夏、わっせわっせと描いたアクリル絵具の作品。
何を描いていると言われると困るが、好きな絵の一つ。
アメリカの現代美術作家に「ジャクソン・ポロック」という巨匠がいた。美術学生の頃、こういう絵、形らしきものはなく、絵具が叩きつけられている上に、ドリッピングという手法で絵具のしみがついているような絵を、展覧会や美術雑誌でよく目にした。ジャクソン・ポロックのそういう作品は、理解も出来なくて、たくさん似たようなのがあり「これは、色違いか?」としか思えなかったのですが、最近「いいなぁ」と目が止まるようになった。作品から、気品を感じるようになったのです。理解?理解はしていない。理解はしていないけれど、少し素晴らしさが判りかけたのに驚いた。現代美術は、理解しようという気持ちを捨てて見る方が発見があるような気がする。ついでにいうと、ジュリアン・シュナーベルの作品、皿をキャンバスに貼り付けて描いた絵なんかも、今、「いいなぁ」と思います。発表されてから随分時間が経ってからですが・・。
ヒロク二さんのこの作品、行方不明で、今さらになって探しています。家のどこかにあるはず!!