加賀の旅人

郷土の凧と歴史の狭間に埋もれた凧の歴史を尋ねる旅人です。

講習会用の凧材料の準備2

2014年06月29日 | 金沢市学童保育との凧揚げ大会

斜め骨も曲りを修正します。
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竹の曲りが2本均一に曲がっていません。
2本の竹の曲りが一緒になるまで竹を削ります。
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2本の竹の曲りが一緒になりました。

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斜め骨は2本1組で使うため凧の上部になる方に黒く印を付け
2本をセロテープで止めて1組になるようにしています。

このように竹の曲りは縦骨を除いて横の竹や斜め骨の曲りを見て、曲りが均一になるように竹を削り修正していきます。
この作業が時間がかかり結構大変な作業でが、この作業を行うことで竹の節で極端に曲がる竹や割れた竹を発見できます。
子供たちには作る喜びと揚がった喜びが皆と共有できるように、凧の材料提供する私にとってのこだわりの作業でもあります。

糸目糸とそり糸を凧の枚数分そろえて糸巻から糸を切り取ります。

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講習会用の凧材料の準備が出来ました。

後は指導者研修会を待つだけです。

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講習会用凧の材料の準備1

2014年06月27日 | 金沢市学童保育との凧揚げ大会

金沢市学童保育の凧作り用の材料準備に着手しました。
アンパンマン凧、ピカチュウ凧、ドラえもん凧の型紙を当てて切取りました。
その後凧の裏面に竹を貼りつけるため鉛筆でしるしを付けて行きます。
指導者講習会に使用するものは凧が完成してから絵を描くのが難しくなるので、事前に下絵を書いておきます。・・・・親切すぎるのかも?
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紙の切取りと線引きの終わったものです

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竹の準備です。5mmや3mmの平竹2.4Φの竹ひごを準備します。

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平竹や竹ひごを凧に応じて大まかな寸法で切断します。

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竹ひごを曲げてみると左右の曲りが均等ではありません。

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竹ひごを削り左右の曲りが同一になるように修正します。

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平竹を曲げてみると均一ではありません
中には竹の節で極端に曲り修正できないものも出てきます。凧の材料として作られていないので材料の中には幾つもの使用できないものも出て来ます。

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中には竹が割れている物もあります。

竹類は100本とか200本とかの単位で購入しているので、中には使えないものも混ざっていることもあるのですが、ホームセンター等で購入した材料よりも製品のバラつきも少ないように感じていますので多少の歩留まりの悪さはよしとしています。


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アンパンマン凧の試し揚げ

2014年06月22日 | 金沢市学童保育との凧揚げ大会

平成26年6月21日 曇り空ながら風は5~6m/s位であろうか、先日試作したアンパンマン凧1~3号を内灘海岸で飛揚させてみた。
最初にアンパンマン凧3号を揚げると糸目が合わず回転する、マントの押えの割竹を抜いておけば凧が飛揚したときにマントが気流を流すと目論んでいたのだが上手く行かなかった。
用意していた尻尾を付け糸目を調整してやっと飛揚させることができた。
顔の部分は1号2号とも竹ひごを巻き込んで丸みを持たせたが、今回は紙を切っただけであるが、強い風でも顔の丸みが出ているので、紙を切りっぱなしでも良いことが分かった。
それでも糸目位置が低いせいか引きが意外と強いのだが、凧が高く揚がらないのは構造的に無理があったのだろうかと気になる。
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アンパンマン凧3号

引き続きアンパンマン凧2号を飛揚させるが、タコが軽いので尻尾を少し重めに変えると引きもそこそこで難なく高く揚がっていった。
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アンパンマン凧2号

最初に作っていたアンパンマン凧1号は尻尾を付けずに安定して飛揚させることができた。
骨組みはマントの部分の竹ひごが弓形に斜め骨に沿うようにしている。このためマントの部分の気流が上手く流れていると推測される。
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アンパンマン凧1号

アンパンマン凧1~3号の中では1号が安定していたので1号の骨組みが良いと思われました。
帰宅後3号の骨組みにマントの部分に竹ひごを弓形に付け改良することにしました。
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アンパンマン凧3号の改良

後日天候を見て試し揚げで改良点を確認したいと思っています。
子供たちには簡単に揚がる凧作りの為まだまだ努力は続きそうです。







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ミニ凧材料の準備

2014年06月21日 | 金沢市学童保育との凧揚げ大会

平成26年6月20日 学童保育のミニ凧の材料準備が整った。
ビニールは袋状のロールから1枚づつ型紙に合わせて切り取るため100枚切り取るのに2日間かかった。ピアノ線は1mm、竹ひごは1.8mmを寸法に合わせて準備した。
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ビニールの切取り

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ピアノ線の切断


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準備が出来たミニ凧の材料

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講習会凧用の試作凧

2014年06月16日 | 金沢市学童保育との凧揚げ大会

平成26年6月15日 アンパンマン1号の紙は山梨県の金長特殊製紙株の「和凧用メッシュ強力和紙」のロールタイプを使用したので凧の重さは85gと意外に重くなっていた。
軽くするために四国のウィンドラブさんの7匁の機械漉き和紙を2枚張り合わせたアンパンマン2号を試作しました。
重さも65gと軽いものが出来上がり試し揚げを行いました。
風の向きが変わった時に凧の糸目がアンパンマンのマントの下の部分に入り紙が破れてしまった。
凧は軽くなったのですがアンパンマン凧の大きさでは紙が弱く子供たちの凧揚げには不安要素があります。
今回はタフトップを使用したいと思いアンパンマン3号を試作した。
製作した凧の重さは94gで1号より重くなってしまった.

1号、2号とも彩色には染料を使用したそのためアンパンマンの顔の色が出せなくて苦労しました。
3号は絵具を使用したので顔の色については何とか満足できる顔色になったが、他の色については絵具ゆえの塗むらが出たが揚がってしまえば・・・・である。
アンパンマン凧については1~3号とも骨組みを若干変えて試作してあり、今度の試し揚げで骨組みを確定したいと思っている。

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アンパンマン凧 (左より1号~3号)

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アンパンマン凧裏面(左より1号~3号)

ピカチュウ凧1号は天骨3か所プラス」縦糸目2か所の5点糸目であったが、2号は縦糸目3か所だけに変更し試作した。
1号は手すき和紙の7匁相当であったが、2号機はタフトップ紙を使用した。
骨組みに関しては変更しなかった。
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ピカチュウ凧(左より1号~2号)

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ピカチュウ凧裏面(左より1号~2号)

ドラえもん凧1号は最下部の竹ひごを弓形にし斜め骨に沿わせる配置としたのですが、最下部の骨組みを上部の割竹と同じく平行に配置し、そり糸で反りを付けるように骨組みを変更し2号を試作した。
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ドラえもん凧(左より1号~2号)

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ドラえもん凧裏面(左より1号~2号)

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