森人 もりと

森では人も生きものも ゆっくり流れる時間を生きています

大寒なのに

2024-01-20 | 日記


 今日20日から大寒です。
2月3日の節分までの15日間は、冬の中でも一番寒い日が
続くのだな。
と、身構えていたのですが、朝から雲ひとつない快晴、気温も
グンと上がって日中はプラスにまでなりました。
こりゃ~、なんとありがたいことでしょう。
向こう10日間の天気予報を見ると雪マークはついておらず、
しかもすべて日中はプラス気温になっていました。
もしこの予報があたれば、1月いっぱいは暖かい日が続いて
終了する、つまり今年の大寒は無しということなのでしょうか。
嬉しいけど不思議な感じです。

 道で農家の人と立ち話をしました。
それによると、北海道の冬はうんと雪が降って、グンと冷え
込んで、凍土の中の虫たちが一度死んでくれないといい土が
できない、つまりいい作物ができないというのです。
なので、このところの暖冬によって野菜の質も収穫量も低下
していて、その対策に大変苦労しているとのことでした。
なんでも暖かければいい、というものではないのですね。
ところがお昼のニュースによると大寒の今朝、江丹別で
-28.5℃の今季全国最低気温を更新したそうです。
距離はずいぶん離れているとはいえ、同じ北海道でも寒暖が
極端になっているようです。
この先どうなっていくのでしょう。

 大寒といえば味噌や醤油やお酒造りの醸造業者にとっても
大切な寒仕込みのシーズンです。
自分も多少この道を知っているのですが、最も寒いこの時季の
水は雑菌の繁殖活動を低下させます。
そのため寒の水は保存性が高く、深い味わいの醸造製品を
造ることができます。
気温が上がると農業だけではなく醸造業にとっても大きな
影響がありそうです。

 今日はまた北海道の愛鳥「シマエナガ」の日なのだそうです。
この森でも真っ白につぶらな瞳のこの子たちをよく見かけます。
いつまでもいてほしいです。











 











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