森人 もりと

森では人も生きものも ゆっくり流れる時間を生きています

六月の雪

2015-06-15 | 日記


 真っ白な小菊が陽に輝いて、六月の雪のようです。
この辺りのガイドブックで名前を調べると、ヒメジョオン、キク科、
痩せた土地でも群生するので別名「貧乏花」とのことです。

 そう言えば湖の対岸にある三角のスッキリした山は「貧乏山」
地図にも立派にこの名称で出ています。 
貧乏花、貧乏山、私は貧乏人、どうも貧乏の多い土地です。



 若いときは皆、お金持ちを夢見て頑張ります。長い間の努力が実り、
多少のお金を得て、周りから小金持ちと認められるようになります。
しかし、どうもお金だけでは心が満たされないことも分かってきます。

 でもそのまま満足顔さえしていれば、すぐに時間が過ぎて、上品な
ままポコンと墓穴に入れます。無事終了です。



 今年も約束通り貧乏花は美しく咲いて、貧乏山も変わらない綺麗な
姿を湖面に映します。
 人も貧乏でいい、貧乏心にならなければ。