令和2年1月19日 今年初めての凧作りを始めようと竹骨を出してみると、割った竹が湾曲していました。
(湾曲した柾割り竹)
婦くら雀凧の骨組みの竹は昨年1.6~2ミリくらいの柾割りにしていましたが、柾割りにした竹を長期間置いておくと、竹が元に戻るために湾曲してしてしまいます。
湾曲した竹を使って組み立てても、節の部分に無理な力がかかり納得のいく骨組みとなりません。
凧はやはり骨組みが重要なものなので、納得のいかない凧は作りたくないのです。
凧の湾曲を矯正するのには節の部分を暖めて曲がった部分と反対方向に力をかけて矯正し、冷たい水を含んだ布で冷やし矯正していきます。
節間の部分の湾曲は手で曲がりを矯正していきます。
反射型のストーブを使い竹の節の部分を暖めるため、冬の仕事としています。
(ストーブで暖めて)
(矯正が終わった竹)
約40本くらいの竹を矯正し後は骨組みを組み立てる作業へと移ります。