黄色の傘で安全な通学 向日町署など21小に贈呈

2011-03-31 11:54:56 | 式 celemony
小学校の入学式を前に、「交通安全傘」と名付けた黄色の傘の贈呈式がこのほど、京都府向日市上植野町の向日町署であった。乙訓交通安全協会と同署が、2市1町と伏見区の一部の計21小学校長に傘を寄贈した。新学期には各校のすべての新1年生に配られる。

 傘の寄贈は、子どもが交通事故に遭わないように、と同協会と向日町署が毎年行っている。贈呈式には校長や各市町教委の教育長ら約40人が出席した。

 向日町署の奥田友之署長が「昨年に管内で小学生が巻き込まれた交通事故被害者の80%は1~3年生だった。1件でも事故を減らし、安全な街にしたい」とあいさつ。続いて乙訓交通安全協会の小泉興洋会長と奥田署長が、各校長に1本ずつ「交通安全傘」を手渡した。

【 2011年03月31日 10時30分 】

科学の魅力、実験で理解 長岡京で児童ら

2011-03-31 11:51:36 | 会 party
京都府長岡京市の市民グループ「わくわく科学」の教室「ミニモーターを作ろう!」が30日、同市天神の市立中央公民館で開かれ、小学生や主婦ら約20人が工作を通じて科学の魅力を体感した。

 わくわく科学は2000年から、ミニ風力発電の実験や電卓の分解など、子どもの創意工夫をはぐくむ科学教室を開いている。今回は、春休みの親子らを対象に企画した。

 兵庫県三田市の科学実験教室講師中田勝夫さんが、手作りのモーター装置の実演を交えて、電磁力やフレミングの右手の法則などの原理を説明。子どもたちも、エナメル線や磁石、電池などの材料で、コイルを巻いた発泡スチロールのボールを回転させる小型モーターを作り、実験を楽しんだ。

セネガルの水環境向上を 海外協力の男性が抱負

2011-03-30 13:02:59 | 式 celemony
国際協力機構の青年海外協力隊員として4月から西アフリカのセネガルに派遣される京都府長岡京市井ノ内の森脇達也さん(28)がこのほど、市役所を訪問し、抱負を語った。

 森脇さんは府内の企業で上下水道や電気設備の仕事に就いてきた経験を生かし、2年間の予定で、セネガルのタンバクンダ州水利局で、給水設備などの整備、技術指導などを行う。

 小学校時代からボーイスカウトの活動などを通じてボランティアやアフリカ情勢に興味を持ったという森脇さんは、小田豊市長に「自分が帰国しても現地の人が継続してくれるような活動を行いたい」と語った。

 青年海外協力隊事業は1965年に始まり、現在76カ国で約2700人が活動。これまで長岡京市からは17人が派遣されている。

【 2011年03月30日 10時33分 】

国登録文化財の銘板を設置 長岡京の河合家住宅

2011-03-30 12:59:50 | 式 celemony
今年1月に国登録有形文化財になった京都府長岡京市粟生の「河合家住宅」で、このほど登録銘板の交付式が行われた。

 河合家住宅は江戸時代後期の農家建築で、主屋や土蔵、築地塀など5件が国登録有形文化財となった。明治初期には当主が郡総代や区長を務め、伝統的な建物が古い街道沿いの集落の風情を伝える。

 小田豊市長や市教委職員がこのほど、河合家住宅を訪れ、A4サイズの青銅製の登録銘板を4代目当主の河合保さん(87)に手渡し、銘板が主屋入り口の上部に設置された。

 国登録有形文化財は1996年に始まった制度で、建築後50年以上を経過し、歴史的景観に寄与している文化財を登録して保護する。市内では、神足の旧石田家住宅(市立神足ふれあい町家)、長法寺の佐藤家住宅、調子の中野家住宅に続いて4カ所目。

 主屋は現在、親戚の集まりや来客用に使用しているといい、河合さんは「古い建物だが、登録されて責任を感じている。次の代に残せるよう維持していきたい」と話した。一般公開はしていない。

 また、長岡天満宮(同市天神)の本殿が2010年度、府の有形文化財(建造物)に指定された。平安神宮の旧本殿で、仕様は三間社流造(さんげんしゃながれづくり)、ひわだぶき。昨年、重要文化財に指定された同神宮の大極殿などとともに1895(明治28)年に建てられた。1938(昭和13)年から41年にかけて長岡天満宮に移築。明治時代の和風建築の代表事例として、古建築を再現した高い技術や文化財価値が評価されている。

 同天満宮の中小路宗俊宮司は「イタチなどの被害でひわだの傷みも激しく、管理は大変だが、今後も保存に努めていきたい」と話している。

【 2011年03月30日 11時46分 】

当初予算案など可決 乙訓消防組合議会

2011-03-29 11:46:32 | 政 governing
乙訓消防組合議会の3月定例会が28日、京都府長岡京市神足の同組合消防本部で開会。21億3100万円の2011年度一般会計当初予算案など予算関係2件、条例関係1件、その他1件の計4件を可決、閉会した。

 11年度一般会計当初予算は、長岡京消防署の耐震化に伴う新庁舎の整備費を、12年度と合わせた2カ年の債務負担行為として組んだことで、前年度に比べ1億6400万円(8・3%)増となった。

 主な新規事業は、長岡京消防署新庁舎整備費に5億1600万円、同署配置の高規格救急車更新費3200万円など。

 このほか、条例関係では職員の時間外勤務手当を一定条件で一部加算する内容に改正。また昨年9月に長岡京市内で消防ポンプ車が共同住宅の塀と接触し一部破損させた事故に伴う15万円超の賠償額決定の専決処分を承認した。

【 2011年03月29日 10時21分 】

支援物資の受け付け開始 府と乙訓2市1町

2011-03-29 11:44:04 | 災 disaster
京都府は28日から、東日本大震災の被災地に送る支援物資の受け付けを、向日市寺戸町の京都向日町競輪場内の選手管理センターで始めた。

 府などが参加する関西広域連合は震災を受けた緊急会議で、特に被害が大きかった東北3県の支援を分担することを決め、府は福島県の担当になった。同県の災害対策本部の要請を受け、この日から期間限定で物資を府民から募ることにした。

 受け付けるのは、魚や肉系の小型缶詰▽湯を注ぐだけのスープやみそ汁▽クッキーやゼリーなど栄養食品▽トマトか野菜の缶ジュース。箱単位が原則で賞味期限が1カ月以上あるものに限る。

 この日は、府の災害支援対策本部の物資等支援班の職員6人が同センターで待機。初日でまだ十分周知されていないこともあってか訪れる人の姿はまばらだったが、それでも、親子や主婦らが「少しでも役に立てれば」と缶詰や缶ジュースなどを持ち込んでいた。計17件を受け付け、缶詰46個、スープ類137食、缶ジュース549本が集まった。

 府の取り組みを受け、乙訓2市1町でも支援物資の受け付けが28日からスタート。初日は合わせて37人が届けた。

 同競輪場内での受付時間は午前9時~午後5時、期間は31日まで。郵送でも可。府内の各市町村に寄せられた物資も集約整理した上で、現地へ発送する。問い合わせは府災害支援対策本部物資等支援班TEL075(414)5936。

 2市1町も31日(午前9時~午後5時)まで、向日市役所本館1階の環境政策課、長岡京市役所東棟の駐車場前、大山崎町役場1階の福祉課の3カ所で受け付ける。

【 2011年03月29日 10時34分 】

新校舎完成、在校・卒業生らフェスタ 長岡第七小

2011-03-28 12:30:19 | 式 celemony
京都府長岡京市今里の長岡第七小で27日、新校舎の完成を祝い、旧校舎に感謝と別れを告げる「メモリアルフェスタ」が開かれた。在校生に卒業生、保護者や、教職員OBら多数の関係者が、真新しい校舎の雰囲気を体感し、思い出の詰まったかつての学びやの姿を目に焼きつけた。

 1974年春に開校した同小は、耐震化で全面建て替えが行われこのほど完成。一方、旧校舎は間もなく解体が始まる。

 フェスタは、校区の自治会やPTA、総合型地域スポーツクラブなどで昨年秋に結成された「地域コミュニティ協議会」が、新校舎の完成記念に、協議会の設立祝いと例年1月に開催される校区祭も合わせた一大イベントとして企画した。

 新体育館でのオープニングセレモニーでは小田豊市長らの祝辞に続き、星野泰孝校長が「このフェスタで旧校舎に最後の元気と活気を与えて下さい」とあいさつした。同小PTAの中村雅之会長から星野校長に新しい校旗が贈られた後、長岡第二中の吹奏楽部が同小の校歌などを演奏し、式典に花を添えた。

 また、旧校舎では、昔遊びなどの体験教室や模擬店に、卒業生による同窓会も。大勢の人が訪れ、教室や廊下を背に写真を撮り合うなど、思い思いに名残を惜しんでいた。

【 2011年03月28日 10時15分 】

応仁期の油商人の奮闘、古文書で 大山崎で企画展

2011-03-28 12:27:02 | 歴 history
京都府大山崎町の町歴史資料館で、企画展「応仁・文明の乱と大山崎の油売り」が開かれている。京都の戦乱が大山崎に及ぶ中、油商人が商権を守るため「侍衆」として戦列に加わる様子を伝える古文書20点を展示している。

 応仁・文明の乱で、大山崎の商人は細川勝元が総大将の東軍に加勢した。企画展は大乱の中で油商人が果たした役割に光を当てようと同館が催した。史料は重要文化財の「離宮八幡宮文書」。同宮は中世の油座の本拠地だった。

 会場には、乙訓地域の合戦で大山崎の侍衆が活躍した戦果に将軍が感動し、恩賞を与えると述べた1470(文明2)年の文書や、東軍の山名是豊が軍勢を大山崎に派遣する際、侍衆が堀構の建設に尽力した功績を賞した同年の文書が並ぶ。

 西軍に一時占拠された天王山を、東軍が侍衆の道案内で奪還し、細川勝元が送った1472(文明4)年の感謝状も展示している。訪れた人は、油の独占販売権が揺らいだ激動期の油商人の姿を思い浮かべながら古文書を眺めていた。4月17日まで。有料。

【 2011年03月28日 11時46分 】

描いた桜に希望込め 八幡の画家、向日で作品展

2011-03-27 14:44:17 | 民 people
桜を描き続ける画家奥村京華さん(50)=京都府八幡市=の絵画展が、京都府向日市上植野町の国登録有形文化財「中小路家住宅」で開かれている。和紙に淡い色彩で描かれた温かみのある作品17点が並ぶ。東日本大震災の被災地である福島県の名桜を描いた作品もあり、訪れた人を和ませている。

 奥村さんは向日市出身。桜の咲き散る様子が人生の浮き沈みや喜怒哀楽と重なる点に妙味を感じ、描くようになった。2004年から個展も催している。

 会場には、樹齢1500年の桜を朝日が照らし、闇夜が紫色に変わる様子を幻想的に描いた「旭日」や、花に光が当たってほんのり明るくなり、ピンク色を増す「煌(きら)めき」など、癒やしを感じさせる作品が並ぶ。全国でも有名な福島県の「三春の滝桜」がオレンジ色の朝焼けに照らされ、白く初々しい花が際立つ「あたらしい朝」も展示している。

 奥村さんは「桜が散り舞う姿は、次の新芽を出すための羽ばたき。絵を見た人が元気になり、その元気が被災地へ届くとうれしい」と話している。

 27日まで。同日午後1時半からは、アコースティックギターの演奏と歌に合わせて奥村さんが即興で桜の絵を描くイベントがある。

【 2011年03月27日 11時01分 】

水辺の名所巡り楽しむ 大山崎で渡船場跡など見学

2011-03-27 14:39:20 | 歴 history
「大山崎ふるさとガイドの会」が催す水辺散策ツアーが26日、京都府大山崎町の桂川沿いであった。京阪神から参加した173人が約6キロを歩き、かつて渡船場があった場所を見学したり、葉や枝を使ったミニ工作を楽しんだ。

 天王山だけでなく川の魅力も体感してもらおうと、毎年3月に実施している。

 大山崎ふるさとセンターを出発した参加者はまず、桂川に注ぐ水無瀬川河口を見学。沿岸にトロッコの線路跡が残っており、ガイドから「大阪の築港を埋め立てるための石を、山から運ぶために使われた」と説明を受けた。戦後も対岸の八幡市との間を行き来した「山崎の渡し」の跡地へも足を運んだ。

 晴天の下、参加者はガイドの案内を興味深そうに聞きながら約3時間歩いた。途中でシュロの葉を編んでバッタやカタツムリの模型をつくるミニ企画もあり、にぎやかに手を動かしていた。

【 2011年03月27日 11時04分 】

アルミ缶回収10万円寄付 大山崎の楽友会

2011-03-26 13:19:05 | 民 people
東日本大震災を受け、大山崎町大山崎西高田地域の「西高田楽友会」が25日、義援金10万円を町に寄付した。アルミ缶回収活動による収入で、日本赤十字社を通じて被災地に送る。

 60歳以上の住民でつくる楽友会は、2006年から毎週土曜に、同地域をはじめ町内各地でアルミ缶を回収。異物除去、圧縮し、業者に運搬し続けた。10万円はアルミ缶約1トン分に相当するという。

 この日は会員3人が町役場を訪れ、福祉課職員に義援金を手渡した。田中俊裕世話人(69)は「ボランティア活動で集まった回収収入を良い形で生かせないかと考えた。被災者の支援に役立ててもらえたらありがたい」と話した。

2011年03月26日 09時16分

青年僧、支援へ托鉢行 長岡京や向日

2011-03-26 13:15:28 | 災 disaster
長岡京市粟生の光明寺の青年僧たちが、東日本大震災の被災地支援の托鉢(たくはつ)行に取り組んでいる。

 西山浄土宗中部青年僧の会のメンバー10人で、夕方に寺を出発して長岡京市や向日市の駅前などに立ち、義援金を募っている。

 長岡京市の阪急長岡天神駅前では、2人の僧侶がそれぞれ、のぼりと募金箱を手に、経を読み上げ、帰宅途中の会社員らが募金に協力した。義援金は日本赤十字社を通じて被災地に届ける。

 また、府が市民からの被災地への支援物資について、28日から4日間、向日市寺戸町の京都向日町競輪場選手管理センターで缶詰などの指定4品目を受け付けるのに合わせ、向日、長岡京両市と大山崎町は庁舎に受付窓口を設置する。

【 2011年03月26日 09時19分 】

大震災、便乗商法ご注意 長岡京の講演、危険性指摘

2011-03-25 13:09:31 | 災 disaster
長岡京市の消費生活講演会「世の中そんなに甘くない こんな相談ありました」がこのほど、同市天神の市立中央公民館で開かれた。消費者問題に詳しい弁護士や市が、多発する金融商品や訪問販売トラブルの実態を紹介し、大震災に便乗した詐欺や悪質商法などへの注意を呼び掛けた。

 市が、複雑化する悪質商法への対応策を市民に学んでもらおうと企画。市の消費生活相談事業をサポートしている弁護士内村和朝さんが講師を務めた。

 内村さんは、高齢化や年金不信を背景に、契約が増加している変額年金保険について、お年寄りが「元本保証」など不適切な説明による勧誘に応じてトラブルになるケースが多発している現状を報告。マンションや高額配当をうたう水資源権利に関する投資被害や、高齢者宅を訪問して宝石を安値で買い集めようとする「貴金属買い取り商法」など法の抜け穴を狙った最近の手口も紹介し、クーリングオフなどの対策を挙げながら、「おいしいもうけ話は存在しない」と訴えた。

 また、内村さんは、大震災で電力供給に対する不安が高まる中、太陽光発電システムの訪問販売トラブルや、数年前に問題化した節電器詐欺などが再び横行する危険性を指摘。市の担当職員も義援金詐欺や公的機関を名乗る耐震診断など悪質商法への注意を呼び掛け、参加者が熱心にメモを取った。

【 2011年03月25日 10時55分 】

春、奏でる和洋の名曲 大山崎でコンサート

2011-03-25 13:05:47 | 会 party
大山崎町円明寺の町老人福祉センター長寿苑でこのほど、「スプリングコンサート」が開かれた。フルートとピアノによる多彩な12曲が披露され、町内のお年寄り約60人が聞き入った。

 お年寄りに春らしく温かい気持ちになってもらおうと、長寿苑が毎年催している。

 出演したのは、京都市などで活動する女性デュオ「クラール」。お年寄りになじみ深い「おぼろ月夜」や「竹田の子守唄」のほか、「エーデルワイス」や「バラ色の人生」など和洋の名曲を奏でた。

 お年寄りたちは2人が織りなすハーモニーをゆっくりと味わった。中には歌詞を口ずさむ人もいて、楽しいひと時を過ごした。

2011年03月25日 11時05分

水道会計、5年ぶりに3月議会で可決 大山崎町会

2011-03-24 12:26:41 | 政 governing
大山崎町議会は23日、3月定例議会の最終本会議を開き、2011年度の一般会計と水道事業会計の両当初予算案など25件を可決し、閉会した。水道事業会計の当初予算案が3月定例会で可決されるのは5年ぶり。一般会計も、原案通りの可決は2年ぶりとなる。

 水道事業会計の当初予算案は、府営水道の購入水量を府との契約通り日量7300トンとして編成された。07~10年度は「実際に必要な水量だけ府に申し込む」とする前町長の方針で、購入水量を3407トンとして予算案を編成。3月定例町議会では4年連続で否決されていた。

 この日の本会議では10年度の一般会計補正予算案や、取り調べの可視化推進を求める意見書案を採択した。冒頭で東日本大震災の犠牲者の冥福を祈り全町議が黙とうしたほか、被災地の復旧を祈念する緊急声明案も採択した。

2011年03月24日 10時37分