阪神・淡路大震災16年 向日の団体などが催し

阪神・淡路大震災の発生から来年１月１７日で１６年がたつのに合わせ、京都府向日市のフリースクールや地域の団体、個人などで組織する実行委員会が１５、１６の両日、提灯作りや被災者による語りなどを通じ、当時に思いを寄せる催しを同市寺戸町の旧家「富永屋」で催す。
　乙訓地域では震災時、大山崎町で府内唯一の死者が出たほか、各市町から救援や応援で現地に駆け付けたり、逆に被災者が一時避難するなど、直接間接の関わりや影響が少なからずあった。
　一方、発生から１６年が過ぎてその記憶も風化が進みつつある中、あらためて当時を思い起こして教訓を次代に引き継いでいこうと、活動領域の枠を超えて向日市内の団体と個人の有志が「命を考える」を主題に実施することにした。
　１５日は午後２時から、ペットボトルに電球、紙を使って参加者が提灯を制作。その明かりと、現地の「１・１７希望の灯」から分灯されたランプの灯がともる中、神戸市で被災した高校教諭が、当時勤めていた高校が避難所兼遺体安置所になった時の状況などを語る。続いて浪曲師の春野恵子さんが親子をテーマにした演目を披露。１６日は午後２時半から、被災者が体験談などを話した後、向日市在住の落語家桂米紫さんが前日の浪曲同様、親子をテーマにしたはなしなど２題を語る。
　定員は両日とも４５人で、ともに無料。ただし、提灯作りは材料費（５００円）が必要。申し込みは名前と連絡先を書き、実行委事務局のフリースクール「みらいの会」のファクス（９２４）０８２１へ。問い合わせは同会ＴＥＬ０７５（９２４）０８２０。

書き損じはがきで奨学金 乙訓の公共施設に収集箱

書き損じはがきで奨学金　乙訓の公共施設に収集箱 （京都新聞） - Yahoo!ニュース

　書き損じはがきを換金してアジアの子どもたちの教育支援を行うボランティアグループ「愛・あ～すＫＹＯＴＯ乙訓」は、乙訓２市１町の公共施設約１７０カ所にはがきの収集箱を設置し、市民に協力を呼び掛けている。
　同グループは毎年、書き損じて投函（とうかん）できなかった年賀はがきなどを収集、お金に換えてタイやラオスへ送る「ダルニー奨学金」に協力。これまでに３００人以上の進学を支援してきた。京都府長岡京市下海印寺の長岡第五小では、児童会が校内に収集箱を置き児童会役員が学校集会で「あなたの心が世界に伝わります」と全校児童の前で協力を訴えた。６年の勝木結衣さん（１２）と吉見彩菜さん（１１）は「少しでも多くのはがきを集められるよう頑張りたい」と話していた。
　収集は１月３１日まで。

遺族見舞金３０万円、傷害見舞金１０万円を支給

犯罪被害者に見舞金、１日から施行　長岡京市 （京都新聞） - Yahoo!ニュース

　長岡京市は１月１日から、市内の犯罪被害者に見舞金支給などの支援を行う「長岡京市犯罪被害者等支援条例」を施行する。犯罪被害者支援の条例は、府内では宇治市、城陽市、久御山町が制定している。
　長岡京市の条例では、犯罪被害者が受けた被害の回復、軽減を図るための基本理念や市の責務を明示。市は、国や府など関係機関と連携して支援施策を実施するほか、犯罪行為によって死亡した人の遺族や、傷害を受けた被害者で犯罪発生時から引き続き市内に住んでいる市民を対象に、遺族見舞金３０万円、傷害見舞金１０万円を支給する。
　また、被害者の名誉や平穏な生活を害することのないよう、配慮することを市民に求めている。
　市危機管理監は、市役所に相談窓口の看板を設置し、「市民に条例の周知徹底に努めたい」としている。

正月三が日で計１０万人前後の人出を見込む

天神矢６千本、神職ら準備　長岡天満宮 （京都新聞） - Yahoo!ニュース

　新年を目前に控え、長岡京市天神の長岡天満宮では２９日、神職らが初詣の参拝客を迎える準備作業におおわらわだった。
　耐震補強工事が終了した社務所では、祭神・菅原道真ゆかりの梅の花をあしらい、来年のえとの「卯（う）」が描かれた絵馬を結んだ「天神矢」約６千本と、受験生のお守りや鉢巻きなどを袋に入れた「合格祈願セット」約千組などを用意。神職らが最後の点検作業を進めた。
　境内では、本殿脇に門松が飾られたほか、お守りやお札、福ザサなどの授与所も設営され、迎春ムードが高まっている。神職やみこらは、大みそかまで神楽殿の床を拭き清めるなどの作業に追われる。
　同天満宮では正月三が日で計１０万人前後の人出を見込む。三が日は奉納書き初め大会も行われる。

長岡京消防署、老朽化で建て替え 来夏着工

乙訓消防組合消防本部は２０１１年夏から長岡京市天神の長岡京消防署の庁舎建て替え工事に着手する。１３年３月完工予定。
　現庁舎は、旧長岡町消防署として１９７１年に建てられた。３年前の公共施設の耐震診断の結果、老朽化が指摘され、建て替えが決定した。
　新庁舎は３階建てで、現在よりも南に６メートル移動する。建築面積は７２８平方メートル、延べ床面積は１４４３平方メートル。予定では、１１年７月から事務所部分の建設など第１期工事が始まり、事務機能を移転した後、仮設駐車場を設置して消防車両を移し、１２年４月から古い建物の解体や新しいガレージ建設など第２期工事を進める。
　仮設駐車場は、隣接する中央公民館などの駐車場を間借りし、最大で高さ４・５メートルの屋根や仮囲いを設ける。
　現在の建物に併設され、無線アンテナなどに使用されていた高さ３０メートルの鉄塔は撤去し、はしご救助やロープ登坂などを訓練する高さ１８メートルの施設を新設。屋上緑化も取り入れる。本年度は実施設計予算として９００万円を計上している。年度内に建築確認申請を行う。
　住民向けにこのほど、開いた説明会では解体工事の粉じん対策や作業時間（日曜・祝日除く午前８時～午後６時）、住宅に近接する仮設駐車場での消防車両のサイレン音などについて質問が出た。同消防署は「来年度に施工業者が決定後、あらためて説明会を実施する」としている。

「一層奮起の年へ」 乙訓２市１町で仕事納め

「一層奮起の年へ」　乙訓２市１町で仕事納め （京都新聞） - Yahoo!ニュース

乙訓２市１町の官公庁で２８日、「仕事納め」が行われた。首長がそれぞれ１年を振り返って訓示し、職員の労をねぎらいながら、来る年での一層の奮起を呼び掛けた。
　大山崎町役場では職員が庁内の清掃やごみの搬出、公用車の洗車などの業務をこなした。午後３時から防災会議室で、江下伝明町長が幹部職員約４０人を前に訓示した。
　江下町長は、１２月初めの就任直後に開かれた定例町議会への対応を振り返り、「ご苦労さまでした。感謝申し上げたい」と述べた。
　その上で「来年はマニフェスト（選挙公約）を予算に反映させる時。すぐにできる施策と、長期的に取り組む施策とを分け、自ら仕事を組み立てて前向きに政策を提案してほしい」と訴えた。

京都府、国保一元化へ 「広域化支援方針」発表

京都府は27日、市町村が運営している国民健康保険を府単位で一元的に運営するための「広域化支援方針」を発表した。国が目指す２０１８年度からの都道府県単位の国保一元化に向け、まず12年度までの計画として市町村との協議会設置や保険料収納率の向上などを盛り込んだ。

　市町村国保財政は、高齢化や無職の加入者拡大で全国的に悪化している。このため、国は後期高齢者医療制度の見直しに伴い、13年度から被用者と被扶養者を除く高齢者を国保加入とし、うち75歳以上は都道府県単位で一元化する方針。さらに18年度には国保全体を都道府県単位の運営にする計画だ。

　府の広域化支援方針では、一元化に向けた対策を市町村と話し合う協議会を本年度中に設置する。12年度時点における保険料の収納率目標も定め、09年度時点で収納率92%超の15市町はプラス０・５ポイント、90%超で92%以下の７市町村はプラス１ポイント、90%以下の４市町はプラス２ポイントに引き上げる。

　08年度時点で府内26市町村中20市町の国保が赤字。この現状を改善するため、国に対し市町村が累積赤字を長期の地方債に振り替えられる制度を創設し、債務負担を国が財政措置するよう要望していく。

公益通報制度を前倒し施行 大山崎町、不祥事受け

大山崎町発注の水道工事をめぐる町職員の不祥事を受け、町はこのほど、再発防止策の一環として、職員が上司や同僚らの法令違反行為を通報しても不利益を被らない「公益通報制度」を設けた。内規に当たる要綱を定め、施行した。
　公益通報制度については、乙訓地域では長岡京市が２００４年に条例を、向日市が０６年に要綱をそれぞれ施行済み。大山崎町は要綱策定を検討中だったが、職員の不祥事を受けて前倒しした。
　要綱によると、通報対象は法律や条例、規則などに違反したり、町政に対する町民の信頼を損なったりする行為。職員が実名で、文書や電子メールで窓口の総務課に通報する。
　受理した場合、同課は通報者の秘密を守りながら遅滞なく調査する。違反の事実があれば速やかに是正し、通報者に知らせなければならないとしている。
　町は７月、町水道工事の設計金額を入札参加業者に事前に漏らしたとして、上下水道課長補佐を２週間の停職処分にした。総務課は「各部署のコミュニケーションを深め、要綱を適用する事態に至る前に正せるよう、法令順守の徹底に務める」としている。

府の「くらしの安心訪問活動」事業のモデル地区として、アンケートによる実態調査などにも協力

悪質な訪問販売を防げ　長岡京の自治会が対策 （京都新聞） - Yahoo!ニュース

京都府長岡京市の柴の里自治会が、悪質な訪問販売などを防ぐため、玄関先にシールを貼り、高齢者への声掛け運動を進めている。府の「くらしの安心訪問活動」事業のモデル地区として、アンケートによる実態調査などにも協力する。
　府消費生活安全センター（京都市南区）などに府民から寄せられた昨年度の消費生活相談８６７４件のうち、訪問販売に関するものは５７５件（７・５％）、電話勧誘は３４９件（４・５％）。在宅時の契約についての高齢者からの被害相談が後を絶たない。
　府は本年度、悪質な訪問販売や勧誘の被害拡大防止に向け、地域での見守りや啓発活動を継続して展開してもらおうと、府内３地域でモデル事業を展開することにした。宇治市と南山城村、そして長岡京市の柴の里自治会がモデル地区に選ばれた。
　同自治会ではこのほど、「訪問販売お断り」と記されたシールを約３７０世帯に配布。地域で安心訪問チームを結成し、高齢者への声掛け運動などを進める予定で、府消費生活安全センターが今後、アンケートを行い、訪問販売や電話勧誘の現状、シールの効果などについて調査する。

５部門で作品募集 第19回長岡京展

長岡京市文化協会は、来年３月に開く「第１９回長岡京展」の作品を１月１３日から募集する。
　同展は市民の芸術、創作活動の発表の場で、今回は３月１１～１３日、同市神足の市中央生涯学習センター（バンビオ１番館内）で開催。日本画、洋画、書、写真、工芸の５部門で審査を行い、入賞・入選作品を同展で展示する。
　市内に在住、在勤、在学する１８歳以上の人が対象で、応募は１部門につき１人１点。規定外の作品は審査の対象外。出品料は一般一人２千円。
　申し込みは所定の用紙に必要事項を記入し、来年２月１０日までに市文化協会事務局の市役所文化振興課まで持参する。問い合わせは事務局ＴＥＬ０７５（９５５）９７３４。

２５日までに集まった年賀状は１０８万８０００通で昨年より５％少なく、ほぼ例年並み

年賀状仕分け作業、本格化　向日の郵便事業会社 : 京都新聞

元日の年賀状配達に向け、京都府向日市上植野町の郵便事業会社向日町支店では、アルバイトや職員による仕分け作業が本格化している。

　同支店では、１時間に５万通を処理する全長１５メートルの自動区分機を備え、小字単位の細かい仕分けが可能。機械で判別できないはがきについては、年賀状対応のために募ったアルバイト約２３０人が、職員とともに手作業で行っている。

　２５日までに集まった年賀状は１０８万８０００通で昨年より５％少なく、ほぼ例年並み。最近は遅出し傾向のため、これから大みそかにかけてさらに増える見込みという。向日町支店では、スピーカー付きの郵便車両を走らせたり、各世帯にチラシを配ったりして、早めの投函（とうかん）を呼びかけている。

　業務企画室の當山高広室長（４１）は「２５日以降の投函分もできる限り元日にお届けしたいので、早めに出してもらえると助かります」と話している。

インド人学生自殺 ズボン脱がされ、あだ名は「ビンラディン」

追手門学院大学（大阪府茨木市）に通っていた在日インド人の男子学生＝当時（２０）＝が大学でいじめを受け続けたとする遺書を残して自殺した問題で、男子学生が複数の学生から人前でズボンを脱がされたり、イスラム過激派テロリスト「ビンラディン」とのあだ名で呼ばれるなどの嫌がらせを受けていたことが２６日、分かった。男子学生の親友が証言した。大学側はこれまでいじめの事実を強く否定してきたが、男子学生が、こうした嫌がらせをいじめと受け止め、自殺を図った疑いが強まった。

コンビニエンスストア駐車場から国道に進入した車と、オートバイが衝突した

車と衝突、バイクの父子が死傷　大阪 （産経新聞） - Yahoo!ニュース

２６日午前１０時１０分ごろ、茨木市豊川の国道１７１号で、乗用車とオートバイが衝突。オートバイを運転していた同市山手台の職業不詳、村上利高さん（４４）が全身を強く打ちまもなく死亡、同乗の息子（７）も右足に軽傷を負った。

　茨木署は、自動車運転過失傷害の疑いで、車を運転していた高槻市松川町の会社員、斎二一馬容疑者（２０）を現行犯逮捕、容疑を同致死に切り替えて捜査する方針。同署によると、コンビニエンスストア駐車場から国道に進入した車と、オートバイが衝突したという。

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竹細工工房全焼、車３台も焼く 京都・西京

２５日午前０時ごろ、京都市西京区大枝西長町の竹細工工房「長岡銘竹」＝三島一郎さん（５９）経営＝の作業場から出火。鉄骨平屋建て約２１０平方メートルを全焼し、付近に駐車していた車３台を焼いた。けが人はなかった。

　西京署によると、三島さんが建物内で就寝中で、火事に気づいて１１９番し、外へ逃げて無事だった。同署は出火原因を詳しく調べている。

Ｘマス、厳かに聖歌 長岡京でコンサート

　「市民クリスマスコンサート２０１０－バロッククリスマス」が２５日、京都府長岡京市天神の市中央公民館で催された。市民や教会関係者ら約２００人が、厳かな聖歌を聞きクリスマスの雰囲気に浸った。
　地元のキリスト教会「長岡福音自由教会」が主催。クリスマスの時期に教会で開いていた演奏会に年々、信者以外の市民も多く訪れるようになり、より広い同公民館で数年前から市民向けコンサートを開いている。
　今年は、京都市立芸大を卒業後、オーストリアの国立音楽大で学び、４年前に帰国した吉岡美穂さん（ソプラノ）をはじめ、声楽家やピアノ演奏家が出演。同教会の聖歌隊「おとずれ」や、教会に通う子どもたちも、場面に応じて加わった。
　曲は、クリスマスにふさわしい「メサイア」。合間に、キリスト生誕の歴史を紹介する無声劇も演じられた。聴衆は、ホールに響く本格的な聖歌に、じっと聞き入り、フィナーレの「ハレルヤ」の合唱が終了すると、盛んに拍手を送っていた。