加賀の旅人

郷土の凧と歴史の狭間に埋もれた凧の歴史を尋ねる旅人です。

北海道を旅しました(5)

2015年08月04日 | 旅行
平成27年7月17日(金)晴れ
今朝は寒くて目覚めました。外はもう明るいのですがまだ午前4時です。
石川県では日の出の時間は午前5時前後位でしょうか?ちなみに調べて見ると北海道稚内の日の出の時間は午前4時前後で石川県金沢の日の出時間は午前4時47分でした。

朝食を済ませ今日の行程を考えると、稚内のコインランドリーで洗濯し猿払に入るだけなのです。
昨日は奈井江町と小平町で宿題が残ったままですっきりしない1日を過しました。
このまま行程進めると帰ってからきっと後悔が残ると思ったので、昨日訪ねた時不在であった小平町の図書館の学芸員を訪ねることにしました。

道の駅天塩から小平町まで約100㎞、時間にして約2時間程戻ることになります。

昨日、日没前に通った道ですが今日は快晴で空も海も青く快適なドライブ日和です。


国労232号線

小平町の図書館で学芸員の長澤さんと会い、大椴の開拓者について尋ねたのですが、自分は福島県から就職したので町史に書いてある事以上に詳しいことは分からないとのことでした。
どうも古代の遺物や化石類が展示した博物館的な場所になっているのでそちらの関係の学芸員だったのを早とちりした自分が恥ずかしくなりました。

気を取りなおして大椴地区をもう一度訪ねることにしました。
国道232号線から右折し道道958を東進すると小さな橋があります。
1号橋、2号橋で次は3号橋と思いきや豊年橋となった。次は観世音橋となり、左側に集会場があります。








大椴川とはどのような川かと覗いてみるとどこにでもありそうな小川で圃場整備されていない田畑を見るとやはり吉野谷の一部分と重なり合う風景だと思うのは私だけだろうか。

大椴川


大椴の田園風景

大椴の田園風景


大椴集会場

集会場前の自販機に地元の方がいらっしゃったので話を聞くと、吉野谷出身で4代目だという林さん。
この地区の歴史に詳しい岩倉さんを紹介して頂くことが出来ました。
岩倉さんは3代目で以前吉野谷村を訪問したことがあるとのことでした。
沢山貴重なお話を伺うことが出来、今回の旅で一番の収穫となりました。
大椴地区は開拓移住者がそのまま残っている貴重な場所であることも教えて頂きました。
そして大椴地区のお米は何度も品評会で賞を取っており、美味しい有名なお米だそうです。
ご夫婦に別れを告げ一路天塩へ。

道の駅天塩に戻ったのは午後2時を回った頃でした。
道の駅天塩で以前食べたラーメンは豚骨味でニンニク臭が次の日まで残る強烈な味の思い出があります。
天塩に来る時間は営業時間外が多く、再び食べる機会が無かったのですが、今回久しぶりにラーメンを食べることにワクワクししていますが・・・目的のラーメンがありません。
チャーシュウ麺を注文し、食べるとチャシュウが厚いのです。それと1枚、2枚・・・結局大きなチャーシュウが5枚も麺の上に乗っていました。
これが名物なのでしょうか、チャーシュウと麺で満腹に。味の方は・・・?
今回、道の駅天塩でラーメンを食べることが目的の一つでしたが、道の駅天塩でまた良い思い出ができました。

天塩を出てオロロン街道を北上します。
風力発電の風車が沢山並んでいます。2000年に同じ場所を通った時の風景が鮮明に記憶としてあり、風車を見るたびに折角の大自然の風景を満喫できる場所なのに残念だとの思いです。

サロベツの風力発電


オロロン街道を北上すると左側に利尻島が、その島の利尻富士が見えます。

利尻富士

なお北上すると稚内温泉「童夢」につきました。


稚内温泉「童夢}

入湯証明書に今日の日付印を押してもらいました。

温泉の露天風呂から今回初めて利尻島が見えました。今まで雨降りか曇りで今回見えたことでとても感激しました。

稚内市内のコインランドリーで洗濯です。
こちらに来ているときは毎回この店を利用しています。
洗濯している間に夕食です。

日本の最北端の宗谷岬に到着しました。
夕陽が沈むのを見ていたのですが、雲がありきれいな夕陽ではありません。
時刻は午後7時で気温19度です。

以前来た時は早朝でしたが気温8度で随分寒い思いをした記憶がよみがえってきます。


宗谷岬の表示


宗谷岬の夕暮れ

そこから30㎞程走行するとオホーツク海に面して道の駅猿払があります。
今晩は道の駅猿払で車中泊することにしました。

道の駅さるふつに到着したのは午後8時を回っていましたが、広い駐車場は車、車、車でほぼ満車状態で駐車場の一角には50台以上のキャンピングカーが展示場のように駐車しています。
今まで通過してきた道の駅には何台かキャンピングカーが駐車していたのですが、宗谷岬の駐車場には車中泊の車がいなかったので不思議に思っていました。
類は友を呼ぶではないのですが皆、猿払の道の駅に集まったのでしょうか。
この道の駅には日帰り入浴できるホテルも駐車場に併設されいるので車中泊をするのには利便性が良いのでしょう。

私達は稚内で入浴も夕食も済ませてきたのでこのまま就寝です。
今日は長い1日だったのですが、大椴の方と懇談出来たことで有意義な1日でした。




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