加賀の旅人

郷土の凧と歴史の狭間に埋もれた凧の歴史を尋ねる旅人です。

平成28年内灘世界の凧の祭典

2016年05月10日 | 各地の凧揚げに参加しました
平成28年5月8日 内灘世界の凧の祭典に参加しました。
内灘の凧揚げ会場の横には「のと里山海道」が通っている。この自動車道が開通してから凧揚げの開催時間が大きく制限を受けるようになった。
今回は午前9時~15時までが自動車の通行を止める看板が目に付いた。
午前9時を過ぎると自動車道に工事車両が会場付近に止まった。後で分かったことですが工事車両を止めて一般の方に見せるイベントを開催していたようでした。
午前9時を過ぎると誰彼となく凧が揚がり出した。例年だと時間前なので凧を揚げないで下さいとアナウンスがあり、スタッフが揚げている人を制止して回っていたのですが、今年は何の動きもないのです。
凧揚げ開始は10時からですが多くの凧が揚がっています。
凧揚げに来ている者にとって、凧に良い風が吹いているのに揚げられないのはとても歯がゆいものです。
私も小凧を揚げてみると薫風に乗り、青い空に向かって飛揚していきます。

10時から開会式を行うとのアナウンスがあり、開会式が始まりました。
今回は国内外から1800人の参加があるとのことでしたがほとんどが内灘町内の関係団体だと思われます。

(開会式)

(県外参加者)

(百万さんも参加している)

開会式が終わり凧揚げの開始である。参加者は各々の凧を揚げ始めます。


(さるふつのホタテ連凧)
私は今回初めての”ふくら雀布団凧”を準備しているとテレビの取材が始まった。
取材のコメントは妻に任せて準備をしていると、布団は風を孕みふわりと浮き上がっていきます。今回が初のお披露目凧です。
揚げ糸を徐々に延ばすと凧は青い空に向かって揚がっていき、揚げ綱を土嚢袋に縛って固定すると凧は風を受けて静止しました。


(ふくら雀布団凧)

(ふくら雀布団凧)

今回初揚げでしたが意外と簡単に飛揚したので安心しました。
風上の方の砂が幾分舞い揚がって来て風が強くなってきたことが分かった。砂を入れた土嚢袋
が動きだしたので、近くにあったスコップで穴を掘りアンカーを埋めると安定した。
1時間ほど揚げていただろうか、風も強くなったので、布団凧を降納した。

続いてふくら雀にウナリを付けて尻尾は12mで揚げることにしました。
ウナリの音が小気味よく青い空に響いています。

(ふくら雀凧)

空には鹿児島の原田さんの連凧が会場中央で揚がっています。
連凧が揚がるくらい会場が空いているのです。


加賀の扇子凧、石川県のコマーシャル凧もよく揚がり、今日は凧揚げを満喫で来た一日でした。

(石川県のコマーシャル凧)


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