
大型連休に合わせて京都府の乙訓2市1町では、特産品タケノコの販売や歴史や文化に触れる多彩な催しが企画されている。
■向日市
向日市寺戸町の市文化資料館は5月3~6日、「ゴールデンウイークに資料館内を電車が走る!」を開く。国際博物館の日(18日)を記念した催しで、1960年ごろの国鉄向日町駅と駅前の町並みを模型で再現し、ミニ電車を走らせる。
紙の模型電車に色を塗る「電車を作ろう!飾ろう!コーナー」を設けるほか、国鉄時代の駅助役の帽子をかぶった記念撮影や、府内で最初に開業した向日町駅に関する文書と写真展示も行う。
市天文館(同市向日町)は5月3~5日に「ゴールデンウイークこどもの日特別投影」を実施。プラネタリウム室で新番組「かぐやとKAGUYA」などを一日5回投影する。観覧料は高校生以上200円、小中学生100円、幼児無料。
また、5月1~5日の午前10時~11時半には「昼の金星観望会」も企画して天文の世界に親しんでもらう。
旬の味覚の「朝堀りたけのこ」直売会は4月27日午前10時から、同市寺戸町のJA京都中央東向日支店駐車場で開かれる。小雨決行。
■長岡京市
長岡京市天神の長岡天満宮では、26、27日に市観光協会主催の「たけのこフェスタ」が開かれる。
会場では、地元特産の朝掘りタケノコやタケノコ加工品、手作りの竹細工などが販売される。市ふるさとガイ
ドの会が同天満宮の境内や八条ケ池を無料で案内するほか、27日午後1時からは長岡京音頭保存会が踊りを披露する。5月6日までは社務所で有料の茶席が設けられる。
八条ケ池の中ノ島では「ご当地グルメの祭典」が同時に開催される。長岡京市の「白黒竹食街道」や向日市の「激辛商店街」、京都市伏見区の「伏見稲荷寿司ひろめ隊」がそれぞれ出店し、タケノコと竹炭を使った創作料理や激辛料理、いなりずしなを提供する。
八条ケ池の中堤では、市花でもあるキリシマツツジが見ごろを迎える。同市今里の乙訓寺でも名物のボタンが楽しめる。
長岡京市天神の長岡京記念文化会館では5月3日、「乙訓地方中学校吹奏楽部演奏会」が開かれる。
乙訓文化芸術祭の一環で、同芸術祭実行委員会と乙訓地方中学校校長会の主催。2市1町の全8中学校の吹奏楽部が、日ごろの練習の成果を披露する。午後1時開場、1時半開演。
■大山崎町
大山崎町大山崎の聴竹居では、29日午前10時~午後3時に「『聴竹居』新緑をめでる会」が催される。新緑のなか、昭和の名建築といわれるモダンな外観と日本の環境に合わせた工夫をした屋内を楽しむことができる。
建物の入場料は500円で、庭園は無料公開する。当日は先着順に受け付け、最終入場は午後2時30分になる。雨天決行。
車やバイク、自転車での来場はできない。
山崎地産文化交流プロジェクトは29日午前11時~午後3時に、青空市「第9回天王山ファーム&フードマーケット」を同町大山崎のJR山崎駅南側広場で開く。
23店舗が参加予定で、乙訓地域産を中心とした新鮮な野菜や限定ランチ、天然酵母のパンなど体に優しくおいしい、各店舗こだわりの食材が並ぶ。
【 2014年04月24日 09時30分 】