加賀の旅人

郷土の凧と歴史の狭間に埋もれた凧の歴史を尋ねる旅人です。

講習会凧用の試作凧

2014年06月16日 | 金沢市学童保育との凧揚げ大会

平成26年6月15日 アンパンマン1号の紙は山梨県の金長特殊製紙株の「和凧用メッシュ強力和紙」のロールタイプを使用したので凧の重さは85gと意外に重くなっていた。
軽くするために四国のウィンドラブさんの7匁の機械漉き和紙を2枚張り合わせたアンパンマン2号を試作しました。
重さも65gと軽いものが出来上がり試し揚げを行いました。
風の向きが変わった時に凧の糸目がアンパンマンのマントの下の部分に入り紙が破れてしまった。
凧は軽くなったのですがアンパンマン凧の大きさでは紙が弱く子供たちの凧揚げには不安要素があります。
今回はタフトップを使用したいと思いアンパンマン3号を試作した。
製作した凧の重さは94gで1号より重くなってしまった.

1号、2号とも彩色には染料を使用したそのためアンパンマンの顔の色が出せなくて苦労しました。
3号は絵具を使用したので顔の色については何とか満足できる顔色になったが、他の色については絵具ゆえの塗むらが出たが揚がってしまえば・・・・である。
アンパンマン凧については1~3号とも骨組みを若干変えて試作してあり、今度の試し揚げで骨組みを確定したいと思っている。

P6210011
アンパンマン凧 (左より1号~3号)

P6210012
アンパンマン凧裏面(左より1号~3号)

ピカチュウ凧1号は天骨3か所プラス」縦糸目2か所の5点糸目であったが、2号は縦糸目3か所だけに変更し試作した。
1号は手すき和紙の7匁相当であったが、2号機はタフトップ紙を使用した。
骨組みに関しては変更しなかった。
P6210020
ピカチュウ凧(左より1号~2号)

P6210021
ピカチュウ凧裏面(左より1号~2号)

ドラえもん凧1号は最下部の竹ひごを弓形にし斜め骨に沿わせる配置としたのですが、最下部の骨組みを上部の割竹と同じく平行に配置し、そり糸で反りを付けるように骨組みを変更し2号を試作した。
P6210016

ドラえもん凧(左より1号~2号)

P6210017

ドラえもん凧裏面(左より1号~2号)


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。