舞台、屋台大にぎわい、古代衣装のショーも 京都・向日市まつり

2016-11-20 12:58:13 | 祭 carnival
 京都府向日市の秋の恒例行事「向日市まつり」が19日、京都向日町競輪場(同市寺戸町)で始まった。小雨が交じる中、ステージイベントや食事の屋台、野菜販売などに市民らが詰め掛け、にぎやかな一日となった。

 初日のステージ発表には21組が登場し、昼食時には会場内の出店に列ができた。障害のある人らでつくる団体は、ステージで手話を使って来場者に「ありがとう」などのあいさつの仕方を伝え、手話で歌を披露。初めて訪れた同市寺戸町の上川あゆみさん(27)は「人出も店も多くてびっくり。地元産の野菜がたくさん並んでいたので買いたい」と話した。

 恒例の古代衣装行列は雨で中止となったが、近くの市文化資料館でファッションショーがあり、大勢の観客が見守る中、一般公募のモデルが衣装をまとい、厳かに歩いた。

 向日市まつりは市と市商工会、京都中央農業協同組合でつくる実行委員会の主催。20日には、戦国時代に乙訓地域の自治を担った西岡衆の武者行列が会場内を巡行する。

【 2016年11月20日 10時15分 】

絶景の眺め、「紅葉ウィーク」で連日公開 京都、楊谷寺上書院

2016-11-20 12:54:00 | 木 plants

 京都府長岡京市浄土谷の柳谷観音楊谷寺で、境内の木々が鮮やかに色づいている。通常は毎月17日のみ公開の上書院からの眺めは絶景で、大阪市から訪れた山岸陽子さん(69)は「静かなたたずまいに映える紅葉がすてき」と語る。19日~12月4日(午前9時~午後5時)は「紅葉ウィーク」を実施、上書院も連日公開する。拝観料200円、上書院は別に500円が必要。

【 2016年11月19日 13時00分 】


乙訓の秋、赤に染まる 京都・長岡京、光明寺で紅葉見頃

2016-11-20 12:51:55 | 木 plants
 京都府長岡京市粟生の光明寺では、12月4日まで特別入山が行われている。境内には参道沿いを中心に約500本のモミジの木があり、表参道を上がった観音堂周辺はほぼ見頃となっている。訪れた人たちは「去年よりきれい」「赤色が鮮やか」と、感激した様子で盛んに写真を撮っていた。入山は午前9時~午後4時。拝観料は高校生以上500円。

【 2016年11月19日 10時00分 】


「洛いも」大きく丸々と 京都府乙訓保健所で初収穫

2016-11-20 12:49:01 | 木 plants

 京都府向日市上植野町の府乙訓総合庁舎でこのほど、日よけのグリーンカーテン用に育てられていた「洛いも」が初めて収穫された。

 洛いもはヤマノイモ科の「ダイショ」で府立大と精華町がブランド化に取り組む。府乙訓保健所は同大学から提案を受け、5月に苗を植えて栽培した。

 府職員らがプランターの土をひっくり返し、丸々と実ったイモが出てくると歓声が上がった。大きいものではハンドボール大で一個1キロ超もあった。全体の収穫量は計約30キロに上った。収穫に立ち会った府立大大学院講師の伊達修一さん(50)は「粘りが強いので、お好み焼きにぴったり」。同保健所は「来年以降は府民も巻き込んで栽培を広げていきたい」としている。

【 2016年11月18日 11時38分 】


菊「七変化」、トランプのマークも 京都・向日、トピアリー展示

2016-11-20 12:47:10 | 会 party

 「虫さん、見つけたー」。鉢に植わる菊に顔を寄せた子どもが歓声を上げた。京都府向日市寺戸町の深田橋のそばで、市特産の懸崖(がい)菊をハートやクローバー形に刈り込んだ約30点の「トピアリー」が並んでいる。

 球体をかたどったりトランプのマークに仕上げたりと形はさまざま。市道新設に伴って生じた道路脇のスペースを白や黄、ピンクや赤の菊が彩り、散歩中の親子連れやベンチで一休みするお年寄りの目を楽しませる。

 トピアリーは同市森本町の園芸農家清水幸雄さん一家と従業員がつくった。長男の拓馬さん(31)は「菊のおしゃれな一面を知ってもらいたい」。

 昨年まで阪急東向日駅西側に展示しており、今年から場所を移した。11月末まで並べる。

【 2016年11月16日 10時20分 】


「マイ本棚」借りた本の履歴ひと目で 京都・向日市図書館HP

2016-11-20 12:45:02 | 政 governing

 図書館で借りた本の履歴を記録したり、借りたい本をリスト化したりするインターネットサービス「マイ本棚」を、京都府向日市寺戸町の市立図書館が11月からホームページ(HP)上で導入した。

 図書館で借りた本の履歴は個人の思想信条に関わる情報に該当することから、市立図書館では貸し出しやネット予約の記録は一切残していない。一方、利用者からは「同じ本を借りてしまった」「履歴を確認できないか」などの声が多く寄せられるという。

 今年5月、利用者が手元で履歴を記帳できる「読書手帖」の配布を始めたところ好評を博し、同館のホームページ更新に合わせてサービスを導入した。

 マイ本棚には、利用者が、同館のHPから固有のニックネームを使ってログイン。同館で蔵書する約17万点の図書資料の中から読み終えた本を検索し、「2016年に読んだ」「仕事に使えそう」などと自由に設定した分野別に登録し、随時確認できる。読書中や今後読みたい本をチェックしてリスト化することもできる。

 同館は「図書館を身近に使ってもらえる一つのツールになれば」としている。

【 2016年11月15日 11時28分 】


紅葉期間にアートフェア 京都・柳谷観音楊谷寺

2016-11-13 17:10:34 | イベント

 柳谷観音楊谷寺(京都府長岡京市浄土谷)は19日から12月4日まで、アートフェアを初めて開催する。寺にちなんだ美術品の展示や、上書院の特別公開など多彩な催しで紅葉シーズンを盛り上げる。

 初日の19日は、平城遷都1300年記念事業のマスコット「せんとくん」を制作した東京芸術大大学院の籔内佐斗司教授の作品が奉納され、午後2時から籔内氏が記念講演する。

 期間中、毎年初夏にあじさいまつりを開催しているのにちなみ、アジサイにちなんだ浮世絵などを寺宝庫で展示する。歌川国貞の「當世十花撰 紫陽花」や、幸野楳嶺の「花鳥画譜 紫陽花と軍鶏」などが出品される。また同寺が所蔵する美術品の中から、秋にちなんだ掛け軸などもあわせて特別公開する。

 棟方志功の複製版画など約60点のアート作品のチャリティー販売も行い、売り上げの一部を熊本地震の義援金として寄付する。

 また、毎月17日のみ限定公開している上書院を期間中に特別公開(入場料500円)し、23日午前11時~午後2時には舞妓が出迎える。このほか、27日午後11時半から奉納演奏や体験会もある。

 拝観料200円。柳谷観音楊谷寺は「芸術の秋でもあり、アートも紅葉のように身近に感じてもらえれば」としている。

【 2016年11月13日 10時20分 】


長岡京の歴史後世につなげ 大極殿祭雅楽や舞奉納

2016-11-13 17:07:17 | 祭 carnival

 平城京から長岡京に遷都された日を記念した「大極殿祭」が11日、京都府向日市鶏冠井町の大極殿公園で開かれた。地元の有志でつくる大極殿遺蹟(いせき)保存協賛会のメンバーや行政関係者ら約100人が集まり、神事を執り行って歴史を後世に伝えることを誓った。

 同祭は、明治時代中期の1895年から続く伝統の行事。神職が供物を献上し、祝詞を読み上げた。雅楽の演奏や舞の奉納もあり、参列者が厳かな儀式を見守った。

 同協賛会の西川克巳会長(54)は「私たちには歴史遺産を守り、後世に伝える責任がある。そのために祭を継承し、発展させたい」とあいさつした。

 長岡京は桓武天皇によって784年11月11日、都の機能が置かれた。かつて同公園一帯に建っていた大極殿では、都が平安京に移るまでの10年間、天皇が政治を行った。

【 2016年11月12日 11時42分 】


光の長岡宮、遷都をPR 京都・向日で12日、柱跡に絵灯籠飾る

2016-11-13 17:04:47 | イベント

 長岡京の遷都(784年11月11日)に合わせ、京都府向日市民らでつくる絵灯路まちづくり協議会は12日夕方、同市鶏冠井町の朝堂院公園で記念の催しを初開催する。公園内にある宮殿の柱跡に80基の灯籠を飾り、夕闇にともる明かりで長岡宮の名残を体感してもらう。点灯前に江戸時代の「向日町」の風情を再現する企画もあり、多くの来場を期待している。

 毎年11月11日には大極殿公園(向日市鶏冠井町)で遷都を記念する大極殿祭が開かれているが、市民の手でも長岡京を広くPRしようと同協議会が企画。多くの人に来てもらうため、土曜日の12日開催とした。

 公園に飾る灯籠は高さ約70センチ、直径約50センチの円柱形をしている。骨組みに模造紙をかぶせ、中にLED電球を入れる。模造紙には、勝山中美術部員が、かぐや姫や餅つきをするウサギなど、かわいらしい絵を描いた。

 催しを控え、協議会のメンバーが模造紙を円柱形に整えたり、骨組みにはめ込んだりする作業を進めている。吉川正一代表は「成功させて来年以降も継続させたい」と意気込んでいる。

 点灯に先立って午後4時から、京都市の劇団「おさだ塾」が、江戸期に向日町で活躍した「芸商人」の再現や獅子舞を披露する。同5時に明かりをともし、2時間にわたり、いにしえの都を堪能してもらう。

 入場無料。小雨決行。問い合わせは吉川代表の携帯電話090(8653)4147

【 2016年11月11日 11時24分 】


公民館サークル、練習披露 京都・長岡京の茶道や吟詠会

2016-11-10 07:51:14 | 会 party

 長岡京市公民館サークル連絡協議会に加盟する団体の活動を紹介するオープンハウスが8日、京都府長岡京市天神4丁目の中央公民館で始まった。茶道やパンフラワーのクラブやサークルなどが日頃の練習や活動の様子を一般公開している。10日まで。

 長岡京ガラシャ祭にあわせて、2000年から毎年開催している。今年は、同協議会に加盟する約40団体のうち、16団体が参加している。

 長岡京吟詠会は、同館で20日に開く吟剣詩舞研修大会に向けたリハーサルを公開。14人のメンバーが、吟詠や舞を曲に合わせて披露し、細かな抑揚や振り付けを確認していた。

 同会の伊藤賀昌洋副会長は「みんな頑張って練習しているので、いい仕上げになっている。ぜひ当日に見に来てほしい」と話していた。

【 2016年11月09日 10時31分 】


自分の髪でお姫様気分 京都、着物姿でまげ結い体験会

2016-11-10 07:48:57 | 会 party

 奈良時代や江戸時代の女性のファッションを再現する自髪結体験会と撮影会が7日、京都府長岡京市神足2丁目の神足ふれあい町家で開かれた。モデル役の女性11人が、自分の髪で伝統的なまげを結ってもらい、美しい着物姿を披露した。

 日本髪について学ぶ乙訓地域の美容師有志が、技術向上のために長岡京ガラシャ祭に合わせ、2年前から開催している。この日は、11人の美容師らが、順番にモデルに化粧や着付けを施し、びん付け油やくしを使って髪を結い上げた。

 奈良時代の貴婦人にふんした女性は、額に赤い花のような模様が添えられ、「高髻(こうけい)」と呼ばれるお下げ髪に似た独特の髪形に仕上げられた。浮世絵の美人画に見られる江戸中期の「丸髷(まげ)」や、未婚の女性に親しまれた江戸後期の「結綿(ゆいわた)」など多彩な髪形が次々と作られ、訪れた人たちが写真を撮りながら、熱心に見つめていた。

 モデルを務めたイラストレーターの大鷲枝里さん(30)=京都市左京区=は「思ったより重くなく、自分の髪なので自然で違和感がない」と話していた。

【 2016年11月08日 09時53分 】


日ロの画家、天王山のカエル説話競作も 京都・大山崎で秋祭り

2016-11-10 07:46:48 | 祭 carnival

 京都府大山崎町民が企画、運営する秋祭り「天王山ゆひまつり」が6日、同町円明寺の大山崎小とその周辺で開かれた。地元の説話をモチーフにした絵画展や、合戦の地にあやかった多彩な演出を、訪れた家族連れが楽しんだ。

 まつりは町のことをより知ってもらい古里への愛着を深めてもらおうと、町民でつくる実行委員会が昨年から始めた。町で定期的にアートイベントを開く京都造形芸術大の学生たちも準備を手伝った。

 開会式は、武将に扮(ふん)した「こども甲胄(かっちゅう)隊」の愛らしい武者行列や、明智光秀とゆかりのある亀岡市の「丹波亀山鉄砲隊」などによる古式火縄銃の演武などで幕開けした。

 「洛和ヴィラ天王山」では、天王山を舞台にした江戸時代の説話「京の蛙(かえる)と大阪の蛙」を、地元の画家とロシアの画家がそれぞれ描いた展覧会「天王山のカエルコレクション」を初開催。天王山で出会う2匹のカエルのやりとりが2人の感性でコミカルに描かれ、来場者が興味深そうに見入っていた。

 会場では飲食ブースや各種ワークショップコーナー、特設ステージのパフォーマンスなどがあり、大勢の人でにぎわった。このほか町内の福祉団体、農家、教育関係者らによる活動発表会や農産物品評会などが付近で同時開催された。

【 2016年11月07日 11時28分


光秀裏切り?「冗談じゃねーよ」 松村邦洋さん会場沸かす

2016-11-10 07:15:46 | 歴 history

 細川ガラシャの人生や戦国時代について考えるトークセッションが5日、長岡京市神足2丁目のバンビオ1番館で開かれた。歴史に詳しいタレントの松村邦洋さんや学識経験者らが討論し、物まねを交えた楽しい議論に来場者の笑いを誘った。

■ガラシャをテーマ、京都・長岡京でトークセッション

 25回目を迎えたガラシャ祭の記念事業で開催。松村さんと京都橘大名誉教授の田端泰子さん、中山修一記念館長の中山忠彦さんが「ガラシャと長岡京」をテーマに討論し、約200人が聞き入った。

 松村さんはガラシャの夫、忠興について「妻への思いが強かった分、息子の嫁にきつく当たったのかも。頑固な人」と話した。織田信長について「出来が悪い人はすぐリストラする外資系企業の社長のような人」と話し、本能寺の変に遭遇した信長の心境を北野武さんの物まねで表現して会場を沸かせた。

 また、中山さんが「昔の家系図には女性の名前が書いてないことが多い」と指摘すると、田端さんは豊臣秀吉が妻に宛てた手紙を例に「文中に『おね』と書いてある。そういう資料がないと女性の名前はなかなか分からない」と説明。男尊女卑の思想が色濃かったことにも言及した。

【 2016年11月06日 11時37分 】


1票の重み、生徒実感 京都・長岡京の中学校で模擬市長選

2016-11-10 07:11:27 | 習 learn

 京都府長岡京市の課題や選挙について学ぶ授業が4日、同市天神4丁目の長岡中で開かれた。模擬市長選が行われ、生徒が候補者や有権者となり、本物の投票箱などを使って模擬投票を体験した。

 地元のことを考え、選挙を身近に感じてもらおうと、市選挙管理委員会の協力で実施。3年生約150人を対象に行われた。

 生徒たちは事前の授業で市の課題を議論し、選挙公約を検討。4クラスが候補者を3人ずつ擁立した。

 この日は2クラスごとに授業があった。候補者は演説で「放置竹林を活用してアスレチックを作る」「若者の働き口を増やす」などの公約を訴えた。選挙公報も配布された。

 生徒たちは別の教室に設けられた投票所に向かい、受付で入場券のハガキを渡して投票用紙を受け取った。実際の選挙で使われる記載台で候補者名を記入した。「投票用紙は折ってもいいんですか」「名前を書き間違ったら時はどうしたらいいですか」などと選管事務局職員に尋ねながら、神妙な表情で投票箱に1票を投じていた。

 道路整備や企業誘致を訴えて「当選」した4組の小林颯介さん(14)は「緊張したけど、演説はみんな真剣に聞いてくれた。今まで選挙に関心がなかったけど、すごく興味がわいた」と話していた。

【 2016年11月05日 10時56分 】


出店に人波、ガラシャウイーク開幕 京都・長岡京

2016-11-10 07:07:43 | 祭 carnival

 京都府の長岡京ガラシャ祭を盛り上げるガラシャウイークが3日開幕し、市民団体の活動を紹介する「サポセンフェスタ」が長岡京市神足2丁目のバンビオ広場公園で開かれた。子育てや高齢者支援などに取り組む団体が、物販や飲食のブースを出店し、訪れた親子連れらでにぎわった。

 同フェスタは、市民活動サポートセンターが、毎年開催している。今年は同センターに登録する団体などが37ブースを出店。24団体が展示発表を行った。

 開催に先立ち、同祭実行委員会の奥本和巳会長が、「行列巡行までの11日間にさまざまなイベントが開かれる。一つでも二つでも参加して、大いに楽しんでほしい」とあいさつ。北開田響太鼓が、勇壮な演奏でオープニングを飾った。

 広場には、子ども用のおもちゃや衣類などを扱ったフリーマーケットや、ビーズなどを使ったアクセサリーの手作り体験のブースが並び、行列ができる店も。豚汁や綿菓子などの販売もあり、訪れた人たちはステージで演奏される音楽を聴きながら、くつろいだ様子で会場をめぐっていた。

【 2016年11月04日 10時40分 】