なでしこ交番、気軽に 女性警察官対応、京都・乙訓でも開始

2015-03-26 15:14:05 | 政 governing
 京都府警向日町署は25日、長岡京市友岡4丁目の阪急京都線・西山天王山駅前にある「西山天王山交番」を、女性警察官が24時間対応する「平安なでしこ交番」として本格運用を始めた。交番にはシンボルマークが設置され、高齢者や女性が相談に来やすい交番を目指す。

 京都府警が、府内27カ所の交番を一斉になでしこ交番として運用するのに合わせて実施した。

 西山天王山交番は、昨年9月から試験運用している。本格運用に伴って、女性警察官が24時間常駐し、性犯罪やストーカーなど、被害者が相談をためらう事案にも備える。

 表に設置されているなでしこ交番のシンボルマークは、敬礼する女性警察官のイラストの背景になでしこの花があしらわれており、「優しさと親しみやすさ」や「凛とした強さ」を表しているという。

 同交番で勤務する永廣亜由美巡査(28)は「通学時間になるとあいさつしてくれる生徒や、いつも声を掛けてくれるお年寄りの方がいる。これからも地域の安全をしっかり守りたい」と話した。交番の連絡先はTEL(951)0110。

【 2015年03月26日 11時23分 】

修学旅行生、京都・向日で“挑戦”を 行政や企業が誘致企画

2015-03-26 15:11:13 | 習 learn
 京都を訪れる修学旅行生らに向日市へ足を運んでもらおうと、行政や企業が「挑戦」をテーマにした誘致に乗り出している。春のシーズンに向け、市の花であるヒマワリや名物となった激辛料理などに関する四つの企画を用意している。実行委は「年間3万人を目標としたい。向日市からの挑戦状を受けてほしい」としている。

 同市は電車で京都市中心部から10分前後で着ける利便性があり、長岡宮があった歴史や名産のタケノコ、激辛料理といった観光資源も少なくない。一方、京都市に隣接することや知名度不足の影響は大きく、観光客をいかに増やすかが長年の課題となっていた。

 そこで、「京都府向日市から修学旅行生への挑戦状‼」と題して、若者を呼び込もうと、取り組みを始めた。市と市観光協会、京都向日市激辛商店街、イオンモール京都桂川の4者が協力している。

 小学校~高校の修学旅行での自由行動や大学生のグループ旅行が対象で、4月10日~11月30日を実施期間とする。春向けに4企画を発表しており、8月には秋向けの企画を新たに追加する予定だ。

 ヒマワリに関する挑戦では、高さ数メートルになる「皇帝ヒマワリ」の苗を配って、学校単位で育ててもらい、高さ日本一を決める。挑戦する各学校の経過を市観光協会のホームページで公表する。

 京都市とまたがる地域にあるイオンモール京都桂川では、モール内でクイズを展開し、抽選で景品をプレゼントする。

 他には、激辛商店街に加盟する指定店舗の激辛料理を食べたり、同商店街の「辛口おみくじ」や開発したアプリで「大大凶」を目指したりする挑戦がある。

【 2015年03月25日 09時10分 】

京都・大山崎町、対立決定的に 都計税で予算案実質的否決

2015-03-26 15:09:14 | 政 governing
 京都府大山崎町の山本圭一町長が提出した一般会計当初予算案は23日、実質的に否決された。否決は昨年に続き2年連続となった。共産党などが賛成した修正案が可決され、町民生活に大きな影響を及ぼす事態は回避できたものの、町長が公約に掲げた都市計画税導入と保育所民営化に関連する予算は削除された。議会の各勢力がきっ抗する中、山本町長に批判的な勢力による修正案の可決は、二つの政策をめぐる両者の対立を決定的にした。

 本会議では二つの修正案が提出された。可決された修正案は、都計税導入に係るシステム改修費と保育所民営化の調査研究費を削除する内容で、朝子直美、渋谷進、辻真理子(以上共産党)、前川光(光会)、小泉満(清新)、波多野庇砂(のぞみ)の6人が賛成した。

■支援町議は苦渋

 町長選で山本町長を支援した森田俊尚、西田光宏、山中一成(以上大山崎クラブ)、岸孝雄(民主フォーラム)、高木功(公明党)の5人は、「予算を成立させるための苦渋の決断」(山中町議)として、岸町議らが提出した都計税導入のシステム改修費のみを削除する修正案に賛成した。

 山本町長にとっては、初の編成となった当初予算案が認められなかったばかりか、自身に批判的な勢力の修正案が可決されるという「煮え湯」を飲まされることとなった。

 山本町長は昨年12月の就任以来、都計税導入や保育所民営化について、自身の当選をもって信任を得たとの認識を示し「スピード感を持って進める」と強気の姿勢を打ち出してきた。都計税については「議会と慎重に議論する」として条例案そのものは提出しなかったが、予算案には関連経費を計上。町幹部は「あくまで事務経費で、条例案が可決されない限りは執行しない」と弁明した。

 これに対し、町議からは「(都計税を)何に使うかや税率の説明もないのに、あり得ない」「住民との合意形成を無視している」と批判の声が出ていた。

■ハードルより高く

 修正案の予算削除は町民生活に直接影響を与えるものではないが、議会との対立軸が鮮明になったことで、都計税導入と保育所民営化に向けたハードルはより高くなった。

 山本町長は本会議終了後の取材に「(暫定予算で)町民の混乱を招く事態にならず、ほっとしている」と話す一方で、「公約実現を焦った面があったかもしれない。財源不足などの課題認識を議会と共有し、理解を求めていきたい」と前向きに話した。

【 2015年03月24日 16時30分 】

認知症サポーターの仕事、中学生ら学ぶ 京都で養成講座

2015-03-26 15:07:23 | 習 learn
 京都府長岡京市内では初めての中学生向け認知症サポーター養成講座がスタートした。同市下海印寺の長岡第四中で2年生152人が、認知症の人の立場に立つことの大切さや、声の掛け方などを学んだ。

 地域で認知症講座を開く講師でつくる団体「青い鳥」のスタッフが、高齢介護課などと協力して開いた。分かりやすいよう、シンプルな言葉やイラストが描かれた子ども向けのテキストを使った。

 初めての講座は19、20日に行われ、認知症について知っていることを尋ねられた生徒が、「物忘れが増える」「人や場所が分からなくなる」などと答えた。スタッフらが認知症の症状などを寸劇で説明。生徒たちはグループディスカッションで対応を話し合い、各班で意見を出し合った。スタッフらは「認知症の人の気持ちを考える」「一緒にしよう、と一声掛けるようにして」など対応のポイントをアドバイスしていた。

 同団体の青木京一代表(43)は「今後は他の小中学校にも活動を広げたい」と話した。

【 2015年03月23日 10時45分 】

当初予算案など可決、副市長2人制導入 京都・長岡京市会閉会

2015-03-26 15:05:28 | 政 governing
 京都府長岡京市議会の3月定例会は23日、最終本会議を開き、市が提案した2015年度一般会計当初予算案や副市長人事案、議員提案の市議会委員会条例の一部改正案など計39議案を原案通り可決、同意して閉会した。

 一般会計当初予算は過去最大規模となる269億7800万円。子育て支援医療費の拡充や学校耐震化、西代公園の整備などの関連経費を盛り込んだ。同予算案には、武山彩子市議(共産党)が反対討論を、大伴雅章市議(民主フォーラム)と冨田達也市議(ほうれんそうの会)、八木浩市議(無所属)が賛成討論を行った。

 戸田雄一郎副市長の後任に府丹後広域振興局長の土家篤氏(60)を、副市長2人制の導入に伴い市建設交通部長の佐々谷明光氏(60)を、4月1日から副市長に選任することに同意した。

 また、介護報酬の引き下げを行わない▽ドクターヘリの安定的な事業継続に対する支援▽ヘイトスピーチへの対策強化▽「核兵器のない世界に向けた法的枠組み」構築への取り組み-をそれぞれ求める意見書案4件も可決した。

 議決後、今月末で退任する特別職があいさつした。戸田副市長は、阪急西山天王山駅の開業や立命館中・高の移転開校などに触れ、「市の将来につながる重要な事業に関わることができた」と振り返り、河村豊水道事業管理者は「水道事業と下水道事業の経営健全化に道筋をつけられた」と語った。

【 2015年03月24日 11時41分 】

選挙啓発に優良活動賞 京都・長岡京の学生委員

2015-03-19 15:57:45 | 政 governing
 京都府長岡京市明るい選挙推進協議会(明推協)の青年部会に所属している大学生委員の選挙啓発活動が、本年度の全国明るい選挙推進協会の優良活動賞を受賞した。有権者に選挙に関心を持ち、投票に行ってもらうため、若者目線で企画したメッセージボードの撮影やCM制作などが評価を受けた。

■若者目線の企画評価

 市明推協には2012年度から大学生の青年委員が所属している。本年度からは青年委員のみで構成する青年部会を立ち上げ、若い世代に選挙の大切さを伝えることを中心に企画会議を行っている。

 青年部会は、情報発信の方法としてフェイスブックを活用しているほか、「こんな素敵な長岡京市にしたい」というテーマで市民にメッセージを書いてもらったり、成人式で新成人の恩師のビデオメッセージを流したりする活動を実施。市選挙管理委員会と共同で、市内の小学6年生を対象にした出前授業も行っている。

 また、1月に行われた市長選の際には、ポスターのモデルとなり投票を呼び掛けた。

 表彰式は2月下旬に東京都内で行われた。青年部会は、大学4年の委員4人が卒業に伴い抜けるが、新たに4~5人が加わることになっており、来年度当初は6~7人で活動を始めるという。

 市明推協事務局は「来年度も新しいことをどんどん行っていきたい」としている。

【 2015年03月19日 11時37分 】

文字刻み銅板レリーフ手作り 京都の小学校で「ものづくり」授業

2015-03-19 15:56:12 | 習 learn
 銅板にへらを押し込んだり、表面を磨いたりして文字を刻む体験教室が16日、京都府向日市寺戸町の第4向陽小であった。5年生88人が技能スタッフの指導で自分の名前や好きな模様を刻みながら、ものづくりの面白さを学んだ。

 厚労省が若い技術者の育成を目指して、製造業などで優れた技能を持つと認定された技術者を教育機関などに派遣する「ものづくりマイスター制度」の一環。今回は府板金工業組合のスタッフが指導に当たった。

 児童たちは厚さ0・15ミリの銅板に自分の名前などを書き込み、裏面からへらで押し出した。スタッフが硫化アンモニウムを使って板を変色させて濃淡を付けると、児童たちから歓声が上がった。花の模様やサッカーボールを書き込む児童もいて、思い思いのデザインの作品が出来上がった。

【 2015年03月17日 09時53分 】

京都・長岡京「壮大だった」 発掘2200回、都市生活を解説

2015-03-19 15:54:27 | 歴 history
 長岡京遷都1230年を迎えたことを記念した特別歴史講演会「壮大な王都・長岡京の実像-充実した長岡京の都市生活を再現する」が15日、京都府長岡京市天神4丁目の市立中央公民館であった。参加者は約2200回に及ぶ発掘調査から分かった都の姿や住んでいた人たちの暮らしを学び、当時に思いをはせた。

 本年度は、学校教諭だった在野の故中山修一さんが向日市鶏冠井町で発掘調査を始めてから60年にもあたる。

 講演会は、NPO法人長岡京市ふるさとガイドの会が主催した。向日市教育委員会の職員として20年以上にわたって長岡京の調査をした経験がある三重大の山中章名誉教授が講師を務めた。

 山中名誉教授は、桓武天皇がしがらみを断つために遷都した背景や経緯を話した。10年間の都だったため、小規模とされていたものの調査で覆されたと指摘し、「平安京や平城京に負けない壮大な都だった」と強調した。

 平城京と違って区画の均一化を図るなど新しい都市設計を用いた点からは、「前の都で起きた問題の解消など従来にない都を造ろうと意図していたことが分かる」と説明した。

 都の東西にあった市の周辺から出土した工房跡や木簡から解明された当時の様子、識字層の増加や風呂、トイレの文化についても触れた。

【 2015年03月16日 11時08分 】

福島の子に砂贈る 京都・向日の母親団体

2015-03-12 10:03:10 | 護 help
 京都府向日市の母親らでつくる福島支援グループ「ミンナソラノシタ(ミナソラ)」が、福島県の子どもに砂遊びを安心して楽しんでもらおうと、郡山市の幼稚園にホワイトサンドを贈った。オリジナル製品を販売した収益や寄付金で購入し、寄贈した砂は現地の幼稚園が設ける室内砂場で活用される。東日本大震災からきょうで4年。メンバーは「全国の人の思いがこもった砂を届けることができた。今後はメンタル面の支援もしていきたい」と話す。

 ミナソラは、向日市鶏冠井町のまこと幼稚園に通う園児の保護者を中心に一昨年夏に発足した。被災地では原発事故による放射能汚染の恐れから外遊び時間が制限されていることを知り、幼稚園に室内砂場を贈るために活動を進めてきた。

 イラストレーターの黒田征太郎さん、かばんメーカーの一澤信三郎帆布(京都市東山区)、障害者作業所のリンデン(北区)が協力し、独自の手提げかばんとトートバッグ、ショルダーバッグを製作。昨年2月に新風館(中京区)で開いた製品発表会を手始めに、各種イベントやインターネットを通じて販売した。活動に賛同した北海道や鹿児島、岡山などの人からの注文もあったという。また、砂場基金を設けて寄付も募ってきた。

 昨年12月末までにオリジナル製品と基金を合わせて約52万3800円が集まり、まこと幼稚園で使っているのと同じオーストラリア産のホワイトサンド8トンを購入した。ミナソラ代表の林リエさんらメンバー5人が今月3~5日に郡山市を訪れ、同市私立幼稚園協会の平栗裕治会長に目録を手渡した。

 ホワイトサンドは5月末、同協会主催のイベントで子どもや保護者、地域住民に披露され、その後は同協会に加盟する幼稚園が室内に設置する砂場で使われるという。

 ミナソラは活動と支援を続けるため、従来の製品に加え、4月にオリジナルTシャツ、5月に新しいタイプのかばんも発売する予定。幼稚園や保育園などの指定かばんに採用してもらえるよう呼び掛けていく。

 林さんは「砂場が実現しなかったらどうしようと不安になったこともあったけど、砂を贈ることができてホッとした。今後は子どもや保護者、幼稚園の先生らのメンタルサポートに力を入れたい」と話している。

【 2015年03月11日 11時36分 】

長岡宮の歴史PRへ 京都・向日市、国の「お墨付き」活用

2015-03-12 10:01:40 | 歴 history
 地域の歴史や風土をまちづくりに生かす「歴史まちづくり法」に基づく京都府向日市の計画が国の認定を受けた。かつて都だった長岡京の中心地・長岡宮があるにもかかわらず、隣りに「長岡京市」があるため、古都であったことを認知されにくい同市。認定による国の「お墨付き」を活用して、歴史や魅力をPRする考えだ。

 「3年掛けて、ようやくこぎ着けた。長岡京遷都1300年に向けた礎になる」。先月24日に行われた記念式典で久嶋務市長は感慨深げだった。市では、2010年の天皇、皇后両陛下の大極殿跡ご訪問をきっかけに、長岡宮を中心とした「歴史まちづくり」の機運が盛り上がった。国や府の助言を受け、市民意見を募るなどして認定に取り組んできた。

 計画区域は市域全体の約8割に及ぶ。まち全体が各時代の息づかいを感じさせるのが向日市の特徴だ。国からの補助は5年間で総額10億円を見込む。しかし、京都市や宇治市にあるような、誰もが知っている歴史的建造物が乏しく、観光地としての認知度は高くない。市は認知が進まなかった要因として、長岡宮跡が原形をとどめていないため実態を把握しづらい点や、情報発信が不足していた点を挙げている。

 認定による具体的な事業計画には、▽約400年前の古文書にも記載がある須田家住宅(府指定有形文化財)の一般公開に向けた改修事業▽約400年前からあるとされる旅籠(はたご)富永屋の観光情報発信拠点化▽西国街道の石畳化▽重要文化財の本殿がある向日神社境内の休憩施設設置▽阪急西向日駅から史跡長岡宮、向日神社へのルート整備▽案内板設置▽回遊ルートなどを記した観光マップの作成-などが挙がっている。

 今月4日には補助を活用して、JR向日町駅前広場にある光明寺(長岡京市)への道しるべとなっている石碑を、近くに整備中の憩いの場「ポケットパーク」へ移設するための作業を開始した。

 市は「各史跡や文化財を保存するだけではなく、『まちづくり』の中で向日市の歴史的な魅力を知ってもらい、市民が誇りを持って住めるようにしていきたい」としている。

 住民にも、訪れた人にも、「かつてここに都があった」と感じられるようなまちづくりが求められているのではないだろうか。

【 2015年03月10日 11時27分 】

文化財保護のあり方学ぶ 京都・大山崎で歴史講演会

2015-03-12 10:00:06 | 会 party
 大山崎ふるさとガイドの会主催の歴史講演会が8日、京都府大山崎町の大山崎ふるさとセンターであった。向日市埋蔵文化財センターの杉原和雄理事長が歴史ファン50人を前に、文化財保護や同町の鳥居前古墳について語った。

 鳥居前古墳(全長51メートル)は同町円明寺にある前方後円墳。京都府教育委員会で文化財保護行政を担当した杉原理事長は、1969年に行われた同古墳の第1次発掘調査に携わった。

 講演では、文化財や遺跡などには難解なイメージがあるとして、「保存や伝承を前提としながらも、楽しさが加わらないと共感が得られず、保護にもつながらない」と話した。

 また、鳥居前古墳を調査した当時の日誌を紹介し、「最初は大型の円墳と思っていたが、前方後円墳だった。埋葬されたのは大和政権と仲が良く、この地域を治めていた首長ではないか」と述べた。

【 2015年03月09日 09時34分 】

長岡中生演奏、福島の生徒が合唱 京都・長岡京でコンサート

2015-03-12 09:58:12 | 会 party
 東日本大震災の被災者の合唱活動を支える復興祈念コーラスコンサート「ハーモニー・フォー・ジャパン2015」が7日、京都府長岡京市天神4丁目の府長岡京記念文化会館で始まった。福島県の中学・高校の合唱団が、長岡中吹奏楽部の生徒たちの演奏とともに、復興への思いを込めた美しい歌声を響かせた。

 コンサートや合唱指導者の派遣などを通して被災地支援を行う一般社団法人「ハーモニー・フォー・ジャパン」が12年から毎年開催している。

 福島県から、農業高合同合唱団、南相馬市の小高中特設合唱部、大熊町の大熊中特設合唱部の3団体約100人を招待した。生徒たちは、関西から集まった公募合唱団と、長岡中吹奏楽部の演奏に合わせ、小高中の生徒や教諭がふるさとを思って作ったオリジナル曲「群青」を歌った。

 その後、英国の作曲家ジョン・ラター氏が被災地のために「震災で亡くなった人をいつまでも忘れない」というメッセージを込めて作曲した「永遠の花」を、主催団体の合唱団や管弦楽団の演奏に合わせて日本語で合唱。会場は大きな拍手に包まれた。

 8日も午前11時から開かれる。入場料は1500円。

【 2015年03月08日 10時14分 】

福島の合唱活動支援へ 7、8日に京都・長岡中生ら演奏会

2015-03-05 16:30:44 | 会 party
 東日本大震災から4年となるのを前に、被災地の合唱活動を支援する復興祈念コーラスコンサート「ハーモニー・フォー・ジャパン2015」が7、8日、京都府長岡京市天神4丁目の府長岡京記念文化会館で開かれる。招待した福島県の中学・高校の合唱団が、長岡中吹奏楽部と一緒に舞台に立ち、歌声を披露する。英国の作曲家が被災者を思い作った曲も合唱する。

 関西の合唱関係者でつくる一般社団法人「ハーモニー・フォー・ジャパン」が12年から毎年開催している。

 今回は、福島県の農業高合同合唱団と南相馬市の小高中特設合唱部、大熊町の大熊中特設合唱部の生徒100人超を招待。長岡京市の長岡中吹奏楽部の演奏に合わせ、友だちや故郷への思いを歌詞につづったオリジナル合唱曲「群青」を歌う。

 また、英国の著名作曲家ジョン・ラター氏が、大震災で多大な被害を受けた東北地方のために書き下ろした「永遠の花」を日本語の歌詞で合唱する。

 コンサートには、京都や滋賀、大阪、福井など各地の合唱団も出演し、リレー形式で復興の願いを込めた歌声を響かせる。

 7日は午後5時半、8日は午前11時にそれぞれ開演する。入場料は2日間通しで1500円。問い合わせはハーモニー・フォー・ジャパン携帯電話080(4232)8762へ。

【 2015年03月05日 11時51分 】

西国街道賑わいの象徴の石碑移転、整備へ 京都・向日

2015-03-05 16:28:59 | 歴 history
 京都府向日市は、同市寺戸町のJR向日町駅前広場にある光明寺(長岡京市)への道しるべとなっている石碑を、近くに整備する道路の一角を利用した憩いの場「ポケットパーク」へ移設する。かつて多くの人の往来があった西国街道や、府内初の駅だった向日町駅の歴史を伝える貴重な石碑を後世に残す。

 石碑は高さ約3・7メートルで、「浄土門根元地粟生光明寺道」と彫られている。石碑の背面にある文字によると、1900(明治33)年5月に豊前小倉(現・福岡県)の人たちによる寄付で建てられたという。

 向日町駅は1876(明治9)年、府内初の鉄道駅として開業した。西国街道と鉄道の東海道線が交わる場所で、周辺は商店が立ち並び、光明寺を目指す人たちを含めた大勢の人でにぎわった。

 移設は、街の姿が変わって石碑が目立たなくなったため、地域の歴史をもっと知ってもらうために行う。同駅と阪急東向日駅を結ぶ地域のまちづくりに取り組む「向日ゲートタウンまちづくり協議会」が提案した。

 石碑は、現在地から南西に約150メートル離れた深田川橋公園前の交差点南側に整備されるポケットパークに移す。4日に撤去作業を開始し、4月上旬には整備を完成させる予定。

 市道路整備課の木村正義課長補佐は「この石碑が昔のように、西国街道のシンボル的な存在になってほしい」と話している。

【 2015年03月04日 10時59分 】

京都・向日市中央公民館に文科大臣表彰 児童向け活動評価

2015-03-05 16:27:24 | 賞 prize
 京都府向日市寺戸町の市中央公民館が、優良公民館表彰(文部科学大臣表彰)を受賞することが決まった。小学生を対象とした理科教室や大学と連動した健康講座などの特色のある取り組みが、評価された。4日に文科省で表彰式が行われる。

 表彰は、工夫を凝らした事業を展開し、地域住民の学習などに貢献した公民館に贈られている。今年で67回目を迎えた。

 同館では2007年度から、地元の小学生向けの「子どもふれあい講座 ふしぎ発見!理科教室」を開いている。受賞理由では「好奇心や探求心を刺激し、児童の理科への興味・関心を高める場として貢献している」としている。

 他にも、JR西日本の操車場や日本電産の見学を企画し、地域資源を生かした学習に取り組んでいる。府立医科大による市民健康講座なども行っている。

 栗山博臣館長は「積み重ねてきた先輩方の努力と、施設を利用して市民が熱心に学んだ成果。これからも地域と連携し、学習拠点としてさまざまな事業を考えていきたい」と話している。

 府内では京丹後市丹後地域公民館と宇治市生涯学習センターも受賞する。

【 2015年03月03日 11時20分 】