庭石から「ど根性松」 1メートルに成長、京都・八幡

2018-05-27 06:55:05 | 木 plants

 京都府八幡市八幡の松花堂庭園にある庭石の上で松の木が育ち、来園者を驚かせている。幹の直径1・5センチ、高さは1メートルほどだが、枝を伸ばして青々とした葉を付けており、園の関係者たちから「ど根性松」「ガッツ石松」と呼ばれている。

 園によると15年ほど前、直径1・5メートルの石の上のくぼみから芽が出た。園内の松の木から種が飛来した可能性があるという。幾たびもの台風でも折れず、今も伸び続けている。

 西山龍夫副館長は「自然の生命力を感じる。庭の散策と一緒に楽しんでもらえれば」と話している。

【 2018年05月26日 10時07分 】


心不全、チーム治療の重要性訴え 京都で医師ら講演

2018-05-27 06:50:50 | 習 learn

 心不全の予防や対処法をテーマにした乙訓地域保健医療協議会(事務局・府乙訓保健所)の公開セミナーがこのほど、京都府向日市上植野町の府乙訓総合庁舎で開かれた。専門医らがチーム医療やリハビリの重要性を訴えた。

 セミナーには、乙訓地域の医療機関や自治体の関係者約70人が参加し、済生会京都府病院の副院長で循環器内科医師の石橋一哉さんと、同病院で心臓リハビリを担う理学療法士の綱昭則さんが講師を務めた。

  石橋さんは「地域全体で取り組むべき心筋梗塞と心不全対策」と題して講演した。心筋梗塞は高血圧症や高脂血症、喫煙、糖尿病などが発症の引き金になるとし て、「検診と啓発活動を推進し、発症の一歩手前で治療することが大切だ」と指摘した。また心機能が低下する心不全においては、タンパク質の十分な摂取と適 度な運動が大事で、「心臓の治療は医師だけではできない。看護師や理学療法士など多職種で情報を共有し、チームで治療するという意識が重要になる」と強調 した。

 心筋梗塞の患者らが対象の心臓リハビリの内容について、綱さんは、有酸素運動と軽めの筋トレ、ストレッチを挙げ、「筋肉量を保つことで持久力を維持できる」と説明した。参加者はメモを取るなどして真剣な表情で聞き入っていた。

【 2018年05月25日 11時10分 】


町の魅力再発見して 京都・大山崎、6月から町民対象ツアー

2018-05-27 06:48:27 | 政 governing

 京都府大山崎町は6月から、町民を対象にした「わが町再発見ツアー」を初めて催す。地元ガイドの案内で国宝や重文、寺社、文化施設を巡る。町の魅力を見つめ直してもらい、地域から歴史文化や自然をPRする機運を盛り上げるのが狙い。

 町は近年、対外的な観光客誘致施策に力を入れてきたが、地域活性化には地元住民の町への愛着や理解が不可欠としてツアーを企画した。来年春までに計4回開く。

 初回は6月19日午前10時~午後4時に行う。大山崎ふるさとセンターに集合し、大山崎ふるさとガイドらの案内で町歴史資料館や離宮八幡宮、妙喜庵(待庵)、アサヒビール大山崎山荘美術館、宝積寺、聴竹居をまわる。昼食は各自で取る。

 町担当者は「自分が体感したわが町の魅力を友人や知人などに伝えてもらい、その輪を広げてもらえれば」と効果に期待する。

  町内在住の高校生以上が対象。参加費は千円。初回の申し込みは5月25日までに、往復はがきに住所、氏名、年齢、電話番号を記し、〒618―8501 大 山崎町政策総務課企画観光係へ。メールでも申し込み可で、表題に「わが町再発見ツアー」と付ける。1通で3人まで応募できる。多数の場合は抽選。問い合わ せは町役場(956)2101から同係。メールkikaku@town.oyamazaki.lg.jp

【 2018年05月25日 01時50分 】


新観光トイレ、小倉神社隣りに完成 京都、身障者駐車場も整備

2018-05-27 06:44:41 | 創 creation

 小倉神社に隣接する観光トイレ(京都府大山崎町円明寺)の建て替え工事が終了し、新トイレが完成した。府内産木材が使われ、ハイカーらが利用している。

 町内には現在、四つの観光トイレがある。改修されたのは小倉神社からの天王山登山口に近いトイレで唯一、男女の区分が無く、老朽化も進んでいたため、町が1月から建て替え工事を行っていた。

 新トイレ(木造平屋約16平方メートル)は男性用と女性用を備え、多目的トイレを設置した。施設前に障害者用駐車場も設けた。府森林環境税の交付金を一部活用して整備した。

 町担当者は「これまで不便をおかけしたが、参拝者や登山客の方々に末永く使ってもらえたら」と話している。

【 2018年05月24日 10時59分 】


女子中学生、下校中に襲われ負傷 大阪・島本町、男は逃走

2018-05-27 06:43:27 | 災 disaster

 サントリー山崎蒸溜所(大阪府島本町)近くで男が下校中の女子中学生を襲って逃げる事件が22日にあり、現場に隣接する京都府大山崎町は23日、 町防災・防犯情報メールで注意を呼び掛けたり、児童の安全確保のため町職員による下校時のパトロールを実施したりするなど警戒を強化した。

 事件は22日午後6時15分ごろ発生。島本町の女子生徒がハサミを持った中年の男に手でほほを引っかかれ軽傷を負った。高槻署によると、男は50代ぐらいで身長約170センチ。紺色の長袖の服に灰色のズボン、帽子を着用していたという。

 事件を受け、同町は町内の各小中学校などに注意喚起の文書を配布。大山崎町も23日午後2時すぎに同メールで事件発生を伝え、不審者情報を流した。大山崎小の放課後児童クラブは保護者に対し、帰宅時の付き添いを呼び掛けた。

【 2018年05月24日 10時04分 】


舗装前の橋に町の風景画描く 京都、架け替え記念で

2018-05-27 06:41:35 | 創 creation

 架け替え工事で新しくなった京都府井手町井手の上玉川橋に22日、井手小の6年生36人が町の風景を描いた。舗装前の記念企画で、25日まで見ることができる。

 公共土木事業について理解を深めてもらおうと府山城北土木事務所と町などが企画した。上玉川橋は老朽化で2017年1月から橋を更新する工事を行っており、6月末に完成する予定。児童たちは架け替え工事の工程を授業で学び、絵のデザインを決めた。

 児童たちは舗装前の橋の床にペンキで町内の万灯呂山や玉川などの絵を描き、土木事務所職員がドローンを飛ばして空から記念撮影した。平原夏海さん(11)は「工事のことを学べて良かった。ふち取りも色塗りもうまくできた」と笑顔だった。

【 2018年05月23日 09時00分 】


綾杉文様の棺、四半世紀ぶりに 京都・山城郷土資料館で展示

2018-05-27 06:39:30 | 歴 history

 京都府宇治市の金比羅山古墳で出土した5世紀前半の円筒棺がこのほど修復され、木津川市山城町の府立山城郷土資料館で四半世紀ぶりに展示されている。スギの葉のように「←」の形が連なる「綾杉(あやすぎ)」の文様が施された全国的にも例が少ないひつぎという。

 円筒棺は直径約50センチ、長さ約2メートル。1964年に出土した。破片をつなぎ合わせて91年に同館で展示後、館内の収蔵庫で保管していたが、自らの重みで崩れたという。

 昨年度に元府立高教諭の男性の遺族から、男性の意志で文化財保護に役立ててほしいと府に寄付があり、寄付を活用して修復した。

 同館によると、綾杉の文様が入ったひつぎは全国で他に2例しか見つかっていない。大型で副葬品もあったことから、地域の有力者を葬るために作られたとみられる。

 円筒棺は館内で常設展示しており、同館は「古墳時代の工人の技をじっくりご覧いただきたい」と話している。入館料が必要。

【 2018年05月21日 08時56分 】


日本と台湾の煎茶、至福の一服 京都・宇治で大会

2018-05-27 06:37:19 | 会 party

 全国煎茶道大会が19日、京都府宇治市五ケ庄の黄檗宗大本山・万福寺で始まった。境内に国内外の流派の家元が茶席を設け、来訪客らに茶を振る舞った。

  江戸期の黄檗宗僧侶で、急須で茶を入れる煎茶道を広めたとされる売茶翁(ばいさおう)(1675~1763年)にゆかりのある同寺で、全日本煎茶道連盟が 毎年開いている。今年は国内22流派と台湾の2流派が集まる。茶席のほか、同寺の開祖・隠元(1592~1673年)や売茶翁への献茶も行われた。

 公募で集まった親子連れに煎茶道を教える親子茶席では、訪れた人たちが急須の持ち方や茶の注ぎ方などの手ほどきを受けながら、一服を楽しんだ。京都市左京区の錦林小4年菊地璃子さん(9)は「道具がきれいで楽しかった。2杯目の方が濃い味がした」と振り返った。

 煎茶道具の陶芸作品や木工品を展示する「日本煎茶工芸展」も開かれている。大会、工芸展とも20日まで。有料。

【 2018年05月20日 08時40分 】


武士集団「西岡衆」漫画で紹介 室町・戦国に京都乙訓で活躍

2018-05-21 09:01:20 | 歴 history

 室町・戦国時代に乙訓をはじめとする地域・西岡(にしのおか)を治めた武士集団「西岡衆」の活躍を紹介する漫画を、同地域の教員らでつくる「京都 乙訓ふるさと歴史研究会」が制作した。戦乱の世で郷土の自治を守り抜いた西岡衆の足跡を、子どもたちにも分かりやすく描いている。

 同研究会は、西岡衆に関する独自の調査結果を資料集や紙芝居にまとめているが、より多くの人に手に取ってもらえるよう漫画版を制作することにした。編集は京都精華大が協力し、作画は漫画家の小島えいゆさんが担当した。

 「マンガ 山城国 西岡衆」と題した冊子はA5判23ページ。村の指導者で土豪として成長した西岡衆が応仁の乱に参戦した後、三好長慶、織田信長、細川藤孝(幽斎)らの有力武将と関係を築き、各地に転戦して活躍していく過程がドラマチックに描写されている。

 一方、本能寺の変で明智光秀に味方するか否かや、その後に武士を捨てて農民となるかどうかなど、彼らが思い悩んだ局面も大きく取り上げた。

  同会の会長で、漫画の作成を企画した中西昌史さん(53)=第2向陽小校長=は「西岡衆の何人かは山崎の戦いで光秀に味方したとされており、NHKの大河 ドラマで取り上げられてもおかしくない」とした上で、「自分の土地やそこに暮らす人たちを守るために、力を合わせて生き抜いた先人がいたことを知ってほし い」と話している。冊子は5千部作成し、学校や図書館などに配布した。

【 2018年05月17日 16時32分 】


精神・知的障害者の住居確保を 京都・向日で講演会

2018-05-21 08:59:21 | 護 help

 精神障害や知的障害のある人の住居確保を考える講演会が16日、京都府向日市上植野町の府乙訓総合庁舎であった。乙訓地域の不動産仲介業者を対象とした実態調査を手がかりに、支援者の寄り添い方や貸し手側の意識改革など、自由な家探しの実現に向けて議論を深めた。

 乙訓圏域障がい者自立支援協議会が実施した調査から、障害だけが理由の入居拒否が存在する▽業者側が、障害の当事者や支援者へ窓口で遠慮がちにならず要望をしっかり伝えるよう提案した-などの点が報告された。

 長岡京市内にあるグループホームのサテライト住居で1人暮らしを始めたうつ病の女性(47)は「家族と良好な距離感が保て、生活リズムも整った。つらい日々から抜け出せ、思い切ってよかった」と発表した。

  京都市山科区で不動産業を営みながら、障害者支援施設の代表も務める民生児童委員高山基則さん(57)が講演した。「不動産店へ初めて相談に行く時から支 援者の関わりを。入居希望者へのサポートが『見える化』されていることが重要。困り事の際の相談先を具体的に伝えて」と呼び掛けた。

 講演会は同協議会が主催。約40人が参加した。

【 2018年05月17日 10時19分 】


京都・宇治市、クラファンで「クラフトビール夜市」計画

2018-05-21 08:57:56 | 創 creation

 京都府宇治市は15日、宇治橋通り商店街(同市宇治)のPRを目的に、ふるさと納税の仕組みを活用して自治体がインターネット上で寄付金を募る 「ガバメントクラウドファンディング」(GCF)を6月から行うと、市議会市民環境委員会で報告した。府内自治体では初の試みという。

  GCFは、自治体が具体的なプロジェクトを示して寄付金を募ることで、通常のふるさと納税よりも寄付者の意志が反映される。寄付者には返礼品が届くほか、 通常のふるさと納税同様に寄付金控除を受けられる。自治体間の返礼品競争を防ぐため、総務省も使途を明確化したGCFを推奨しているという。

  市が今回対象とするのは、8月4日に宇治橋通り商店街で行われる「クラフトビール夜市」で、目標額は120万円。寄付金のうち、100万円を上限に宇治橋 通商店街振興組合への補助金に充てる。寄付金の1割を委託料としてクラウドファンディングの運営会社に支払い、残りを観光体験など返礼品の費用にする。目 標額に達しなくても市は寄付金を受け取れる。

 市は返礼品の内容など詳細を詰め、6月から寄付金を募るという。市商工観光課は「今回の結果を見て、別の事業に活用できるか検討したい」としている。

【 2018年05月16日 12時31分 】


夏へ「洛いも」準備着々 京都、保健所にグリーンカーテン

2018-05-21 08:55:54 | 賞 prize

 府乙訓保健所は15日、植物を使った日よけのグリーンカーテンに用いる「洛いも」の植え付けを、京都府向日市上植野町の府乙訓総合庁舎で行った。日当たりのよい場所に植えた場合、室内の壁の温度を約4~5度下げる効果が期待できるという。

 洛いもは、ヤモノイモ科のナガイモやツクネイモの仲間であるダイショで、府立大が育成、選抜した株を特別に名付けた。葉が光をよく反射し、ネットに巻き付きながら茎がまっすぐに伸びる特徴があり、グリーンカーテンでの利用も適しているという。

 3年目となる植え付けには、洛いもの研究を手掛ける府立大の伊達修一講師や学生、府職員が参加した。壁面にネットが張られた2階建て庁舎の前で、コンテナに約30株を定植した。

 同保健所が昨年、グリーンカーテンを施した室内の壁と他の壁の温度を比較したところ、日中では平均4~5度、最大7度の効果がみられたという。秋に収穫するいもは、ナガイモと同じように食べることでき、特に「フライドポテトにするとおいしい」(伊達講師)という。

【 2018年05月16日 12時35分 】


宇治茶カフェ本をリニューアル 京都と東京の32店舗掲載

2018-05-21 08:52:33 | 創 creation

 京都府茶業会議所や府山城広域振興局などでつくる「宇治茶の郷(さと)づくり協議会」(宇治市宇治)は、良質な宇治茶が飲める店を紹介する「宇治茶カフェガイドブック」の新装版を発行した。新規4店舗を含め32店舗を掲載し、英語対応にも配慮した。

 協議会は、3種類以上の宇治茶メニューを用意するなどの条件を満たした府内と東京23区内の店舗を、「宇治茶カフェ」として認定している。

 今回の新規店は「茶の木byFUKUJUEN」(京都市下京区)や「伊藤久右衛門JR宇治駅前店・茶房」(宇治市宇治)など。

 訪日客も理解できるよう、英語版ホームページがある11店舗のQRコードも載せた。お茶の保存法や水出し茶の作り方といった豆知識のページを新設し、従来より大きいA4判に変えた。

 2万部発行し、各店舗や京都駅ビル2階の京都総合観光案内所などで無料配布している。

【 2018年05月14日 12時20分 】


母に思い込め花アレンジ 京都・長岡京

2018-05-21 08:49:04 | 創 creation

 器を回して色使いやボリュームのバランスを見定める子どもの表情は、真剣そのもの。1時間近くの作業で立体感のある作品が完成し、感謝のメッセージカードを添えた。

 「母の日」に合わせて13日、京都府長岡京市神足2丁目のバンビオ1番館で、親子対象のフラワーアレンジメント教室があった。

  真ん中で映えるのはピンクやオレンジのカーネーション。脇を黄色のスターチスが埋め、ナルコユリの葉やヒペリカムの赤い実がアクセントを加えた。母親と妹 と参加した神足小6年の宮川華さん(11)=長岡京市神足1丁目=は「いろんな花が使えていい作品ができた。一応、ありがとうって気持ちを込めた」とはに かんだ。

 教室は、フラワーアレンジメント講師らでつくる「フラワーアーティスト育成協会」(京都市中京区)の長岡京市在住の会員有志が企画した。

【 2018年05月14日 09時20分 】


間伐材で作った絵馬、好評 京都・長岡京

2018-05-21 08:46:58 | 創 creation

 京都府長岡京市緑の協会は、西山の森林整備で出た間伐材を活用したウメの花の形をした絵馬を作った。長岡天満宮(同市天神2丁目)が提供を受けて参拝者に授与したところ好評といい、間伐材の意外な「再生」に静かな注目が集まっている。

 同協会は森林所有者や企業、大学、行政など33団体でつくる西山森林整備推進協議会に加盟。その一員として市内の緑化推進事業を担う中で、間伐材を使った緑化グッズのヒノキのコースターを作るなど加工品としての活用策提案を行う。

 今回の絵馬作りは、同協議会に参加する高野竹工(同市勝竜寺)の協力を受けて長岡天満宮に提案。間伐材の有効活用に賛同した同天満宮が、昨年9月末から絵馬での利用を始めた。

  西山産のスギの間伐材を使った絵馬(縦9・9センチ、横11・8センチ、厚さ5ミリ)は、上部の花びら3枚を丸くして「合格」「家庭円満」、下部の2枚を 赤いハートの形に塗って「縁結び」を表現したという。この絵馬は1枚700円で授与され、3月下旬までに約130枚の利用があった。

 同協会は市内産のスギの間伐材を使い、ベンチを自前で製作して販売するなどにも取り組む。野村秀明事務局長は「付加価値を付けることで間伐材の利用が進むと思う。今後も、地産地消の間伐材の活用策を考えたい」と話している。

【 2018年05月13日 11時21分 】