徘徊高齢者、早期発見へ 京都・向日市が情報シート

2014-05-29 10:51:34 | 護 help

 認知症の高齢者が外出して行方不明になるケースが多発する中、京都府向日市では恐れがある高齢者の写真や特徴を記した「『要救護者』情報シート」 を事前に作成する取り組みを進めている。不明時に向日町署や協力機関にファクスを送り、迅速に捜索が開始できる。一方で登録者数は19人にとどまり、関係 者は「早期に動くことが命を救うことになる。万が一に備えて登録してほしい」と呼びかけている。

 「徘徊(はいかい)しても安心なまち」を目指し、乙訓地域では向日市の地域包括支援センターが、2011年に初めて導入した。

 11年2月に実施した徘徊する高齢者を捜索する訓練で、警察や福祉など関係者だけでは限界があることが分かった。そこで地域に協力してもらおうと、先進地の福岡県大牟田市を参考にして仕組みを作った。

 情報シートには氏名や性別、年齢のほかに身体や会話の特徴、よく行く場所などが記され、顔写真と全身写真が掲載されている。

 捜索の初動が遅れると遠方まで行ってしまい発見は困難になる可能性が高い。家族への聞き取りや写真の手配などを省いて、捜索開始までの時間を短縮するのが狙いだ。

 不明になった際には医療機関や福祉施設、日ごろに行くような地域の商店、外回りが多い新聞販売店など計165協力機関にファクスで捜索への協力を求める。発見されれば、ファクスはシュレッダーで破棄してもらう。

 個人情報を取り扱うため、家族の同意が必要となる。地域包括支援センター職員のほか、普段から対象者に接しているケアマネジャーの協力を得て同意を得ている。

 だが、登録者数は19人と伸び悩んでいる。過去には行方不明になって死亡して発見される例が乙訓地域であり、最悪の事態を避けるためにも登録者数をいかに増やすかが課題となっている。

 捜索の中心となる向日町署は情報シートについて「早期の発見につながる効果的な仕組みだ」とする。

 向日市中地域包括支援センターの石松友樹センター長は「理解を広げる努力をして協力機関も増やし、地域全体で見守る優しいまちづくりを目指したい」と話している。

 相談は同センターTEL075(921)1550。

【 2014年05月28日 09時48分 】


妊娠中ママに交流の場 京都・長岡京のNPO企画

2014-05-29 10:49:48 | 護 help

 第一子を妊娠中の「プレママ」を応援しようと、京都府長岡京市のNPO法人「いんふぁんとroomさくらんぼ」は、プレママたちが情報交換できる 場の提供に取り組む。第1弾として6月21日にプレママ広場「Cherry’s heart(チェリーズ・ハート)」を、同市竹の台の小規模保育園 「Cherry’s Hug(チェリーズ・ハグ)」で開き、友だちづくりなどを後押しする。

 初めての出産を控えたプレママは、どんなベビー用品をどれだけ準備したらいいのか迷いがち。出産後は自由に出歩けなくなり、ひとりで不安を抱え込みながら育児をする場合もある。

 そこでいんふぁんとは、プレママ同士が出産や子育てに関する不安を共有し、お互いの情報を交換し合う場を設置。プレママ友達や未来のママ友との出会いを演出する。

 6月の広場は、仕事を持つプレママも参加しやすいよう土曜日の午前10時半~正午に開催する。いんふぁんとのスタッフも交え、ベビーグッズのスタイ(よだれかけ)を作りながら、気軽な雰囲気で交流してもらう。

 いんふぁんとは「赤ちゃんを迎えるまでの期間、迎えてから子育てを楽しむことができる出会いの場になれば」としている。

 対象は第一子を妊娠中の女性。予約が必要で、定員は5人。材料費やドリンク代として1000円が必要。申し込みはいんふぁんとTEL075(952)6388へ。

【 2014年05月27日 10時00分 】


ふるさと納税で大山崎町低迷 わずか4件

2014-05-29 10:46:57 | 政 governing

 出身地などに寄付することで税控除を受けられる「ふるさと納税」が京都府大山崎町で伸び悩んでいる。同制度は2008年にスタートしたが、寄付は これまでに4件3万7000円だけ。近隣の向日市と長岡京市は特典をつけてアピールしているが、町担当者は「これといった特産がないと競争に勝てない」と 頭を抱えている。

 ふるさと納税は、都市と地方の格差を解消する目的で08年5月に始まった。大山崎町では、天王山の整備や地域活性化に充てる「ふるさと応援事業」と、教育や福祉などに充当する「地域応援事業」から使途を選ぶことができる。

  寄付件数は、09年度に3件(2万7千円)あったものの、10年度から4年間はゼロで、本年度は4月に1件あったのみだ。町はホームページで「天下分け目 の天王山。秀吉と光秀の合戦のまち、大山崎町を応援してください」と著名な名所を前面に押し出す。当初は寄付者にエゴマ油を贈ることを計画していたが、現 在特典は設けていない。

 一方、向日市への寄付は計110件640万円。市は1万円以上の納税者を対象に特産品であるタケノコを中心とした 特典を用意。寄付額に応じて、タケノコやつくだ煮、菓子のセットなどから選べるようになっている。ただ、募集はホームページと広報紙にとどまっており、市 秘書広報課は「パンフレットを作るなどしてもっと広げていきたい」としている。

 長岡京市は計15件156万円。寄付者全員にガラシャ祭りの関連グッズ(2千円相当)を贈っている。一方、他都市に寄付したいという市民の問い合わせも多いといい「税金を奪い合うような制度がいいのかどうか分からない」(市総務課)と戸惑いものぞかせた。

【 2014年05月27日 09時50分 】


小規模保育認可へ寄付募る 京都・長岡京の共同保育所

2014-05-29 10:38:30 | 護 help

 京都府長岡京市一文橋2丁目のひまわり共同保育所が、新たな支援制度に基づく小規模保育事業の認可を来春にめざしている。園舎改修など自己資金が必要となるため、イベントを開催して地域の人たちに関連団体が寄付を呼びかけている。

 長岡京市によると、小規模保育事業の認定は、市内で計3施設がめざしている。

 産休明け保育を願う保護者などによって1974年に自主開設されたひまわり共同保育所は設立から40年を迎え、親や地域の支えで運営してきた。

 小規模保育事業所化に向け、運営母体を一般社団法人化し、園舎改修を計画する。現行の園舎は民家建物で、一定面積の確保や準耐火、耐震などの工事を施す。その間は近くの仮園舎で保育を進める。行政の補助を見込んだり公的融資を活用しても、自己資金が必要となる。

  同保育所は例年、地域とのつながりを深め、運営への資金を得るためにバザーなどのイベントを開催してきた。野添公園で開いたイベントでは、子どもが音楽を 楽しんだり、食べ物の屋台や衣類、生活用品、おもちゃなどのリサイクルコーナーがにぎわった。会場では「認可『ひまわり保育園』をつくる会」がチラシを配 布し、認可に向けた協力を呼びかけた。

 寄付金(1口5千円から)は園舎改修工事の自己負担分、法人設立や仮園舎の費用など新たに充てる。問い合わせは、ひまわり共同保育所内「つくる会」TEL075(952)4177。

【 2014年05月26日 09時49分 】


初夏の西山、自然に親しむ 京都・長岡京で体験会

2014-05-26 11:19:59 | 会 party
 西山の自然に親しむ体験会「西山ファミリー環境探検隊 ようこそ西山へ!」が24日、京都府長岡京市奥海印寺の西山キャンプ場周辺で開かれた。親子連れや京都府立大の学生、環境団体の市民ら約40人が里山を散策し、初夏の自然を観察した。

 西山森林整備推進協議会が催した。同協議会は自然豊かな西山の四季を体感し、多彩な生態系に理解を深めてもらおうと、体験会を年4回企画している。

 本年度初めてとなった体験会は「花や虫がい~っぱい」と題した。参加者は小泉川に架かる西代橋に集合した後、3班に分かれ、西山キャンプ場に向けて出発。NPO自然観察指導員京都連絡会の会員の説明を受けながら歩き、毛虫のフクラスズメが威嚇のために体を震わせたり、ミノムシが袋状の巣を作って川沿いの木にぶら下がったりしている様子などを観察した。

 キャンプ場では「自然の店開き」と題して、道中で採集した虫や草花を披露し合ったほか、みんなで豚汁を味わって交流を深めた。

 次回の体験会は7月27日に開かれ、小泉川で川遊びをする予定。

【 2014年05月25日 11時00分 】

小規模保育認可へ寄付募る 京都・長岡京の共同保育所

2014-05-26 11:17:21 | 護 help
 京都府長岡京市一文橋2丁目のひまわり共同保育所が、新たな支援制度に基づく小規模保育事業の認可を来春にめざしている。園舎改修など自己資金が必要となるため、イベントを開催して地域の人たちに関連団体が寄付を呼びかけている。

 長岡京市によると、小規模保育事業の認定は、市内で計3施設がめざしている。

 産休明け保育を願う保護者などによって1974年に自主開設されたひまわり共同保育所は設立から40年を迎え、親や地域の支えで運営してきた。

 小規模保育事業所化に向け、運営母体を一般社団法人化し、園舎改修を計画する。現行の園舎は民家建物で、一定面積の確保や準耐火、耐震などの工事を施す。その間は近くの仮園舎で保育を進める。行政の補助を見込んだり公的融資を活用しても、自己資金が必要となる。

 同保育所は例年、地域とのつながりを深め、運営への資金を得るためにバザーなどのイベントを開催してきた。野添公園で開いたイベントでは、子どもが音楽を楽しんだり、食べ物の屋台や衣類、生活用品、おもちゃなどのリサイクルコーナーがにぎわった。会場では「認可『ひまわり保育園』をつくる会」がチラシを配布し、認可に向けた協力を呼びかけた。

 寄付金(1口5千円から)は園舎改修工事の自己負担分、法人設立や仮園舎の費用など新たに充てる。問い合わせは、ひまわり共同保育所内「つくる会」TEL075(952)4177。

【 2014年05月26日 09時49分 】

甲冑姿の侍フィギュアも 京都・大山崎で「武者分類」展

2014-05-26 11:15:31 | イベント
 甲冑(かっちゅう)をまとった侍をコミカルなフィギュアや中世風の絵図で表現した企画展「野口哲哉の武者分類(むしゃぶるい)図鑑」が、京都府大山崎町のアサヒビール大山崎山荘美術館で開かれている。34歳気鋭の美術家の自由な発想とユーモアに、来場者は笑顔を浮かべながら作品に見入っている。

 野口さんは中学時代、侍の古写真を見て衝撃を受けたことをきっかけに甲冑に関心を持ち、大学で油彩画を学んだ。その後、立体制作の分野にも進出し、甲冑侍をモデルにした作品を量産。虚構とも現実ともつかない魅力的な世界観が話題を呼んでいる。今回は10年間で作り上げたほぼ全作品約90点を展示した。

 フィギュアでは、大筒を背負って空を飛んだり、シャネル製のかぶとをかぶったり、ヘッドホンをつけてうっとりしたり-とおよそ侍とは思えない滑稽な姿が並ぶ。

 絵図は、戦国時代さながらの雰囲気を醸し出しつつも、クマの姿をしたかぶとをかぶり迷惑そうな表情を浮かべる姿や、視力検査を神妙に受ける様子などを描いている。

 自身の経歴や作品の解説書も自作しており、多才な一面をうかがわせる。

 同美術館の芦刈歩学芸員は「解説など隅々に至るまでじっくり見て楽しんでほしい」と話している。

【 2014年05月24日 11時32分 】

大雨へ備え確認 京都・向日で防災パトロール

2014-05-22 11:46:32 | 災 disaster
 台風や梅雨で大雨が降る恐れのある季節を迎える前に、京都府向日市は21日、防災パトロールを実施した。防災関係者が、市の防災拠点やマンホールトイレを設けた施設など3カ所を視察して、災害時の備えを確認した。

 市と関係機関による危険な場所の情報共有や連携強化につなげようと毎年行っている。市をはじめ府山城広域振興局、消防、警察、地域の区長ら約30人が参加した。

 最初に、昨年11月に完成した市役所隣の中部防災拠点を訪れた。参加者は市職員から、遮断された道路の復旧に必要な動力ポンプや簡易アスファルトなどの機材を備える道路防災倉庫と風水害資材倉庫について説明を受けた。

 続いて、今年3月に完成した寺戸町の北部防災拠点と森本町の市民体育館敷地内にあるマンホールトイレを見て回った。

【 2014年05月22日 10時53分 】

京都・長岡天満宮の変遷解説 古文書資料集を刊行

2014-05-22 11:45:06 | 歴 history
 京都府長岡京市教育委員会は、長岡天満宮(同市天神)に伝わる古文書の調査成果をまとめた「長岡天満宮資料調査報告書」を刊行した。明治期から昭和初期にかけての交通網整備や周辺開発に伴い、天満宮の境内も整備されて発展していく過程などを紹介している。最古とみられる江戸・宝暦年間の境内図など新たに判明した成果も盛り込んだ。

 市教委は2007年度から6年にわたって長岡天満宮に残る古文書や美術工芸品の調査を行い、一昨年に「美術・中世編」を刊行した。今回は続編として、古文書や写真、典籍など歴史資料約7千点を調査し、「古文書編」をまとめた。

 調査過程で見つかった北野天満宮(京都市上京区)所蔵の「長岡天満宮社図」は、宝暦5(1755)年に描かれた図で、天満宮全体の景観を描いた図としては今のところ最古といい、建物の配置などが詳しく表現されている。

 明治22(1900)年の境内図では、現在の錦水亭池座敷と同じ場所に、この頃から家屋・建物があったことが確認できる。

 文人として名が知られた細川幽斎と古今伝授の史実にゆかりがある「開田御茶屋」の間取り図や本殿改築の経過年表などを掲載し、近世から現代に至る長岡天満宮の変遷を解説している。

 長岡京市教委生涯学習課は「資料がまんべんなく残っており、少しずつ境内が整備されていく様子が分かる」としている。

 500部作製。一冊1500円。市立図書館でも閲覧できる。問い合わせは市教委生涯学習課TEL(954)3557へ。

【 2014年05月21日 10時28分 】

石室ひんやり、古墳を体感 京都・向日の児童が見学

2014-05-22 11:41:53 | 習 learn
京都府向日市寺戸町の第6向陽小の6年児童が19日、同市物集女町にある物集女車塚古墳を教材に古墳を学ぶ授業に取り組んだ。出土品を実際に触ったり、古墳内部の石室を見学したりして、地域の歴史遺産への理解を深めた。

 市教育委員会が進める「ふるさと学習」の一環で、26日から始まる物集女車塚古墳の一般公開に合わせ、実施している。6年はこの時期に社会科で古墳時代を学んでいる。

 この日は、6年の66人が、学校で市埋蔵文化財センターの職員から古墳の説明を受け、出土した土器を触って、においを確認するなどした。

 続いて古墳に移動し、児童は5人ほどのグループに分かれて、ひんやりとした石室に入って石棺がある玄室を見学した。職員から石を台形に積み上げて作る方法や出土品の説明を受け、ノートを取りながら熱心に聞いていた。

【 2014年05月20日 10時58分 】

源氏物語、更紗染めで 京都・向日で故青木寿恵さんの作品展

2014-05-22 11:40:07 | 会 party
 更紗(さらさ)作家の故青木寿恵さんが源氏物語をテーマに手がけた作品の展覧会「新解釈!更紗源氏物語」が、向日市寺戸町の寿恵(すえ)更紗ミュージアムで開催されている。着物などに草木染で手描きされた、きらびやかな王朝絵巻や遊び心あふれる表現が、来館者を楽しませている。6月15日まで。

 更紗染めは、インド発祥とされる染色技法。青木さんは独創的な作風で、国外のみならず、ヨーロッパを中心とした海外でも評価を受けている。

 渡仏した福沢諭吉との親交があったフランスの日本語学者レオン・ド・ロニー(1837~1914年)に感銘を受け、日本を代表する文学の源氏物語をテーマにした作品を数多く残している。

 展覧会では着物8点をはじめ額装、掛け軸、屏風(びょうぶ)、タペストリーが展示されている。着物の「王朝」は王朝貴族の色である紫を基調に扇や花鳥を配置した。また、源氏物語の舞台にパリのエッフェル塔などが登場するなどユーモラスな作品もある。

 月曜休館。一般500円、大学・専門学校生100円。東日本大震災の避難者と障害者手帳を持った人、高校生以下は無料。

 問い合わせは寿恵更紗ミュージアムTEL(934)6395。

【 2014年05月18日 11時31分 】

ゴーヤ先生と踊りも 大山崎小で緑のカーテン作り

2014-05-18 11:37:49 | 木 plants
 京都府大山崎町の大山崎小で、室温を下げる効果のある「緑のカーテン」の出前授業があった。4年生約100人が、プランターにゴーヤーの苗を植えたり、ゆるキャラ「ゴーヤ先生」とダンスを踊るなどして、地球温暖化問題を楽しく学んだ。

 15日の授業では、カーテン作りを推進する福知山環境会議の加盟企業「エスペック」の土田真奈見さん(38)が、緑のカーテンの仕組みやゴーヤーの育て方を説明。児童たちは校庭に移動し、「大きくなーれ」と声を掛けながら40苗を丁寧に植えた。

 この後、振付師ラッキィ池田さん考案のダンスを「ゴーヤ先生」と一緒に踊った。ゴーヤーの成長する様子や日光を浴びる姿を、元気いっぱいに表現していた。

【 2014年05月17日 11時00分 】

四季の花植え遊歩道整備 京都・長岡京の長法寺「観光庭園」

2014-05-18 11:34:06 | 木 plants

 京都府長岡京市観光協会が同市長法寺の長法寺で同寺と行ってきた「観光庭園」の整備が完了した。遊歩道が新たに設けられ、四季折々の花を植栽した。竣工式がこのほど開かれ、関係者が「新たな観光スポットに」と期待を寄せた。

 市観光協会が2010年度から「観光地開発事業」として、市の補助を受けながら長法寺と共同で実施してきた。事業費は約500万円。

 庭園の中心に位置するのは「溺(おぼろ)の池」。山号「清巖山」の由来となったとされるわき水がたまり、昔から枯れたことがないという。整備工事では池の面積を9平方メートルからほぼ倍の17平方メートルに広げ、周囲を石組みで固めた。

 本堂裏には遊歩道を新設した。幅1メートルほどで、遊歩道脇にはカンツバキやヤブツバキを植え、11月下旬から4月にかけて楽しめる。

 また、ヤマブキを10年度から庫裏近くなどに植栽、今春も黄色の花が咲き誇った。他にもユキヤナギや紅葉も植わっている。

 竣工式では市観光協会の池田崇会長が「新名所を大いに宣伝したい」とあいさつし、小田豊市長は「散策と憩いの場として利用してもらえることを期待する」と述べた。

 川西延隆住職は「市民や観光客に広く愛され、丹波街道の新たな観光スポットとなるよう努力していきたい」と話していた。

【 2014年05月16日 09時56分 】


千円以上の買い物でタケノコ贈呈 向日のスーパー

2014-05-18 11:30:55 | 商 trading

 乙訓の特産品タケノコの収穫が最終盤を迎える中、京都府向日市寺戸町の「スーパー神屋」「神屋季節店」で14日、チャリティーイベントがあった。千円以上の買い物で千円分のタケノコをプレゼントされた買い物客が、福祉に役立ててもらおうと募金をしていた。

 乙訓や近郊のタケノコは白くえぐみのない品質で全国的にも知られている。4月の収穫初期は高級品が料亭や贈答品などに用いられ、シーズンが深まるにつれ一般家庭での調理用にも買い求めやすくなる。

 「神屋」は、新鮮な朝掘りの「名物盛」をはじめ炊き込みご飯、煮物など幅広い品ぞろえで買い物客に親しまれている。

 チャリティーイベントは、贈答用に使う紙箱の組み立てなどで世話になっている市内の福祉施設に感謝を伝えようと、長年にわたり催している。集まった募金は全額を寄付する。

 スーパーで買い物した客が次々と季節店を訪れ、ずらりと並んだ朝掘りタケノコから約2キロ分が贈られた。客は「ありがとう」などと話し、用意された箱に募金をしていった。

 布施孝一会長は「シーズン最後においしいタケノコを食べてほしいという思いもある。山菜が売り場に並び、タケノコのつくだ煮を作るのにも最適な時期ですね」としている。

【 2014年05月15日 11時55分 】