巷では感染爆発していますが、この森では新緑がバクハツしました。
キタコブシが咲いて山桜が咲いたとおもったら、他の樹木たちが一斉に新緑の
雲海をつくりました。
2~3日前まで、スカスカだった枝はもう見られません。
さあ、これから半年間はどこを向いても緑、緑の森です。
バクハツといえば「芸術はバクハツだ!」の岡本太郎さんが想いだされます。
岡本さんは国内では「変わったオジサン」ですが、海外では芸術家として
高い評価を得ています。
明治以降の芸術家で、国際的に高名なのは岡本太郎さんと、草間彌生さん
の二人だけでしょうか。
活躍している若い人は大勢いますので、この先育ってほしいです。
一方、海外で有名な作家はキラ星のごとく大勢います。
阿部公房さん、三島由紀夫さん、川端康成さん、大江健三郎さん、村上春樹
さんなどなど。
カズオ・イシグロさんも血は純粋な日本人ですからね。
すばらしいです。
写真は美術芸術の分野ではありませんが、欧米では単なる記録媒体として
ではなく、新しい表現法として確立されつつあります。
額装して、絵画のように観るのとは違う方向に進んでいます。
毎年必ずやってくるこの季節の若葉は、観るものに希望と勇気をもたらして
くれます。
新緑や もつたいなくて 帽子とる 太田土男
年取ると、こんな気持ちよくわかりますね。
新緑が 人のすきまを 埋めてゆく 中田美子
人と人との距離、いや心の隙間さえ木々の枝に茂った若葉で、埋められてい
くのでしょう。