水害対策、マイ防災マップ作成へ 長岡京・勝竜寺の住民

2014-01-27 20:29:28 | 災 disaster
 豪雨による小畑川の氾濫に備え、浸水被害のおそれのある京都府長岡京市勝竜寺地区の住民が26日、独自の防災マップ作りに取り組み始めた。地盤が低い場所やふたのない側溝などの危険箇所を調べ、実際に地域も歩いて安全な避難ルートを考えた。

 勝竜寺地区は小畑川と桂川の合流点に近く、記録的豪雨で川の水があふれると3メートル以上の軒上浸水が予想される。このため、国土交通省淀川河川事務所の協力で、住民の視点で避難経路を定める「マイ防災マップ」を作成することになった。

 この日は自治会や自主防災会のメンバーら住民19人と淀川河川事務所、府乙訓土木事務所、市の職員らが参加した。水位が急激に上昇しやすい小畑川の特性について学んだ後、浸水被害の想定を示すハザードマップに地区内の低地や水路、柵のない橋、夜は暗い場所などを書き込んだ。

 その後、地域を歩いて避難する際に危険な場所や水害時に避難所となる長岡第九小(東神足)までのルートをチェックし、安全な移動方法を話し合った。

 2月に再び集まり、避難経路や避難時のルール、避難を判断する目安などを記したマップを完成させる。

 勝竜寺自治会の奈佐保会長は「地元も気づいていないことが多かった。防災マップ作りを通して被害の防止につなげたい」と話した。

【 2014年01月27日 10時41分 】

話し上手の道、児童学ぶ 第6向陽小で元アナウンサーが講座

2014-01-27 20:27:46 | 習 learn
 京都府向日市寺戸町の第6向陽小で24日、KBS京都(京都市上京区)の元アナウンサーによる話し方講座が開かれた。4~5年生が自分の考えや思いを伝えるこつを学び、夢や目標などを生き生きと発表した。

 同社総務部長の宮本英樹さん(53)を講師に招いた。児童は17日の1回目の講座で「伝えたい気持ちを大事にする」「出来事をなぜなのかと追求する」といったことを学び、この日は実習形式で作文を読み上げた。

 4年生は英検やサッカー、読書などを話題にし「将来は通訳の仕事がしたい」「本田圭佑選手のようにセリエAのACミランに行って背番号10を付けたい」「本を読むと世界が広がる。気軽に読書をしよう」と、はきはきした口調で発表した。

 宮本さんは、気後れせずに発表する児童の姿勢や内容を評価し、「世の中の関心事を話題にすると多くの人を引きつけられる」「心の引き出しにいろいろなエピソードを用意しておく」などと話し上手になる秘訣(ひけつ)を伝授していた。

【 2014年01月25日 10時13分 】

絵本読み聞かせ4年目に 向日の民生児童委連絡協

2014-01-22 17:17:20 | 護 help
 向日市民生児童委員連絡協議会の児童福祉部会が、親子で絵本の読み聞かせを楽しむ「おひざにだっこのお話し会」を、京都府向日市寺戸町の市保健センターで開催している。幼い子どもらに絵本に親しんでもらう取り組みで、20日も多くの親子連れが読み聞かせや童歌などを楽しんだ。

 保健センターで実施される乳幼児対象の健康相談の日に合わせて催し、4年目になる。本年度は4回開く計画を立て、健康相談日の午前中に3回、読み聞かせを行っている。

 絵本を読むのは、30年以上読み聞かせ活動を続け、「お話しおばさん」と親しまれている大西廣子さん(63)=長岡京市神足=で、読み聞かせをしながら「赤ちゃん絵本」や「初めて出会う絵本」を紹介している。

 20日のお話し会には、相談を終えたり順番を待ったりしている親子連れが参加。参加者は指で手拍子する遊びをした後、隣の親子連れとあいさつを交わした。大西さんは「小さい頃からあいさつをするようにしていると、しっかりコミュニケーションがとれる子になります」と話した。

 続いて果物や動物が登場する絵本などが読み上げられ、参加者は絵本を楽しみながら親子でギュッと抱きしめ合ったり、笑い合ったりして会場には和やかな雰囲気が広がった。

 また、童歌や「いないいないばー」なども行い、大西さんは「いないいないばーは赤ちゃんの自立の一歩と言われている。手だけでなくエプロンや洗濯物、鍋のふたなどいろいろな物でやってあげて」と優しく語り掛けていた。

 お話し会は3月3日にも開く予定。時間は午前9時50分、同10時20分、同10時50分。参加無料。市民児協児童福祉部会は会に合わせて民生児童委員の役割を紹介し、相談窓口を伝えるチラシを配り、児童虐待防止も呼び掛けている。

【 2014年01月22日 10時43分 】

生ごみ1トン学校農園で活用 長岡第四小、低炭素杯に出場

2014-01-22 17:15:47 | 習 learn
 家庭で出た生ごみを堆肥にして学校農園で利用している長岡第四小(京都府長岡京市友岡)の6年生が2月14、15日、全国の学校や団体が地球温暖化防止の取り組みを発表する「低炭素杯2014」に出場する。目標にしてきた生ごみ1トンの収集を達成し、本番では二酸化炭素の排出削減や循環型農業につながる可能性をアピールする。

 低炭素杯は地球温暖化防止全国ネット(東京都)などでつくる実行委員会が主体となり、東京で毎年開いている。長岡京市からは12年に西山森林整備推進協議会が参加し、里山再生活動を発表。昨年も神足小がドングリから育てた若木を西山に植樹する活動を紹介し、「最優秀地域エコ活動賞」を受賞した。

 長四小が生ごみ堆肥化に取り組み始めたのは昨年2月。現在の6年生の1人が、ごみの減量による二酸化炭素の排出削減や環境に優しい農業に結びつく試みとして発案した。

 児童や校区住民が週2回、家庭から野菜くずなどを持ち寄り、コンポストに投入。バクテリアの力でできた堆肥を校内の農園で野菜の栽培に用い、収穫物は給食に使っている。給食室の生ごみを処理した堆肥も合わせると肥料の大半を賄えるといい、今月17日には生ごみの収集量が目標の1トンを突破した。

 今回の低炭素杯は全国の1620団体がエントリーしたが、同小は審査でファイナリスト41団体の中に選ばれた。本番は児童代表8人が活動を発表する。

 発表者となる金村鴻志君(12)は「本番までに発表の練習を重ね、二酸化炭素を減らすことや地産地消の農業につながることを伝えたい」と意気込んでいる。

【 2014年01月21日 10時58分 】


狂言の世界、歴史や所作指導 児童ら高笑い

2014-01-22 17:14:20 | イベント
京都府大山崎町円明寺の第二大山崎小で18日、狂言の鑑賞会とワークショップが開かれた。全校児童約290人や保護者らが、茂山狂言会(京都市上京区)の役者から所作などを学び、伝統芸能に親しんだ。

 言葉の力やコミュニケーション能力の向上のため、府の「次世代文化継承・発展事業」を活用して実施した。茂山狂言会の丸石やすしさん(63)、島田洋海さん(37)、井口竜也さん(37)が講師を務めた。

 児童らは丸石さんから、狂言は鎌倉末期~室町初期ごろから演じられていることをはじめ、役者はせりふの中で自分の役や場面などを表し、何かの「つもり」になって芝居することを学んだ。

 続いて島田さんと井口さんが「柿山伏」を演じた。柿を盗み食いした山伏を畑主が懲らしめる劇を披露し、軽妙な言い回しや動作に歓声が上がった。

 その後、4~6年の児童代表12人が狂言の歩き方や笑い方、泣き方の指導を受けた。最後に児童や保護者、地域住民、教員がみんなで「はーっ、はっはっはっは」と大きく笑い、体育館に明るい声を響かせていた。

【 2014年01月19日 11時38分 】

交通事故死、初の年間ゼロ 13年の向日町署管内

2014-01-17 13:49:12 | イベント
 向日町署は2013年に管内で発生した交通事故件数の速報値をまとめた。事故による死亡者は、警察署別の統計を開始した1985年以降で初めてゼロだった。発生件数と負傷者数も、過去最少を記録した。

 交通事故の死亡者はこれまで、10年の1人が最少だった。12年は、公務員の男性=当時(51)=が軽ワゴン車にひかれて500メートル以上にわたって引きずられたとされるひき逃げ事故などがあり、死亡者は5人だった。

 事故の発生件数は前年と比べて13件減の685件で、負傷者数は8件減の776人だった。いずれも2年連続の減少となった。

 同署では昨年、交通事故ゼロを目指す「Z作戦」として、交通事故防止に力を入れてきた。当該課だけではなく、全署を挙げて事故が多発している場所や時間帯の警戒を強化するなどしてきた。

 交通課は「署の対策以外にも、乙訓地域交通安全活動推進委員らと啓発活動を積極的に実施してきた。京都市・祇園や亀岡など府内で大事故が相次いだこともあり、府民に交通安全意識が浸透してきているのを感じる」としている。

 府内全体では発生件数1万1388件、死亡者70人、負傷者1万3802人だった。

【 2014年01月17日 11時37分 】

火災32件、発足後最少 乙訓消防組合、昨年まとめ

2014-01-17 13:47:26 | 政 governing
 乙訓消防組合は、乙訓2市1町で2013年に起きた火災や救急事案などの速報値をまとめた。火災は前年から21件減少し、2001年に消防組合が発足して以降で最も少ない32件だった。救急搬送は半数以上を高齢者が占め、熱中症は過去最多を記録した。

 火災件数はこれまで、07年の42件が一番少なかったが、これを大きく下回った。火災による死亡者は前年と比べて4人減少し、自殺による1人だった。

 火災による損害額については、工場火災が影響して跳ね上がった前年と比べて約3億5300万円減で、約630万円となった。

 出火原因は32件中でたばこの7件が最も多く、こんろ6件、放火4件、電気装置3件などだった。特徴としては、前年は11件で最多だった放火が7件も減少した。

 発生場所は建物火災が21件で8件減、車両火災は1件減の4件、その他の火災は12件減の7件。市町別では向日市7件、長岡京市20件、大山崎町5件。

 救急の出動件数は25件増の5860件で、1日平均16件だった。出動して搬送した人員5528人のうち、高齢者が53・5%の2958人となった。

 原因別では急病が3584件と61・2%を占め、転倒などによる一般負傷977件、交通事故699件と続いた。市町別は向日市2135件、長岡京市3107件、大山崎町571件、その他47件となった。

 熱中症と診断された件数は97件で22件増だった。統計を取り始めた05年の17件と比べて5・7倍に増えており過去最多を更新した。

 火災が減少したことについて消防組合予防課は「住宅用の火災警報器が普及したことで、火災に至る前に消火できたケースが数件あった。放火が減ったのも大きな要因の一つ」と分析している。

【 2014年01月15日 09時30分 】


一年の無事と豊作願う 長岡京・走田神社

2014-01-14 14:35:51 | イベント
 京都府長岡京市奥海印寺の走田神社に古くから伝わる独特の新年行事「お千度参り」と「弓講」が13日に営まれた。多くの参拝者が境内を巡ったり、旧家が弓を射って稲作の豊凶を占った。

 この日の神事に備えて氏子たちは、「勧請(かんじょう)縄」と呼ばれるサカキのしめ縄を鳥居などに飾り、「御供(ごく)」と呼ばれる握り飯を地元自治会館で早朝から住民総出で用意した。

 当日は長法寺地区の女性2人が巫女(みこ)姿の「市人(いちんど)」として、拝殿で鈴を振って参拝者を迎えた。

 本殿の神事に続くお千度参りでは、サカキを掲げた宮座「十三日講」の人たちを先頭に、家族連れなど数百人が本殿や拝殿の周囲を回った。

 「弓講」で、羽織はかま姿の男性2人が片そでになって弓を手に的をめがけて力強く矢を放つと、見守る人たちから拍手や歓声が上がった。

 豊かな緑に囲まれた小山に位置する走田神社は、平安期の「延喜式」に名が残る。周辺で高度成長期以降に住宅開発が進んだが、中世以来の旧家を中心に奥海印寺や長法寺地区の人たちが行事を受け継いできた。新住民も参拝したり準備に加わっている。

【 2014年01月14日 11時37分 】


市長賞の児童ら表彰 向日市立図書館主催の読書感想文コンクール

2014-01-14 14:33:53 | イベント

 コンクールは本を読む楽しさと感動を表現する喜びを知ってもらうため、図書館が毎年催している。12回目の今回は208点の応募があり、市長賞と教育長賞、優秀賞各4点、入選18点を選んだ。

 表彰式では久嶋務市長が「本をたくさん読んで素養や知性を磨き、困難に立ち向かえる大人になって」と呼び掛け、受賞者に賞状と盾を手渡した。

 その後、市長賞と教育長賞の受賞者が作品を読み上げ、保護者や学校関係者から大きな拍手を受けていた。

 市長、教育長、優秀各賞の受賞者は次のみなさん。

 【市長賞】和田涼太(3向小2年)、中川真和(向陽小3年)、磯貝咲妃音(4向小6年)、西川真衣(寺戸中1年)【教育長賞】西川颯(向陽小1年)、寺本葵(6向小4年)、中田朱音(5向小6年)、小山日菜子(勝山中2年)【優秀賞】植田乃愛(5向小2年)、佐々木楓純(向陽小4年)、香川奈槻(5向小6年)、三浦万季(勝山中2年)

【 2014年01月12日 12時22分 】


和食や祇園祭伝える 西乙訓高生11人、14日から訪米

2014-01-14 14:32:01 | 習 learn
 西乙訓高(京都府長岡京市下海印寺)の生徒代表が14日から、日本の魅力を海外に発信する国際プロジェクトの一環で米国を訪問する。現地の高校生に和食や京都の文化を紹介する予定で、英語で分かりやすく説明できるよう練習を重ねてきた。メンバーは「京都の素晴らしさを伝えてきたい」と意気込んでいる。

■英文や映像駆使発表内容に趣向

 訪米は独立行政法人国際交流基金が主催する「KAKEHASHI(かけはし)プロジェクト」の一環。全国から選抜された高校生や大学生が日本の文化や強みを全米各地でアピールし、訪日のきっかけに結びつける。

 西乙訓高は語学教育に力を入れており、府内では東舞鶴高(舞鶴市)とともに参加校に選ばれた。

 2年生9人と1年生2人の計11人が14日から9日間の日程でロサンゼルスやヒューストン、グアムに滞在し、現地の高校などを訪問する計画だ。

 生徒たちは昨秋から英文や映像を駆使した発表内容を練ってきた。和食では季節の素材を巧みに使う調理法や京野菜を取り上げ、自分たちで総菜やみそ汁を調理する様子も動画で上映する。京都文化では金閣寺や能、祇園祭を紹介。生徒が自ら能面をかぶり、独特の所作を実演する趣向も盛り込んだ。英語の発音にも磨きをかけた。

 メンバーで2年生の牟田口輝一君(17)は「米国の人たちに日本の文化の奥深い魅力を知ってもらいたい。日本人との価値観の違いも学べれば」と話している。

【 2014年01月11日 08時59分 】


大山崎の特産品を販売 山崎駅内で「マルシェ」

2014-01-09 13:35:05 | 商 trading
 大山崎町商工会は10日午前10時~午後3時に、京都府大山崎町大山崎のJR山崎駅構内に開設されている「おおやまざき なび」で、町の特産品や会員店舗のオリジナル商品を販売する「なびマルシェ」を開く。

 たくさんの駅利用者の目に触れる「なび」の好立地を生かして、会員店舗の商品を紹介しようと初めて企画した。当日は、6店舗が参加を予定している。

 自転車の椅子にかぶせるキャップや竹製の箸、漬物、シルクのストール、ガラス製品など多彩な品が並ぶ。

 町商工会のイメージキャラクター「ララン」のペーパークラフトや昨年、第5回角川春樹小説賞に選ばれた町在住の作家池田久輝さんのデビュー作「晩夏光」も販売される。

 「なび」は2012年10月、キヨスクだった場所に町と町商工会が開設した。観光案内所や会員による特産品の販売スペースなどとして活用している。

 出店するのは次の店・事業所。

 エール▽大廣興業▽手織りつづれ工房「河野」▽しびたデザイン室▽シリコン ピーチ▽アキツ・アートブラスト工房

【 2014年01月09日 12時00分 】

郷土玩具、春の華やぎ 向日で展示、地元竹材「幻の凧」も

2014-01-09 13:33:23 | 歴 history
 今年の干支(えと)「午(うま)」にちなんだ全国各地の郷土玩具と正月にちなんだ品のラウンジ展が京都府向日市寺戸町の市文化資料館で19日まで催され、新春の華やかなムードを伝える。向日市で戦前に考案された、幻の凧(たこ)ともいわれる「鶴凧」も飾られ、独特の立体的な形状で空を優雅に舞う姿を表している。

 鶴凧は、旧国鉄向日町駅近くの西国街道沿いで写真館を営んでいた故松井正一さん(1899~1991年)が地元の竹材を用いて製作した。首が伸びて両翼を優雅に広げている。当初は物づくりの趣味の延長だったが問屋から注文も舞い込み、全国の郷土凧を集めた本に紹介されたり、収集家の関心も集めたという。

 全国各地の民具には、それぞれの地域の歴史や風土、信仰などが色濃くにじんでいる。

 熊本県人吉市で製作された「人吉羽子板」は、800年以上前に平家の落人が、華やかな都を懐かしんで作り出したと伝わる。石川県の「八幡起き上がり」は、子どもの健やかな成長を願って金沢市で神社の祭神が誕生する姿を模しているという。東京都北区の神社で2月の「午の日」に火事除けで授与される「やっこ凧」は、華やいだ雰囲気を伝える。

 日本三大駒の一つに数えられる福島県郡山市の「三春駒」のほか、土の人形としては伏見人形などと並び称された長崎市の「古賀人形」、仙台市の「堤人形」も展示されている。市内小学校による「ふるさと学習」成果展も同時開催している。期間中は14、15の両日休館。無料。

【 2014年01月08日 11時26分 】


忠興とガラシャのキャラできた 宮津で着ぐるみ製作中

2014-01-09 13:31:51 | 創 creation
 京都府北部の宮津市に、細川ガラシャ(玉)の幼年期キャラクターが生まれた。宮津城にゆかりが深い細川忠興と妻ガラシャのキャラクターデザインを、宮津市などによる地元団体が公募で決め、着ぐるみを製作している。ガラシャ祭の地元で「お玉ちゃん」がある長岡京市も、NHK大河ドラマ誘致へと相乗効果を期待している。

 細川幽斎が丹後統治の拠点とした宮津市では、昨年11月、細川家当主護熙さんを招いて市中心部にガラシャ夫人像が除幕された。忠興公・ガラシャ夫人生誕450周年にちなんで、「2人の愛されキャラ」と銘打ってデザインを公募したところ、全国から79点の応募があり、うち半数以上の46点はガラシャが占めた。審査や小中学生の投票を経て、ガラシャは神奈川県の女性、忠興は埼玉県の男性の作品が選ばれた。

 宮津市によると、キャラクターは忠興・ガラシャともに3歳児を想定したという。ガラシャは「苦境のなかでも気高いイメージ」にちなんで、白鳥の翼を手にしている。忠興は、愛用のかぶとの特徴的な尾をあしらっている。

 製作中の着ぐるみは、空気でふくらませるバルーン製の軽い形状を採用した。2~3月の完成を予定している。「長岡京市の『お玉ちゃん』と、同じぐらいかわいい。着ぐるみが完成したらイベントでいっしょにPRしたい」(産業振興室)という。

 長岡京市は「相乗効果で、広域的に一体となったNHK大河ドラマの誘致活動を、いっそう進めたい」(企画部)とエールを送っている。

 宮津市で忠興キャラクターが誕生したことで、明智光秀をイメージした「明智かめまる」(亀岡市)、細川幽斎の「ゆうさいくん」(舞鶴市)と、ドラマの物語に想定される主要な人物がそろった。一堂に並ぶと物語のイメージが広がり、華やかな雰囲気を盛り上げそうだ。

【 2014年01月07日 12時42分 】


サカキ飾り勧請縄作る 長岡京・走田神社

2014-01-09 13:30:05 | 創 creation
 京都府長岡京市奥海印寺の走田神社の氏子が5日、境内に飾る勧請(かんじょう)縄作りに取り組んだ。13日に行われる伝統的な神事「お千度参り」と「弓講」に向けた準備で、縄からつり下げられた濃緑色のサカキが参道を彩り、神聖な雰囲気を漂わせていた。

 勧請縄は竹に固定した長さ約6メートルのしめ縄とサカキの束、御幣で作る。サカキの束は12本でそれぞれ1~12月を指すとされる。かつては御幣の垂れ下がり方でその年の米の相場を占ったと伝わる。

 この日は朝から勧請縄班のメンバーら約50人が奥海印寺自治会館に集まり、西山で採ったサカキを縄で束ねた。境内に運び込むと、参道の中ほどに渡したしめ縄に御幣とともに取り付けていった。

 お千度参りでは、参拝者が本殿と拝殿の周囲を数回巡り、にぎり飯を受け取る。弓講は氏子が矢で的を射て今年の米の出来を占う。

【 2014年01月06日 11時32分 】


サカキ飾り勧請縄作る 長岡京・走田神社

2014-01-09 13:30:05 | 創 creation
 京都府長岡京市奥海印寺の走田神社の氏子が5日、境内に飾る勧請(かんじょう)縄作りに取り組んだ。13日に行われる伝統的な神事「お千度参り」と「弓講」に向けた準備で、縄からつり下げられた濃緑色のサカキが参道を彩り、神聖な雰囲気を漂わせていた。

 勧請縄は竹に固定した長さ約6メートルのしめ縄とサカキの束、御幣で作る。サカキの束は12本でそれぞれ1~12月を指すとされる。かつては御幣の垂れ下がり方でその年の米の相場を占ったと伝わる。

 この日は朝から勧請縄班のメンバーら約50人が奥海印寺自治会館に集まり、西山で採ったサカキを縄で束ねた。境内に運び込むと、参道の中ほどに渡したしめ縄に御幣とともに取り付けていった。

 お千度参りでは、参拝者が本殿と拝殿の周囲を数回巡り、にぎり飯を受け取る。弓講は氏子が矢で的を射て今年の米の出来を占う。

【 2014年01月06日 11時32分 】