京のたんぽぽ日記

夫婦共にリタイヤした後の生活を
大好きな旅行を中心に綴っていきます。

伏見 稲荷神社3 お山めぐり

2009-02-18 00:00:01 |  京都散策
伏見稲荷お山めぐり

稲荷山は「東山三十六峰」の南の端に位置する山で
標高は233メートル。

四ツ辻から、ぐるっと一ノ峯上社・二ノ峯中社・三ノ峯下社などの他
山中至る所にあるお塚や神蹟を巡拝することをお山めぐりというそうです。


今度は間違えないよう、四ツ辻から
この写真の下回りで行くことにしました。



大杉社を越え、



眼力社へ。
眼力社は、眼の病が良くなる、先見の明・眼力が授かる
ご利益があると伝えられる神さまです。



ここには、狐のくわえた棒の先から、お清めの水が。。




春日峠から、頂上の一ノ峯上社までの石段は長く果てしないのですが。。




途中、薬力舎や、御剱社 など色々なご利益のある神社があり、
ちょっとずつ休憩しながら行けるので、なんとか登っていけます。



ふと、後ろを振り向くと、うわ~、よく登ってきたね~。
ここは、秋に来たら紅葉がきれいだとか。。

だからといって、また秋に来てみたいと、。。簡単には言えませんが。。


御剱社(長者社神蹟)辺りから頂上の一ノ峯上社までには、
最後の難所、結構急勾配な200段もの石段があります。

清少納言が枕草子に稲荷山めぐりで大変辛い思いをしたと書いたというのは
この辺りのことだそうですが。。


 「枕草子」第158段 うらやましげなるもの
稲荷に思ひおこして詣でたるに、中の御社のほどの、
わりなう苦しきを念じのぼるに、
いささか苦しげもなく、おくれて来と見る者どもの、
ただ行きに先に立ちて詣づる、いとめでたし。



伏見稲荷に思い立って参詣した時に、中の御社あたりで
とっても苦しいのを我慢し登ったのだが、
少しも苦しそうな様子もなく、あとから来た人が、
どんどん先に行って参詣するのは、なんともすごく、うらやましい。。



ほんまに、その通りやわ~。。。 と、私も清少納言さんの言葉を実感。




そして、とうとう頂上の一ノ峯上社、末広大神です。
やった~、とうとう頂上まで来ました~。
ここで、お参りした後は下り坂。



ようやく、ほっと、ほっとです。
下りはやっぱりらくちんやな~。

あっという間に、三ノ峯下社・白菊大神までやってきました。



そして、四ツ辻に戻ってきました。
お茶屋さんの横道が、写真の上回りの道だったんですね~。

こちら周りで行かれる方も、たくさんおられましたが、
こちら周りの方がきついとか。。




三ツ辻まで戻って、元来た道を通らずまっすぐ行こうとする主人に

「違うで。。奥の院はこっちやで~。」って声をかけたら、

よそのおじさんが、

「そちらの道からも、本殿に帰れますよ。 
色々とあって、そちらの道も楽しいですよ。」
と、教えて下さいました。

そうなんや。。。

「ほらな、そうやろ~。」と、ちょっと自慢げな主人。



またまた、この地図、登場です。
なるほど。。三ツ辻から、八島ヶ池周りで本殿まで戻る道が
あるんですね~。

ということで、帰りはそちらの道を選択。



確かに、松尾社・玉姫社・白狐社・豊川社・荒木社など
沢山の社が並んでいます。

朱色の鳥居に、白旗、赤旗、狐の石像、
なんだか、時代を超えて、異次元の世界、映画の世界に
入りこんだような、そんな雰囲気を味わいつつ歩いていきます。  



八島ケ池の鴨の可愛い姿に和んで、



ようやく本殿へ戻ってきました。本当にお疲れ様でした。

御幸道にあるおみやげ屋さん。



露天商も出ています。



すっかりおなかの減った私たちは、お蕎麦屋さんへ。



いくら丼セットには、きつねうどんかお蕎麦がついています。
さすが、大きなおあげさんが入っていました。



お隣のお寿司屋さんで、お稲荷さんをお土産に買って、



今日のウォーキングは終わり。
はぁ~、疲れた~。

でも、途中でリタイヤすることなく、お山めぐりができて
なんかすっきり、充実感や満足感もいっぱい。
日頃の運動不足も少しは解消できて、よかったです~。



途中で、ちょこちょこと買った思い出の品と、すぐきとお稲荷さんです。
このお稲荷さん、甘辛く炊いたおあげさんがとっても美味しかったですよ~。
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