が平和社会の実現などについて討論した。進行役は、市平和ビジョン懇談会会長の小林啓治府立大教授が務めた。生徒らは「テロや貧困問題に将来の不安を感じる」「自分たちにできることは、相手の人格を尊重し多角的に物事を捉えること」など率直に意見を交換した。

 また、西乙訓高演劇部が暴力をテーマに演劇を披露した。会場では、すいとんの試食や絵本の読み聞かせ、戦争をテーマにしたパネル展示などもあった。

 フォーラムに先立ち、JR長岡京駅東口の平和祈念碑と長岡天満宮の戦没者追悼碑で、中小路市長や遺族らが献花式を営んだ。

【 2016年07月17日 10時51分 】