長岡京時代の住所はこれだよ 地元団体が条坊表示板

2013-02-28 00:56:51 | 歴 history
長岡京時代の住所を示す表示板に見入る長岡第九小の3年生たち(長岡京市東神足・同小) 長岡京市ふるさとガイドの会が、長岡京時代の条坊と京都府長岡京市内13小中学校の住所を照らし合わせた表示板を作り、26日に各校への設置を完了した。同会の設立15周年を記念した取り組みで、メンバーは「児童や生徒に都のあった土地に住んでいるという誇りを持ってもらいたい」と話している。

 条坊は碁盤の目のように交差した縦横の道路がつくり出す街割りで、戦後に故中山修一氏が田んぼの規則正しい間隔から都の存在を解明するきっかけになった。

 表示板は縦58センチ、横21センチのアルミ製で、同会がガイドする際の目印と子どもたちが長岡京への関心を持つきっかけづくりにと、京都府の交付金を活用し、京域外にある長岡第四中(下海印寺)を除く13校分を製作した。

 26日は同会のメンバーが6小中学校を訪問した。同市東神足の長岡第九小には「右京七条西一坊一町」と書かれた表示板を校門に掲示。さっそく3年生が見に訪れ、メンバーから「この学校は都の中央を通っていた朱雀通の真ん中にあたるんだよ」と説明を受けた。

 須永はるなさん(9)=東神足=は「今の東京にあたる都がこの街にあったなんて初めて知った。びっくりした」と感心していた。

 同会の金田英治会長(72)は「自分たちの学校や地域に長岡京があったことを実感してもらい、郷土意識を持ってもらえれば」と期待していた。表示板は中山修一記念館(久貝)にも設置する。

【 2013年02月27日 10時25分 】

長岡宮跡「幻の内裏」探る 向日の市民団体が教室

2013-02-27 19:57:02 | 歴 history
長岡宮跡で出土した西宮の関連施設とみられる遺構について学んだ歴史文化教室(向日市向日町・向日コミュニティセンター) 京都府向日市の長岡宮跡で2010年に出土した第1次内裏「西宮」の関連施設とみられる遺構を学ぶ歴史文化教室が24日、同市向日町の向日コミュニティセンターであった。市民約30人が「幻の内裏」と呼ばれる西宮や遺構への理解を深めた。

 西宮は「続日本紀」に記述がありながら位置や規模が不明だったが、向陽小(同市向日町)の北校舎建築に伴う発掘調査で、廊下が二つ並ぶ塀「複廊」の掘立柱跡などが確認された。柱跡の構造が後期難波宮(大阪市)の内裏と一致し、西宮の関連施設の可能性が高いとされる。

 教室は市民団体「乙訓の文化遺産を守る会」が企画した。発掘調査した市埋蔵文化財センター事務局長の松崎俊郎さん(57)が「向陽小学校にねむる宮殿」と題して話した。

 松崎さんは、出土した柱跡の間隔や雨落ち溝の石組みの様子などを遺構の写真を示しながら説明。「民家に例えるとブロック塀が見つかったのと同じで、家本体や内部構造はまだ分かっていない」と述べ、施設の成立と廃絶の時期▽規模▽構造▽性格-の4点を今後明らかにしていくべき課題に挙げた。

 遺構は埋設保存され同小北校舎内には複廊の想像図などが展示されている。参加者からは「保存した遺構をどのように若い人に伝え、活用していくかに知恵を絞らなければならない」との意見が出されていた。

【 2013年02月25日 09時52分 】


ユニーク競技で6周年祝う 大山崎、「十字綱引き」に汗

2013-02-27 19:53:57 | 会 party
4方向から綱を引く「十字綱引き」を楽しむ子どもたち(大山崎町円明寺・町体育館) 京都府大山崎町の総合型地域スポーツクラブ「わくわくクラブおおやまざき」は23日、設立6周年を記念したイベントを同町円明寺の町体育館で開催した。幅広い年齢層の約80人が参加し、バドミントンなどのスポーツや4方向から綱を引く「十字綱引き」などユニークな競技ばかりのミニ運動会に汗を流した。

 同クラブは2007年2月に発足した。月2回の土曜夜に、町体育館や小学校の体育館を開放する「わくわくサタデーナイト」や各種スポーツ教室などを開いている。

 イベントでは、スポーツを気軽に楽しむ普段の活動に加えて、ミニ運動会が催された。2チームに分かれ、十字綱引きのほか6周年にちなんで66個に近い方が勝利の玉入れ、子どもにはハンディのあるフリースローの3競技で競い合った。

 十字綱引きは、各チームがそれぞれ2方向の綱を引き、30秒間で綱の中心が自チームの枠に入れば勝利。参加者は力いっぱいに綱を引きながらも別方向の仲間と連携したり、相手チームと駆け引きしたりして、競技を楽しんでいた。

【 2013年02月24日 10時06分 】

切り絵で好きなもの表現 向日・第2向陽小

2013-02-23 11:31:29 | 会 party
「大切なもの 好きなもの」を表現した切り絵が並ぶ図工展(向日市物集女町・第2向陽小)サッカーボールや新幹線、ペット、アニメのキャラクター…。児童たちが「大切なもの 好きなもの」を表現した切り絵がずらりと並んだ。

 京都府向日市物集女町の第2向陽小で図工展が開かれており、6年生約90人が手がけた剪(せん)画が飾られている。

 市内が剪画展の会場になった国民文化祭を機に、同小では昨年度から剪画に取り組んでいる。日本剪画協会元副会長の大月透さん(78)=寺戸町=を講師に、児童は本年度も切り絵の世界に親しんだ。教員も剪画を学び、保護者や地域住民がボランティアで手伝うなど取り組みの輪が広がっているという。

 会場の体育館には、野球のグローブや体育大会のトロフィー、クワガタ、すし、学業成就のお守りなど、児童たちが黒い紙を丁寧に切って作り上げた剪画が並ぶ。発想豊かで、思いを生き生きと表現した作品に、訪れた保護者らが熱心に見入っていた。

 他の学年の児童が作った多色木版画や紙版画の力作も展示している。22日まで。午前9時~午後4時。

【 2013年02月22日 11時38分 】

低炭素杯で「最優秀エコ活動賞」受賞 長岡京の神足小

2013-02-23 11:25:35 | 式 celemony
ドングリの植樹やまきストーブの利用などを発表する児童(東京都江東区、東京ビッグサイト)=神足小提供 地球温暖化防止への取り組みを全国の学校や団体が発表する「低炭素杯2013」で、京都府長岡京市の神足小が「最優秀地域エコ活動賞」を受賞した。里山にドングリを植樹したり間伐材を再利用する取り組みについて、児童は堂々と発表した。

 16、17の両日に東京都の東京ビッグサイトで開催され、全国1371の団体から選ばれた40団体が地域活動、企業活動など4部門に分かれて報告した。

 同小は西山森林整備推進協議会などの協力で、児童が里山で拾ったドングリを1年かけて若木に育ててから植樹したり、間伐材をまきストーブの燃料に活用している。

 体育館で練習を重ねて本番に臨んだ4年生児童12人が、こうした取り組みについて「地域をつなげる体験型学習プログラム」をテーマに発表した。

 同行して見守った校長や教頭、教諭らは「落ち着いて堂々と大きな声で話せた。説得力があり、会場で聴いていた人たちが引き込まれる様子がわかった。地域のみなさんに、応援していただいたおかげです」と話している。

 神足小は昨年8月の「『学校林・遊々の森』全国子どもサミットin京都」でも活動を報告している。

 2010年に低炭素杯の前身の大会で、同市から長岡中央商店街が発光ダイオードの導入で銀賞に選ばれている。

【 2013年02月19日 10時39分 】

辻井いつ子さん、長岡京で子育て講演会

2013-02-21 02:19:39 | 会 party
 国際的に活躍するピアニスト辻井伸行さんの母、辻井いつ子さんを招いた子育て講演会が、3月17日に京都府長岡京市神足のバンビオ1番館中央生涯学習センターで催される。

 2009年のヴアン・クライバーン国際ピアノコンクール優勝を機に脚光を浴びた辻井伸行さんは、1988年に生後間もなく全盲と診断された。

 いつ子さんは幼いころから音楽に関心を示した伸行さんの才能を信じてピアニストの道へと導き、演奏旅行にも同行するなど最も身近に接してきた。

 当日は午後2時から、「明るく、楽しく、あきらめない~子どもの才能の見つけ方、伸ばし方」と題して講演する。

 18日から同市開田の市役所分庁舎3で整理券を配布している。先着320人(1人2枚まで)。要約筆記・手話通訳を希望の場合は整理券を受け取る時に窓口で伝える。問い合わせは長岡京市子ども福祉課TEL075(955)9558。

【 2013年02月20日 11時00分 】

トトロ雪だるま、突如出現 京北第二小の玄関

2013-02-21 02:14:39 | 創 creation
京北第二小の玄関に突然お目見えし、児童や住民の人気を集めているトトロの雪だるま(京都市右京区京北) 京都市右京区京北の京北第二小玄関前に、アニメ「となりのトトロ」を模した大きな雪だるまがお目見えした。地域活性化を目指すご当地ヒーロー「維新戦隊モウスンジャー」が秘密で作り、児童らが冬のプレゼントに喜んでいる。

 地元の若者有志5人でつくるモウスンジャーが16日夜、南丹市境の山間部から4トントラック約10台分の雪を運んだ。スコップで直径と高さ約3メートルの円柱を作った上で、左官用のコテでトトロの愛らしい表情やまん丸とした体形を表現し、17日午前3時に完成させた。

 18日朝、登校した児童は「なんだあれ」「大きい」と大はしゃぎ。全校児童56人でトトロと一緒に写真に納まった。3年の田中三四郎君(9)は「解けないでほしい。ぼくも今度トトロを作りたい」と話していた。

 同小によると、17日も住民100人以上が見学に訪れたといい、モウスンジャーのあるメンバーは「児童や住民には、力を合わせたら何でもできることを知ってほしい」と話していた。

【 2013年02月19日 10時05分 】

小物や衣服、力作ぞろい 長岡京で障害者作品展

2013-02-21 02:11:29 | 創 creation
障害者の手がけた多彩な作品が並ぶ会場(長岡京市開田・市立産業文化会館) 障害福祉センターあらぐさ(京都府長岡京市井ノ内)の利用者による作品展が17日、同市開田の市立産業文化会館で始まった。フェルト製の小物や「さをり織」の衣服など、作り手のぬくもりが伝わる力作がそろい、訪れた人の目を引きつけている。

 施設での活動を地域住民に知ってもらおうと、作品の即売を兼ねて毎年開いており、今年で10回目を迎えた。

 会場でひときわ目立つのは色とりどりのフェルトを用いた作品。クマの人形や青虫をかたどったストラップ、ポシェット、バッグなどの多彩な品ぞろいで、来場者がふわふわした手触りを楽しんだ。

 さをり織では、ショールやブラウス、ベストなどの衣類が充実し、女性の人気を集めた。今回新たに出品した文具類では、素朴な風合いの和紙製品や利用者のイラスト入りノートなどが並べられた。

 来場したパート従業員の大渕婦二子さん=今里=は「一つ一つの作品に個性と温かみを感じる」と笑顔で話した。19日まで。

【 2013年02月18日 10時31分 】

「乙訓の風」21人で披露 長岡京で演奏会

2013-02-21 02:08:58 | 会 party
乙訓の竹林をテーマにした曲を和太鼓で演奏する子どもたち(長岡京市天神・府長岡京記念文化会館) 乙訓地域の子どもたちの太鼓演奏会「竹の響きin乙訓」が16日、京都府長岡京市天神の府長岡京記念文化会館で開かれた。2市1町の子どもたちが竹林をテーマにした曲を奏でた。

 地域の文化に誇りを持ってもらう府の「次世代文化継承・発展事業」を受けた府長岡京記念文化事業団が主催した。

 事業では和太鼓集団「鼓童」で活動していた内藤哲郎さんと、地元の太鼓グループ「北開田響太鼓」を講師に、昨年11月から乙訓太鼓教室を10回開催した。公募で選ばれた小学1~6年の21人が、内藤さんが作曲した「竹ノ香~乙訓の風」の練習を積んできた。

 この日、子どもたちはおそろいの法被姿で登場し、竹林の静寂や風に揺らぐ葉、節が割れる音などをイメージした曲を演奏した。息の合った巧妙なばちさばきに、約400人の来場者から大きな拍手が送られた。

 また、内藤さんがプロの太鼓演奏を披露したほか、北開田キッズダンス教室の子どもや北開田響太鼓、城陽市の女性太鼓グループ「華音」も出演してイベントを盛り上げた。

【 2013年02月17日 09時43分 】

生活保護費不正支出:大阪・高槻市元副主幹、懲役3年の判決

2013-02-16 12:26:09 | 政 governing
毎日新聞 2013年02月08日 大阪朝刊

 生活保護費を不正支出したとして、詐欺、虚偽有印公文書作成・同行使の罪に問われた大阪府高槻市元副主幹の近藤正嗣被告(62)に対し、大阪地裁は7日、懲役3年(求刑・懲役5年)の判決を言い渡した。

 西田真基裁判長は「職務上の地位を利用した計画的な犯行で、被害金額も高額で市民の信頼喪失は著しい」と述べた。

 近藤被告は不正に支出した金について「窓口で対応に苦慮する相手に渡す金などに使った。他の職員も認めていた。個人的に使っていない」などと主張した。しかし判決は、他の職員が不正支出に気付くことは困難だった上、私的用途への流用もあったと指摘し、被告の主張を退けた。

 判決によると、近藤被告は05~10年、架空の人物への生活保護費の支出命令書をパソコンで作成、生活保護費約3000万円をだまし取ったとされる。
【渋江千春】

担い手育む「ビシャ」脈々と 長岡京・長法寺の伝統儀礼

2013-02-16 12:15:07 | 歴 history
 京都府長岡京市長法寺地区固有の通過儀礼「ビシャ」が営まれ、長老格の「十二人衆」の前で矢を放った青年が、家の跡取りとして認められた。観光案内や報道上はあまり知られていないなか、地域の担い手を育む行事が受け継がれている。

 天台宗の長法寺は平安前期に創建され、往事に7堂12坊があったと伝わる。十二人衆は、12坊にちなんで12人が終身制で担う。制度上の宗教法人役員や自治会、財産区などとは別格的な存在として、「じゅうにしさん」と呼ばれる。うち年長者4人は「よったりぼうさん(4人の僧侶)」と尊称される。

 長岡京市史で「備射」との表記が添えられるビシャは、長男など家の跡取りを認める行事で、十二人衆もこの儀式を経ている。地域住民としての自覚を促す要素もあったのだろう。かつては大勢の人たちが本膳やすき焼き料理で盛大に祝ったという。豊作祈願や厄よけで矢を射る神事は多いが、住民が寺院で自治的な儀式を営む例は珍しい。

伝統的な通過儀礼として矢を射る「ビシャ」が営まれた(長岡京市長法寺) 会社員山下宏暢さん(27)と大学生藤井一範さん(19)が臨んだ。元長岡京市消防長の白井勇さん(83)ら十二人衆と杯を交わす前儀「御座」を正月に終えている。境内では10日に十二人衆が集まって的や砂、供物などの準備を整えた。

 11日朝、当日は烏帽子、かみしも、はかま姿の2人は川西延隆住職(29)による読経の後、杯に酒を注がれて弓を授かった。家族も見守る。弓矢を扱うのは初めてという2人は直前、「どうしていいかよくわかりません」と戸惑い気味に話した。試射の動作も危うい。違う方向に矢が飛んだり空振りし、うつむき首をかしげる。

 しだいに的をみすえる2人の顔つきが締まり、背筋も伸びる。引き絞る右腕の力がこもって飛ぶ矢に強さが増した。本番では、東西南北・天地に矢を向ける所作が落ち着いている。りりしく自信に満ちて放たれた矢は鋭く的に向かった。柔らかなまなざしで見守っていた十二人衆がうなずく。儀式後、2人の父親が「町内の一員としてよろしくお願いします」と、本堂の座敷に並んだ十二人衆にあいさつした。

 長法寺地区は、明治初頭の学校開設を住民が支え、神社の初午行事を盛大に営むなど絆が強い。寺の本堂建て替えも住民の力で実現した。地域の担い手を年長者が見守り、育てる自治文化が脈々と受け継がれている。

【 2013年02月15日 10時40分 】

文化・芸術 児童ふれる 第6向陽小 百人一首に夢中

2013-02-16 12:11:14 | 習 learn
 京都府向日市の二つの小学校で12日、文化・芸術にふれる取り組みが行われ、児童たちがハープ演奏や百人一首を楽しんだ。

 寺戸町の第6向陽小では、異学年交流を兼ねた百人一首大会が開かれ、4~5年生約130人が熱戦を繰り広げた。

 同小は3年前から、伝統文化に親しむ目的で百人一首に取り組んでいる。学習の成果を披露し合おうと、異学年での大会を初めて企画した。

 大会は、少ない札数で短時間に競技できる「五色百人一首」を使い、初心者とレベルアップの2コースに分けて実施した。

 児童たちは札20枚を目の前に並べ、下の句の場所を真剣な表情で記憶にとどめた。先生が上の句を読み上げると、「はい」と声を上げながら素早く札を取り合った。

 大会後には府かるた協会の井貝靖彦会長らの指導で、競技かるたも体験した。

■第2向陽小ハープの音色うっとり

 物集女町の第2向陽小には、ハープ奏者の内田奈織さんが訪れ、全校児童約580人が優雅な音色に聴き入った。

 府教委の「京の未来創造大使」事業で、内田さんはサクソホン奏者の福井健太さんと一緒に、「『世界にひとつだけの夢』コンサート」と銘打ち演奏を披露。「星に願いを」「アメージング・グレイス」などを奏で、ハープには弦が47本あることなども説明した。

 また、内田さんらはリコーダーを吹く6年生と「カントリーロード」を合奏。ハープとサクソホンに合わせて元気よく校歌を歌った児童たちに、内田さんは「世界に一つだけの夢を持ち、毎日を楽しく過ごしてください」と語り掛けていた。

【 2013年02月13日 11時53分 】

文化・芸術 児童ふれる 第6向陽小 百人一首に夢中

2013-02-14 01:08:05 | 創 creation
 京都府向日市の二つの小学校で12日、文化・芸術にふれる取り組みが行われ、児童たちがハープ演奏や百人一首を楽しんだ。

 寺戸町の第6向陽小では、異学年交流を兼ねた百人一首大会が開かれ、4~5年生約130人が熱戦を繰り広げた。

 同小は3年前から、伝統文化に親しむ目的で百人一首に取り組んでいる。学習の成果を披露し合おうと、異学年での大会を初めて企画した。

 大会は、少ない札数で短時間に競技できる「五色百人一首」を使い、初心者とレベルアップの2コースに分けて実施した。

 児童たちは札20枚を目の前に並べ、下の句の場所を真剣な表情で記憶にとどめた。先生が上の句を読み上げると、「はい」と声を上げながら素早く札を取り合った。

 大会後には府かるた協会の井貝靖彦会長らの指導で、競技かるたも体験した。

■第2向陽小ハープの音色うっとり

 物集女町の第2向陽小には、ハープ奏者の内田奈織さんが訪れ、全校児童約580人が優雅な音色に聴き入った。

 府教委の「京の未来創造大使」事業で、内田さんはサクソホン奏者の福井健太さんと一緒に、「『世界にひとつだけの夢』コンサート」と銘打ち演奏を披露。「星に願いを」「アメージング・グレイス」などを奏で、ハープには弦が47本あることなども説明した。

 また、内田さんらはリコーダーを吹く6年生と「カントリーロード」を合奏。ハープとサクソホンに合わせて元気よく校歌を歌った児童たちに、内田さんは「世界に一つだけの夢を持ち、毎日を楽しく過ごしてください」と語り掛けていた。

【 2013年02月13日 11時53分 】

向日の史跡巡りが盛況 市制40年祝い記念植樹も

2013-02-14 01:05:06 | 歴 history
 京都府向日市の史跡をめぐるスタンプラリー「大発見 向日市」が10日、同市内で催された。市内外から参加した約800人が、社寺や古墳などを訪ねて悠久の歴史に思いをはせた。出発前には市制施行40周年を記念し、長岡宮跡の朝堂院公園で市の木であるサクラを植樹した。

 文化庁が主唱する「歩き・み・ふれる歴史の道」事業の一環で、市と市教委、市埋蔵文化財センターが主催した。朝堂院公園をスタート地点に、ゴールの物集女車塚古墳まで計16カ所のラリーポイントが設けられた。

 事前に用意していた地図付きのスタンプラリー帳350部が、受け付け後すぐになくなるほど盛況となった。参加者は史跡を紹介した冊子を持って、国史跡の長岡宮跡をはじめ、向日神社や元稲荷古墳などを見て回り、スタンプを集めていた。

 出発前には参加者を前に植樹が行われた。年に2回咲く十月桜を植え、久嶋務市長らがスコップで根元に土をかけた。13日以降には、市内6小学校でもソメイヨシノを1本ずつ植樹する。

【 2013年02月11日 11時40分 】

「合法なら安全」は違う 脱法ハーブの実態語る

2013-02-14 01:01:16 | 習 learn
 薬物依存の危険性を学ぶ研修会が9日、長岡京市天神の市立図書館であった。依存症者の回復施設「京都DARC(ダルク)」(京都市伏見区)の職員である太田実男さんが、脱法ハーブなどの薬物が乱用されている実態を紹介した。

 市少年補導委員会がメンバーの知識を深める目的で開き、約50人が参加した。

 太田さんは自らも薬物依存症に苦しんだ体験を明かし、「DARCに入って自分の生き方を点検できた。仲間の力で人生をやり直せた」と振り返った。

 若者の間で急速に広がる脱法ハーブについて、「DARCに寄せられる相談で最も多い。使う人は合法だと言い訳するが、合法だから安全ということはない」と指摘した。

 DARCの利用者で脱法ハーブの使用体験のある男性も「何が含まれているかわからないので怖い。過剰摂取で亡くなった人もいる」と述べ、「インターネットで誰でも簡単に手に入れられるのが実態だ」と警鐘を鳴らした。

【 2013年02月10日 11時14分 】