人と動物の関係伝える 長岡京の埋文センターで1日から

2013-10-31 17:48:17 | 習 learn
さまざまな動物をかたどった出土品を紹介する特別企画展「埋もれていた動物たち」が11月1日から、京都府長岡京市奥海印寺の市立埋蔵文化財調査センターで始まる。祭祀(さいし)に使われたとされる土製の馬や古墳に飾られた鳥形の埴輪(はにわ)などが並び、人間にとって動物たちが太古から身近な存在であったことを伝える。

■初公開の須恵質土馬、鳥形埴輪 縄文―江戸期55点展示

 会場では市内の遺跡で発掘された縄文時代から江戸時代までの遺物55点を展示する。

 初公開は昨年11月に同市天神の竹林で見つかった須恵質の土馬(全長15・8センチ、幅5・1センチ、高さ8・7センチ)。古墳時代末期から飛鳥時代にかけての製作と見られ、手綱などの馬具を線刻や粘土で精巧に表現している。雨乞いや疫病封じなどの祭礼に用いた可能性があるという。長岡京時代の土師質の土馬6点も併せて展示する。

 ほかにも恵解山(いげのやま)古墳から出土した水鳥や鶏の埴輪(はにわ)、鳥や魚を線刻でデザインした須恵器椀(すえきわん)(平安時代)、繊細な筆遣いで鳥と亀を描いた絵画薄板(長岡京時代)、稲荷信仰のシンボルのキツネをかたどった伏見人形(江戸時代)などがある。

 市埋文センターの中島皆夫係長は「いつの時代も人々は動物に親しみを抱き、形にしてきたことを知ってもらいたい」と話している。12月1日まで。入館無料。

【 2013年10月31日 09時01分 】

障害者サービス変更に理解深める 長岡京で説明会

2013-10-31 17:46:22 | 護 help
 今年4月に制度変更された障害者福祉サービスについての説明会が29日、京都府長岡京市天神の市立中央公民館で開かれた。障害のある人の家族らが参加し、サービスの利用計画をつくる際の手続きについて理解を深めた。

 障害者自立支援法に替わって障害者総合支援法が4月に施行され、障害児向け通所支援サービスは改正児童福祉法に移された。サービスの利用方法も変わったことから、乙訓2市1町や障害者福祉施設でつくる乙訓圏域障がい者自立支援協議会が説明会を開いた。

 NPO法人「こらぼねっと京都」(長岡京市長岡)の伊藤美恵代表が講師を務め、さまざまな障害者福祉サービスを総合的に組み合わせるサービス等利用計画と、障害児の通所支援サービスを対象にした障がい児支援利用計画の違いを解説した。

 参加者からは「血の通ったサービス内容にするためにも、計画づくりに携わる相談支援事業者の能力向上が必要だ」との意見が出た。

【 2013年10月30日 11時24分 】

乙訓の名所・飲食店案内 商工・観光協がスマホアプリ開発

2013-10-31 17:44:36 | 創 creation
 向日市や長岡京市、京都府大山崎町の商工会と観光協会でつくる乙訓商工・観光協会は、乙訓地域の観光名所や飲食店を案内するスマートフォン向けアプリ「京ぶら乙訓」を開発した。「iPhone(アイフォーン)」やアンドロイド携帯の専用サイトから無料でインストールできる。

 アプリでは、向日市の長岡宮大極殿跡や長岡京市の光明寺、大山崎町のアサヒビール大山崎山荘美術館などの見どころのほか、和洋中の飲食店、特産品が買える物販店、イベントなどを検索できる。

 地図アプリとも連動しており、現在地の近くにある観光スポットや店舗を調べられる。

 観光スポットを周遊する際の参考として「天王山山麓」や「西国街道とガラシャゆかりの地を歩く」などのモデルコースも紹介している。

【 2013年10月29日 11時39分 】


障害者と住民が交流 長岡京「あらぐさひろば」

2013-10-31 17:42:11 | 護 help
 京都府長岡京市井ノ内の障害者福祉施設「あらぐさ」で27日、地域住民に施設を開放するイベント「あらぐさひろば」が開かれた。レクリエーションや模擬店、バザーなどの多彩な催しがあり、訪れた住民や施設の利用者たちが楽しんだ。

 利用者の家族や支援者らでつくるあらぐさ後援会が、地域との交流を図り、障害の有無を越えたやさしいまちづくりに結びつける目的で主催した。

 あらぐさの職員は円形の布を回しながら上下させて遊ぶ「パラバルーン」で、利用者や子どもを喜ばせた。フランクフルトや焼き鳥、たこ焼きなどの屋台も出店した。

 地元の協力団体も盛り上げに一役買った。市内の音大生らでつくる「長岡京金管五重奏団」は、テレビアニメ「ドラえもん」の挿入曲をメドレーで演奏した。近くの京都西山短期大(同市粟生)の学生グループは、ボウリングなどのゲームで子どもの人気を集めた。

 京都西山ロータリークラブは衣料品などを販売するバザーを開き、乙訓医療生活協同組合は来場者の健康をチェックするコーナーを設けた。

【 2013年10月28日 12時12分 】

長岡京・市民文化まつり始まる サークル活動の成果披露

2013-10-20 09:29:29 | 会 party
 長岡京市で活動している文化サークルの成果を発表する「第51回市民文化まつり」が18日、同市天神の市立中央公民館などで始まった。初日は美術作品や工芸品などが展示され、訪れた市民が熱心に見入っていた。

 中央公民館では、風景や花、人物などをみずみずしい筆致で描いた絵画をはじめ、情景を鮮やかに切り取った写真、きらびやかな着物をまとった女性を立体的に表現した押し絵、力強い筆遣いの水墨画や書が並んだ。

 市立図書館3階では、木彫りや編み物、パッチワーク、刺しゅう、竹細工などの手工芸品が集められた。

 19、20日も作品が展示されるほか、長岡京記念文化会館では大正琴や民踊などの古典芸能、日舞、合唱、管弦楽などの舞台発表がある。

【 2013年10月19日 09時39分 】

乙訓の育児、情報誌に 家庭向けに支援団体創刊

2013-10-20 09:26:24 | 創 creation
 乙訓2市1町の子育て支援団体でつくる「おとくに子育てネットとろ和」は、育児家庭向けの情報誌「trois(トロワ)」を発行した。構成団体の活動内容や子育てのヒントなどを掲載しており、3市町の公共施設で無料配布している。

 とろ和は、主に乳幼児がいる家庭を支援している向日市の「ねこばす」と長岡京市のNPO法人「いんふぁんとroomさくらんぼ」、大山崎町の「スマイルプレイス」で昨年4月に結成した。子育て支援にかかわる情報を交換したり、勉強会を開いたりしている。

 情報誌は団体名と同じく、フランス語の「3」にちなんだ名付けた。

 第1号では、3団体がそれぞれ取り組んでいる親子交流会や子育て教室、ベビーシッター事業、子どもの一時預かりなどの活動内容をまとめている。

 子どもの効果的なしつけやほめ方を身につける子育てプログラム「コモンセンスペアレンティング」を紹介するコーナーも設け、実際に研修を受けたスタッフが感想をつづった。乙訓地域に住む子どもたちの愛らしい写真も一覧にした。

 いんふぁんとroomさくらんぼの西村日登美代表理事は「今後も年2回のペースで発行し、子育てに役立つ情報を発信していきたい」と話している。

 紙面に載せる子どもの写真や編集に携わるスタッフを募集している。問い合わせはいんふぁんとTEL075(952)6388へ。

【 2013年10月17日 09時19分 】

子育てワークショップ開催 大山崎と島本の住民ら

2013-10-16 19:43:34 | 創 creation
 京都府大山崎町と大阪府島本町の住民らが、地域ぐるみの子育てを考えるワークショップ「育児×まちづくりカフェ」を開催している。子育て中の親や地域づくりに携わる人、行政職員など多彩なメンバーが集まっており、まずはイベントの開催を目指している。

 歴史的にも地理的にもつながりの深い2町の両府を超えたコミュニティーを形成し、子どものためのまちづくりにつなげるのが狙い。住民や学識者らでつくる「コミュニケーション育児カフェ準備委員会」が企画した。

 講師は、大阪産業大建築・環境デザイン学科助手の壇上祐樹さんが務め、約20人が参加している。

 グループに分かれて議論を重ね、内容を全体発表する形式で進めてきた。7月7日に始まり、10月20日までの全5回で、これまで4回開催してきた。

 議論は「島本・大山崎の子どもの将来像」「まちの資源を生かした、子どもが楽しめるまちづくりとは」の2点に絞り込まれた。子どもが成長する過程で周辺の豊かな環境との関わりを重視する意見や、竹を利用した活動をしていこうとする意見などが出された。

 区切りとなる10月20日のワークショップでは、出されたいくつかの案についてイベントの開催を前提に、詳細な内容や運営体制などについて話し合う。

 壇上さんは「ワークショップを通じて、地域のみなさんが今以上に子どもを見守ることができる環境が生まれれば」と話している。

【 2013年10月16日 11時15分 】

スポーツの秋満喫  競走、綱引き…住民快汗

2013-10-16 19:39:51 | 会 party
 秋晴れの青空が広がった13日、京都府長岡京市で「市民大運動会」、大山崎町で「町民体育祭」が開かれた。参加者がさわやかな汗を流し、交流を深めた。

市民大運動会は長岡町時代の1963年から催され51回目。10小学校を会場に計約1万人が参加した。

■1万人「運動会」 長岡京

 同市勝竜寺の長岡第八小には校区となっている7地区の市民が集まった。100メートル競走は小学生と中学生、一般に分けて実施。参加者は号砲と同時に勢いよく駆け出し、応援を背にゴールテープを目指して懸命に走った。

 また、会場では「運動会から世界を救おう」と、同小の児童がペットボトルのキャップ集めを呼び掛けた。

■3000人「体育祭」 大山崎

 一方、52回目の町民体育祭は同町円明寺の大山崎中で開かれ、町内17地区から約3千人が参加した。

 地区対抗の綱引きは中学生以上の男女20人がチームを組んで行った。参加者は「よいしょ、よいしょ」と掛け声を出して力いっぱい綱を引き、勝利すると大きな歓声を上げた。

 年齢・性別不問のオープンリレーも新種目として実施され、参加者は声援や拍手を受けながらグラウンドを駆けていた。

【 2013年10月14日 08時29分 】

自転車盗に注意呼び掛け JR山崎駅で向日町署など

2013-10-16 19:36:15 | 護 help
 全国地域安全運動が始まった11日朝、京都府と大阪府の境にある大山崎町大山崎のJR山崎駅の自転車駐輪場前で、向日町署と大阪府警高槻署が合同で啓発活動をした。通勤通学する人たちにひったくりや自転車盗に注意するよう呼び掛けた。

 中村安志・向日町署長や大伴学・高槻署長をはじめ両署員のほか、両町の町長、防犯協議会、ボランティアの約40人が参加した。

 参加者は自転車の利用者に対し、ビラと一緒にワイヤーが付いた自転車の鍵や前かご用の防犯ネットとカバーを手渡していった。また、「ひったくりに気をつけてください」「自転車は(鍵を2カ所にかける)ツーロックしてください」と声をかけていた。

 同運動は20日まで実施される。

【 2013年10月12日 08時42分 】

コスモス、里山に咲き競う 長岡京の棚田

2013-10-13 17:14:04 | 祭 carnival
 見ごろを迎えた白やピンク、黄色の花が一面に咲き誇る。京都府長岡京市浄土谷の棚田で12日、恒例の「コスモス祭」が始まった。

 里山の景観やコスモスを楽しんでもらおうと、地元農家でつくる「浄土谷棚田を守る会」が毎年この時期に開催している。

 会場になった棚田は約6千平方メートルあり、このうち約3千平方メートルで2種類のコスモスを栽培している。家族連れらが訪れて、カメラで撮影したり、希望者は有料で花の摘み取りを楽しんでいた。

 ほかにも、浄土谷地域で伝わる郷土料理「いとこ汁」や地元産野菜を使った天ぷらの販売、サツマイモ掘りがあった。

 13日午前10時から午後3時まで催している。

【 2013年10月13日 10時28分 】

迫力!生のオーケストラに魅了 長岡第九小で関西フィル公演

2013-10-13 17:10:37 | 創 creation
 いくつもの楽器から織りなされる重厚な演奏が体育館いっぱいに響き渡り、子どもたちを魅了した。長岡京市東神足の長岡第九小で10日、関西フィルハーモニー管弦楽団の巡回公演があった。

 小中学生が一流の文化芸術に触れる機会を設ける文化庁の事業で開かれた。ロッシーニ作曲の「スイス軍の行進」やベートーベン作曲の「運命」など、おなじみの楽曲が披露され、児童や保護者が熱心に聞き入った。

 指揮者のギオルギ・バブアゼさんの手ほどきで、児童2人が実際に指揮を体験する場面もあった。楽団の伴奏で「気球にのってどこまでも」や校歌を合唱する機会も設けられ、子どもたちが演奏に負けない元気いっぱいの歌声を聞かせた。

 指揮を体験した6年生の福井大智君(11)=東神足=は「オーケストラはすごく迫力があった。生演奏が聴けてうれしい」と喜んでいた。

【 2013年10月11日 11時06分 】

竹の富士山、本番待つ 12日に長岡京竹あそび

2013-10-10 17:11:38 | 木 plants
 京都府長岡京市特産の竹に親しむイベント「長岡京竹あそび2013」が12日、同市天神の長岡公園で開かれる。最大の見どころは約3千個の竹製灯籠をともす「竹あかり」。訪れる市民を魅了すべく、参画する市民団体が富士山をかたどったり、精巧な彫刻を施すなどした力作を本番に向けて準備している。

 竹あそびは竹林整備に取り組む市民団体やまちづくり団体などが連絡協議会を組織して毎秋開いており、今年で5回目を迎える。

 会場では竹製遊具で遊ぶコーナーや竹を用いた工作教室などが設けられ、屋台も出店する。ハイライトは夕方からの竹あかりで、各団体が創作した竹製灯籠を点灯し、一帯を幻想的なムードで包む。

 NPO法人「京おとくに・街おこしネットワーク(KOMO)」は、世界文化遺産に今年登録された富士山を長短31本の竹を組み合わせて表現した。高さ約2メートル、幅約4メートルの大作で、廃油を利用したエコキャンドルを中に入れて火をともす。

 制作にあたった林勝さん(72)=同市開田=は「アイデアを凝らした作品をぜひ見に来てほしい」と話す。

 竹林整備に取り組むNPO法人「竹の学校」は、花火や鶴などの優美な透かし彫りの入った竹製灯籠を散策道に約60本並べ、ランプで照らす。エコキャンドルを入れる竹筒も約400本提供する。

 竹あそびは昼の部が午前11時、夜の部が午後4時45分から。入場無料。

【 2013年10月10日 11時11分 】

長岡京で 竹開花 ハチクに続きモウソウチクも

2013-10-10 17:09:02 | 士 cerebrity
 6月にハチクが開花した京都府長岡京市井ノ内の竹林の隣接地で、今度は67年周期といわれるモウソウチクが花を咲かせているのを農家が見つけた。現地を調査した京都大大学院の研究者は「今後は周辺で一斉に開花する可能性がある」としている。

 地元の農業石田健治さん(87)=井ノ内=が9月上旬に発見した。開花したのは4本のモウソウチクで、上部の枝の先にイネに似た長さ数センチの房状の花を無数につけていた。

 石田さんは「このあたりは昭和30年代からタケノコを栽培しているが、過去に開花したことはない」と話す。

 現地調査した京都大大学院農学研究科の坂本正弘講師は「モウソウチクの開花は67年周期といわれる。今後は周辺の竹が一斉に花を咲かせる可能性がある。開花した竹は枯れるが、花が種子をつけていれば発芽して再生するはずだ」と指摘する。

 竹が開花するメカニズムは謎が多いとされ、坂本講師は花や地下茎のサンプルを採取して研究を進めている。

 別の農家が隣接地に所有する竹林では今年6月、開花周期が120年ぐらいとみられるハチクが開花し、「全国的な一斉開花の前触れでは」との見方も専門家から出ていた。

【 2013年10月09日 11時40分 】

当選証書に決意 長岡京、新議員に交付式

2013-10-10 17:06:43 | 政 governing
 6日投開票された長岡京市議選の結果を受け、新議員への当選証書の交付式が7日、同市役所で行われた。4年間の任期をスタートさせた議員たちは、市民から受けた負託の重さをかみしめ、表情を引き締めていた。

 議員たちは、選挙運動の疲れをややにじませながらも充実感に満ちた面持ちで交付式に臨み、市選挙管理委員会の柴田美子委員長から手渡された証書を一礼して受け取った。

 今回の選挙は定数が26から24に減る中で28人が立候補し、現職16人、元職1人、新人7人が当選した。

 議員の平均年齢は50・7歳で、改選前に比べて5・7歳若返った。女性は5人で、26人中7人だった改選前に比べると割合がやや下がった。

 各議員は11日までに会派の届け出を提出する。会派の構成要件は選挙前に3人から2人に緩和されたため、議会で多数を占める保守系無所属の9人がどのような組み合わせで臨むかが注目される。

 臨時議会は22日に開かれる。議長や副議長、監査委員を選ぶほか、常任委員会や議会運営委員会、特別委員会の構成を決める。

【 2013年10月08日 10時05分 】

向日のKARA-1グランプリ店、感謝の108円メニュー

2013-10-07 12:39:38 | 商 trading
 京都府向日市上植野町の飲食店「気ままにダイニング ふうせんかずら」は18、19の両日、オープン3周年記念と震災復興支援を兼ねて、ランチタイムに1食108円で特別感謝メニューを提供する。

 同店は2010年10月に開店し、東日本大震災からの復興を支援するチャリティーイベント「婚活パーティー」や障害者福祉施設の就労支援をめざしてコーヒーのたて方を専門家から学ぶ催しなどを開いている。京都向日市激辛商店街加盟店として、今年3月に京都向日町競輪場で開催された全国イベント「KARA-1グランプリ」でグランプリを獲得した。

 開店記念日(10月8日)にちなんで108円で提供するメニューは、18日にカレーライス(ミニサラダ付き)、19日にはグランプリを獲得したメニュー「うま辛チキン南蛮」の丼(同)を予定している。いずれも午前11時から売り切れるまで。1人1食(予約と持ち帰りは不可)。

 東日本大震災復興への義援金として、1人3円以上の協力を呼びかける。「1人でも多くのみなさんに味わっていただくことが、地域への感謝と復興支援につながるので、できる限りの量を準備したい」(下村英店長)という。

【 2013年10月07日 11時30分 】