京都府久御山町と京都放送(KBS京都、京都市上京区)は1日、京都放送久御山送信所のラジオ電波塔(同町田井)の愛称が「くみやま夢タワー137(いちさんなな)」に決まったと発表した。町の地域振興につながる活用法をともに探る。
昨年11月~今年5月に公募し、府内外から468通の応募があった。町内の経営者や府職員などでつくる町魅力発信検討会議と町職員が選考し、選んだ。電波塔の高さが137メートルであることや、住民に夢や希望を与える存在になるように、との願いが込められているという。
電波塔は1959年に国道1号に近い現在地に設置され、87年に建て替えられた。京都タワーより6メートル高く、町外からも見える。同町は町制施行65周年を来年度に控え、地域振興につなげようと、塔を試験的にライトアップするなどランドマーク化を模索してきた。
この日、町役場で信貴康孝町長と細井俊介社長が電波塔の活用に向けた協定書を締結した。信貴町長は「町の人に愛され、誇りに思ってもらえるよう、地域振興事業を展開していきたい」と話した。
【 2018年11月02日 11時10分 】