放置竹林を産業資材に 長岡京の利活用ネット

2011-02-28 13:53:09 | 木 plants
京都府長岡京市梅が丘の一般社団法人「里山資源の利活用ネットワーク」が、放置竹林の伐採竹を産業用資材に活用できる仕組み作りを進めている。このほど、市内の竹林で、廃棄物収集業者や市職員らと合同で間伐作業に取り組んだ。

 同ネットワークは、放置竹林整備などに取り組む市民らが昨年秋に設立した。伐採竹の竹炭を活用した水質浄化剤製造など、竹の産業的利用の可能性を広げ、竹林に収益性をもたらすネットワークづくりを模索している。

 メンバーが市内の竹林で定期的に間伐や竹炭作りに取り組む中で、同市長岡の廃棄物収集運搬会社「長岡美装社」の社員らも社会貢献活動の一環で協力。このほど、同市井ノ内の約4千平方メートルの竹林で開かれた合同整備には市職員も合わせ計17人が参加し、のこぎりを手に竹の伐採に汗を流した。

 篠崎真理事長は「行政や企業とのネットワークで竹を利活用する大きな波を作れれば、放置竹林問題を根底から解決できるはず」と話した。


「社役人」幕末の活躍紹介 大山崎の資料館で展示

2011-02-28 13:51:31 | 歴 history
京都府大山崎町大山崎の町歴史資料館で企画展「社役人の古文書『奥田家文書』から」が開かれている。離宮八幡宮の社家(世襲の神職)を補佐して自治の実務を担った「社役人(しゃやくにん)」が、幕末維新期に力を付ける過程や、戦災に遭った八幡宮の再建に貢献する様子などを記した文書24点が並んでいる。

 社役人は町人でありながら名字を使い、経済力をつけて自治の運営に発言権を持つようになった。企画展は社役人の活動ぶりに光を当てようと、資料館が大阪府島本町にある奥田家所蔵の古文書を借りて催した。

 会場では、同八幡宮の社家でつくる自治組織が社役人の働きを評価し、武士身分の「郷士」に抜てきすると記した1863(文久3)年の文書を紹介する。68(慶応4)年の文書は、廃仏毀釈(きしゃく)が進む中、島本町山崎にあった西観音寺の僧侶が還俗(げんぞく)し、仏像を外に移して「椎尾大明神」に衣替えした様子を伝えている。

 1864(元治元)年の禁門の変で被災した離宮八幡宮の再建のため、社役人が多額の寄付をしたと記した79(明治12)年の文書もある。訪れた人は激動期の大山崎で奔走する社役人の姿に思いをはせ、古文書を眺めた。3月13日まで。


春誘う華やかひな人形、西国街道で催し始まる

2011-02-27 13:38:00 | 会 party
 「西国街道ひな人形めぐり」が、25日から始まった。京都府向日市寺戸町の市文化資料館と、同市上植野町の国登録有形文化財・中小路家住宅では、華やかなひな人形や道具が多数飾られ、訪れた人の目を楽しませている。

 向日、長岡京両市の西国街道沿いにある古民家など計6カ所で、所蔵品などを公開展示。併せてスタンプラリーも行われる。

 向日市文化資料館では、市民から借り受け今回初めて展示した、大正時代初期のひな段飾りをはじめ、明治-昭和戦前期にかけての計11点を並べた。

 人形は、子の健やかな成長を願い赤ちゃんが這う姿を模したお守り人形や、大名行列を再現した芥子(けし)人形など珍しい品も。道具は、長持に鏡台、たんすといった定番から、火鉢やげた箱、またサクラの花びらやモミジの葉などを描いた色鮮やかな小皿までがそろい、華やかさをより一層、引き立てている。

 一方、中小路家住宅では、江戸期から現代まで幅広い時代のひな人形を展示。絢爛(けんらん)豪華な段飾りが来訪者を魅了している。

 26日からは、今回が初参加の塩崎家(同市鶏冠井町)と吉川工務店(同市上植野町)、さらに旧家・富永屋(同市寺戸町)や長岡京市の神足ふれあい町家でも展示が始まる。中小路家と富永屋は有料。時間や期間は会場で異なる。問い合わせは向日市文化資料館TEL075(931)1182。


小中生の美、絵画などの力作370点 長岡京で展示

2011-02-27 13:35:37 | 会 party
児童や生徒の絵画や工芸作品を集めた「長岡京市小中学校美術展」が26日、同市天神の市立中央公民館で始まった。子どもたちが授業の中で仕上げた力作が並び、豊かな感性を伝えている。

 同美術展は、市教委と市小中学校長会などが、児童・生徒の学習成果を披露する場として開催しており、今年で26回目。市内14小中学校で選ばれた絵画やポスター、造形作品など優秀作品計370点が集まった。

 会場には、小学生が、自画像や学校生活、地元の名所、物語の一場面などを題材に画用紙いっぱいに描いた絵画のほか、版画やお面など個性的な作品も並んだ。

 中学生も、風景画のほか、多彩な着色でデザインしたけん玉や絵皿、木彫りのトーテムポールや小箱など本格的なアート作品を出展。美術部の共同作品や、姉妹都市の静岡県伊豆の国市の子どもたちの作品も展示している。

 訪れた親子連れらが「上手やなあ」と感心した様子で見入っていた。27日も午前9時から午後4時まで開かれる。無料。


タケノコ 竹炭で白黒料理 長岡京の飲食店主ら創作

2011-02-26 16:53:42 | 商 trading
京都府長岡京市のシンボルの竹やタケノコにちなんだ食で地域を盛り上げようと、市内の飲食店主らが、各店でタケノコを取り入れた料理を提供するキャンペーン「京都・長岡京 竹だけプロジェクト~白黒竹食街道」を企画している。タケノコの「白」と竹炭の「黒」の、コントラストが美しい2色をイメージカラーに、アイデアあふれる料理を創作して集客につなげる狙い。3月1日からの始動に向け、試食会や登録店マップ作りなど最後の準備に追われている。

 昨年10月、市内の飲食店主らが、食をテーマに自分たちのまちの活性化が出来ないかと声を掛け合い、プロジェクトが発足。市商工観光課も協力し、定期的に話し合いを重ねてきた。

 地元の特産物としてのイメージが定着している竹やタケノコを活用した料理をセールスポイントにすることを共通条件に掲げた。竹は緑色の印象が強いが、見た目のインパクトをより大切にするため、テーマカラーをタケノコの白と竹炭の黒に設定。食材の産地や種類、値段設定などは店側の自由とする一方で、「長岡京市に根差し、長岡京市を愛するお店」として定義を満たした料理を開発して、登録申請書を提出さえすれば参加可能、と門戸を拡げた。

 参加した店は、居酒屋やレストラン、菓子店などさまざま。試食メニュー作りのため、食用の竹炭パウダーや、竹炭やタケノコを練り込んだ麺などの食材の仕入れルートを紹介し合うなど協力しながら、試行錯誤を続けた。これまでに45店が趣旨に賛同し、登録している。

 このほど、中心的なメンバー10人が開発メニューを持ち寄り、試食会を行った。タケノコと西京みそを使ったピザなど白さをアピールした一品がある一方で、竹炭パウダーを練り込んだパンや麺を使用した黒いハンバーガーやパスタなどをはじめ、真っ黒のエビチリやクレープ、マーブル模様のだし巻きなど、和洋中の白黒料理が並んだ。

 互いに試食しながら「おしゃれで、しかもおいしい」「アイデアが勉強になる」などと語り合い、「目標は(B級ご当地グルメのコンテスト)B―1グランプリの制覇」などと意欲的な意見も飛び出していた。

 1日のスタートに向け、参加登録店をPRするのぼりやマップなどを準備中で、イベント開催やイメージキャラクター作りも検討するという。リーダーの西田隆広さん(40)は「これまでは天ぷらや若竹煮など定番料理ばかりだったが、若い料理人の創作力をアピールできれば。『えっ?』と驚くようなものを増やして、みんなで地元を盛り上げたい」と話している。問い合わせは西田さんTEL(953)8341。


長岡京の第二外環トンネル掘削、児童ら見学

2011-02-26 16:52:08 | 地 geography
京都府長岡京市奥海印寺西代の京都第二外環状道路(にそと)の建設予定地で「西山トンネル(仮称)」の工事が進んでいる。25日、長岡第五小の児童らが現場を訪れ、トンネル掘削の工法や重機の実演などを見学した。

 京都第二外環状道路は2012年度末完成予定で、同市奥海印寺-京都市西京区大原野間では西山トンネル(約2・3キロ)の建設を計画。京都市側からはまだ掘削に着手していないが、長岡京市側からは1月から作業がスタートし、約20メートルほど掘り進んでいる。今回は、国土交通省京都国道事務所や市などが近くの長岡第五小の6年生135人を招き、見学会を企画した。

 児童らは、建設会社の社員から、発破やドリルでの掘削、地山の補強などトンネルの工法について説明を受けながら、トンネル坑口に立ち、重機の作業などを見学。濁水処理などの工事の仕組みを実験で体感した。

 子どもたちは「いろいろな段階があって道路ができることが分かった。ずっと大きな音がする中での作業は大変」などと話した。また、「山が削られるのはショック。ちゃんと自然を残してもらえるならいい」といった声もあった。

 にそと建設後、周辺には市が西代公園の整備を計画している。


生活保護費15・6%増 吹田市新年度当初予算案

2011-02-25 21:48:15 | 政 governing
大阪府吹田市は24日、2011年度当初予算案を発表した。4月に市長選を控えているため、義務的経費を中心とした「骨格予算」で、生活保護費などの扶助費が膨らんだが、一般会計は前年度比1・5%減の1103億4900万円となった。3月2日開会の定例市議会に提出する。

 収支不足額は85億円で、財源対策として財政調整基金の取り崩し(48億円)と臨時財政対策債の発行(37億円)で収支均衡を図った。

 歳入では、個人市民税の落ち込みを法人市民税の伸びが上回り、市民税は1・1%増の607億9100万円となったが、厳しい状況は続いている。

 歳出では、扶助費が11%増加の248億円。うち生活保護費が106億6300万円で、15・6%増加と大きく膨らんだ。

 骨格予算のため新規事業は、小学1年生児童を指導する「スターター」の全小学校への配置(2600万円)▽ヒートアイランド対策のための熱環境マップを作成する「環境情報データ収集解析事業」(1千万円)などに絞り込み、千里山駅周辺整備事業(9億600万円)▽小中学校6校、幼稚園1園にエアコンを整備する「空調設備整備事業」(3億4100万円)などの継続事業への計上が中心となった。また、現在14校で実施している希望者に対するデリバリー制の中学校給食を全18校に拡充する。

 阪口善雄市長は「安心安全のまちづくりに主眼を置き、教育への強い思いを反映させた」と話した。


梅ちらほら春呼ぶ 長岡天満宮と長岡公園

2011-02-25 21:16:26 | 木 plants
梅の名所で知られる、長岡京市天神の長岡天満宮と隣接する長岡公園で、梅の花が咲き始めた。まだつぼみが多いものの、はや満開近い枝もあり、訪れた人たちが観梅や散策を楽しんでいる。

 天満宮境内に約200本、公園には約100本の梅の木がある。公園の梅林では、ここ数日の陽気で、ピンクや赤のかわいらしい花を咲かせ始め、豊かな香りを漂わせている。

 柔らかな陽光の中、訪れた市民は公園内を散策しながら、梅の花をカメラや携帯電話で撮影し、春到来を感じとっていた。

 梅林の世話をしている市緑の協会は「今年は例年より花をつけるのが早い。2月末から3月初めが見ごろだろう」としている。

 市は公園の旧管理棟2階を観梅用のスペースとして無料開放しており、3月13日まで(午後0時半~午後4時半)利用できる。飲食は不可。


4月、景観行政団体に 向日市、計画区域設定へ住民アンケート 

2011-02-25 21:12:29 | 政 governing
向日市は4月1日から、景観法に基づく「景観行政団体」に移行することになった。今日25日、公示する。市民アンケートやまちづくり審議会での議論を踏まえ景観形成区域を設定し、景観計画と景観条例を策定する。

 府内の景観行政団体は、京都市や宇治市、長岡京市、亀岡市などに続き8番目。同団体になると、景観計画で定めた区域内で建築物のデザインや色に基準を設けたり、届け出を課すなど一定の規制が可能になる。

 市は7日に、同団体となるための府の同意を得た。今秋から、景観保全を図る景観形成区域の設定に向け、現行調査と住民アンケートを始める。その結果を基に、来年3月をめどに景観計画の原案を作成。原案は、市まちづくり審議会で検討する。このほか住民説明会やパブリックコメントも実施。景観計画は2013年8月策定、景観条例は14年3月制定を目指す、という。

 市都市計画課は「古墳群や長岡宮の史跡、西国街道の古い町並み、府文化的景観にも選定されている竹の径(みち)のある西ノ岡丘陵など、市固有の歴史・文化・自然の景観を守り、次世代に引き継いでいきたい」としている。

下水道築造工事の撤去費めぐり批判続出 向日市会全員協議会

2011-02-24 16:45:49 | 式 celemony
向日市議会の議員全員協議会が22日、同日開会した3月定例会の本会議終了後、市役所で開かれた。公共下水道「石田川2号幹線」の築造工事で追加発生した仮設くい(H鋼材)の撤去費や、寺戸町北野地区の雨水貯留槽の漏水をめぐる問題で、議員から市の姿勢や対応を問いただす声が相次いだ。

 石田川2号幹線の問題で、久嶋務市長が「H鋼材の存在は、図面にも残っていないなど予測不可能で、(関係4社への)法的な責任追及は困難」と、従来の見解を繰り返した。これに対して議員から「訴訟も視野にとしていた当初の姿勢は何だったのか」「(4社への)責任追及が困難なら、誰が原因者か」といった批判が続出。「同様の事態が二度と起きないようにするためにも、原因を調査する委員会を(議会内で)設けるべき」との声が上がり、議長は「検討する」とした。

 また、北野地区の雨水貯留槽の漏水問題では、市が施工業者に損害請求すると通知したことに対し、議員から「請求額に浸水被害を受けた住民の分も考慮されるのか」との意見や、貯留槽がすでに市管理となっていることなどで「法的な根拠があっての請求か」との指摘も。貯留槽改修が今夏までに困難な見通しであることに加え、完成後の容量も地区の排水対策には不足で被害再発の懸念もあるため、対策を問う声も相次いだ。久嶋市長は、市域全体の雨水対策の状況を説明した上で、「改修を一日も早く行い、不安解消に努める」とした。


竪穴住居跡5基発見 大山崎・松田遺跡

2011-02-24 16:42:59 | 歴 history
京都府埋蔵文化財調査研究センターは23日、大山崎町円明寺松田の松田遺跡で、弥生時代中期~古墳時代後期の竪穴式住居跡5基と、奈良時代~中世に掘られた溝4本などが見つかったと発表した。小泉川沿いで広い時代の遺構が同時に出土し、同センターは「流域の集落の長期的な変遷の様子がうかがえる」としている。

 京都第二外環状道路建設に伴う府道工事に先立ち、昨年9月から小泉川東側で発掘調査を行った。

 見つかった竪穴式住居跡5基のうち、古墳時代前期の住居跡は縦5・0メートル、横6・2メートル、深さ0・8メートルと大規模。周縁に石を敷いた貯蔵穴や、中に石を多数詰めた用途不明の穴を備えている。

 同じ場所から、13世紀ごろに掘られた幅1・7メートルの大型溝も見つかった。溝内からは中国製の青磁片や瓦器わんや土師器皿など約60点が出土し、くいを打って護岸工事を施した跡もあった。このほか、奈良時代後半~平安時代前期に掘られた溝2本も出土した。

 近隣ではこれまでに弥生時代の方形周溝墓群や、13~14世紀の建物跡が見つかっている。同センターの石井清司主幹は「縄文時代から古墳時代中期まで大小の集落が造られ、小泉川の氾濫や土砂の堆積を経て中世に領主層の屋敷が建てられた。そんな変化が推測できる」と話す。

 現地説明会は26日午前10時半から。問い合わせは同センターの増田孝彦主任調査員の携帯電話090(6205)8261。


大蛇ケ池公園こつこつ清掃20年 西京の小林さん

2011-02-24 16:40:39 | 民 people
京都市西京区の洛西ニュータウン内にある大蛇ケ池公園で、約20年にわたって、近くの小林末次さん(74)が、掃除に取り組んでいる。ジョギング中にごみを目にしたのがきっかけで始め、今では一日8時間汗を流すこともある。献身的に空き缶や吸いがらを拾い集める姿に、協力者もできた。小林さんは「きれいになった公園から西山を眺めると、気分は最高。憩いの場所を美しく保ちたい」と笑顔をみせる。

 小林さんは舞鶴市出身。中学校卒業後、京都市内に移ってきた。約30年前から同ニュータウンで暮らしている。

 50歳代半ばにさしかかり、体力をつけようと大蛇ケ池公園をジョギングすると、団体客が残したと思われるバーベキューの生ごみや金網、釣り具などが散乱していた。「せっかくの自然が台無し」と、一人でごみ拾いを始めた。

 退職後はほぼ毎日公園に足を運び、長い日は午前7時ごろから夕暮れまで、はき掃除や池の水草を引き揚げるなどの作業に汗を流す。散策路に落ち葉や流土が入らないよう、竹で柵を手作りすることもある。毎日公園にいるため、住民に市の職員と間違われることもあったという。

 3年ほど前にバイクが何台も乗り捨てられたり、たんすや布団など家具の不法投棄があったが、行政と連携して解決。取り組みを知って手伝う住民も増え、2008年には大蛇ケ池公園愛護協力会ができた。

 小林さんは「いつもきれいにすることで、公園にごみを捨てないようになったらうれしい」と話している。


長岡第七小新校舎建設工事が終了

2011-02-23 11:51:20 | 政 governing
長岡京市の学校耐震化事業で、長岡第七小(同市今里)の新校舎建設工事が終了し、小田豊市長や市教委関係者が21日、現地を視察した。

 2006年度に行った市内の小中学校の耐震診断調査では、1960~70年代に建てられた建物の多くで、構造耐震指標(Is値)が国の基準0・7未満となり、「補強が必要」との結果が出た。市は、09年度から耐震化事業を本格的に推進し、これまでに14小中学校の計67棟のうち、41棟で対応策を施している。

 特にIs値0・3未満は震度6強で倒壊する危険性が高いとされる中、長岡第七小は校舎が0・15、体育館0・08で、全面的な建て替えが必要となり、3カ年計画で総額約15億円をかけ、校舎と体育館、プールの新設を進めてきた。

 この日は小田市長らが同小を訪れ、竣工(しゅんこう)検査を控える新校舎を視察。1階に地域コミュニティ連絡協議会の住民らも使用できる多目的ホールを設け、屋上に太陽光発電施設などを取り入れた最新設備をチェックした。

 3月初めに児童らが新校舎に引っ越す予定で、その後、旧体育館や校舎の解体を進める。


ひな飾り華やか 親子ら「立派でびっくり」 大山崎

2011-02-23 11:49:29 | 祭 carnival
桃の節句を前に、京都府大山崎町円明寺の町子育て支援センターに22日、ひな人形が飾られた。七段の本格的な飾りで華やかな雰囲気を醸し、訪れた親子の目を楽しませている。

 人形は住民が町に寄贈したリサイクル品。段の高さは約1・5メートルある。男びなや女びなのほか、女官や五人囃子(ばやし)、勇壮な仕丁も並ぶ。

 生後10カ月の長女と訪れた主婦竹廣美華さん(38)は「立派なひな飾りでびっくりした」と目を見張り、「娘の初節句には、私が子どものころに祖母からもらったひな人形を渡そうと思います」と話した。

 展示は3月4日まで。1日午前10時からは折り紙でひな人形を作る教室も催す。無料。問い合わせは大山崎町子育て支援センターTEL075(959)9050。


防災など住民ら連携 長岡京に地域コミュニティ

2011-02-22 12:42:19 | 式 celemony
京都府長岡京市友岡の長岡第四小で20日、校区内の各種団体が連携してまちづくりに参加する「地域コミュニティ協議会」の設立総会が開かれた。地元住民約150人が参加して規約や役員を承認し、地域の活性化へ向けた思いを新たにした。

 協議会には自治会やPTA、総合型地域スポーツクラブなど約30団体が加入。今後、協力体制を密にして、地域の課題解決を目指していく。協議会結成は長岡第七小学校区に続き市内2番目となる。

 設立総会では、昨年4月に準備委員会を結成して以降行ってきた防犯パトロールや防災訓練、京都第二外環状道路の勉強会といった活動も報告された。準備委員会長を務め、この日新たに選ばれた長谷川潔・協議会長は「安心、安全でぬくもりのある地域づくりへ向けて検討を重ね、設立を迎えることができた」とあいさつした。

 協議会は今年秋に防災をテーマとした催しを計画している。加入団体が以前から続けている独り暮らしのお年寄りの見守り活動を支援するなど、他の事業も今後、検討する。

 総会終了後は、北京五輪代表で元バドミントン選手の小椋久美子さんがインタビューを受ける形で講演。長岡第四小の児童ら約300人を前に「小学生のころはオリンピックに出ることが夢だった。目標を持ち続けて頑張れば、その過程はずっと心に残る」とエールを送った。

 協議会の主な役員は次の皆さん。

 副会長 山内司郎、入江信義、上村真造▽会計 多賀昭夫▽事務局長 川口武夫▽監査 日下邦晴、中川大一郎