昔に出会う旅

歴史好きの人生は、昔に出会う旅。
何気ないものに意外な歴史を見つけるのも
旅の楽しみです。 妻の油絵もご覧下さい。

石垣島平久保の「アイナマ石伝説」

2007年05月24日 | 沖縄の旅
石垣島2日目、「伊原間(いばるま)海岸」を出て、「明石」から平久保の「アイナマ石」までの思い出を掲載します。



「伊原間(いばるま)海岸」から2~3Km走るとかわいい形の山が見えてきました。
地図で見た「はんな岳」でしょうか??



少し北に進んで撮った山の写真です。
子供が絵に描くようなやまで、山はだも特徴があります。



道路が山に近づき、見上げて撮った山の写真です。
ソテツが群生しています。
この一帯は「石垣牛」の放牧場になっているようです。


島田紳助さんのお店「トムル」が見えてきました。
テレビで紳助さんが石垣島にお店を開いた話しを何度か聞いたことがあります。
お店の後ろにも住宅があるようです。
テラスの正面からは、海(東シナ海)の景色がよく見える場所のようです。


後ろの山は「トムル岳」、山の裏側(太平洋側)には「トムル崎」があり、お店の名前にしたようです。
お店の横にも住宅が見えます。
朝9時半頃だったので、まだ準備中のようです。


明石に入ると左手に農産物を販売しているお店があります。
入り口に手押し車を押して歩く「おばぁ」が立っています。
の人が品物を持ち込み、交代で店番をしている感じでした。

お店では主に野菜を売っていましたが、「モズク」が目に付きました。
店番の「おばぁ」に日持ちをたずねてみると塩を混ぜているので1年は大丈夫と説明され、購入しました。
ビニール袋入り1Kg位で確か300円だったと記憶しています。
普段、スーパーで食べる品物とちがい、とてもおいしいモズクでした。


平久保に入り、道路が上り坂になった辺りに「アイナマ石」の道案内板があります。
道路左には放牧場が広がり、たくさんの牛がのんびりと草を食べていました。
「アイナマ石」は右折して山道を少し走ります。


「アイナマ石」の場所にある案内板です。
昔、石垣島の最北端平久保は途方もない僻地だったものと思われます。
親が決めた結婚が当たり前の時代、お嫁に行かされる女性の気持ちを考えると同情する人も多いと思います。


これが「アイナマ石」です。
手前の石が人の姿に見えたのでしょうか。
角度を変えて撮った下の写真もよく見ると、とても人の姿には見えません。
しかし、必死で探す親達には山の中で見つけた岩影が、おもわず娘に見えたのかもしれません。


まさかこの伝説の通り、娘が石になったとは思えません。
石になった話しで、この縁談に決着をつける意図もあったのでしょうか。
好きな人とかけ落ちして幸せになっていたらいいですね。