昔に出会う旅

歴史好きの人生は、昔に出会う旅。
何気ないものに意外な歴史を見つけるのも
旅の楽しみです。 妻の油絵もご覧下さい。

「剣山」行場の道を下山

2008年11月24日 | 山歩き
10月12日に登った「剣山」の記録を再開します。

今回は、「おくさり」から「古剣神社」までの下山の記録です。(前回は11月13日でした)



前回も掲載した行場周辺の案内図です。

今回は、④「不動の岩屋」を後にして⑤「おくさり」、⑥「両剣神社」、⑦「三十五社」、⑧「古剣神社」と進み、「刀掛の松」で尾根の道に合流します。



④「不動の岩屋」から⑤「おくさり」までの途中にこんなものがありました。

谷もないのに橋のようなものが作られ、両側にはネットも張られています。

■同じような施設が、⑧「古剣神社」から⑨の合流地点の間にもあり、そこには説明板があったので転記します。
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この施設は防鹿対策のテキサスゲートです。
人は通れますが、鹿は通れないゲートです。
足元に気をつけて通行して下さい。
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このテキサスゲートは、進入部分に隙間があり、鹿は隙間に足が入って歩けないよう工夫されているようです。

最近、四国でも鹿が驚くほどたくさん繁殖し、深刻な被害になっているようです。
鹿が、草や、木の皮を食い荒らして植物がなくなり、山崩れにまで進行してしまうようです。

山に防鹿ネットを張り、道には人だけが通れるゲートを作って鹿の侵入を防ぐ作戦のようです。

鹿の異常繁殖は、人間が、天敵の「オオカミ」を滅ぼしてしまい、ハンターが減少していることもあるようです。

ネットのない場所で繁殖を続ける鹿問題の根本的な解決方法はないものでしょうか。



案内図⑤「おくさり」の写真です。

道の横から岩の斜面が切り立ち、溝のようになった岩の道にクサリが取り付けられています。

二人連れの女性の一人が、上に登り、下からのカメラにポーズをとっていました。

下りる方が恐いようでした。



案内図」⑥「両剣神社」を坂道の上から見下ろした様子です。

「両剣神社」の建物は、波板のブリキで造られた小さな小屋でした。

手前に別れ道の標識がありました。

向って右下に進むと「一の森へ1480m」とあり、剣山の東の峰へ続いているようです。

直進すると「古剣神社へ150m」とあり、「刀掛の松」へ至る道です。




建物に入ると向って左に「両剣神社」の祭壇がありました。

そそり立つ岩壁に向って祈るものと思っていましたが、以外にも違っていました。

祭壇の横には「剣山山頂大祭」と書かれ、大勢の白装束の人たちでにぎわう祭りの写真がありました。

祭壇の前には紙パックに入った日本酒「菊正宗 ピン 180ml」がお供えされていました。
このお酒、剣山にあるあちこちの神社で見かけましたが、はなやかなパッケージです。



「両剣神社」から急斜面を斜めに上る坂道を進むと右手に岩山がありました。

岩山の上に⑦「三十五社」の小さな祠が見えます。

岩山に向って右側に道があり、案内図「胎内くぐり」に行く道と思いましたが、下りがきつそうだったのでパスしました。



岩山に登り、「三十五社」に参拝しました。

ここにも紙パックの「菊正宗」がお供えされています。

祠の右側こ穴吹川がよく見えました。



「三十五社」の祠を背にして見上げた景色です。

写真には見えませんが、周囲の紅葉も最高で、絶景スポットです。



⑦「三十五社」から少し進むと⑧「古剣神社」があります。

「三十五社」の祠から見えた岩の下に「古剣神社」の建物が造られています。

「両剣神社」と同様、波板のブリキで造られた建物です。



「古剣神社」を下の道から見上げた景色です。

拝殿前での参拝をパスして、下の道から手を合わせました。

建物の向こうの岩山に大きな穴が見えましたす。

洞窟の様子が見たかったのですが、ガクガクする足の調子ではパスするしかありませんでした。



⑧「古剣神社」から⑨合流地点までの道に紫の花「トリカブト」が咲いていました。
ズームで撮りましたが、ピンボケです。

既に花の盛りを過ぎて、周囲には枯れた株がたくさん見えました。

「トリカブト」は、この急斜面の道以外に、④「不動の岩屋」から⑤「おくさり」までの急な下り坂にも咲いていました。



「刀掛の松」に近づいた辺りの道の様子です。

暗い急斜面のきつい上り坂を登り切り、案内図⑨を過ぎると坂道は少しゆったりします。

明るい落ち葉の道は、気持も軽くなるようです。


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