「小学校建て替え」児童が議論 京都で親子議会体験

2018-01-29 13:44:31 | 習 learn
 親子で議会の仕組みや役割について学ぶ「親子議場体験ツアー」が28日、京都府長岡京市議会議事堂で開かれた。市内の小学生たちが、本会議の議事を体験した。

 子どもたちに議会を身近に感じてもらおうと開催し、3回目。市内の小学生と保護者ら8組が参加した。

 説明を受けたあと、児童たちは議員や市長、教育長に役割分担し、台本に従って架空の「長岡小建て替え工事」について審議した。本会議で、子ども議員から建て替えの判断をした基準などの質問が出、教育長役の児童が回答した。その後採決を行い、全会一致で議案を可決した。

 続いて、本物の市議に、議員の仕事やまちづくりについて親子が質問。「議員になるとき有利な資格はありますか」と問うと、市議は「資格がなくても長岡京市を良くしたいという思いが大切」と答えていた。

 長岡第五小6年の小谷姫愛さん(13)は「議員の人がどうやって市に意見を伝えているのか実感できた」と話していた。

【 2018年01月29日 09時13分 】

元甲子園球児の消防士、初出場乙訓にエール 京都・長岡京

2018-01-29 13:32:16 | 士 cerebrity
 乙訓消防組合消防本部(京都府長岡京市神足)で消防長を務める上田憲治さん(60)=京都市西京区=と、向日消防署長の西脇弘文さん(59)=向日市寺戸町=は、43年前、甲子園に出場した元高校球児だ。「普段着の野球をすれば、必ず結果は伴う」。自身の経験を踏まえ、エールを送る。

 1975年春、半世紀ぶりの甲子園出楊を果たした東山高で二塁を守った上田さん。「自分への最初の打球がうまく収まって、ようやく落ち着いた。いかに早く平常心を取り戻せるかが鍵」と話す。当時の野球部は大所帯。「ベンチ入りと控えの選手の心を一つにして、本番に臨めるよう心がけた」

 西脇さんは同年夏、桂高から出場。同高としては、現在までを含めて1度きりの快挙だった。出場が決まると即座に地元の期待が高まり、寄付も集まったという。「環境が変わり、異国へ行った気分だった。部員には注目が集まると思うが、自らを律して行動してほしい」と願った。

 2人は共に初戦敗退だった。「力はある。頂点を目指して」と言葉を重ねた。

【 2018年01月28日 21時00分 】

茶の新芽守る「こも」編みピーク 京都・城陽の農家

2018-01-29 13:24:34 | 木 plants
 茶の新芽を直射日光から守る覆い「こも」を編む作業が、京都府城陽市奈島の茶農家、古川與志次(よしつぐ)さん(67)宅で進んでいる。茶が芽吹く春に向け、母の美子(よしこ)さん(89)が昔ながらの手作業でわらを編み上げている。

 こもは、1枚幅1メートル、長さ5メートル程度で、茶畑を覆って日光を遮ることで、うま味を引き出す効果がある。化学繊維の寒冷紗の普及で、市内でこも作りをしているのは古川さん宅のみという。

 納屋で、50年近くこもを編んでいる美子さんが、わらを数本ずつビニールひもで束ね、手際良く編んでいる。1月に入って毎日、朝から夕方まで作業を続けており、3月初旬までに50~60枚を仕上げ、抹茶の原料となる碾茶(てんちゃ)の茶園を覆うという。

 美子さんは「おいしいお茶ができてほしい」と話していた。

【 2018年01月28日 18時30分 】

増える在住外国人、日本語教室が盛況 京都・長岡京

2018-01-29 13:19:16 | 習 learn
 京都府長岡京市に住む外国人が増える中、市友好交流協会(事務局・市)がこのほど、在住外国人のための日本語教室を開講した。暮らしやすい環境づくりに向けて初めて企画。初回は、乙訓地域で働くベトナム人や中国人ら10人が集い、自己紹介や家族構成など日本語会話の初歩を学んだ。

 「日本の方ですか」「いいえ、そうではありません。ベトナム人です」。対面し、自己紹介を日本語で交わす。野球や料理のイラストを基に動詞の使い方を学び、指示語の用法を練習した。

 21日、同市天神4丁目の中央公民館。初回の教室は、技能実習生のベトナム人や会社員の中国人が受講した。「私の家族はお父さんとお母さん」。家族構成を発表した参加者に、講師が「『父と母』と言うのよ」と指導した。

 市に住民登録する外国人は2017年12月末で701人。14年度末に比べ173人増で、市市民課は「市内企業の受け入れが進んでいることが要因とみられる」とする。634人だった16年度末の内訳は、ベトナム国籍者が51人と、4年間で47人増え、顕著な伸びが続いている。

 一方、市内の在住外国人への支援はまだ薄く、同協会では、交流の輪を広げるとともに、災害時の円滑な情報伝達なども狙いに教室を試みた。働く人も参加しやすいよう、開催を日曜に設定した。

 市内で日本語指導に取り組むボランティア3人に講師を依頼。その一人、小林繁代さん(70)=同市泉が丘=は「日本語学習のニーズは大きく、支えとなる活動が必要。継続して学べる場へ発展していけば」と期待する。

 来日して半年という技能実習生のベトナム人男性(23)は、約2時間の学習を終え、「日本語は難しい。漢字は読めない。うまくなって会話がしたい。ずっとここで学びたい」と話した。

 教室は今後、28日、2月4、18、25日の計4回開催。病気や事故、災害時に使う会話の他、長岡京市や故郷を紹介する言葉などを学ぶ。無料。随時参加を受け付ける。申し込み、問い合わせは市友好交流協会事務局(955)9500。

【 2018年01月27日 17時00分 】

食で世代交流、プロジェクトがレシピ作り 京都・長岡京

2018-01-29 13:13:56 | 創 creation
 食を通じて子どもと大人が交流を深める京都府長岡京市社会福祉協議会のプロジェクト「みんなのポケット」が、取り組み開始から間もなく1年となり、企業との関わりを生み出したり、レシピ集づくりを進めたりと、活動の幅を広げている。

 みんなのポケットは市社協や有志の市民などでつくる実行委員会が昨年1月から月1回、市地域福祉センターきりしま苑(同市東神足2丁目)で長岡第九小の児童を対象に開始。スタッフ考案のレシピを子どもと調理し、食事を共にする。

 当初10人程度だった参加者は30人を超え、スタッフを合わせて調理する分量は約70人分に達することも。運営の補助に回る児童10人の「子ども委員」にも人気が集まるという。

 昨秋には、活動に協力する「フードバンク長岡京」に寄付された非常食のアルファ化米を使い、子どもたちがレシピ作りに挑戦。寄付した「アルファー食品」(本社・島根県)が取り組みに注目し、12月中旬、「カレーポテトドリア」や砂糖味噌を塗った「丸おにぎり」などのレシピに表彰状を贈った。

 これまで調理したメニューは40種類近くに達し、毎回のメイン料理を中心にレシピ集の作成に向けてスタッフが準備を進める。

 参加を続ける長岡第九小1年塩見優翔君(7)=同市神足=は「一緒にご飯をつくることができて毎回楽しみ。畳のへりを踏まないとか、いろいろ教えてもらえて成長できたと思う」と話す。

【 2018年01月26日 14時00分 】

京都府茶業研究所がリニューアル 産学公の連携強化へ

2018-01-29 13:07:28 | 創 creation
 京都の茶研究をリードしてきた府茶業研究所(宇治市白川)がリニューアルした。宇治茶の高品質化や品種育成というこれまでの役割に加え、産学公の連携を図る施設としての性格が強まったのが特徴だ。茶業の技術革新や消費拡大に向けた拠点として、機能を果たせるか注目される。

 リニューアルのお披露目となった17日の内覧会。茶業関係者の注目を集めたのは、新しい製茶研究棟に設置された新型の碾茶(てんちゃ)乾燥機。抹茶の原料となる碾茶は重油を熱源にして乾かす手法が一般的だが、新型は遠赤外線ヒーターを用いる。

 2009年から民間企業や農林水産省所管の研究機関と共同開発を続けてきた。重油を用いる従来型に比べて製茶コストが30%削減でき、大きさも6割程度で済むといい、実用化が近づいている。

 担当する研究員は「宇治茶としての品質が保てるかなどを研究し、改善点を見いだしていきたい」と説明する。見学した府茶協同組合の堀井長太郎理事長は「従来型の仕組みを踏まえた上でよく考えられている。次の新茶の季節に、従来型と新型の仕上がりを比べてみたい」と話していた。

 本館にはオープンラボを設け、開放的な研究空間が確保された。茶の機能性成分を調べる最新の分析機器を備えており、食品やそれ以外の分野における需要の拡大をにらむ。

 そのためには幅広い連携が不可欠とみて、府はリニューアルに合わせて「宇治茶イノベーション創出プラットフォーム」を立ち上げた。分野を超えて情報共有や共同研究を目指す場で、企業や大学、団体に参加を呼び掛けている。

 府茶業研究所は1925年の開所以来、茶のうまみ成分「テアニン」の発見を筆頭に、さまざまな成果を上げてきた。今後について澤﨑肇所長は「お茶を巡る消費者のニーズも変化している。企業や大学、団体と一緒になり、宇治茶振興の役割を一層果たしていきたい」と話している。

【 2018年01月26日 13時20分 】



寒波で参道薄化粧 京都・長岡京の長法稲荷神社

2018-01-29 13:01:13 | 地 geography
 強い冬型の気圧配置で近畿上空に寒気が流れ込んだ25日、京都府乙訓各地も厳しく冷え込んだ。西山の麓にある長法稲荷神社(長岡京市長法寺)では、鳥居の並ぶ参道がうっすらと雪化粧。竹林に囲まれた境内に雪がちらほらと舞い、白と赤のコントラストが際立った。

 乙訓消防組合消防本部によると、長岡京市神足の観測地点で同日未明に氷点下3.4度を記録し、今季最低だった13日と並んだ。正午時点でも1度を下回り、日中も冷え込みが続いた。

 向日市物集女町のタケノコ畑へ「土入れ」ができるか様子を見に訪れた農家の男性(69)は、「一面に雪が広がり、作業が遅れて困る」と寒さに凍えていた。

【 2018年01月26日 10時20分 】

高騰してますが…市役所で「100均」野菜 京都・向日

2018-01-29 12:56:27 | 商 trading
 京都府向日市内で収穫した野菜を100円均一で即売する「愛菜楽市」が、同市寺戸町の市役所で開かれている。平日の開庁時間に実施しており、1日の売り上げが数万円になる日もある。昨年12月18日からはダイコンやハクサイなどの200円均一のコーナーも設置。いずれも好評を博している。

 100円均一の即売は、市内の農家が市役所で土曜日に開いている野菜市「愛菜楽座」の常設版として10月から始めた。市役所別館の入り口近くに販売コーナーを設け、ネギやレモン、ミニトマトなど、主に朝のうちに収穫した野菜を農家が持ち寄っている。無人販売形式で、来庁者らが竹筒にお金を入れて目当ての野菜を持ち帰っている。

 先月から出回るようになった冬野菜は100円では利益が出ないため、200円均一も始めた。市役所本館の正面玄関付近にリヤカーを置き、荷台に乗せた籠の中に野菜を入れて販売。

 愛菜楽市会長の森山佳之さん(47)=向日市上植野町=は「(野菜を持って得意先を一軒ずつ回る)振り売りをイメージした」と説明する。

 市内の各農家が畑で即売をしているが、日によって売っている野菜が違うため、畑をあちこち回る人もいるという。こうした事情も踏まえ、森山さんは「市役所に常設の販売所を作って実験的に始めた」と話す。

 どの野菜にも、値札に出品者の名前が印字されている。200円のコーナーでハクサイを買った田山育子さん(71)は「スーパーなら300円ちょっとはする。新鮮だし、とてもお得。生産者が分かるのも安心感が持てる」と笑顔を見せる。

【 2018年01月24日 10時10分 】

太閤堤の最上流、江戸期造営か 京都・宇治、石出し調査

2018-01-29 12:53:54 | 歴 history
 京都府宇治市は23日、豊臣秀吉が16世紀末に築いたとされる国史跡・宇治川太閤堤跡(同市宇治-莵道)の発掘調査結果を発表した。護岸用の「石列」が新たに確認されたほか、史跡内で4基見つかっている川の流れをコントロールする構造物「石出し」のうち、今回調査した上流側の1基が最も川に張り出していたことが分かった。

 石を積む「石出し」は川岸と垂直に舌状に張り出し、水流を川の中心へと誘導して、川岸が削られにくいようにする。史跡内には約90メートル間隔で4基あることが分かっており、今回、最上流の1基の全容を調べた。

 川岸と接続する部分の幅は約8メートル。長さ10メートルまで発掘され、推定で13メートルに及び、下流側の3基(7・5~9メートル)より長い。上流側で、強い川の流れを抑える役割を果たしたとみられる。

 この石出しの上流側6・1メートル、下流側3・2メートルに、護岸の石列があった。史跡内で初の出土例だが、市は使われている石の種類から「太閤堤の築造当初ではなく、江戸時代など後世に造られた可能性が高い」とみている。

 調査地点は、現在の宇治川右岸の堤防より70メートルほど東で、京阪宇治駅の西隣。27日午後1時から現地説明会がある。市歴史まちづくり推進課0774(21)1602。

【 2018年01月24日 09時50分 】

竹細工の戌が参拝者出迎え 京都・子守勝手神社

2018-01-29 12:51:14 | 創 creation
 子守勝手神社(京都府長岡京市粟生)の境内に今年の干支(えと)の戌(いぬ)をかたどった竹細工が、お目見え。本殿前で四肢を踏みしめた番犬のように立ち、訪れた参拝者らを出迎えている。

 地元の薮内隆さん(83)が毎年、特産の竹を使って作っており、今回が17体目。耳先までの高さと鼻先から尻までの長さが各約60センチ。一目でシバイヌと分かり、つぶらな瞳はビー玉、開く口の中には赤い舌も見える凝りよう。

 薮内さんは「毎回、形に見合う竹を集め、バランス良く作るのに苦労します」と笑う。竹細工の見物で参拝者が少しでも増えて防犯に役立ちたいと願い、奉納している。「回り年の今回が最後と思っていましたが、期待していただいており、もう少し続けようと思います」と作品の背中をなでた。

【 2018年01月23日 11時33分 】

危なそうな場所、夜間ジョギングで見回り 京都で「トレパト」

2018-01-29 12:48:48 | 民 people
 京都府長岡京市内で犯罪の発生傾向が高いエリアを、夜間のジョギングやウオーキングついでにパトロールする「トレパト」に、有志の市民グループが取り組んでいる。健康づくりや仲間づくりを兼ねて敷居を下げ、防犯につなげる一石二鳥の活動を目指し、参加者を募集している。

 トレパトは「トレーニングパトロール」の略。同志社大の社会人講座で、市民参画のまちづくりについて学んだメンバーを中心に結成した有志団体「LOVEラボ長岡京」が企画した。昨年9月に試行し、12月から月1回のペースで本格的に始めた。

 幅広く参加できるよう、ジョギングだけでなくウオーキングも可。性犯罪や自転車窃盗、車上狙いなどの発生頻度を示した府警が公表する地図を基に、コースを設定する。

 12月中旬にあった取り組みには、12人が参加。午後7時半すぎにスタートし、阪急長岡天神駅前から商店街を抜け、文化センター通りを経由する約2キロを、走ったり歩いたりした。道中は街灯が少ないエリアも多く、参加者たちが周辺の状況を確認し合いながら足を進めた。

 長岡京市長法寺から参加した松田麻未さん(35)は「仲間がいて楽しんで走ることができた。危なそうな場所にも気づけたし、地域の役にも立てたら一層うれしい」と話した。

 活動に関する問い合わせは、同団体メンバー中川久徳さんのメールアドレスvek01362@nifty.ne.jp。次回は24日午後7時半から。

【 2018年01月23日 11時03分 】

高品質の碾茶生産、京都の宇治茶農家に総理大臣賞

2018-01-29 12:41:58 | 賞 prize
 抹茶の原料である碾(てん)茶を生産する京都府宇治市白川の辻喜代治さん(48)が2017年度の農林水産祭で農産・蚕糸部門の内閣総理大臣賞を受賞し、このほど市役所で山本正市長に報告した。辻さんは「宇治の生産者を代表としていただいたと思う。これからもいいものを作っていきたい」と決意を語った。

 同賞は、過去1年間の各種品評会などで農林水産大臣賞を受けた人の中から贈られる。天皇杯、日本農林漁業振興会長賞と合わせ「三賞」と呼ばれ、三賞受賞者は宇治市内で30年ぶり。

 辻さんは1990年に実家の茶園で就農、それまでの玉露中心から碾茶に切り替えた。大半を手摘みで収穫し、よしずやわらを使う伝統的な「本ず栽培」も取り入れる。土壌診断に基づく科学的な栽培管理にも力を入れ、高品質な碾茶を安定して生産。2016年の全国茶品評会で2度目の農林水産大臣賞を獲得し、今回の受賞につながった。

 市長から祝福を受けた辻さんは「本当に名誉ある賞をいただいた。終着点ではなく、私も進化していきたい」と話した。

 辻さんの受賞を記念して、市茶生産組合は30日午前11時半から午後1時に、市役所ロビーで抹茶を振る舞う。辻さんを含む組合員が品評会に出した高品質の茶が味わえる。

【 2018年01月22日 20時00分 】

前川前文科次官が講演 京都・京田辺で2月

2018-01-22 14:45:56 | 会 party
 加計学園(岡山市)の獣医学部新設問題で「総理の意向」などと記された記録文書の存在を証言した前川喜平前文部科学事務次官の講演会が2月24日午後2時から、京都府京田辺市田辺の中央公民館で開かれる。

 市民団体「京田辺市民日本語読み書き教室」と「京都府に夜間中学をつくる会」が主催。前川前事務次官が「文科官僚として成し遂げたこと 成し遂げられなかったこと」と題し、加計学園問題や、夜間中学の現状や増設に向けての課題などについて話す。質疑応答も予定している。

 資料代500円。申し込み先着250人。京田辺市議の次田のり子事務所ファクス0774(63)6394かメールt.tsugita@i.softbank.jpで。

【 2018年01月22日 12時10分 】

京都・向日市検定に初の中級 タケノコ特徴など75問

2018-01-22 14:43:20 | 習 learn
 「向日市ふるさと検定」の第2回試験が21日、京都市南区のイオンモール京都桂川であった。今回新設された中級には、昨年の試験で初級に合格した129人が挑戦した。

 京都府向日市が、まちへの関心を高める目的で昨年2月に初開催。初級のみ実施し、一般受験者337人中、238人が合格した。より深くまちを見つめてもらおうと、今回から中級を新設。市職員でつくるプロジェクトチームが75問を作成した。

 中級の試験会場に訪れた黒住尚子さん(73)=同市鶏冠井町=は「初級を勉強して、まちのことをもっと知りたいと思うようになった」といい、「中級に向けて年表を作ったり、資料をまとめたりした。どんな問題が出るかしら」と笑って、席に着いた。

 制限時間60分の中級試験では、昨年3月に市北部に完成した広場の名称や、長岡京が平安京へ遷都した理由、特産であるタケノコの味の特徴などを五つの選択肢から選ぶ問題が並び、開始の合図と同時に、受験者たちが回答の手を進めた。

 市は2月末、初級・中級の合格者の番号をホームページで発表する。

【 2018年01月22日 09時40分 】

地震から防災理解深め 京都・向日で研修会

2018-01-22 14:39:16 | 会 party
 「地震から学ぶ災害への備え」をテーマにした研修会が20日、京都府向日市福祉会館(同市寺戸町)で開かれた。参加した市民ら約50人が講義やグループワークを通して、地震にまつわる知識や地域防災への理解を深めた。

 市社会福祉協議会の主催。まず京都大防災研究所地震予知研究センターの片尾浩准教授が講演した。地震のメカニズムや近畿の活断層で今後地震が起こる確率に関する調査結果を説明。「決して京都で地震が起こらないわけではない。一人一人が想像力を働かせて備えることが大事」と話した。

 グループワークでは、自治会や自主防災会などで災害時の備えとして行っていることや、今後取り組みたいことについて話し合った。「普段から地域でラジオ体操や一斉清掃を行うなど、緊急時に隣近所で声かけできる体制づくりに力を入れる」との意見が聞かれた。一方で「居住者を把握したくても個人情報の問題があり難しい」といった課題も挙げられていた。

【 2018年01月21日 12時19分 】