武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

作品紹介 27

2009-06-19 16:06:05 | Weblog

この作品は、油絵の作品。ヒロク二さんが油で絵を描くことは珍しい。この絵は一気に描いてしまった。夕方、買い物から帰ってくると黄色い電球の光が空いてる窓から見え、覗くとこの絵が出来上がっていました。油絵を乾かすのに壁にかけていました。この絵を見て、子供アトリエの生徒の中の男の子が「この虫なんの虫」と聞いてきた。「うまいこというね」と云い、その感性に感心した。「この虫なんの虫、変な虫。お腹の虫、ハイ!!」とゴロあわせで答えると、変え歌が出来き、アトリエは賑やかになった。「この虫、変な虫、やっぱりパンジーの虫」とか、「怖い虫」「丸虫」といろいろ。パンジーとは、パンツ爺の略でヒロク二さんに子供達がつけたあだ名なんですが・・・・。
画家の中川一政氏の著書の本の中に、「腹の虫」というエッセイがあり、自分自身の中の腹の虫を治める戦いの為に絵があり、この自分自身の腹の虫とどう付き合うかという内容の本なのですが、これが実に面白い本なのです。「先生、なんの虫?」と聞いたその男の子には、1本獲られたと脱帽です。


これは、色鉛筆作品。小品ですが、わたしにとっては、なかなか理解のつかみどころが持ちにくい作品です。形(フォルム)がリフレインされていてリズムがある。思い切った線の動きが「なんでこんな風に描けるのだろう?」と疑問。「この人の頭はどうなっているのか?」と疑問。ヒロク二さんの「腹の虫」は、どんな虫と思ったのであります。

コメント
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