武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

小さな灯かり(色鉛筆作品紹介557)と カバンいつまで作っているの?

2020-07-02 14:12:24 | Weblog

窓枠から星の灯かりが見える。

目を凝らしてみると、薄っすらと四角い、枠が描かれています。

この絵は、クレヨンで描いたのか?と思っていましたが、

色鉛筆のタッチが分からないくらい塗りつぶしてあります。

いつもの絵の感じと違い、「ちょっと、私を見ないで下さい。」と、隠れているような絵。

「俺の絵は、ドウだ!」という感じがなく、

「ドウだ」をパーセンテージで表すなら、30パーセントと判断しました。

この絵を見ていると、センチメンタルな淡い感傷的な気持ちになります。

どういう気持ちの時に、この絵を描いたのか気になります。

 

この「ドウだ率」というのは、赤瀬川源平氏のエッセーで語られていて、

例として、「叶姉妹なら、おっぱいドウだ!」で、おっぱいドウだ率は、100%と、説明してありました。

赤瀬川氏って、面白いこと考える人だなぁ~と、本を読み終えた後思いました。

(本のタイトルは忘れた・・・)

赤瀬川源平氏は、美術家でもあるのですが、文章もなかなか良くて、つい読んでしまいます。

ヒロクニさんのように、一枚の絵を描くというタイプではなく、

発想のユニークさが、持ち味で、軽快な発想が人を愉快にさせてくれるタイプの方。

ヒロクニさんも一目置いています。

ヒロクニさんと同じ、昭和12年生まれだったと記憶していますが、

近年亡くなられたようで、寂しく思っています。

「老人力」という本が、ベストセラーなったときがありましたが、その著者が、赤瀬川源平氏です。

「トマソン・路上観察」も、面白かったし、発想がいつも光っている方でした。

 

私の方は、やっと刺繍のカバンを仕上げました。

2ヶ月ぐらいかかったように思います。

↓それがこちら。

シックな感じの仕上がりになって良かったとホッとしています。

このどんぐり模様が気に入って図案を選びました。

自転車のかごにバッチリ入る大きさに作ってあります。

内側は、水色のリネンで袋状にしてあり、底板(ボール紙とプラスティック)もつくり布を張りました。

持ち手も、同じ布を4枚重ねにして縫って作った。

クルクルと4つに折りたたみ縫ったのです。

こんな風に丁寧にかばんを作ったのは、初めてです。

模様のアップは、

↓こちら。

間違えている箇所もありますが、あまり気にならない模様で助かっています。

クロスステッチの古典的な図案もたくさんあり、普通の刺繍もいいけど、

クロスステッチにも魅了されています。

 

しかし、我家のピピちゃんには、邪魔されました。

これは、底の部分の布を断っている時なのですが・・・・。

上に乗る。

 

↑その上、寝る。動かない。

そして、黒い布に、ピピの毛がびっしりと付くのであった。

ヒロクニさんからも、「今日は仕上がらないの?」と、毎日催促を受けるようになって、

この2匹から、早く終われと催促されているような感じである。

かまって欲しいのでしょうね。

 

↑庭では、里芋が成長してきています。

 

↑今年は里芋を多く植えました。

そろそろ土寄せをしないといけないのでは?と思っています。

左にの下の隅に見えるのは、朝顔。

昨年の夏は、朝顔が清々しかったので、新しい種類のものと、

昨年取っておいた、白とブルーの班入りの朝顔を育てています。

今年は、里芋の葉は大きくなるので、ジャングルのような庭になりそう。

 

 

 

 


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2 コメント

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Unknown (ともりん)
2020-07-08 22:47:18
とても美しい絵ですね。
ぽぅっと灯る光が暗闇を照らしているようで、マッチ売りの少女が最期に見た光景のように感じます。
仕事から夜遅い時間に帰ってきてこの絵を観たら、「ただいま」と言って涙がこぼれそうだと思いました。
右下の白く明るい窓が、現実を感じさせてくれるような気がします。
赤と紫の広がっていく灯りに、感覚がちょっとぼおっとしてしまうのですが
白い窓が現実に戻してくれるような感じです。
とても美しい絵で、何度も繰り返し観てしまいます。

叶姉妹は、確かに「おっぱいドウだ!」率は100%です(笑)
赤瀬川源平氏は、とても魅力的な文章を書かれる方ですね。
昭和12年生まれとは、改めて驚きました。
著作を読む限り、あまり年齢を感じさせない方だと感じました。

かぱんの刺繍がなんて精巧なのでしょう!
クロスステッチは、単純なのにとても美しく可能性が無限大だと思います。
でも、だからこそ、刺すのが大変だと思います。
画像では表面の見えるところだけですが、文章を読むと内部や見えない部分がていねいに作られていると感じました。

さほりんのブログは、ヒロクニ先生の絵の紹介とさほりんの解説がとても楽しみなのですが
同時に、さほりんの作品も楽しみです。
作品とは、刺繍や手作りのもの、もちろんお庭もです。

ピピちゃん、ミシンは興味がありますよね。
反応が、正統派でかわいらしいです。
この時期は特に抜け毛が、悩ましいです。

朝顔の葉がまだらで、ちょっと変わった感じなので、どんなお花が咲くのかな?と興味津々です。
里芋ジャングルの中、色がある花びらが開いているお庭も楽しみです。
里芋は食べられますね。美しいものは好きですが、実用的なものは、大好きです。

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ともりんへ (さほりん)
2020-07-10 09:54:25
コメントありがとう。
今回のヒロクニさんの絵は、儚いというか、センチメンタルな感情を誘い出してくれます。
同じような気持ちで、絵を見ているようのでは?と思います。色鉛筆は、何層にも重ねられていて、それがぼぅっとした灯火のような。

赤瀬川源平氏は、一万円札を大きく描いた絵で、裁判になったことがあり、その為に文章を書かざるを得なくなり、その副産物として、文章を書く力を身につけたそうです。「 尾辻 克彦」という別名でも小説を書いていて、私はそちらの方の著作も、なかなかいい!私は、結構なファンかもしれない。(笑)いわゆる小説家の文章じゃないところが好きなのかも?

刺繍まで、よく見てくれてありがとう!
ちょっと古風な刺繍の図案をみたら、ファイトが沸くようで、集中してやっています。
しかし、ヒロクニさんは、「そんなことばかりやっていないで、俺にも、もっと集中して!」って感じを漂わせます。ピピもヒロクニさんも、同列になっていて可笑しな感じがするわ。
ピピちゃんは、いわゆる猫らしい行動をするようで、確かに正統派猫なんでしょうね。最近になって分かってきました。

庭は、長雨で里芋の葉が急成長で大きな葉を広げています。今年は、どんな感じになるのか?私も、楽しみにしています。

お仕事が忙しそうですが、そんな中、コメントを下さりありがとうね!



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