京都・木津川市の人口1万人増 府内トップ、「子育てに最適」

2018-05-13 11:23:35 | 式 celemony

 京都府木津川市は6日、2007年3月の市発足後に人口が1万人増えたことを記念する式典を市役所で行った。関西文化学術研究都市のニュータウン開発で多くの子育て世帯が転入、府によると今年4月1日までの10年間の人口伸び率は府内市町村でトップの12・3%だった。

 同市は07年3月に木津、加茂、山城の3町が合併して発足した。当時の人口は6万6490人。以降に学研都市区域の州見台、梅美台、城山台の各地区で宅地開発が進むなどして奈良市や府内からの転入が増え、今年4月27日に7万6490人となった。

 市は今後も人口増を見込んでおり、2035年に人口8万5千人と計画している。

 増加1万人目は、奈良市から同市梅美台に転入した國方太郎さん(30)。6日に妻香さん(30)、長男陽向ちゃん(2)と市役所を訪れ、河井規子市長から認定証を受けた。國方さんは「閑静な住宅街で子育てにも環境が良い。新興住宅なのでなじみやすいと思う」と話した。

 近畿では大津市も合併後に宅地開発などで人口が増えた。志賀町編入後の06年4月の32万4千人から、今年4月1日時点で1万6544人増えている。

【 2018年05月08日 12時00分 】


一年の無病息災、炎に祈る 京都・石清水八幡宮で焼納神事

2018-01-22 14:35:15 | 式 celemony
 京都府八幡市八幡の石清水八幡宮で19日、参拝者が納めた古いお札などを焼いて厄をはらう「焼納神事」が営まれた。参拝者は燃え上がる炎を見守りながら一年の無病息災を祈り、「厄除(やくよけ)餅」を受け取った。

 同宮は毎年1月15日から19日まで「厄除大祭」を行う。最終日のこの日は境内の焼納場に古いお札やお守り、御神矢が積まれ、田中恆清宮司が火のついた竹をかざして点火した。

 巫女(みこ)による神楽が奉納され、神職が「大祓詞(おおはらえことば)」を唱えながら参拝者が納めた祈祷(きとう)木を炎の中に投げ入れた。火にかざして清めた「厄除餅」も振る舞われた。田中鈴美枝さん(72)=同市川口=は「今年も健康に過ごせるようにとお参りしました。餅は家族で分け合って食べたい」と話していた。

【 2018年01月20日 10時00分 】

目指すは女子競輪界の頂点 京都、新成人坂口楓華さん

2018-01-15 12:11:18 | 式 celemony
 成人の日の8日に各地で新成人が新たな一歩を踏み出す。京都府の乙訓地域にも、昨夏に競輪選手としてデビューした新成人の女性がいる。節目の年を迎え「パワーアップが目標」と目を輝かせている。

 坂口楓華(ふうか)さん(20)。日本競輪選手会京都支部に所属し、向日市寺戸町の京都向日町競輪場を拠点に練習を重ね、昨年7月からレースに参戦している。

 兵庫県稲美町の出身。選手だった父の影響を受け、小学3年で自転車を始めた。中学から地元実業団に所属し、ロードレースの全国大会で優勝も経験した。だが「チームに所属する重みがあるばかり。楽しいと思ったことはなく、ただ自転車に乗っていただけだった」と振り返る。

 高校時代、自転車にのめり込めない姿を心配した父から、競輪場のバンクで行われる「トラックフェスタ」への出場を勧められた。関西各地の大会を巡る中、京都向日町競輪場でのレースで女子の競輪選手と戦って1位になった。「久しぶりに自転車で勝った。『これしかない』と思った」という。長距離レースのロードに対し、競輪は周回するバンクでの短期決戦。父と二人三脚で鍛えた瞬発力が生かせると考え、競輪界の門をたたいた。

 デビュー後で印象に残るのは、昨年11月上旬の千葉県松戸市でのレースだ。体調不良にもかかわらず初日と2日目で1着を飾った。「それまでのレースがダメだったんで、神様がくれたチャンスだと思った」。だが、3日目の決勝では4着に甘んじた。最後の1周、ゴールまでの距離が短くなるコーナーの内側を走ったのに、女子トップクラスの選手にスパートの走力で力の差を見せつけられた。

 女子選手は、陸上やバスケットボールなどからの転向組が多い。自転車の経験では一日の長があるのに、なぜ敗れるのか。「結局、技術はあっても筋力が足りない。あと一踏ん張りができず最後に抜かれている」と説明する。

 今年、トレーナーをしている友人が独立を果たすのを機に、指導を受けるつもりだ。「パワーが付けば強くなれる。本格的に筋力トレーニングに取り組み、体格を変えたい」。成人として迎えた最初の年、見据えるのは女子競輪界の頂点だ。

【 2018年01月08日 11時31分 】


書道上達願い筆力強く 京都・長岡天満宮で「書初め」

2018-01-09 10:09:58 | 式 celemony
 「新春奉納書初め大会」が3日まで、京都府長岡京市天神2丁目の長岡天満宮で開かれた。親子連れら多くの初詣客が会場を訪れ、実り多い年になるよう思いを込めて筆を執った。

 学問や書道の神として菅原道真を祭っていることにちなみ、同天満宮が書道の上達や子どもたちの健全な成長を願って毎年三が日に実施している。毛筆と硬筆の部門があり、中学生以下には学年ごとに「新春の光」や「元日の空」など課題が設定された。

 境内の特設会場では、子どもたちが見本の文字を見ながら真剣な表情で筆を運び、数枚書いた中から最も出来のいい作品に名前をしたためて提出した。4月から小学生になる山田晋太朗君(6)=長岡京市高台=は、家族に付き添われて初めての書道に挑戦。力強い筆致の作品に「失敗しないでうまく書けた」と胸を張った。

 大賞や特別賞などの入選作品は、18~21日まで境内に展示する。期間中は選外作品も閲覧できる。21日午後2時から「書道上達祈願祭」があり、入選者を表彰する。

【 2018年01月04日 09時09分 】

新年の無病息災を祈願 京都・乙訓地域の社寺で初詣

2018-01-09 10:06:45 | 式 celemony
 新しい年を迎え、京都府乙訓地域の社寺には、1日から2日にかけて多くの参拝者が訪れた。帰省した家族や友人と、無病息災や家内安全を願った。

 今年鎮座1300年を迎える向日市向日町の向日神社では、「奉祝 御鎮座壱千参百年」と記した看板が出された。本殿では参拝者が力強く鈴を鳴らし、手を合わせて祈願した。毎年夫婦で訪れるという同市寺戸町の松橋善次さん(73)は「今年も元気で平穏無事でいられるよう祈りました」と話していた。

 長岡京市天神2丁目の長岡天満宮には、2日の午前中、お参りを待つ約50メートルの行列ができた。神楽殿では、巫女(みこ)が笛や太鼓の音色に合わせて舞を披露し、訪れた人が見入っていた。本殿前の石段横に飾られた今年の干支(えと)「戌(いぬ)」の大絵馬と一緒に写真を撮る人もいた。

 昨年から本殿の改修工事が行われている小倉神社(大山崎町円明寺)では、訪れた人が仮本殿を前に参拝した。大山崎中1年で吹奏楽部の近藤紬さん(13)=同町円明寺=は「夏のコンクールで金賞を取りたい。勉強も頑張ります」と抱負を語った。

【 2018年01月03日 11時27分 】

ジャンボ御神矢、厄よけにご利益 京都・石清水八幡宮

2018-01-02 13:13:26 | 式 celemony
 新年の参拝者を迎える「ジャンボ御神矢(ごしんや)」がこのほど、京都府八幡市八幡の石清水八幡宮境内に飾られた。高さ約8メートルの青竹の矢が朱色の楼門前で迎春ムードを引き立てている。

 同宮が冬至に合わせて行う冬の風物詩。境内の男山から切り出した直径約20センチのモウソウチクを使い、白羽に見立てた板を付けた。神職がおはらいをし、楼門前に2本、御神矢を授与する神楽殿前に1本を立てた。

 御神矢は、元寇(げんこう)時に白羽の鏑矢(かぶらや)が同宮の境内から飛んで蒙古を鎮めたとする伝えにちなんでおり、厄よけや必勝祈願の御利益がある。同宮は「来年は平成30年の節目になる。健康で元気に一年をお過ごしいただきたい」としている。ジャンボ御神矢は来年2月3日の節分まで飾られる。

【 2017年12月25日 10時42分 】

御神矢など巫女ら迎春準備 京都・石清水八幡宮

2017-12-25 10:19:55 | 式 celemony
 新年を前に、御神矢(ごしんや)やえとの「戌(いぬ)」の置物などの縁起物を準備する作業が京都府八幡市八幡の石清水八幡宮で行われている。巫女(みこ)や神職が御神矢に厄よけの7色の組みひもや「厄除開運」と書かれた御旗を取り付けたり、置物が割れていないかを確認したりしている。

 同宮の御神矢は、元寇(げんこう)の際に境内から鏑(かぶら)矢が飛んで神風を起こし、元軍を追い払ったという故事にあやかっており、厄よけ開運のお守りとして人気がある。御神矢は2種類計約2万8千体、「戌」の置物は24種類計6千個を準備する。

 同宮は、正月三が日で約12万人の参拝者を見込んでいる。

【 2017年12月22日 18時08分 】

大しめ縄飾り 京都・向日神社で事始め

2017-12-18 10:44:38 | 式 celemony
 迎春準備の「事始め」にあたる13日、京都府向日市向日町の向日神社で、氏子らがしめ縄を作り、拝殿と本殿、西国街道に面した鳥居前に飾り付けた。

 同市上植野町と鶏冠井町の氏子たちが毎年この時期に行っている。

 氏子らは、朝から集まり、地元産の茎の長いもち米の稲わらをねじったり締め上げたりしながら、約2時間かけて大しめ縄を完成させた。

 来年は、同神社の鎮座1300年にあたる。氏子の木ノ山俊昭さん(70)=同市上植野町=は、「心を込めて作った。(鎮座1300年の)節目の年、稲のかぐわしい香りのもと、多くの人にお参りしに来てもらいたい」と話していた。

【 2017年12月14日 12時59分 】

11月11日は「長岡京遷都記念日」 京都で祝福行事

2017-11-13 15:12:41 | 式 celemony
 平城京から長岡京へ遷都された日を祝う催しが11日、京都府向日市鶏冠井町の朝堂院公園で開かれた。江戸時代の縁日をテーマにした屋台や野外劇、VR(仮想現実)体験があり、市民らでにぎわった。

 長岡京に都が移ったとされる784年11月11日に合わせ、市と市民らでつくる絵灯路まちづくり協議会が主催した。

 会場では、江戸時代の宿場町「向日町」を再現する縁日が行われた。劇団おさだ塾(京都市上京区)の役者らが当時の物売りに扮(ふん)して、あめ湯やけん玉などの屋台を出店。あちこちで威勢のいい口上が響いた。鳥笛コーナーでは、来場者がウグイスの鳴き声を吹いて楽しんだ。「町かどの藝能(げいのう)」と題した野外劇も披露された。

 このほか、VRゴーグルにスマートフォンを取り付けて画面をのぞき、妖怪退治のゲームができるブースもあり、訪れた人が興味深そうに体験していた。

 その後、市民らが絵を描いた灯籠約80個が朝堂院の柱跡に並べられ、夕闇に浮かぶ幻想的な光を見つめながら、参加者はいにしえの都をしのんだ。

【 2017年11月12日 12時55分 】

11月11日「長岡京」遷都の日 京都、VRゴーグル無料配布も

2017-11-13 13:58:49 | 式 celemony
 784年に平城京から長岡京へ遷都された日を祝う催しが11日午後3~7時、京都府向日市鶏冠井町の朝堂院公園で開かれる。今年はスマートフォン用アプリ「AR長岡宮」をダウンロードしている人を対象に、スマホを装着すると3Dの動画やゲームが楽しめるVR(仮想現実)ゴーグルを無料配布する。江戸時代の縁日をテーマにした屋台、市民が描いた絵の灯籠を並べた「絵灯路」の点灯もある。

 長岡京に都が移ったのは784年11月11日とされ、催しは市と市民らでつくる絵灯路まちづくり協議会が主催する。AR長岡宮は文章や画像などで長岡京を紹介するアプリで、今回の催しに向け市教育委員会が「妖怪退治」というゲームを付け加えた。VRゴーグルにスマホを取り付けてレンズをのぞくと、立体動画で妖怪を退治するゲームができる。市教委は遷都があった年に合わせて784個を用意している。

 当日は午後3時から江戸時代の宿場町「向日町」を再現する縁日として、あめ湯や鳥笛などの屋台が出店する。同4時からは特設舞台で「町かどの藝能」をテーマにした野外劇があり、南京玉すだれなどが披露される。同5~7時には朝堂院の柱跡に灯籠を約80基並べ、夕闇に幻想的な光を浮かべて短命に終わったいにしえの都をしのぶ。

 小雨決行。荒天の場合は午前10時に開催の可否を決める。問い合わせは絵灯路まちづくり協議会代表の吉川さん携帯電話090(8653)4147。

【 2017年11月10日 11時40分 】

京都・長岡京さらなる発展を 市制施行45周年記念式典

2017-09-24 11:19:54 | 式 celemony
 京都府長岡京市の市制施行45周年記念式典と関連行事が16日、同市神足2丁目のバンビオ1番館であった。市政に貢献した団体や個人の表彰、記念講演、市民イベント「マルシェ」など多彩な催しを通じ、参加者が45周年の節目を祝い、さらなる街の発展へ心を新たにした。

 式典には約230人が出席した。中小路健吾市長は人口減少社会の到来や定住促進に向けたシティプロモーション活動などに触れ「ここから始まる市の未来づくりに市民の力を結集し、取り組んでいきたい」と述べた。続いて、地域に貢献した5団体を善行表彰し、5個人・団体に感謝状を贈った。45周年記念表彰や自治会感謝状贈呈もあった。

 この後、国際日本文化研究センターの井上章一教授が記念講演し、市長らも交えたパネル討論で街の魅力を語り合った。

 同館では「ママキッズまるごとマルシェinかしこ暮らしっく長岡京」を実施。雨天のため屋内開催となったが、手作り雑貨やバルーンアートなどのワークショップ、アロマ体験、買い物、飲食を楽しむ親子連れらでにぎわった。このほか、災害時の緊急放送に関する市とケーブルテレビ「ジェイコムウエスト」との防災協定締結式も行われた。

【 2017年09月17日 12時02分 】

原爆の日、平和祈り鐘をつく 京都・乙訓の8カ寺で集い

2017-08-08 13:51:31 | 式 celemony
 広島に原爆が投下された6日、「非核・平和の鐘をつく集い」が京都府乙訓地域の八つの寺で行われた。家族連れやお年寄りらが、原爆で亡くなった人たちを悼むとともに、核兵器廃絶と平和な世界を願って、静かに鐘をついた。

 原水爆禁止乙訓協議会などが毎年開催しており、今年で29回目。長岡京市粟生の光明寺には、小学生から高齢者まで約40人が参加した。

 原爆投下時刻の午前8時15分に合わせて、全員で黙とうをささげた後、参加者は一人ずつ鐘をつき、平和への思いを込めて手を合わせていた。

 その後、同協議会事務局長で、被爆2世の米重節男さん(68)=向日市向日町=が、先月国連で採択された核兵器禁止条約の意義や、同条約の交渉会議を傍聴した際の様子などについて報告。各国の代表が核廃絶が進んでいない現状を批判するスピーチを行ったことや、すでに亡くなった方を含めて「ヒバクシャ」と表現する言葉が条約の前文に盛り込まれたことなどを紹介し、「核兵器は禁止されたが、世界からなくなっていない。世界の流れは大きく変わっており、日本も条約に署名するよう、取り組みを進めなければ行けない」と述べた。

【 2017年08月07日 11時35分 】



息災祈り茅の輪くぐり 京都・向日神社で夏越の大祓

2017-08-01 11:51:29 | 式 celemony
 暑い夏を無病息災で過ごせますように―。京都府向日市向日町の向日神社で31日、恒例の「夏越(なごし)の大祓(おおはらい)」が営まれた。家族連れやお年寄りらが茅(ち)の輪をくぐり、健康や家内安全を祈った。

 同神社では、旧暦の六月晦日にあたる同日に毎年実施している。この日は氏子総代25人が午前6時ごろから直径約2メートルの茅の輪を作り、本殿前に設けた。

 せみ時雨が降り注ぎ、まだ蒸し暑さの残る午後5時、六人部是継宮司らが大祓の神事を行った後、参拝者たちは古式にのっとり、左、右、左の順で8の字を描くように茅の輪をくぐり、本殿に向かって静かに手を合わせた。

 茅の輪は1日午後5時ごろまで設置している。

【 2017年08月01日 10時22分 】

新名神歩き初め、眺め爽快 京都、開通前に3000人

2017-04-30 16:18:02 | 式 celemony
 新名神高速道路城陽-八幡京田辺間の開通を30日に控え、フリーウオーキングが23日、同区間内で開かれた。晴天の下、約3千人が真新しい高速道路から見渡す景色を楽しんだ。

 城陽、八幡、京田辺市などでつくる沿線自治体連絡会が主催した。同区間の開通により、京都府の南北約140キロが高速道路でつながる。

 参加者は、八幡市美濃山の八幡京田辺インターチェンジ料金所を出発し、木津川の手前で折り返して往復約5キロを歩いた。妻と参加した広瀬公昭さん(65)=京田辺市花住坂=は「道路から自分の住んでいる地域を眺めると、きれいだなと思った。開通をきっかけにもっと発展してほしい」と話した。

 料金所近くには、沿線地域の特産品が並ぶ物産展もあり、多くの人でにぎわっていた。

【 2017年04月24日 08時30分 】

隠元345回忌、煎茶供えしのぶ 京都・万福寺

2017-04-07 13:21:47 | 式 celemony
 黄檗宗大本山万福寺の開祖・隠元(1592~1673年)の345回忌にあたる3日、遺徳をしのぶ「開山祥忌(しょうき)」が京都府宇治市五ケ庄の同寺で営まれた。

 同寺は1661年、中国から渡来した隠元が福建省にある万福寺を模して開いた。毎年、命日の3日に法要を営んでいる。

 禅師像を祭る重要文化財の開山堂に、近藤博道管長らが入堂し、色鮮やかに整えられた祭壇に煎茶を供え、隠元の功績をたたえた。木魚や太鼓に合わせ、中国語の読みで読経し、全国から集まった信者ら約160人が焼香をした。

【 2017年04月04日 11時42分 】