夏至も近づき急に暑くなってきました。
日中は20℃を超えることも、珍しくはありません。
沼には大きな魚がウヨウヨ、鮒か鯉か分かりませんがゆったりと泳いで、観るもの
をおおらかな気持ちにさせてくれます。
今頃咲くこの花は、アヤメかショウブかカキツバタか分かりませんでしたが、今年
は意を決して図鑑で調べました。
どうやら「ヒオウギアヤメ」というのが正しいようです。外の花びらに虎斑模様が
あるのが特徴とのことでした。
またひとつ利口になって、どうしましょう。
ミツバチたちにとって、今が一番の稼ぎ時です。
陽のあるうちは激しく動き回って花粉を採取して、溜まると日に十回以上も巣へ運
びます。花たちにとっても受粉してくれる大事なお客様ですから、まさに相互扶助
の関係といえます。
しかし人間は、ミツバチが頑張って溜めたハチミツがいっぱいになった時、ゴソッ
と持っていきます。
ミツバチは「あっ! ない」と思うのでしょうか。
あるいはなにも感じなくて、ただ本能でまた採取にいくのでしょうか。
生物や社会の進化は生存競争や闘争によるものだとダーウインさんはいいました。
いやいや、進化は自発的に助け合う、つまり相互扶助によるものだとクロポトキン
さんはいいました。
私にはどちらが正しいか分かりません。
ただミツバチは世界中で急速に減少していて、危機的な状態になっている国もある
と聞きます。
原因は病原体、害虫、農薬、ストレスだそうで、特にストレスは温暖化や自然破壊
ではないかとのこと。そしてこれはハチミツだけではなく農作物に多大な悪影響を
与えています。
人間はミツバチから搾取するだけでなく、住みよい環境を造ってあげなければ、つ
まり相互扶助の関係にならなければ、いずれ絶滅するでしょう。
「オッチャン心配いらね~よ 今やハチミツ味なんかいくらでも人工的に作れるの
さ 農作物だってドローンでやればいいだけのこと 考え過ぎは身体に毒だよ~」
という人もいるでしょう。
でもせめてミツバチ供養塔ぐらいは建てましょうよ。ハチだけにバチが当たりそう。
そういえば、その昔「いずれアヤメか カキツバタ」っていいましたよね。
今も意味はよく分からないけれど、現状はどうなっているのでしょう。
日中は暑くても朝晩はグッと冷え込むことがあります。
まだまだ小さなストーブは離せません。
でも、一年で一番良い季節を満喫しています。