豊富な出土品紹介 長岡京市埋文センター、ミニ展示コーナー設置

2013-05-30 12:04:29 | 創 creation
 京都府の長岡京市埋蔵文化財センター(同市奥海印寺)は、市内の発掘成果を紹介するコーナー「まいぶんミニ展示」を開設した。年間を通して多彩な出土品を順次公開する予定で、現在は古代のローマガラスと判明した重層ガラス玉や長岡京時代の人面土器が見られる。

 同センターは旧石器時代から江戸時代にかけての歴史的価値が高い出土品を常設展示しているが、豊富な発掘成果をより柔軟に活用するため、本年度からミニ展示コーナーを設けることにした。

 現在の展示品は38点。古墳時代中期の「宇津久志(うつくし)1号墳」(同市天神)で出土した重層ガラス玉は、奈良文化財研究所が昨年行った調査で古代ローマ製のローマガラスと確認された。同古墳から出た青い環状ガラス玉も併せて陳列している。

 雲宮遺跡(神足)で見つかった古墳時代前期の土師(はじ)器の鼓型器台は、日本海側の遺跡でよく見られる形式といい、ほぼ完全な形に復元している。長岡京時代の遺構から発掘された墨書人面土器はコミカルな表情が素朴な筆遣いで描かれている。

 同センターの中島皆夫係長は「展示品を通し、多様な人々の営みを感じてもらいたい」と話している。

 平日の午前8時半~午後5時と毎週第2、第4日曜の午前10時~午後4時に開館。無料。

【 2013年05月30日 11時12分 】

ウオーキングで健康に 向日市が歩数記録帳を配布

2013-05-30 12:02:23 | 護 help
 向日市は市民の自主的な健康づくりを応援し、気軽に取り組めるウオーキングを推奨する「チャレンジウォーキング」を実施している。日々の歩数を記録する手帳「ウォーキングパスポート」を市役所(京都府向日市寺戸町)と市保健センター(同)、ゆめパレアむこう(鶏冠井町)で配布している。

 市は、市内の名所を巡る「健康ウオーク」を開催するなどウオーキングを通じた市民の健康づくりを進めている。

 チャレンジウオークは、市内在住の20歳以上の市民が対象で、1日の目標歩数(3千~1万歩)を決め、ウオーキングでの歩数を自己申告制で手帳に書き込む取り組み。目標達成が150日になったら認定スタンプを押印し、記念品のタオルを贈る。

 また、手帳にはウオーキングの効果や正しい姿勢なども掲載している。市健康推進課は「ウオーキングは最も身近な運動。今よりもう少し多く歩くことから始めてみませんか」と呼び掛けている。

【 2013年05月29日 11時30分 】

24カ橋を予防的補修 大山崎町、「修繕計画」策定

2013-05-30 11:59:49 | 創 creation
 高度成長や住宅開発期の社会資本の老朽化対策が全国的に懸案となるなか、大山崎町でも、20年後には約75%に上る18カ所の橋が一般的な耐用年数の50年を超えることになる。町は24カ所を計画的に補修する「町橋梁(きょうりょう)長寿命化修繕計画」を策定し、「損傷が大きくなる前に予防的な対策を講じ、安全性の確保とコスト削減を図りたい」としている。

 町によると、管理する橋のうち建設50年を超えるのは計画策定時では2カ所だが、今後は急速な経年化が進む。計画は橋の寿命を延ばして将来的な財政負担の軽減につなげようと、大阪工業大の井上晋教授から指導、助言を得て策定した。

 計画では、損傷が重大になってから修繕や架け替えをしていた従来の「対症療法型」から、「予防保全型」に転換する方針を示している。

 具体的には、日常の通常点検や災害発生後の異常時点検に加え、5年に1度の定期点検を行う。集めたデータを基に橋の利用頻度や規模、状態に応じた中長期的な修繕計画を立てる。

 この計画によって、長寿命化によるコスト削減だけではなく、架け替えなどによる集中的な重い出費が避けられ、予算計上や執行で年度ごとの平準化が見込まれる。町は今後50年間で、約31億円から約7億円へと約24億円の削減ができると試算している。

 老朽化した社会資本の問題では、2011年に京都市西京区で水道管が破損した影響で、ガス供給が止まった。下水道管の破損による道路陥没も全国的に相次ぐ。

 特に高度成長期以降に急激に人口が急増し、行政が水道や道路、橋、学校などの建設に追われた乙訓地域では避けては通れない。長岡京市や向日市も含む各地の自治体で対策に乗り出しているが、膨大な財源の確保が課題となっている。

 

【 2013年05月28日 11時46分 】

勝利目指しラリー 長岡京でファミリーバドミントン大会

2013-05-30 11:57:33 | 会 party
 長岡京市ファミリーバドミントン協会は26日、第17回会長杯争奪長岡京オープン大会を同市長法寺の西山公園体育館で催した。

 生涯スポーツとして全国に普及しているファミリーバドミントンは、1988年の京都国体でバドミントン会場となったのをきっかけに同市で考案された。短いラケットでスポンジ素材のシャトルを1チーム3人で打ち合う。

 この日は全20チーム中、徳島県や兵庫県、京都府内など13チームが市外からの参加で占められた。スマッシュがルールで禁止されているため、出場選手はチームワークで根気よくラリーを続け、タイミングを外して打ち返すなどの戦術を駆使して熱戦を繰り広げた。

【 2013年05月27日 11時05分 】

長岡京、白黒竹食街道PR しろんちゃん市民と初交流

2013-05-27 10:20:16 | 創 creation
 京都府長岡京市のご当地グルメを提供するプロジェクト「白黒竹食街道」のキャラクター「しろんちゃん」の着ぐるみが完成し、お披露目会が25日、同市長岡のおいでやす広場であった。夏を感じさせる陽気の中、デビューを果たしたしろんちゃんは、大きな体を揺らしたり、ジャンプしたりして親子連れらを楽しませた。

 しろんちゃんは市の鳥メジロのメスをモチーフにしたゆるキャラ。高さ165センチ、幅160センチのぽっちゃり体形で、フリル付きのスカートを着用し、白黒竹食街道の共通メニュー「ガラシャあんかけ焼きそば」と父親の「くろんパパ」を頭に載せている。

 お披露目会は、しろんちゃんを作った地元飲食店などのグループ「京都・長岡京竹だけプロジェクト実行委員会」と市が催した。

 日焼けが嫌いというしろんちゃんは強い日差しにもかかわらず、市民との初対面を喜ぶかのように愛らしい姿で白黒竹食街道をPR。子どもたちが興味深げに体に触れたり、家族連れが写真を撮ったりして交流した。

 長岡第六小1年の仲井幸さん(6)=同市長岡=は「スカートがかわいい」と笑顔を見せていた。

 会場にはカフェスペースも設けられ、市民が日陰で涼をとりながら、竹炭を使った「ガラシャロールケーキ」「ガラシャプリン」などを味わった。

【 2013年05月26日 09時39分 】

地域活性化へ思い新た 大山崎町商工会が20周年式典

2013-05-27 09:42:23 | 式 celemony
 大山崎町商工会は24日、創立20周年式典と通常総会を京都府大山崎町大山崎の大山崎ふるさとセンターで催した。20年の歩みを振り返り、地域商工業の活性化への思いを新たにした。

 町商工会は1993年4月の設立で、現在は約200事業所が会員となっている。

 式典で、蔦谷重直会長が「社会の動きと同じか勝るくらいの勢いで、変化躍進を遂げていかなければいけない」とあいさつした。続いて20年間に行った事業などの様子をスライドで上映した。商工会のイメージキャラクター「ララン」や商工会と関わりのある団体や事業所に感謝状を贈った。

 式典前の総会で決めた本年度の事業計画では、京都市に訪れる年間観光客のうち1%に当たる約50万人の誘致を目標とし、情報発信や観光関連産業の育成強化を掲げた。

 昨年度に初めて発行し、1千万円分が売り切れたプレミアム商品券は、引き続いて実施することを決めた。

【 2013年05月25日 10時10分 】

サツマイモ収穫を心待ち 第3向陽小、児童ら苗植え

2013-05-27 09:35:27 | 木 plants
 京都府向日市森本町の第3向陽小の2年生約80人が23日、学校近くの畑でサツマイモの苗の植え付けを体験した。児童は地元農家の指導を受けて苗を植え、収穫を心待ちにしていた。

 同小は毎年度、農家の中埜立雄さん(57)=森本町=の協力を得て、中埜さん所有の畑でサツマイモの栽培体験を行っている。サツマイモの収穫後は、4年生がダイコンを育てる予定にしている。

 この日は徳島県鳴門市のサツマイモ「なると金時」の苗を、児童が一人4本ずつ植え付けた。夏のような日差しが降り注ぐ中、児童たちは苗を寝かせるように水平に置き、丁寧な手つきで土をかぶせた。収穫は9月下旬の予定で、児童たちは「早く9月にならないかな」とうれしそうに話していた。

【 2013年05月24日 10時30分 】

エゴマケーキに大山崎の魅力詰め込み 地元女性が考案

2013-05-23 10:21:50 | 商 trading
 京都府大山崎町大山崎の料理教室兼生活雑貨店「レリッシュ」が、町の歴史にゆかりの深いエゴマの実などを使ったパウンドケーキを考案した。「山崎日和」と名付け、新しい土産物として販売している。主宰の森かおるさん(50)は「町の魅力が詰まっている。家に帰っても、ケーキを食べて大山崎のことを思い出してもらえたらうれしい」と話している。

 ケーキは、町教育委員会主催の「エゴマ油復活プロジェクト」の料理教室で森さんが講師を務めたのをきっかけに、町の特色を生かしたオリジナル商品を作ろうと企画した。知人のケーキ職人や店のスタッフと試行錯誤を重ねて開発した。

 町が中世にエゴマを原料とする灯明油の独占販売で栄えたことにちなみ、エゴマの実を入れている。最後の仕上げにもエゴマ油を使っている。

 味は、千利休が建てた国宝の茶室「待庵」が残ることから抹茶をベースにした。また、町のシンボルである天王山をイメージして、ケーキ表面を膨らませて山のような形に焼いている。

 カロリーを抑えるためバターは使用していない。これにより、日本茶にも合うようになっているという。

 山崎日和という名前は「天王山を中心にのんびりとした町の景色と、それを見て感じた朗らかな気分を持ち帰ってほしい」として付けた。

 1個840円。森さんは「素材にこだわっているため大量生産ができないので、確実に購入したい方は事前に連絡を」としている。

 問い合わせは、レリッシュTEL075(953)1292。

【 2013年05月22日 10時59分 】

認可保育所向け、支援を 長岡京の施設・住民に呼び掛け

2013-05-23 10:18:58 | 護 help
 京都府長岡京市一文橋のひまわり共同保育所の主催する「ひまわり春のフェスティバル」が19日、同市一文橋の野添公園で開かれた。認可保育所を目指した取り組みの一環で、バザーや子ども向けの遊戯コーナーを設けるとともに、訪れた地域住民に支援を呼び掛けた。

 同保育所は1974年に開設され、産休明け保育や少人数保育など多様なニーズを持つ保護者から子どもを受け入れてきた。認可外で国の補助金を得られないため運営は厳しく、認可の条件となる用地取得などを目指して資金を集めている。

 会場では保護者と支援者の住民が古着や日用品、子どものおもちゃなどを出品し、訪れた人たちが掘り出し物探しにいそしんだ。缶バッジづくりやヨーヨー釣り、スーパーボールすくいのコーナーもあり、子どもたちの人気を集めた。支援のカンパも募った。

 実行委員長を務めた保護者の澤若菜さん(32)=向日市上植野町=は「多くの子どもたちが安全な保育を平等に受けられるようにするため、これからも地域の人たちに応援してもらいたい」と話した。

【 2013年05月20日 11時00分 】

金曜に出店、物品販売 長岡京市役所で6障害者施設

2013-05-23 10:11:44 | 護 help
 京都府長岡京市内の障害者福祉施設の商品を販売するコーナーが毎週金曜、同市役所に開設される。各施設が週替わりで登場し、利用者の手がけたパンや手芸品などを出品する。

 障害者の収入や、就労へのきっかけに結びつけるため、同市が市民の多く集まる本庁舎1階ロビーを無償で貸し出すことにした。

 あらぐさ(同市井ノ内)や乙訓若竹苑(同)、乙訓福祉会(勝龍寺)、やよい工房(久貝)、バスハウス(開田)、カメリア(調子)の6施設が交代で出店。パンや焼き菓子、草木染、押し花しおり、ビーズアクセサリーなど、各施設が得意とする商品を売り出す。

 初日の17日はカメリアの職員や利用者が手作りのパンやスープを並べ、市役所を訪れていた市民や市職員らが次々と買い求めた。

 カメリアの栗森雄児所長は「市民が多く集まる所なのでありがたい。うちのパンは味に自信があるので、ぜひ一度買いに来てもらいたい」と話していた。

【 2013年05月20日 09時20分 】

弁当 手早く栄養豊かに 向日、中学生の保護者作り方のこつ学ぶ

2013-05-23 10:08:55 | 習 learn
 育ち盛りである中学生に栄養バランスのとれた昼食を食べてもらおうと、保護者を対象にした弁当作り教室が18日、京都府向日市寺戸町の市中央公民館であった。23人が参加し、効率良く日々の弁当作りができるこつを学ぶと同時に、健全な食生活の必要性をあらためて考えた。

 市中央公民館が主催している子育て応援講座で、弁当教室は初めて企画した。元栄養教諭の管理栄養士2人が講師を務めた。

 最初に講師が、栄養バランスや量の目安、食材の下ごしらえの方法、衛生面への注意などについて説明した。また、計画的に献立を組み立てるためのアドバイスをした。

 続いて、参加者は用意されたレシピを参考にして、梅干しとちりめんじゃこのご飯や鶏肉の煮物、ピーマンの塩昆布炒めなど6品を作った。

 3~4人がグループになって、包丁で食材を切ったり、鍋で煮るなど手際よく調理を進め、料理を仕上げていた。

【 2013年05月19日 10時02分 】

救助テキパキ、府大会へ 乙訓消防「救助選抜会」

2013-05-19 08:06:49 | 護 help
 緊張感が漂うなか、救助隊員はロープを使って素早く塔の高所から上り下りし、負傷者を救助した。救助技術を競う乙訓消防組合の「特別救助選抜会」が17日、京都府長岡京市天神4丁目の長岡京消防署で開かれた。

 京都市南区で7月に開かれる京都府救助選抜会の出場者を決める予選で、若手隊員13人が出場した。「ほふく救出」「はしご登はん」「引き揚げ救出」の3種目が行われた。

 引き揚げ救出では、隊員2人が約7メートルの塔からロープを使って地面に降り、負傷者役を救助して引き揚げた。隊員は声を掛け合いながらてきぱきと救助作業を進め、見事な連携をみせていた。

【 2013年05月18日 13時22分 】

世界平和願う更紗一堂に 向日、故青木寿恵さん作品展

2013-05-19 07:42:18 | 会 party
 更紗(さらさ)作家の故青木寿恵(すえ)さんが世界平和を願い手がけた作品を飾った企画展「やさしい笑顔の更紗展」が17日から、京都府向日市寺戸町の寿恵更紗ミュージアムで始まる。カンボジアの世界遺産アンコールワットの彫刻や石像をモチーフに、包み込むような笑顔の女神を描いたタペストリーなどが並ぶ。

 更紗はインド発祥とされる染め文様。青木さんは発色の良い植物染料の使用と手描き肉筆にこだわり、独創的な作風は「寿恵更紗」と呼ばれ高い評価を受けた。

 企画展では、アンコールワットの遺跡が内戦で破壊されたことに心を痛めた青木さんが、平和への思いを込めて創作したタペストリーや額装、着物など46点を展示した。

 白い花かんざしを挿し、小鳥のさえずりにほほ笑む女神をはじめ、気品ある表情を浮かべたり楽しげに踊ったりする女神、レンゲやランの花とたわむれる天女、極楽鳥などを表現した作品が並ぶ。青木さんが最晩年に手がけた長さ4メートル超のタペストリーも飾った。

 同ミュージアムは「女神の笑顔を見て心を癒やしたり、ホッとしたりしてもらえれば」としている。

 6月9日まで。月曜休館。観覧料は一般500円、大学・高校生350円、中学生以下と東日本大震災の避難者は無料。問い合わせは寿恵更紗ミュージアムTEL075(934)6395。

【 2013年05月17日 10時24分 】

千人規模雇用など地域貢献策 来秋開業のイオンモール

2013-05-19 07:38:47 | 商 trading
 京都府向日市寺戸町と京都市南区に大型複合商業施設の出店を予定するイオンモール社は、14日に府乙訓総合庁舎(向日市上植野町)で開かれた乙訓地域商業ガイドライン策定協議会で、開業時期や店舗面積など事業概要のほかに新規雇用や地元産品の販売など地域貢献策を示した。

 地域貢献策では、テナント従業員を中心に千人規模の新規雇用を創出し、地元の農産物や伝統的な食品を扱い「地産地消」を図る。

 乙訓の特産品を全国のイオングループ店舗で扱う「地産全消」も進める。

 小中学生の体験学習と店舗見学に協力し、市民サークルの展示会やコンサートなどに活用できるホールを設ける。災害時に協力支援する防災協定を自治体と結ぶ予定。太陽光発電など再生可能エネルギー設備を導入する。

 協議会には、乙訓2市1町の消費者団体や商工会、行政の関係者らが出席した。

 出席者からは「地元事業所の販路開拓面でも協力を」「買い物客ができるだけ公共交通機関を使って来店するようにしてほしい」などの意見が出された。

【 2013年05月15日 10時04分 】

説法石安置の経緯、詳しく紹介 向日市文化資料館

2013-05-16 16:23:36 | 歴 history
 向日市文化資料館(京都府向日市寺戸町)でラウンジ展示「日像説法石の顕彰」が開かれている。向日神社(向日町)の鳥居脇にある説法石が現在のように西国街道沿いに安置された経緯を、市内の寺院から新たに寄託された記録に基づいて紹介している。

 説法石は、鎌倉時代末期、伝統教団などから迫害を受けた日蓮宗宗祖・日蓮の孫弟子の日像が鶏冠井の人びとへ説法をする際に腰掛けた石と伝えられている。その教えに歓喜したことを表現する京都府無形民俗文化財「鶏冠井題目踊り」のように、日蓮・法華信仰が今でも根強く受け継がれている。

 同神社参道に置かれていた説法石は、日蓮の生誕700年にあたる1921(大正10)年に玉垣や台座が整備され、現在地に安置された。整備事業の詳しい経緯はこれまで不明だったが、上植野町の法華寺が保管していた記録類に事業の全容が記されていた。

 今春、記録類が法華寺から市文化資料館に寄託されたのを受け、展示を企画した。

 事業に関係した寺社や経過などが書かれた巻物をはじめ、当時の府乙訓郡長と向日町警察署長、向陽尋常小(現・向陽小)校長が除幕式で読んだ祝辞の文書、記念写真などを並べた。舞鶴鎮守府司令長官だった旧日本海軍の佐藤鉄太郎中将による説法石由来書の原文も飾っている。

 市文化資料館は「記録類は法華寺が中心となり、石塔寺や南・北真経寺も合わせた市内の日蓮宗4カ寺が向日神社の協力も得て行った事業だったことを示している。日像説法石や整備事業について広く知ってもらえれば」としている。

 6月30日まで。無料。

【 2013年05月16日 10時52分 】